−鎮守府−
大淀「提督、本日の修行はお休みなのですか?」
東方不敗「うむ、休息もまた1つの修行。疲れた体では最高の状態にならん。いかに迅速に疲れを癒せるかと言う修行じゃ」
大淀「そうでしたか。疲れを取るのもまた修行。良い言葉ですね」
東方不敗「して大淀よ、主がワシの私室に来るなど珍しいではないか。何用じゃ?」
大淀「そうでした。大本営より電文があり、報告しに来ました」
東方不敗「大本営とな、して内容は」
大淀「報告申し上げます。南方諸島沖にて深海棲艦が出現。これを撃滅せよ。とのことです。期間は問わないとのことです。」
東方不敗「ふむ、こう言うことは早めに済ませるに限る。大淀よ、執務室に全員召集せよ」
大淀「了解いたしました」
大淀が鎮守府にアナウンスを流す。そして全艦娘が執務室に集まる。
東方不敗「先ほど大本営より指令が入った。全員直ちに準備を行い、出撃し深海棲艦を殲滅せよ」
艦娘「了解!!」
東方不敗「旗艦に暁を据える」
暁「はい!!」
東方不敗「皆、ワシの修行で強くはなっておるが気を緩めるでないぞ、全力で敵に当たれ。良いな」
艦娘「了解!」
東方不敗「うむ、良い顔じゃ。では全員出撃!!」
こうして東方不敗鎮守府の初出撃が始まった。
−南方諸島沖−
暁「艦隊、作戦海域に到着いたしました」
東方不敗『うむ、では最深部へ向かい敵の主力を撃滅せよ』
暁「了解」
無線が切れ全員戦闘態勢に入る。
暁「みんな、敵は見つけ次第撃滅、殲滅を測るわよ」
暁以外「了解」
こうして航海を進めていくと最初の深海棲艦に遭遇。
霧島「深海棲艦と遭遇!駆逐二、軽巡一、重巡一」
加賀「これくらいどうと言うことはありません」
摩耶「いくぜ加賀ねぇ!」
加賀「鎧袖一触よ心配いらないわ」
そう言うと加賀と摩耶が敵陣めがけ突撃する。
リ級「カンムスニセキ、セッキン。ナメタマネヲ、ウチトレ!!」
深海棲艦も加賀と摩耶に気付くが既に遅かった。
摩耶「でりゃぁぁぁ!!」
リ級「ナ?!」
ホ級「?!」
イ級1「?!」
イ級2「?!」
摩耶が砲撃と拳でホ級、イ級二隻を撃沈させるそして驚いているリ級に加賀が接近する。
リ級「クウボガセッキンダト?ワラワセル、ソンナニシニタイナラ、シズメテヤル」
加賀「沈むのはあなたよ」
加賀はそう言うとリ級の目の前から消える。
リ級「ナ?!」
加賀を見失ったリ級だが、その加賀はリ級の足元にいた。
加賀「足元がお留守ね。がっかりだわ」
そう告げるとハイキックを放つ。
リ級「グッ」
宙を舞うリ級、それに合わせて摩耶が、得意の対空射撃を行う。
摩耶「ナイス加賀ねぇ!!だりゃぁぁぁぁ!」
砲撃がリ級を襲う。そして跡形もなく消え去った。
摩耶「なんだか拍子抜けだな。こんなあっさり終わっちまうなんてよ」
加賀「摩耶、提督もおっしゃられていたでしょ?気を緩めないで」
摩耶「わぁってるよ。暁、殲滅完了したぜ」
暁「了解、でも急ぎすぎよ、みんなと行っても良かったじゃない」
摩耶「すまんすまん、初めての深海棲艦戦だったから張り切っちまってよ」
加賀「隊列を乱してしまったわね、ごめんなさい」
暁「次から気をつけてね」
こうして暁を筆頭に問題なく深海棲艦を殲滅していく。そして主力部隊を発見した。だが既に戦闘が行われていた。
木曾「主力部隊発見!だけどなんかおかしいぞ?」
不知火「既に何者かによって戦闘が行われているみたいですね。しかし艦娘側が1人しかいませんよ」
暁「あの艦娘は!」
艦娘の姿を確認した瞬間、暁は敵に向かって駆け出した。
霧島「あ、暁ちゃん!?」
加賀「主力部隊及び艦娘の確認をしたわ。みんなに情報を送るわ」
