どこぞの狂気の科学者が開発したとあるウイルスは『無限に細胞変異を起こす』という効力があった。
だからどうだこうだという訳ではないし、この話には何の関係もないのだが、ある日を境に持つようになった日之影一誠の持つ強烈な『生存本能』により生まれた異常性はそのウイルスの効果に似たものがある。
それはつまり『状況によって適応して進化する』というものであり、それによって彼は殆ど病気をしなくなっていた。
インフルエンザ? 何のそのだ。
新種の病原体? ちょっとかかろうが彼の体内の異常進化する遺伝子が瞬く間に駆逐するだろう。
「…………けほ」
「今度は完全に風邪ね」
「まごうことなく風邪ね」
まあ、御大層な御託を並べた所でなる時は普通になるのだが。
「熱は38.6°ね」
「最近色々あって疲れたのよきっと……」
「……………」
幼少期以降、全く病気にならなかった一誠が見事なまでの風邪をひいて寝ている。
久々に中々重い風邪だからというのもあるのか、さっきから妙にソーナとリアスの二人がせっせとお姉さん風を吹かせて世話を焼こうとしていた。
「でも、びっくりしたわよ。何時もなら明け方には起きてる筈の一誠が居なくて」
「起きてきたかとおもったら目が据わってるし、フラフラしてるし、ソーナを押し倒しちゃうし」
「……。物が二重に見えた」
「でしょうね。私は一瞬だけ自分の初めてがリアスの目の前で!? って思っちゃったけど」
「ありえるかよこの色ボケ共が――ごほごほっ!」
その際に色々とあったらしい。
ともかく本当に体調が悪く、夏休みを控える今日ばかりは流石に学校を休む事になった訳だが、そこでリアスとソーナがどちらかが共に休んで看病すると互いに言い張り始めたのだ。
「ソーナは生徒会長なのだからちゃんと行くべきよ。その点私は休んだ所で問題なんてないし?」
「私が居なくても機能するし、それを言うならアナタだって部活の部長なんだから行くべきよ」
「いやいや、ソーナが行くべきよ? もし風邪が移ったら大変じゃない」
「いやいやいやいや、リアスだって学園の人気者さんなんだから休んだだけで大騒ぎになるわきっと」
「いやいやいやいやいやいや私が」
「いやいやいやいやいやいいやいや私が!」
「…………………………」
この貴重過ぎる経験は己が必ずやると、互いに寝込んでる一誠を前に一歩も譲らぬ姿勢を崩さない。
が、そんな状況を前に五月蝿いと思っていた一誠は看病されたくなんて無いという気持ちもあるので当然叩き出されてしまう。
「さっさと行けバカ共が! げほげほっ!!」
ふらつく身体で二人の首根っこを掴み、家の外へと叩き出した一誠。
結局二人は渋々学校へと行くことになるのだが……きっとそれはある意味で正解だったのかもしれない。
家を叩き出されて仕方なく学校へと行ったリアスとソーナの二人はこの日放課後となる今に至るまで終始上の空であり、何度も教師に注意されていたとか。
それは各々が活動する部活と生徒会の時間にも現れていたらしい。
まずオカルト研究部の活動をしていたリアスはというと……。
「部長、先輩が今日学園で見当たらないのですが……」
「一誠なら体調を崩して家で寝てるわ……」
「え!? 一誠くんが!?」
「そういえば知り合って今まで体調を崩した所を見たことがありませんでしたが……」
「しょっちゅう修行のし過ぎで倒れてるのは見てたけど」
案の定一誠が風邪で寝込んでると話すと、皆が大層驚いた顔をしていた。
サーゼクスに挑んではボロボロになってぶっ倒れてる姿は見てるものの、病気で寝込む姿は見たことがないというか皆からしたらまるで想像がつかなかったのだ。
「それなら直ぐにでも家に帰ってあげるべきですよ。
そうだ、何なら今から皆でお見舞いにでも行くべきです。
部活なんて何処でだって出きるんですから!」
見たい。基本的に無表情の彼が風邪で弱ってる姿をめちゃくちゃ見てみたい……。
