捕らえてしまった方が悪魔側的には正しいのかもしれない。
けれど一誠は悪魔では無い為、そしてはぐれ悪魔がその子の姉である事を考え、敢えて何もしない事を決めた。
その姉というのがこの先どうなろうが興味も無いし、彼女の中には只種族として強いというだけの概念しか無いので関心も沸けない。
転生者に与しているという個人的な視点も確かに混ざっているとはいえ、可能性が知れた相手を記憶してやる程一誠という少年は甘くない。
だったら期待以上に覚醒した妹の方に関心を向ける方がよっぽど有意義だ。
同じタイプのスキルを生み出した白い少女に……。
姫島朱乃は悩んでいた。
自分には関心を向けられるだけの強味がまるで無い事に。
「へー? 最近コソコソしてると思っていたら小猫とギャスパーの三人とでねぇ?」
「わざわざ隠していたのに如何わしい空気を感じちゃうわ」
「知るか」
何時もの部室。
ライザー・フェニックスの件も終わってから暫く経つが、朱乃はこれまで以上の焦りを覚えていた。
「小猫ちゃんがスキルを発現させたって……そんな簡単になれるものなのかい?」
「先輩曰く、偶々だそうです」
「それでも凄いと思う。だって会得したくても出来ないものだし、僕もまだ無いもん……」
「フッ、ということは一足早く先輩達の領域に入れた訳ですね私は……ふふん」
「悔しいな……」
「…………」
眷属歴含めて後輩である小猫がまたしても出し抜いた形で一誠の立つ領域入りしたというカミングアウト。
それも一誠自らリアスとソーナに話すという、疑いようもない事実は、その場に居て聞かされた者達に衝撃を与えた。
「会長達が居る領域って何だよ?」
「神器でも無く、持って生まれた種族としての力でも無い。
大抵の存在は知ること無く死んでいく何かと私は聞いた事があるけど、それが何なのかはわからないわ。
でもたまにあるでしょう? 私達では理解できない面があの人達にあるって」
「あぁ……それは何となく。
そんな所に塔城さんがねぇ……」
一誠という人間一人を中心に、最近はソーナの眷属達ともこうして頻繁に集まって話し合う機会が増え、今も女王以下ソーナの眷属達は、自分達の王とため口どころか、軽くブー垂れるソーナの頭をペシッと叩いてる人間の少年の立つ未知で未開な領域について難しい顔を浮かべている。
「あのチビの異常性はまさにそのカテゴリー通りの異常性を誇ってるから、あんまり嘗めて掛からない事だな」
「一誠がそこまで言うのだから相当な異常なんでしょうね」
「まぁな、正直驚いてるよ。
尤も、俺と同系統のリアスのそれはともかく、ソーナのそれも大概だがな」
「そうかしら? それって褒めてる?」
「好きに解釈でもしてろ」
命じられるまでも無く、紅茶を淹れながら語る一誠をも唸らせたらしい小猫の発現させたスキル。
大概の存在はそれに気付いて具現化させる領域に行くことなくその生涯を終えてしまうらしいが、既にリアスとソーナは当たり前の様に行使出来、一誠ですらまるで歯が立たないサーゼクスはまさに超越した人外の領域。
そんな領域の第一歩に小猫は踏み込められた―――古参の眷属として悉く先を行かれてると思ってしまう朱乃はドヤァとし続けてる小猫に内心嫉妬と焦りを抱いてしまうのはある意味必然なのかもしれない。
(小猫ちゃんが……。それに比べで私には神器も無ければ、関心を向けられる強さなんてひとつもない……)
古参だからこそわかる。
一誠はただ強い相手を――将来己を脅かす潜在能力を持つ相手を好んでる節があり、反対に興味が無い相手にはとことん興味を抱かず、視界にすら入れない。
