なに?ワシが提督じゃと?   作:瞬-setsuna-

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初めての演習を終え鎮守府に戻って来た東方不敗たち。鎮守府に戻り修行に明け暮れていた。そしてある日、休日を艦娘に取らせ束の間の休息を味わっていた。だがそれも本当の束の間だった。


8話 南方諸島沖警戒戦

−鎮守府−

大淀「提督、本日の修行はお休みなのですか?」

 

東方不敗「うむ、休息もまた1つの修行。疲れた体では最高の状態にならん。いかに迅速に疲れを癒せるかと言う修行じゃ」

 

大淀「そうでしたか。疲れを取るのもまた修行。良い言葉ですね」

 

東方不敗「して大淀よ、主がワシの私室に来るなど珍しいではないか。何用じゃ?」

 

大淀「そうでした。大本営より電文があり、報告しに来ました」

 

東方不敗「大本営とな、して内容は」

 

大淀「報告申し上げます。南方諸島沖にて深海棲艦が出現。これを撃滅せよ。とのことです。期間は問わないとのことです。」

 

東方不敗「ふむ、こう言うことは早めに済ませるに限る。大淀よ、執務室に全員召集せよ」

 

大淀「了解いたしました」

 

大淀が鎮守府にアナウンスを流す。そして全艦娘が執務室に集まる。

 

東方不敗「先ほど大本営より指令が入った。全員直ちに準備を行い、出撃し深海棲艦を殲滅せよ」

 

艦娘「了解!!」

 

東方不敗「旗艦に暁を据える」

 

暁「はい!!」

 

東方不敗「皆、ワシの修行で強くはなっておるが気を緩めるでないぞ、全力で敵に当たれ。良いな」

 

艦娘「了解!」

 

東方不敗「うむ、良い顔じゃ。では全員出撃!!」

 

こうして東方不敗鎮守府の初出撃が始まった。

 

−南方諸島沖−

 

暁「艦隊、作戦海域に到着いたしました」

 

東方不敗『うむ、では最深部へ向かい敵の主力を撃滅せよ』

 

暁「了解」

 

無線が切れ全員戦闘態勢に入る。

 

暁「みんな、敵は見つけ次第撃滅、殲滅を測るわよ」

 

暁以外「了解」

 

こうして航海を進めていくと最初の深海棲艦に遭遇。

 

霧島「深海棲艦と遭遇!駆逐二、軽巡一、重巡一」

 

加賀「これくらいどうと言うことはありません」

 

摩耶「いくぜ加賀ねぇ!」

 

加賀「鎧袖一触よ心配いらないわ」

 

そう言うと加賀と摩耶が敵陣めがけ突撃する。

 

リ級「カンムスニセキ、セッキン。ナメタマネヲ、ウチトレ!!」

 

深海棲艦も加賀と摩耶に気付くが既に遅かった。

 

摩耶「でりゃぁぁぁ!!」

 

リ級「ナ?!」

 

ホ級「?!」

 

イ級1「?!」

 

イ級2「?!」

 

摩耶が砲撃と拳でホ級、イ級二隻を撃沈させるそして驚いているリ級に加賀が接近する。

 

リ級「クウボガセッキンダト?ワラワセル、ソンナニシニタイナラ、シズメテヤル」

 

加賀「沈むのはあなたよ」

 

加賀はそう言うとリ級の目の前から消える。

 

リ級「ナ?!」

 

加賀を見失ったリ級だが、その加賀はリ級の足元にいた。

 

加賀「足元がお留守ね。がっかりだわ」

 

そう告げるとハイキックを放つ。

 

リ級「グッ」

 

宙を舞うリ級、それに合わせて摩耶が、得意の対空射撃を行う。

 

摩耶「ナイス加賀ねぇ!!だりゃぁぁぁぁ!」

 

砲撃がリ級を襲う。そして跡形もなく消え去った。

 

摩耶「なんだか拍子抜けだな。こんなあっさり終わっちまうなんてよ」

 

加賀「摩耶、提督もおっしゃられていたでしょ?気を緩めないで」

 

摩耶「わぁってるよ。暁、殲滅完了したぜ」

 

暁「了解、でも急ぎすぎよ、みんなと行っても良かったじゃない」

 

摩耶「すまんすまん、初めての深海棲艦戦だったから張り切っちまってよ」

 

加賀「隊列を乱してしまったわね、ごめんなさい」

 

暁「次から気をつけてね」

 

こうして暁を筆頭に問題なく深海棲艦を殲滅していく。そして主力部隊を発見した。だが既に戦闘が行われていた。

 

木曾「主力部隊発見!だけどなんかおかしいぞ?」

 

不知火「既に何者かによって戦闘が行われているみたいですね。しかし艦娘側が1人しかいませんよ」

 

