とある平行世界の聖杯戦争~受け継がれるもの~   作:レイン0630

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2話 異変

響也からの誘いを断ったのには、色々と理由があった。その理由の一つが、"買い出し"である。実は今日、自分の魔術師としての師匠でもあり、義母でもある人が約一年ぶりくらいにここ冬木市に帰ってくるのだ。ので、

今日は帰宅祝いとして、ごちそうを作ろう!

という話になったのである。もちろん言い出したのはタイガだ。

 

「とりあえず、色々と買い足しもしておかないと…」

そう言ってあらかじめ用意しておいたメモを取りだす。

「あら?エルちゃん!今日も一段とべっぴんさんやねぇ〜

今日は何がお望みかい?」

そう言って出てきたのは、幼い頃からお世話になっている商店街にあるお肉屋さんの夫人である。

「はい。実は今日、義母が帰ってくるので…おススメは?」

「やっ!いいタイミングだったね!丁度今日いい肉が入ったばかりなんだよ〜!」ちょっと待ってねぇ〜、と言いながら彼女は奥の方へと消えていく。

この商店街とは長い付き合いがある。最初の方は、外見が外見なので、カタコトの英語で話しかけられたことは、今でも覚えている。

「はい!これなんだけどね〜。丁度いい感じに脂が乗ってて美味しいよ〜!すき焼きなんてどうだい?」

と言いながら彼女は戻ってきた。

「すき焼きですか…そうですね…。いくらになりますか?」

「そうだねえ〜本当はこのくらいなんだけど…」と言いながら指を折って見せてくれる。ゔっ。た、高い。

自分(ボク)が悩んでいると彼女はしょうがないと言いながらお肉を差し出してきた。

「エルちゃんの人の良さに免じて、半額にしてあげるよ。」

は、半額っ!?慌てて夫人の顔を見る。

「いいんですか?」

「いいよう、なんたってエルちゃんは常連さんだかんね!それにこんな古臭い商店街の花だしね。花には水をやるのは、普通だろう?」

そう言って夫人はにっと笑う。

自分(ボク)は夫人に御礼を言ってお店を後にした。

自分の幸福を感じ、同時に父さんへ感謝の念を送る。

 

そして彼女は他の店でも色々あるのだが、それが衛宮エルの日常なので達筆すべき点でないので省略する。

 

 

 

普通なら持ち運ぶには大の男でも難する文字通り大荷物を()()()()()()()()少女はふと、空を仰ぎ見る。

「…今日は()()な。」

ポツリとこぼし。少女は足運びを早める。

 

それが始まろうとしているのを肌身で感じ、期待とは違った感情を抱えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは微睡みの中で意識を起こす。何、別段それが目覚めるのは珍しくもなんともなかった。そしてそれは…いや、()はポツリと呟く。

「此度も(オレ)を呼ぶか…さて、どうなる事やら」

彼は笑いながら()()を待つ。




久しぶりの投稿ですね!え?合間が長かった割には短い?
早く◼️◼️◼️◼️▪️◼️▪️だせ?…すみません、自分リアルで忙しくなりまして、はい。中々書く暇がなかったんです←言い訳って言うのはわかってます(笑)
それでも読んで下さる方々。本当にありがとうございます!さて、不穏な空気になりつつある冬木市。3話では遂にバトルが!!?(あるとは言ってません)
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