その興味を抱かれない位置に現在もまだ立っていると自分を分析した朱乃は、スキルは無けれど一度一誠に土をつけたギャスパーや、この先神器を進化させることで成長の見込みがある祐斗とは違い、ただ女王としての力と忌々しき父親から受け継いだ力だけしか無いと卑下し、ひたすらに焦りを募らせていた。
「副部長? さっきから静かですけど大丈夫ですか?」
「え、う、うん………大丈夫よ?」
数ヵ月前まで一緒になって悩んでいた小猫が一気に遠くに行ってしまった様に感じた朱乃はそれでも無理に笑って誤魔化そうと努める。
けれどやはり不安だったのには変わりなく、もしもこのまま祐斗までもが進化してしまったら取り残されてしまう……。
「…………………」
一誠が然り気無く見ていた事にも気付かず、朱乃はただただ落ち込むのだった。
「リアスの所の子達ばっかりじゃなくて、ウチの子達も鍛えて欲しいわ。
スキルがある無しに関わらずね」
「あ? あぁ一段落ついたらな……って、俺は何も好き好んで他人に教えるなんて真似をしてた訳じゃないんだが……」
「ここまで来たらいっそ全員のレベルアップを施してみたら? 新しいものが掴めるかもしれないわよ?」
「あのな、本来そういうのは王のお前等の仕事なんだぞ? 何で俺がそんな事までしなきゃならねーんだよ」
朱乃のテンションが異様に低い事に、コミュ障害だからこそそういった空気にある意味敏感な一誠は、相変わらず自立心が欠落してる腐れ縁の二人に対して活を入れながらもチラチラと気にするようにチラ見する。
別に朱乃が何を思ってようが知ったことでは無いと頭では思ってるものの、一人だけ妙に落ち込んでるとなると地味に気になるし、そういう事にちゃんと気づいてしまう所が一誠たらしめる所だった。
「さっきからどうしたのよ? チラチラと朱乃を見てるけど……。
ちょっとは気にしてるの? あの子が伸び悩んでるのに」
「は、はぁ? ちげーし、一人勝手にテンション低いからうぜーと思ってるだけだし」
しかしそれを見透かされるとついこんな事を言ってしまうのも執事一誠クオリティ。
然り気無く朱乃には聞こえない様に配慮した声量で否定するものの、口調からしてリアスとソーナにはバレバレで、二人の表情は妙に優しげだ。
「使い物にならなくなったら困るのはリアスだろ? これ以上の尻拭いなんてしたかねーからな……他意なんてねーぞ俺は」
「そういう事にしておくけど、何なら小猫の時みたいに朱乃に個別指導してあげれば?」
「他人を引き上げる事が上手な一誠ならきっと上手くやれるわよ?」
「あげれば? じゃねーよ、俺をありきで考えるなっつーの」
「でも小猫を鍛えてあげたのだし、ここまで来たら朱乃にだけしてあげないのは逆に不自然よ?」
「そうそう」
「ぬ……」
素直にならずに渋る一誠を、ヴェネラナ達大人組までとはいかないものの、流石の舵取りで誘導する辺りは悪魔らしいリアスとソーナ。
自分達もかつては一誠の領域に立つ為に死ぬほど努力をした結果今の位置に立てた。
そんな一誠を慕う者達にも同じ経験をさせてあげたい……というのは二人にとっても本心なのだ。
「こういうのは男の子がエスコートしてあげなさい」
「もし成功したら一皮剥けると思うんだけどなー?」
「…………………………」
せめて悪感情が無い子達と仲良くさせてあげたいというのも混ざってはいるが……。
あぁ、小猫ちゃんが遠くに行っちゃった気がする。
そんな気持ちを嫉妬という感情が少し混ざりながら、ひたすらに気落ちしながら考える私は、これからどうすれば良いのかと思い悩みながら部活を終えて帰宅しようと学園を出た。
