BIOHAZARD Iridescent Stench 作:章介
人物・クリーチャー
ハワード・オールドマン
性別:男性
年齢:24歳(バイオ「1」当時)
好きなもの:お酒
嫌いなもの:自らを脅かすもの、魚
趣味:機械弄り、未知の細胞を取り込むこと
いくつかの偶然が重なり、超ブラック企業に就職してしまった挙句人間を卒業してしまった元生体工学者。在学時から先進的な発明を幾つか手掛けており、特に生体機械や義肢開発に優れた才能を持つ。ウィルス学については基礎以外全く知らない門外漢だったが逆にこれが功を奏した。彼にとってはTウィルスは怪物を生み出す兵器でしかなく、マッド方面に思考がいかなかったため、安全面に重点を置いた研究を行うことが出来た。
感想欄でもたびたび厄ネタ扱いされる代物をいくつか開発しているが、実はこれらはTウィルスを殆ど弄っておらず、それに付属するマイクロチップを発展・改造してきたものがほとんどである。アンブレラはレッドクィーンを介して情報を得てはいるが、製作難易度が高すぎて再現が碌に出来ていない。そのため敵B.O.W.の組織的運用はまだ大分先になりそう。
リサ・トレヴァーに突き落とされる前に打った『デュボネ』により「T細胞が汚染した脳の状態を維持する・又は汚染直後の脳を構成し続ける」ため、Tウィルスによって復元されたショゴスの細胞にハワードの脳への擬態維持を強制することによって復活することとなった。結構危ないバランスで保たれているため、描写の外ではウェスカー同様『デュボネ』を定期的に注射している。
性格は至って普通であり、『死にたくない』以外に特にこれといった目的は無し。ただし、生への執着は並外れて高いため、いざとなれば怪物を使役し研究所職員の皆殺しを計画する過激な一面もある。義理には義理で返すが、前述のとおり善人とは言い難い人物。
発明品
・ヌーヴォー
記念すべき最初の発明。運命決定前のヒトの細胞にTウィルスを投与し冷凍保存した結果誕生した万能細胞。後々生み出される作品すべてのプロトタイプともいうべきもの
・ターブル
後天的B.O.W.改良剤。クリムゾンヘッドやリッカーに見られるTウィルスの『新しく脳を作る効能』に着目し作られた。臨床実験で得た脳の構成過程をマイクロチップに記録し、『ヌーヴォー』を被験者の体内で臨む通りに発達させB.O.W.により複雑な命令を聞かせられるよう脳を補強することが可能となった。早い話が『ORC』の『プログラム・インフェクテッド』。このプログラムの構築難易度が馬鹿みたいに高く、今のところハワード以外に作成できるのはフォーアイズのみ。しかし彼女も切り捨ててしまったため、アンブレラがこれを創り出せるのは当分先。
・ビーフィーター
『ヌーヴォー』の派生作品。工作員スーツの汗等老廃物のみ捕食するようプログラムされた『ヌーヴォー』が爆発的に増殖、さらにとても密度が濃いため弾丸や刃物程度なら容易く弾き飛ばしてしまう防御の力を持つ。ただし、通気性が悪くなる点と長時間繁殖させているとTウィルスに感染する恐れがある点から20秒ほどで死滅するようにできている。老廃物が溜まれば再び使用可能。早い話が『ORC』の『スーパーソルジャー』
・クラマト
『ヌーヴォー』の派生作品。カメレオンやイカ・タコ等の細胞に似た変異を起こすようプログラムされた『ヌーヴォー』。起動条件は『ビーフィーター』と同様なため、特殊な条件下でなければ同時利用は不可能である。早い話が『ORC』の『アクティブカモフラージュ』
・強化プロテクター
最近ものすごく影が薄くなった作品。描写はしていないが登場するハンターとリッカー全員これを装備している。ハンターは鎧風、リッカーはヘルメット風のプロテクターで、恒常的に『ヌーヴォー』を劣化させた作品である『ロゼ』を投与し長時間B.O.W.を意のままに操ることが可能となる。しかし、最近は専らショゴス産しか出てこないため影が薄い。ただし侮ることなかれ、プロテクターの恩恵は大きく、ショットガンや拳銃程度ではこれを突破することが出来ないため、洋館ではS.T.A.R.S.メンバーの殆どを生け捕りすることに成功した。
『黄衣の王』
