自由人のための天空城【完結】   作:おへび

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設定メモ

リュウズ(時計の竜頭)

千年以上前にこの世界に転移してきたユグドラシルプレイヤー。ギルド『翼持つ人々』のギルドマスターであり、ギルドの拠点である『マチュピチュ天空城』の主。

性格は極めて温厚かつ非常に達観的で、下界の事象をテレビのバラエティ番組でも見るような気分で眺めている。種族設定のために不老不死なため、一緒に転移してきたギルドメンバー全員を看取ってきた。その墓は天空城の一番美しい庭にある。

最後の仲間が死んでしまった後本当にひとりぼっちになってしまったので眠りについた。その後長いこと経っているために地上のあれやこれやは全く知らない。他のプレイヤーが転移してきたこともある程度は知っているが、それが誰かは覚えていない。ギルドの図書室にかつての仲間が記憶のある限りまとめた他のプレイヤーやギルドのことをまとめた本がある。モモンガを助けたことがある。

種族は異形種の蛇女種から進化した特殊種族『神羽蛇種(ケツァルコアトル)』。何か複数の条件をクリアしないと出てこない上にその組み合わせが複雑な超希少種族であり、狙って出す方法はユグドラシルでも解明されていなかった。リュウズの場合は蛇女種からの進化だったためかプレイヤーキャラクターとモンスターとの区別のためか人間っぽいとこが残っている。転移後の世界では生の心臓を食べたくなっている。

実はあんまり強くない。アインズは彼女のことを魔力系魔法詠唱者と思っているが、それは昔の話で今の彼女は味方の援護を主眼に置いた吟遊詩人である。自己防衛くらいはできるけど、一対一のPVPになったら弱い。なので単体で放置されるとたぶん素の戦いでデミウルゴスにも負ける。まあその前に世界級アイテム毟らないといけないけど。

 

『翼持つ人々』

ユグドラシル時代は個人主義的な印象のあるギルド。世界の空を飛び回る者達の巣であれと願い創設されたのが始まり。一時期の総所属人数は千人を超えた大ギルドであるが、統率をしなかったために戦力的には中堅ちょい下くらいと位置づけられている。だがギルドマスター率いる中心の数十人が「いこーぜ」ってノリでワールドエネミーをぶち殺したりしたこともある。

転移時には数十人が残っており、最初は皆混乱したが、ギルドマスターが拠点を守るために完全に引きこもりになる形で皆の帰る場所を守ると決めたので皆が世界中に飛んでいった。

所属メンバーは誰かに拘束されることを非常に嫌がる思考回路がフリーダムな奴ばっかりで行動が読めない奇人変人ばかり。フリーダムなくせに寄り集まってギルドとして成立しているという矛盾を抱えたある意味とても気味悪いギルドだった。

 

観察者の目(アイ・オブ・ジ・ウォッチャー)

『翼持つ人々』がワールドエネミーをぶっとばすことで獲得した世界級アイテム。現在はギルドマスターのリュウズが持っている。おでこの所に大きなダイアモンドっぽい宝石が来る、額冠の形をした、美しいアイテム。

装着者と装着者の持ち物をありとあらゆる攻撃もしくはそれに類するものから守る能力を持つ。これを装着した者と効果範囲の者は装着中一切の魔法・特殊技能を使用できないという超でかいデメリットを持つため、聖者殺しの槍(ロンギヌス)でも突破が不可能。システムの関係上アイテムは使えるようになっている。

装着者はユグドラシルの機能の大半を使えなくなるので、魅力的に見えて結構ゴミアイテムでもある。他人を守るために自分の楽しみ全部捨てられますか?ってこと。ギルドで手に入れると誰が拠点のために犠牲になるかでめっちゃ揉めるタイプ。たぶん現実世界では「呪いの額冠」とか言われるタイプの仲間割れの発生源アイテム。一瞬で事が済まない点が聖者殺しの槍(ロンギヌス)よりもたちが悪い。

なお世界級アイテムは基本的に同じ世界級アイテムの攻撃を打ち消すので、『観察者の目』は実質的に「世界級アイテムの標準装備基本性能にちょびっとだけ上乗せされただけのアイテム」となっている。どんだけ残念なんだこのアイテム。

 

タン・ハリ(時計の短針)

『マチュピチュ天空城』のNPC。背の低いバードマン。魔法職。兄。しっかり者。

 

チョウ・ハリ(時計の長針)

『マチュピチュ天空城』のNPC。背の高いバードマン。戦士職。弟。のんびり屋。

 

『マチュピチュ天空城』

『翼持つ人々』が攻略した時についていた設定が「古の文明が空に飛ばした大宮殿。空という安全地帯で栄華を誇ったが堕落した末に全ての人々が死に絶えた」という天空城。直径三百五十メートルのほぼ円状の大地に城機能がまるごと乗っかっている。城壁・回廊・城・庭園などがある。

攻略方法はワンフロアに次々敵が出てくるからそれを延々倒し続けるタイプ。ただしそれだけではなく「堕落した人類」を象徴するようにフロア上部に堕落の象徴の「賭場」があり、攻略の際アイテムや武器防具をベットして賭けを行い勝利すると勝った分次の戦いに有利なバフがつく(というかデバフが剥がれる)という仕組み。

チップは戦うメンバーが装備・所持しているものに限られる。つまり、賭けに負けることを恐れて所持品を安いものにしていると自分が弱いままで勝ちにくいし、賭に勝つこと前提で高い装備で身を固めると賭けに負けた時それを全て奪われる。戦う者と賭ける者、双方の信頼がないと攻略できない仕組みである。リュウズはギルマスとして賭ける側について戦った。

そういう「挑戦者を弱体化させる」という仕組みなだけあって自動POPエネミーは弱い。カスである。ユグドラシルで拠点からNPCが出られなかった時ならまだしも異世界に来てからはアインズ・ウール・ゴウンみたいに戦力として使うことはできない。

攻略する旨みとか正直何も無い城だけど、攻略するとデバフ解除賭けに参加した人に特殊称号「神の豪運」、参加者全員に「狂気の信頼」という喧嘩売ってんのか運営ーっ!という称号が与えられた。ただしこの称号、実はユグドラシルではついぞ解明されなかった効果を持っている。ついでに言うとこのスキルはこの作中全く出てこない(持ち主が自分で無効化しているor持ち主が既に故人なため)ので忘れてOK。

『翼持つ人々』は刹那主義的思考(そのばのノリ)で挑みギルマスの博才と仲間の狂気的信頼で初見クリアした。他のギルドに言わせれば文字通りの狂気の沙汰な行動であった。なお、理論上は最低人数二人で攻略できる。

『翼持つ人々』の攻略後、下側には想像を絶する数の飛行アイテムが取り付けられ、アイテムの力だけで空を飛べるよう改造が施された。

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