そんな心の内が完全に顔に出てる提案を受けたリアスは、絶対に煩くしないと約束させた上で家に戻ってみる事になったのだが……。
「あらリアス?」
「ソーナ?」
考えてる事はソーナの方も同じだった様で、廊下でばったり出くわしたソーナと生徒会役員達と軽く挨拶を交わしていた。
「一誠が風邪で寝込んでるって皆に話したら、必要なものを持って家でやれば良いって提案されたのよ」
「やっぱり? 実は私もなんだけど、この人数となるとちょっとマズイわよね?」
オカルト研究部部員と生徒会役員の総数を考えたら、自宅自体は元々三人で住むには広いと感じてたので入ること自体に問題はないものの、風邪で寝込んでる人の邪魔になるのだけはどうなっても避けられない。
「全員で押し掛けるのは流石に出来ないし、ソーナと話し合った結果私の所から二人とソーナの所から二人だけにしようと思うの」
「で、正々堂々じゃんけんをして決めようと思うのだけど、一応聞くわ。どうしてもお見舞いに行きたいって子は手を挙げて?」
『……………』
結果、一緒に住んでるリアスとソーナを抜かした両陣営代表二人を決めて行こうという事になり、まず最初にどうしてもお見舞いに行きたい人を確認するためにソーナが問うと、何人かがそれはもう勢いよく手を挙げた。
面子は大体お察しなので省略する。
「じゃあその手を挙げた者達でじゃんけんよ。
良い? どんな結果になってもうらみっこは無し」
『…………………』
そしてじゃんけんの結果、お見舞いの券を手にしたのは―――――
「お見舞いに?」
「うん、キミが風邪をひいたって部長と会長さんから聞いてね」
「マジで風邪なんだなお前……」
「具合はどう……?」
リアスからは朱乃と祐斗、ソーナの所からは元士郎と真羅椿姫が選出され、一誠が眠る部屋へとやって来て本当に具合の悪そうな姿を見て驚いていた。
「わざわざこんな私の為に……ごほっ、今お茶を……」
「い、良いって良いって! 勝手に頼み込んで上がり込んだだけだしね!」
「そうよ! あ、一誠くんの為に皆とお金出し合って色々と勝ってきたから……!」
「今から飯作るけど食えそうか?」
ここ最近で他人行儀とはいえ会話のキャッチボールが少しは成立するようになった一誠が満身創痍の身体でお茶を入れようと布団から出ようとするのを全員で抑えながら、ここに来るまでの途中で買った差し入れを渡す。
「今部長と会長が消化に良いご飯を作るって――」
「!? 待ってください、リアスは良いとして今ソーナも作ってると仰りましたか?」
「へ? あぁうんそうだけど……」
「止めてください今すぐに! げほっ! し、真羅様ならお分かりでしょうが、あの不器用に作らせたら……」
「あ、い、いや止めようとはしたのだけど、会長ったら張り切っちゃって全く聞いてくれなかったのよ……」
「……。なんてこった」
「? 会長がなんだってんだよ?」
ソーナの眷属になって一番日が浅い元士郎がソーナがご飯を作ってると聞いた途端何時にもなく焦りだしてる一誠に首を傾げるが……部屋の外、つまりリビングと隣接してるキッチンから漂う異臭に、まさにお手本の様な『あ……(察し)』となった。
「リアスお嬢様はババァ――失礼、ヴェネラナ様からの教育もあったのでそれなりに料理などもこなせばしますが、ソーナお嬢様の場合はいくらどうやってもあの不器用さのせいで……」
「一誠! 具合はどう? 今ご飯作ったから食べて?」
何をしても黒いのが出来上がると言う瞬間、部屋のドアが開かれると、これでもかと張り切った笑顔と共に入ってきたソーナがお盆を持っており、その上には謎の物体と黒い煙が立ち上っていた。
「うっ!?」
「う、うわぁ……」
「ま、マジかよ……」
その黒い煙はまるで科学薬品の様に目にくるものがあり、思わず祐斗と元士郎は口を抑え、椿姫と朱乃もどうしたら良いのかわからずオロオロしていた。