「グレモリー家とシトリー家を除けば私が一番先に知り合ってたのに……」
悩む原因は勿論一誠くんの事であり、関心があるか無いかが物凄くハッキリしている分わかりやすくも不安を煽られてしまう。
弱い相手には見向きどころかますます会話しないという意味で。
「はぁ……私ってどうしてこうなんだろう……」
堕天使と人間の半々という中途半端さ。
女王だけどこの度小猫ちゃんが進化したお陰で文句なくなってしまった眷属中最弱の位置。
こんな様で自分を凌駕するか匹敵するか、将来性のある人しか関心が無い一誠くんに関心を持たれる訳が無い。
せっかくこの前やっと一対一で会話できたのに、これでは今後永久にその機会が再び巡ってくる気がしない。
小猫ちゃんめ……何で私を誘わなかったのよ……。
「…………」
悔しさが……いや、今後二度と振り向く事が無くなってしまうという恐怖で一人歩きながら涙を流してしまう私を一誠くんが見たら何て思うだろう。
きっと切り捨てる様に一言言って二度と話をしなくなるのかもしれない。
それを考えるだけでも怖くて涙が止まらなくなるし、どうやって解決するのかもわからなくなる。
きっと小猫ちゃんは一誠くんが関心を示すだけの才能があったからで、私にはそれが無いから……そう思うだけで中途半端の自分が恨めしく思ってしまう。
けれど思った所で現状が改善する訳じゃない事は朱乃もわかっている。
寧ろ恨むくらいならそれをはね除けるだけの結果を示せば一誠とて無関心では居られなくなる筈な事だって理解している。
しかし方法がわからない。
どれだけ鍛えても届かない領域であるが故、朱乃だけでは打つ手がなかった。
しかし忘れてはならない。小猫が覚醒したのは一誠が動いたからである事を。
ネガティブになりすぎて朱乃は忘れていたが、一誠はある意味平等的である事を……。
「…………」
「え……?」
それを改めて知ることになるのは、まだリアス達と共に部室に残っている筈の一誠が無言で自分の前に現れた時だ。
「い、一誠くん……えっと、何で……」
「………」
「あ、ご、ごめんなさい……私ったらみっともない姿を……ぐすっ……」
無言で佇む一誠に驚きながらも慌てて涙を拭う朱乃。
まさか追いかけてきたのかと一瞬考えて内心喜んでしまっても恐らく罰は当たらない。
「…………。姫島様次第の話ですが、先日まで塔城様に手解きをさせて頂きまして、本日より姫島様にも手解きをしたいのですが……」
「あ、はい―――――――へ!?」
他人行儀な口調ながらも自分に向かって話をしてる一誠に一瞬気の抜けた返答をしてしまった朱乃は、数秒の間を置いてから驚きの声が出る。
「え、ええっ!? そ、それって小猫ちゃんみたいに私に個人で教えてくれる的な……」
「そうなります。もっとも、アナタ様が嫌ならこの話はここまでに――」
「や、やります!!」
どうせ自分には無い話だと思ってた朱乃は食い気味でやると返す。
というか最早必死だった。
「そうですか……。いえね、塔城様に色々としておきながら他の方にはしないというのも変な話だと思ってましたので。
では早速今夜から始めさせて頂きますが、よろしいでしょうか?」
「よ、よろしくお願いいたします……!」
その場で小躍りしてしまいそうになるまさかな展開に、それまでメソメソしていた朱乃の顔はニヤニヤしたものになっていた。
他人行儀口調であるものの会話は出来るし、こんな一大チャンスを不意にする訳が無いのだ。
(此処が正念場……きっと小猫ちゃんの様に私も……!!)