ハワードが生み出した『デュボネ』の唯一の被検体。元々はアークレイ研究所の職員であり、ウィルス実験中の事故で感染したため実験台に選ばれた。その後ウィリアム・バーキンの研究所へ送られ、『G』の臨床実験に使用されることとなる。『G』最大の欠点であった「既存の脳を淘汰し全く別物の脳を構成し肉体を簒奪してしまう点」を『デュボネ』によって克服してしまった。その際、Gウィルス側からの性能の妥協として、低い脳を補助する神経節の様な脳を複数形成し、これによって性能を無理やり引き上げ触手等を操作している。『黄衣の王』としての形成もこの時点で完成した。
その後長らく培養液にて保管されていたが、バーキンGとU.S.S.との騒動の際にカプセルが破壊され再起動した。こんな異形の姿だが、実はしっかりと自我が残っており高い知能を有している。目覚めた後は近くに落ちていた『G』を回収し、現場に舞い戻ってきたあるU.S.S.隊員に(無理やり)同行しラクーンから帰還した。
帰還後は、唯一のG適合生物である点及び非常に獰猛性が低い点から誰が所有するかでかなり揉めたが、最終的にアレックス・ウェスカーの元に行くことになった。アレックスとの関係は今のところ良好。アレックスからは不死の鍵の一つとして、黄衣の王からはB.O.W.として生きられる環境としてはかなりの厚遇をうけているため。『ビーフィーター』と『クラマト』はアレックスに仕込まれた。
スペック
①内蔵しているウィルス
・Tウィルス
・Gウィルス
・ビーフィーター
・クラマト
②武装
・ガンブレード型触手(右腕)
読んで字の如くブレードと銃が一体化したような右腕。多分一番危険なウェポン。弾丸は圧縮された『G胚』で、人間に被弾した場合、敵の胎内のDNAと栄養素を捕食し急速成長、その後他のG生体同様宿主を食い破る。被害者となる人間が多ければ多いほど甚大な被害を及ぼす。しかも有効射程距離は結構あり、薄い壁程度なら難なく貫通するため質が悪い。
・無数の触手(下半身)
腰から下に当たる部位は数えきれないほどの触手に覆われ、しかも先端では『クラマト』を精製しているため、傍目にはまるで翼も持たずに空を舞っているように見える。間合いの読めない強靭な触手はかなりの強襲性を誇る・・・のだが、本体が重すぎてほとんどが足代わりに使われているため、まず攻撃に使用されない。その代わり高所への機動力や移動速度はかなりのもの。
・強靭な表皮
全身のどの皮膚からでも『ビーフィーター』をいつでも量産することが出来るので高い防御性能を誇る。多大なダメージを与えるか20秒ほどたてば死滅するが、10秒後に再使用が可能であるため、隙がとても少ない。
・超再生能力
ベルトウェイが行った、『ビーフィーター』のクールダウンの隙をついた大爆発に耐えた絡繰り。実は『黄衣の王』の核と呼べるものは肉体には存在せず、黄色の衣内に縫い込まれており、肉体は其処から排出された1%の不完全な細胞片がGウィルスの特徴である『危機的状況での爆発的な変異』によって構成されたもの。ゆえにいくら肉体を吹き飛ばしても、全体の1%を消失したに過ぎず、核からまた排出されればわずか数秒で復元される。
つまり衣の方を吹き飛ばすことが『黄衣の王』を倒す唯一の手段なのだが、この衣、アンブレラがたまたま発見したダーウィンズ・バーク・スパイダー(もちろんB.O.W.化済)の糸を謎技術で編み上げた代物であり、対戦車ライフルや戦車の主砲でも傷一つ付かない為破壊するのは困難を極める。
原作から相違点のあるキャラクター
・ハンク
皆大好き『死神』さん。そのあまりの人気ぶりと作者の愛からかなり優遇されている。ラクーンシティから回収された『クラマト』を装備しており、より暗殺・強襲能力が強化されている。
『2』以降の彼の足跡が原作でまったく描かれていないが、コーカサス研究所の有様から、あの時点でもうハンクはアンブレラから離脱していると判断し、けれど彼が辞表を出す光景が全く想像できなかったため、本作ではアフリカ強襲戦を最後の任務としてアンブレラとの契約が終了した。今後も登場予定。
・シェリー・バーキン
原作と異なりハワードが身元を預かったため、ウェスカーに誘拐されておらず、レオンへの脅しの材料にもなっていない。原作と違い、『DEVIL』を使うことが前提となっているため『G』プランを完璧に履行したことになり、多分原作以上の身体能力を手に入れている。しかも周りがヤバい奴ばかりなのでさらにすごいことに。監禁されておらず、しかも同世代の子供(ルポの子供達&メラ)が傍にいるため原作より感情豊かに育つ予定。というより、十年近く監禁されていてどうしてあんなに良い子に育ったのだろうか?