「こんな機会でもなかったら作れないし、久々だったから張り切っちゃったわ! さ、どうぞ?」
「…………」
後から入ってきたリアスがしきりにソーナの後ろで両手を合わせて一誠に謝ってる――のにも気付かず、黒煙を生成する最早毒物にしか見えない物体をレンゲで掬い出すソーナ。
本人に悪気が全く無い為か、それとも元々一誠がそんな性格なのか、怒るに怒れなかった。
「あ、あの会長……? 今日之影に聞いたら食欲が無いと……」
しかしそこは空気を読んだ元士郎のファインプレーが炸裂する。
まさか自分の主が所謂メシマズさんだったとは思わなかったのと、こんなのを食べたらいくらなんでも一誠が死ぬかもしれないと思ったが故のファインプレーにソーナ以外の者達は心の中で元士郎へ拍手喝采を浴びせていた。
「え、食欲が無いの? ……そっか、それじゃあ仕方ないわね……」
それを聞いたソーナも大人しく引き下がるが、目に見えて落ち込んでしまっていた。
それを見た瞬間だったか、一誠がソーナから器を引ったくる様に取ると、その暗黒物質みたいな手料理を一気に食ったのは。
「……! ぐっ……!」
「ちょ! おい!?」
マジかコイツ!? と思わず皆が駆け寄ろうとするのを一誠が手を挙げて制止させる。
「ま、まぁまぁ……」
そしてソーナに対してどう贔屓したって胃が爛れそうな酸味と辛味と熱が融合した味に対してそう評してのけたのだ。
「そ、そう? でも食欲が無いって……」
「食材が勿体ないだろうが……」
ぶっきらぼうに返す一誠を見て、元士郎は何だか色々と負けた気分になったのと同時に、何となくソーナが好いた理由が分かった気がした。
「流石だね。一切声にも表情にも出さずに成し遂げるなんて……」
「でもよ、言ってやった方が会長の為になるんじゃないのか?」
「匙君は知らないでしょうけど、昔初めて会長自ら作った料理に対して、辛辣に返した事があったのだけど、その時会長は本気で傷ついた顔をされたそうよ」
「そんなソーナを見た瞬間言うのは止めたみたいなのよ。
一誠ってそういう事に実はかなり弱いから……」
キッチンから聞こえるソーナのご機嫌な鼻唄と食器を洗う音………と時々割れる音をBGMに、お茶を飲みながらテーブルを囲うリアス達は、何でソーナの錬成するあきらかに美味くなんて無い筈の料理を一誠が無理して食べたのかについて、過去にあった事を元士郎に語る。
「多分だけど、ソーナの料理をこの世で唯一食べられるのって一誠だけだと思う。
あのお兄様だって一口食べただけで泡吹いて二日は寝込んだもの」
「も、最早兵器じゃないっすかそれ……」
あのサーゼクスですら昇天させかねない威力を生成可能とされるソーナの手腕に戦慄しつつ、何時か自分達にも振る舞われたと思うと震えが止まらない。
「ソーナのお母様や私のお母様もやんわり上達させようと努めてきたのだけど、結果は寧ろ殺傷能力に磨きが掛かるって感じで……」
あんな可愛い笑顔で出されたら断り辛いわよ一誠だって……とため息を吐くリアスに同意せざるを得ない。
改めて今頃布団の中で苦しんでるだろう一誠に合唱した元士郎なのだった。
「…………ていうかさっきからキッチンから皿の割れる音が何回も聞こえるのですけど」
「後で私が片付けておくわ。
どうも家事全般に対して不器用なのよあの子……」
「うちの会長がご迷惑をおかけします……」
世の中完璧超人なんて居ない。
そんな現実を知る日だったと後に元士郎は『誰か』に語ったのだという。
さて、そんなソーナの欠点を見てしまったお見舞いなのだが、その欠点料理を食べてしまった一誠の身体にある変化が起きたのは皆が帰った時だった。
その際、祐斗がすっころでリビングのど真ん中で椿姫を押し倒して胸に顔を突っ込んで騒ぎになったりしたプチハプニングがあったりしたのだが、一誠は知らないし、何よりその変調のせいでそれ処じゃないのだ。
「ぐ、ぐぅ……!」