一気にスイッチが切り替わった朱乃に闘志が甦る。
変な所で律儀な一誠に自覚は無いものの、救われた朱乃はこれから始まる過酷な鍛練に気合いを入れながら付いてこいと言った一誠の後を追いかけようとその一歩を踏みしめた――――その時だった。
「いーちゃぁぁん!!!」
「「!?」」
突如響き渡る大きな声に朱乃は勿論、一誠も驚いて足を止める。
というのもその呼び名といい声といい、聞き覚えがありすぎた声であり、ふと目をこらしてみると向こうのほうから物凄い速さで走ってくる――
「げっ!?」
「いーちゃん、会いに来ちゃった☆」
正装完了スタイルの魔王だったのだから。
「れ、レヴィアタン様!?」
「な、何でお前が……」
突然の出現に驚く朱乃と一誠だったが、一誠に会いに来たと言っていたセラフォルーもまた目を丸くしていた。
「いーちゃんこそリアスちゃんの女王ちゃんと一緒なんてどうしたのよ?」
「これからこの女を鍛える為にだな……」
「鍛えて頂けるというお話を頂いてこれから……」
「ふーん?」
セラフォルーが現れてから 妙に挙動不審な反応である事に気づきつつ、同意する様に頷く朱乃をセラフォルーはじーっと見つめ、やがて名案だぜとばかりに手を叩く。
「それじゃあ私も一緒に鍛えてあげる☆」
「ええっ!? れ、レヴィアタン様自らですか!? そ、そんな恐れ多い事……」
「つーかお前、魔王としての仕事はよ……?」
「んー? 期日が迫ってる件は全部終わらせたよ? そうしたら周りの皆がいーちゃんに会いに行っても良いって言ったから来ちゃった☆」
「仮にも悪魔共の象徴の一人がそんなホイホイ抜け出して良いのかよ……」
セラフォルーも朱乃を鍛えると言い出し、しかも暫く暇になる程に仕事を終わらせたというビックリ展開に尚驚く一誠は然り気無く距離を縮めてくるセラフォルーから離れようとする。
「むむ、何で逃げるの?」
「べ、別に良いだろ……つーか鬱陶しいんだよ」
膨れるセラフォルーから目を露骨に逸らしながら冷たく言い放つ一誠だが、妙に様子がおかしいと気づいた朱乃。
「ほら逃げてるじゃん!」
「逃げてねーつってんだろ! た、ただアレだ……暑苦しいんだよ……」
なんというか、鬱陶しいから離れたがるというよりは距離が近いと調子が悪くなるから……といった様な様子がある意味普段が普段なだけにわかりやすい程の挙動不審さだ。
「そ、それよりソーナの所に顔出しに行けば良いだろうが!」
「後で行くよ。それよりこっち見てよ? さっきから何で目を逸らすの?」
「何だって良いだろ……」
「良くないよ、私何かした?」
「べ、別に何もしてねーよお前は……」
実は二度目の泥酔でやらかした件の際、セラフォルーに対してまたしてもやらかした辺りを若干ながらも記憶してしまっていた一誠は、その日以降妙に顔を合わせ辛かった。
何せ押し倒した挙げ句――――だったから余計に。
「むー……何だかいーちゃんが冷たくて寂しい……」
「何時もの通りだろうが、別に暖かくした覚えなんてねーから」
「あのー……本当にレヴィアタン様も?」
「ん? うん、それは構わないというか嫌でも参加するからね? だって流れ的にいーちゃんと一対一で修行するんでしょ? 嫌だもんそんなの」
後半はかなりマジトーンで朱乃を見据えながら話すセラフォルーに圧されてしまう。
あの日以降、本気どころか全力になったセラフォルーは一誠を一時的に無力化させられるレベルにまでの謎進化を遂げており、ヴェネラナやグレイフィアみたいなポジションに変換していた。
「それに魔力の扱いならいーちゃんより上手く教えられる自信はあるもーん」
「あるもーん……じゃねーよ、帰れよ」
「イヤ! こっちに来たのだっていーちゃんに構って欲しいからだもーん!」
「おい! 腕をからめんな! やめろ!!」
「えー? なんでー?」
「何でだって良いだろうが!」
ひっつかれる度に過剰反応して逃げる一誠。
それまで欠片も意識しなかったのが、潤んだ唇だの、正装越しの成熟した肢体だのを思い出してしまうせいだったりするが、死んでもそれだけは認めたくない為、ぶーぶーと文句を言ってるセラフォルーを取り敢えず同行させる事で誤魔化す事にした。
「邪魔したら帰って貰うからな……」
「大丈夫大丈夫、大船に乗ったつもりでいてよ☆」