暁「あの艦娘は!」

 

艦娘の姿を確認した瞬間、暁は敵に向かって駆け出した。

 

霧島「あ、暁ちゃん!?」

 

加賀「主力部隊及び艦娘の確認をしたわ。みんなに情報を送るわ」

 

木曾「主力部隊はル級二、ヲ級一、ル級二、チ級二で」

 

不知火「艦娘側が、あ」

 

霧島「この子って」

 

摩耶「こうしちゃいられねぇ、みんな行くぞ」

 

敵と味方の艦種の確認を終えた一行は暁を追いかけた。

 

−戦闘海域−

 

ル級1「ホラホラ、ニゲナイトシズムヨ!!」

 

?「これは、少しまずいかな」

 

ル級2「クチクカンイッセキゴトキガワレワレニケンカヲウルカラダ」

 

追われている艦娘が少しづつ追い詰められて行く。そこに暁が飛び出して行った。

 

暁「ひびきぃー!!」

 

ル級2「マタクチクカンカ、オモシロクモナイナ」

 

響「暁?!ダメだ逃げるんだ」

 

暁「響はやらせないわ、てりゃぁぁぁ!!」

 

リ級1「ナ、ナニ?」

 

暁がリ級を一撃で沈める。

 

ル級1「ナンダアノクチクカン、スレチガイザマノイチゲキデリキュウヲシズメタダト?」

 

ル級2「アノクチクカンハキケンダ、ゼンカンアラワレタクロカミノクチクカンヲネラエ」

 

リ級を倒したことで響への砲撃が止み狙いが暁に変わった。

 

響「暁、無茶はやめるんだ、もう誰も沈む所は見たくない」

 

暁「大丈夫よ、今の私は誰にも負けない。だって響の前だもの」

 

暁は響に笑顔を見せ敵に向かう。敵からの砲撃を躱す。

 

暁「あの時司令官が見せた技、試してみる!」

 

砲撃を避け暁は水上で多数の型を取り始めた。そうして一連の動作が終わると敵陣に突撃する。

 

暁「酔舞・再現江湖デッドリーウェイブ!!」

 

そして暁が敵陣を通り越して空中に止まる。

 

暁「ばぁくはつ!!」

 

すると深海棲艦は爆発し跡形もなく消え去る。そう、鎮守府前攻防戦で東方不敗が見せた技だ。

 

響「な、なんだい今のは?」

 

暁「私たちの司令官の技よ」

 

暁がそう告げるとなんとも言えない顔で響が

、「暁のところの提督はすごい人なんだね」と言った。

 

霧島「暁ちゃーん」

 

不知火「大丈夫ですか?」

 

加賀「自分が隊列を乱すなと言っていたのに、人のこと言えないわよ?」

 

暁「ごめんなさい、響が襲われてるってわかったらいてもたってもいられなくて」

 

木曾「自分の姉妹が襲われてたらああなっちまうよな」

 

摩耶「それは置いといて、ありゃなんだ?敵に突っ込んだかと思うと敵が急に爆発したけどよ」

 

暁「あれは司令官の技なの。見様見真似だけどできたわ」

 

霧島「見ただけでできるなんて、それより響ちゃんで良かったわよね。どうして深海棲艦と戦闘を?」

 

響「自分でもわからないんだ。気がついたらここにいて戦闘になってたよ」

 

不知火「ではどこの鎮守府にも属していないということですか?」

 

響「そうなるね」

 

木曾「なら、うちの鎮守府に来ないか?まだできたばかりの鎮守府だから人がいなくてな」

 

響「いいのかい?暁と同じ鎮守府なら喜んで行かせてもらうよ」

 

暁「提督に確認するわ」

 

そう言って無線をつなぐ。

 

東方不敗『首尾はどうであった?』

 

暁「問題なく殲滅したわ、後戦闘に巻き込まれた艦娘を見つけたの。私の妹の響って駆逐艦なんだけど、所属が無いみたいだから連れて帰るけどいいわよね?」

 

東方不敗『そうか、そういうこともあるんじゃな。その響とやらが構わんのなら連れて帰ってくるがよい』

 

暁「わかったわ、なら今から響を連れて帰投するわね」

 

東方不敗『うむ、帰投するまで油断するで無いぞ』

 

暁「了解」

 

暁「みんな帰投するわよ。響も付いてきてね」

 

響「これからお世話になるよ」

 

こうして南方諸島沖の警戒戦が幕を閉じ、新たに響が艦隊に加わった。そして暁が新たに東方不敗の技を会得した。




新たに響が艦隊に加わり少しづつだが実績を積む東方不敗鎮守府。そして暁が使った技について東方不敗に聞く一同。それについて話す東方不敗。実力が上がりつつある艦娘に技を少しだけ伝授する。

次回、9話 奥義
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