ソーナの料理を無理矢理胃にねじ込んでから妙に身体が熱い。
それは熱が上がったからとかでは無く、こう、内から燃え上がる様な……なんともいえない熱さだった。
「ぅ、うぅ……」
布団の中で亀の様に丸まり、よくわからないこの落ち着かない気持ちを押さえ込もうとするも、全く収まらないどころか寧ろどんどんと身体に熱が帯びる。
いっそ外に飛び出して走り回ってしまいたくなるような衝動に駆られ始めた頃、様子を見に来たつもりなのか、リアスとソーナが部屋に入ってきた。
「一誠? 調子はどう?」
「って、なんで丸まってるのよ? それじゃあ呼吸が苦しいでしょうに」
「うぅ……」
暖めたタオルを片手に入ってきた二人は一誠の身体を拭いてあげるつもりだったらしく、亀の様に丸まっていた一誠の布団を取り合えず剥がしたのだが、明らかに様子がおかしい……。
「一誠?」
「本当に大丈夫? 苦しそうだけど……」
「だ、大丈夫……」
両膝を抱えながら丸まったまま動かない一誠にただ事ではない空気を察した二人が心配の声を掛けるが一誠は問題ないと返すだけ。
「取り敢えず身体を拭いてあげるから座りなさい」
「い、いい……要らない……」
「要らないって……。さっきから丸まったままでどうしたのよ?」
「な、何でもないから出てけよ……!」
「「?」」
まるでアルマジロの様な姿から全く動かない一誠に、何か隠してるなと思ったリアスとソーナは無言で頷き合うと、アルマジロ状態の一誠を起こして無理矢理座らせた。
「よせ! やめろ! 俺に触るな!」
「突然昔の尖ってた時みたいな事を言わないでよ」
「もう、手間が掛かるわね―――あら?」
嫌がる一誠を無理矢理座らせた二人の視線が自然とその方向へと向けられると同時になんで一誠が丸まっていたのかを直ぐに察した。
「ふーっ! ふーっ!!!」
「あ、えっと……仕方ないと思うわよ? だって男の子だし……ねぇ?」
「そうそう、生理現象なんだもの……」
と、その一点をチラチラ興味深そうに見ながらフォローする二人だが、先程から一誠の様子が更におかしくなっていた。
真っ赤に血走った獣の様な目が特に印象的だった。
「あ、熱い……熱い!! 熱くて熱くて堪らねぇんだよぉ!!」
「ちょ、一誠落ち着いて!?」
「別に笑わないし誰にも言い触らさないから!」
ギラギラとした目をしながら着ていた服を無理矢理引きちぎろうとしている。
「ど、どうしましょうソーナ? 辛そうなのは見てわかるけど、い、一誠のそこも……」
「熱に魘されすぎて逆に押さえつけてた性欲が爆発しちゃったのかしら……」
ソーナの推察は大体当たってるが、まさか自分の手料理がそれを爆発的に増加させたとは思ってないらしい。
「辛いなら我慢しなくて良いから。
私もソーナも受け止められるし」
「そうよ、これまでずっと我慢というか押さえ込んでたのだし一晩くらい解放したって……」
「い、意地でもやるか……! く、クソ、お前等を見てると妙な気分になるが、俺はそんな事をしてる場合じゃないんだよ……!」
とはいえ、その強烈な自我が欲求を全力で押さえ込もうとする。
先程からソーナとリアスの唇だの腰だの胸元だのに目が行ってしまいがちだとしても一誠は意地でも手を出す真似はしようとしない。
「此処でお前等に何かしたらババァ共に顔向け出来きやしねぇ……」
逆に二人を悶々とさせてるのだけど……。
終わり
木場祐斗はいつの間にか自分の先に進化した元士郎を見て羨んでいた。
嫉妬とは違うが、それでも自分が置いていかれた事……また一誠に近づく事が出来た彼が羨ましかった。
「僕だって……!」
だからより一層修行に励む。
自分もまた彼の領域に近づきたいが為に。
「あ、あの……」
「はぁ、はぁ……真羅先輩? どうしたのでしょうか?」
「い、いえ……頑張ってるなーって……」
「ええ、僕も匙君や塔城さんみたいに一誠君に近付きたいですから……」
そんな彼を応援する少女。