・メラ・ビジ&ビジ夫人
ラクーンで帰らぬ人となった、と原作にあるので、これは使えると判断した作者の気まぐれ、そして流れの都合上幼女が一人同行することになるが、この面子で育児とか無理だろということで生存が確定し、それに伴いメラも彼らの陣営に加わることとなる。ウルフパックの英才教育にもけなげに喰らい付いていった結果、原作より強化されます。ただし原作同様B.S.A.A.に加入します。そのあたりは本編で描写していきます。
・シェバ・アローマ
バイオシリーズの年表を見ていくと、すごく都合の良いタイミングで彼女が参加しているゲリラでバイオテロ未遂が起こっていたので、その辺を改編したのが『アフリカ強襲編』。この戦いを間近で目撃したため、バイオテロと戦うにはどの程度強くなくてはいけないのかという具体的な指標が出来たため、彼女も原作より強化されます。
・アレクシア・アシュフォード
原作では初代アシュフォードのクローンでしたが、本作では旧支配者『古のもの』の依り代として生み出された。発端はアレキサンダー・アシュフォードが南極基地に引きこもり、ベロニカ計画に全霊を注いだこと。先代当主エドワードが急死して以来加速度的に落ちていく発言権と地位に焦りを募らせていたアレキサンダーに、肉体を失い精神だけとなった『古のもの』がテレパシーを用いて接触。クローン精製技術やそれに関連する様々な知識を与えながら洗脳し、海底から引き揚げさせた『古のもの』の死体から抽出した遺伝子を復元させようとした。
ところが、誤算が二つあった。一つはアレキサンダーの能力が想定より低かったこと、そして彼のアシュフォード家再興にかける思いが強すぎた点である。洗脳しきれず『古のもの』の遺伝子にさらに初代アシュフォードの遺伝子を混ぜてしまい、さらにクローンを生み出す実験そのものに不備があったことから、双子として生まれ、さらに『古のもの』の求めた身体スペックからほど遠い出来損ないとして誕生してしまった。
自身の肉体を旧支配者に相応しいものへと造り替えるため、アレクシアは研究に没頭した。幸い嘗ての知識を失っていなかったため、この時代に存在しないはずの機械や理論を次々と発明し、切り札とみなした『T-Veronica』を自身に投与するにふさわしい環境を整えた。アレキサンダーに対しては、知識を与えてやったにも拘らず足を引っ張った無能として毛嫌いしており、『T-Veronica』の臨床実験を行ったのも半分以上が八つ当たりである。しかし、彼に与えた知識が自身を滅ぼしうる『リニアランチャー』を発明させてしまったのは皮肉としか言いようがない。
登場予定クリーチャー
出番は当分先になりそうなので尻叩きに公開します。
・ティンダロスの猟犬
登場予定時系列:バイオ『7』
E型被検体を生み出す際失敗作とされたA型被検体が暴走して生み出されたイレギュラーミュータント。形状が「飛翔体」→「巣窟体」→「安定体」の順に変化し、全身がカビの様な特異菌でできた存在。
「飛翔体」
長距離移動用の形状。「安定体」の形状をほどき、超極小サイズであるため目に映らない。粘菌と胞子の特徴を備え、どれだけターゲットが複雑にかつ遠くに逃げても最短ルートを割り出し、生物界最速の速さで追いかける。が、この形状では殺傷能力は一切持たず、この形態で壊死毒を散布されると死滅してしまう。ただし、少しでも危機を察知すると亜音速で移動するため、この方法で死滅させるのはまず不可能。
「巣窟体」
「飛翔体」で追いついた後の形態。この形状を経ないと「安定体」になれない。角度90度未満の鋭角で黒カビの様に繁殖し、この中で小規模の「安定体」を形成しまるで角から飛び出すように現れる。鋭角が無ければこの形態に成れないが、粘菌の特性を利用して最も近場にある鋭角でこの形状を取る。このときに最も分裂を行うためか、まるで腐臭の様な臭いをまき散らす。
「安定体」
この怪物の本来の形状ともいうべき形態。この時まるで犬のような四足動物を形どる為猟犬の二つ名を付けられた。口と思わしき部分に膿のような形状の菌を精製し、これに少しでも触れれば人間の脂肪やカルシウムが即座に分解され、水分を残して消滅する。この方法がティンダロスが唯一栄養を補給できる手段であるため、常に飢え、凄まじい執念深さで獲物を追いかけ続ける。
この兵器の最大の欠点は「物理的攻撃力」を一切持たない点。そもそも体が超巨大な埃みたいなものであり、例えば子供がバランスボールの中に潜り込んでしまえば何もできず諦めるしかない。唯一の攻撃手段である膿のような菌も、人間の脂やカルシウム等にしか反応しない。ただし角さえあればこの世界のどんなところにも潜り込むことが出来るうえ、一度噛まれてしまえば5秒以内に獲物は死に絶えるため要人暗殺用として期待されていた。