木曾「主力部隊はル級二、ヲ級一、ル級二、チ級二で」
不知火「艦娘側が、あ」
霧島「この子って」
摩耶「こうしちゃいられねぇ、みんな行くぞ」
敵と味方の艦種の確認を終えた一行は暁を追いかけた。
−戦闘海域−
ル級1「ホラホラ、ニゲナイトシズムヨ!!」
?「これは、少しまずいかな」
ル級2「クチクカンイッセキゴトキガワレワレニケンカヲウルカラダ」
追われている艦娘が少しづつ追い詰められて行く。そこに暁が飛び出して行った。
暁「ひびきぃー!!」
ル級2「マタクチクカンカ、オモシロクモナイナ」
響「暁?!ダメだ逃げるんだ」
暁「響はやらせないわ、てりゃぁぁぁ!!」
リ級1「ナ、ナニ?」
暁がリ級を一撃で沈める。
ル級1「ナンダアノクチクカン、スレチガイザマノイチゲキデリキュウヲシズメタダト?」
ル級2「アノクチクカンハキケンダ、ゼンカンアラワレタクロカミノクチクカンヲネラエ」
リ級を倒したことで響への砲撃が止み狙いが暁に変わった。
響「暁、無茶はやめるんだ、もう誰も沈む所は見たくない」
暁「大丈夫よ、今の私は誰にも負けない。だって響の前だもの」
暁は響に笑顔を見せ敵に向かう。敵からの砲撃を躱す。
暁「あの時司令官が見せた技、試してみる!」
砲撃を避け暁は水上で多数の型を取り始めた。そうして一連の動作が終わると敵陣に突撃する。
暁「酔舞・再現江湖デッドリーウェイブ!!」
そして暁が敵陣を通り越して空中に止まる。
暁「ばぁくはつ!!」
すると深海棲艦は爆発し跡形もなく消え去る。そう、鎮守府前攻防戦で東方不敗が見せた技だ。
響「な、なんだい今のは?」
暁「私たちの司令官の技よ」
暁がそう告げるとなんとも言えない顔で響が
、「暁のところの提督はすごい人なんだね」と言った。
霧島「暁ちゃーん」
不知火「大丈夫ですか?」
加賀「自分が隊列を乱すなと言っていたのに、人のこと言えないわよ?」
暁「ごめんなさい、響が襲われてるってわかったらいてもたってもいられなくて」
木曾「自分の姉妹が襲われてたらああなっちまうよな」
摩耶「それは置いといて、ありゃなんだ?敵に突っ込んだかと思うと敵が急に爆発したけどよ」
暁「あれは司令官の技なの。見様見真似だけどできたわ」
霧島「見ただけでできるなんて、それより響ちゃんで良かったわよね。どうして深海棲艦と戦闘を?」
響「自分でもわからないんだ。気がついたらここにいて戦闘になってたよ」
不知火「ではどこの鎮守府にも属していないということですか?」
響「そうなるね」
木曾「なら、うちの鎮守府に来ないか?まだできたばかりの鎮守府だから人がいなくてな」
響「いいのかい?暁と同じ鎮守府なら喜んで行かせてもらうよ」
暁「提督に確認するわ」
そう言って無線をつなぐ。
東方不敗『首尾はどうであった?』
暁「問題なく殲滅したわ、後戦闘に巻き込まれた艦娘を見つけたの。私の妹の響って駆逐艦なんだけど、所属が無いみたいだから連れて帰るけどいいわよね?」
東方不敗『そうか、そういうこともあるんじゃな。その響とやらが構わんのなら連れて帰ってくるがよい』
暁「わかったわ、なら今から響を連れて帰投するわね」
東方不敗『うむ、帰投するまで油断するで無いぞ』
暁「了解」
暁「みんな帰投するわよ。響も付いてきてね」
響「これからお世話になるよ」
こうして南方諸島沖の警戒戦が幕を閉じ、新たに響が艦隊に加わった。そして暁が新たに東方不敗の技を会得した。
新たに響が艦隊に加わり少しづつだが実績を積む東方不敗鎮守府。そして暁が使った技について東方不敗に聞く一同。それについて話す東方不敗。実力が上がりつつある艦娘に技を少しだけ伝授する。
次回、9話 奥義