やがて扱う獲物が似てるという事もあって共に修行をする。
しかし何かが足りない。修行自体に不備は無いものの何かひとつだけ……大切なものが足りない。
そんな悶々とした気持ちのまま日は過ぎていったある時、遂に木場祐斗は掴んだ。
「これは僕がバルパーから取り返した皆の因子……」
本来ならコカビエルとの戦いで覚醒する筈だった進化が遅咲きながら、何かを理解した祐斗に与える。
『やっと私達の声が届いた』
『さぁ歌おう!』
『アナタは一人じゃない!』
「皆……」
かつて失った仲間からの祝福……。
「大丈夫よ木場君、私はアナタの味方だから……」
「真羅先輩……」
今を生きる仲間からの声援……。
その想いが祐斗に白銀の祝福を与えた。
『僕は木場祐斗……またの名を銀牙騎士――絶狼!』
元士郎に続く第二の騎士として。
そして……。
「そんな連中の所で燻るのかキミは? 俺達の仲間になれ、そうすれば今より確実に強くなる。
俺はキミの本当の力に気づかなかったヴァーリとは違うぜ?」
「…………………」
「目の前で勧誘とは笑えないな」
「キミ等は一誠くんを知った様でまるで知らないみたいだね……」
様々な経験を積んだ男達は……。
「……………………」
「ふふん、待っておったぞ日之影一誠? いや、会いたかったというべきか? 無論
「なんだコイツ……! レイヴェル・フェニックスよりも更に……!」
「下手したらサーゼクス様くらいは……」
「レイヴェル・フェニックス? なるほど、あの小娘め、悪魔で近くに居るからとサーゼクスを介して会ってる様だな?」
「……」
「もっとも、レイヴェル・フェニックスの名を聞いた途端顔を曇らせた辺り、あの小娘の強引さには辟易してるようだがの?」
「……………………………」
割りと洒落にならない領域に実は立つ者と向かい合う。
「ほうほう、この者達が一誠に感化されて進化した者達か……なるほど、安心院さんの言うとおり、一誠は他人を引き上げる特性があるようだ」
「また乳か……! 貴様ァ! 先輩から離れろ!!」
「……何故貴女がここに?」
「ふっ、暫く振りだなレイヴェル・フェニックス
なに、最近安心院さんに腑罪証明を借りてな? 漸く一誠と直に知り合えた事だし、暫くは娘と共に遊ぼうと思っただけよ」
レイヴェルですら警戒心を剥き出しにする相手……それは即ちサーゼクスにすら近しい最高峰の領域に立つ者の証。
「く、クソがァ!!!」
「む、折った方の腕で即反撃に加えて治るか。
なるほど、進化した肉体は既にその領域か……しかしまだ甘いの」
「舐めるな狐ババァ!! 八つ裂きにしてやる!!」
「ば……ふ、ふふ……ババァとはなんだババァとは!! すこしお灸を据えてやる!!」
その力は一誠を子供扱いし……。
「ほーれ、おのこの好きな乳じゃ。好きなだけ楽しめ」
「離れろクソがぁぁっ!!」
「この乳化けが!! 食い殺す!!」
「少しおふざけが過ぎますわよ……」
人外達が徒党を組む。
「ふふ、良いぞ……くふふふ! 気に入った、やはりお前が欲しくなったよ一誠! わらわのモノになれ! さすればお前をサーゼクス以上に導き、永久にお前を裏切らずに娘と共に愛そう!」
「テメーの欲しいものはテメーで取る……!」
執事の受難は続くかもしれない。
「匙元士郎……悪魔名・バラゴの女王となったカテレア・レヴィアタン……参る!」
嘘だ
補足
メシマズなソーナさんですが、悪気が無さすぎるせいで一誠が無理しちゃうらしい。
お陰で今回は体調が悪いのもあって媚薬的な効能が……。
その2
全部嘘だしやらんけど、もしもそうなった場合。
狐さまの領域はサーゼクスさんレベルです。
だからレイヴェルたんも流石に余裕ではございませんし、一誠も軽く捻られてパフパフさせられてしまいます。
その3
這い上がりを着々としているカテレアさん。
てか、元ちゃんが成り上がってるからってのもあるけどね。