(凄い環境での修行になってしまったわ……)
朱乃は果たして生きて進化できるのか………不安ばかりである。
終わり
変な空気の中始まった執事式修行。
場所は小猫を鍛えた時に使った例の無人島であるのだが、朱乃は改めてサーゼクス以外の魔王もまた魔王たらしめる存在なのだと思い知る。
しかしそれ以上に、一誠という今までもこれからも人間である少年の異常さ加減を見せつけられた。
「四大魔王とほざいても、所詮サーゼクス一強だったのが……。
なるほどね、あの時の不覚は偶然では無さそうってか」
「置いてきぼりにされるのは嫌だもん。これでも密かに頑張ったんだよ私?」
互いの力と力が衝突し、暴風の様に地形が変形する戦闘。
魔王と只の人間のじゃれ合い。
「やん♡」
「あ……」
「も、もう……あの子が見てるのにいーちゃんってば大胆なんだから♡ そんなに私のおっぱいを気に入ってくれたの?」
「ち、ちげーよバカ! 今のはテメーが避け損なったからだろうが! 本当だったら心臓貫いて仕留めてやってたんだぞ!」
「照れなくても良いんだよ? さっきからいーちゃん変だし、ホントはちょっとはこの前の事覚えてるんでしょ? 私の事乱暴に押し倒した後、ちゅーちゅーって赤ちゃんみたいに……」
「あー! あーあーあー!!!! 俺は知らねーし覚えてねーよ!!」
「ふふーん、別に責めてる訳じゃないんだよ? でもあんな事されちゃったし、責任のひとつは取って貰いたいかなぁって……」
「あの時の俺死ねぇぇぇ!!!」
ある意味本当のじゃれ合いがあり。
「がぼがぼ!! し、死ぬ……!!」
「そのつもりで施してる訓練ですので。
早くしないと後ろから氷付けにされますよ?」
「ほーら、氷像になりたくなかったら死ぬ気で陸まで泳いで~」
小猫よりも倍付けに過酷な修行でもなんだかんだ息が合ってて。
「いーちゃんの作ったご飯美味し~☆」
「誰が作ろうが同じだ、黙って食え。
姫島様、お代わりはいかがですか?」
「は、はい……で、では――」
「…………………………………………………………………」
「じ、自分でやりますわ……おほほほ……」
「? はぁ……」
朱乃の方が扱いが良くて後ろから嫉妬のレヴィアタンになったり。
「私は魔王だもん! アナタなんかに屈しない!」
「…………………………。なんのつもりだお前?」
「えっと、いーちゃん(悪者設定)に捕らえられ、縛られてエッチな事をされても屈しない魔王少女……」
「……………」
「くっ、慰みものになるくらいなら殺して!」
「………………」
「……………。いーちゃんいーちゃん、出来ればこの後乱暴に私の服脱がせてエッチな事をして?」
「お前、俺の事どうしたいわけ?」
一誠が使ってた部屋に入り込み、自分で自分を縛った姿で所謂『くっ殺プレイ』をしたがる魔王が居たり。
「レヴィアタン様って……」
「言わないであげてください。頭が残念なんです、昔っから」
「あ、あれあれ? ほどけない……。こ、これは困ったなー(棒) このままじゃいーちゃんに凄いことされちゃうよー(棒)」
軽く引く朱乃が居ても、何かを期待するようにチラチラと一誠に眼差しを送ったり。
まぁ概ね魔王少女は平常運転だった。
※以上、似非予告
補足
ある意味最高に贅沢な環境が揃った朱乃さん改めあけのんは果たして生きて生還できるのか。
その2
チマチマと皆より先にを繰り返してたら、なんと意識までされかけてる所まで来ちゃった魔王少女。
けどセラフォルーさん本人は避けられてると思ってるというね……。
その3
セラフォルーさんが執事くんにされた軌跡・中間まとめ
初対面にイタイ扱いされる。
竹尺で正装を切り刻まれてスッポンポンにされた挙げ句ケタケタと笑われた。
成長しても基本雑に扱われる。
奮起して鍛えてもその都度恥ずかしい事をされる。
泥酔した一誠に互いにファーストキッス。
それから意識し過ぎてマジになったセラフォルーさんが頑張る。
泣きまくって護衛の期間を増やし、その時意識ある状態で打ち明ける。
きわどいどころか最早アレな写メを送りまくる。
二度目の泥酔で押し倒されて何かされる。
若干意識があったらしいせいか、一誠も遂にセラフォルーに対して少し挙動不審となる←今ここ
こうしてまとめると、一誠最低だな。責任取れ案件だわ。