神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ!   作:ドMを極めし者

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流貴とスカサハ 流貴初めての実戦!  

流貴 サイド

 

うおおぉぉぉぉ!!

 

何でこんなことに!?実践?嬉しいよ!?ただ、初戦が覇王色の持ち主!

 

終わったよ!!初見で糸を見破られる!

 

武器はなし!

 

使えるのは、投擲ナイフと、糸と、体術と、魔法のみ!

 

…………だか!胸が踊る!圧倒的強者の前なのに

 

笑みが止まらない!

 

スカサハ「さあ!かかってこい!私を楽しませろ!!」

 

ならば!!こちらから!「ソル」!!

 

シュンッ!僕はすぐに相手に近づくがっ!?

 

バッ!ピュッン!

 

…………危なかった…………一瞬で近づいたが、

近づく寸前で槍で刺し殺される幻覚が見えた。

 

いや!幻覚じゃない!僕は今避けなければ刺されていた!

 

さっきもそうだった。今のは…………いったい?

 

スカサハ「ほう。これを避けるか………貴様は「直感」を使いこなせているのか。」

 

っ!?直感か!?

 

だが、今までそんなことはなかった。

 

…………まさか…………生存本能が、直感で教えてくれたのか…………

 

これは大変だぞ。

 

「質問だ。あんたはどれぐらいの強さなんだ?」

 

これは聞いておきたい。

 

スカサハ「む?そうだな。昔、ミホークとやりあって引き分けになった…………と言えばわかるか?」

 

はぁぁぁぁぁぁぁ!?

 

勝てるわけないじゃん!?

 

くっそ!!本気出すぞ!

 

僕は近づくが、槍の連続攻撃!

 

だが!!これなら見聞色と、さっき発動した「直感」で!!

 

避ける!!

 

僕は戦闘の経験はないが!直感が働いた。ということは、「トリコ」に出てくる「バトルウルフ」みたいな野生の直感があるのかもな。

 

そんなこと考えてる暇はない!

 

全てを避ける!!避ける!!避ける!!

 

スカサハ「ほう!私の本気を避けるか!!なら!!」

 

っ!?スピードが増した!?不味い!体がついていかない!!

 

スカサハ「やはりまだ四歳か。体を鍛えるにも限界があり、知識があっても体が持たないか。」

 

くっ!確かにその通りだ!それは僕も懸念していた。

 

…………だが!!

 

「そんなことを理解してないとでも!」

 

スカサハ「何!?」

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

スカサハ「何!?避けられないやつを拳で!」

 

そう!見聞色は避けるもの。相手の気配を感じとりどこに攻撃が来るのかを把握するもの。

 

なら、把握しているならそれを受け流すことも可能だ。

 

四歳では無理なこともある。だが、極めれば攻撃を弱い力で受け流し、攻撃を無効にできる!

 

ぶっつけ本番だが、直感でわかる。行ける!この方法なら勝てる。

 

 

 

 

 

 

 

いや!!もう勝っている!!

 

 

 

 

 

 

僕は初めから、もう勝っているのだ!!

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

スカサハ「くっ!なんだ!?スピードが!キレが!増していく!?」

 

この時、流貴はイメージを最大限まで引き上げ、トリコの技を…………「アルティメットルーティーン」を作り上げていた。

 

「攻撃を受け流しながら!カウンター!!「五連釘パンチ!!」」

 

カウンターに技を使う。

 

スカサハ「くっ!!」

 

よし!隙ができた!!

 

なら!!その隙をつき!相手を転けさせる!

 

スカサハ「きゃっ!」

 

そのまま!いくぞ!!

 

倒れた相手に!!

 

スカサハ「インパクトノッキング!!」

 

ドゴッン!!

 

…………よし!

 

スカサハ「くっ!……なんだ!?動けん!」

 

「ノッキング……相手のツボと力のバランスを把握して、相手の動きを止める技。

これで動けないはず。」

 

スカサハ「…………ここまでやるのか。」

 

「さて!どうして襲ったのか!はいてもらうよ!」

 

勝てた…………良かった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカサハ「素晴らしい!ここまでやるのか!ならば!!私も越えるか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、相手は何もなかったかのように、動き出した。

 

「なっ!?なんで!?ノッキングはちゃんと効いたぞ!?」

 

スカサハ「ああ。効いたな。だが、解除した。」

 

「なっ!?他にも使えるやつがいるのか!?」

 

スカサハ「いや?始めてみたさ。だが、今貴様が話したではないか。ツボとバランスをって。つまりそれらを把握していれば解除も可能だ。」

 

「バカな!自分の体を百パーセント把握して初めてできるんだぞ!?ってまさか!?」

 

スカサハ「ああ。私は自分のことならなんでも把握しているぞ!それとっ!!」

 

 

 

ドゴッ!!

 

 

 

「くはっ!?」

 

 

スカサハ「油断したな?」

 

 

ヤバイ!?…………体の………酸素………が…………

 

 

バタンッ!

 

そのまま、気を失った。

 

 

スカサハ「…………まさか私に本気の力を使わせるとは…………」

 

スカサハは本気で戦っていた。

 

 

そう。章二と弘美に負けたときの力を使ってな。

 

スカサハ「だが、私もまだまだ成長する。あの時、二人に負けていなかったら、今は私が倒れていたのだろうな。」

 

想像以上だ。二人の才能を受け継ぐとこうなるのか…………

 

スカサハ「すまない。そろそろ出てきてくれ。」

 

そう言うと、咲夜とシャロンが流貴に駆け寄ってきた。

 

咲夜「流貴様!しっかり!!」

 

シャロン「ご主人様!大丈夫ですか!?」

 

スカサハ「心配ない。体の空気をすべて抜いたのだ。休めば治る。主人を傷つけてすまなかった。」

 

咲夜「…………話は聞いてます。でも」

 

シャロン「納得いきません。」

 

スカサハ「これをしなきゃ意味がないのだよ。すまない。」

 

咲夜「私たちではないです!」

 

シャロン「ご主人様に後で謝ってください!」

 

スカサハ「ああ。そのつもりだ。私が運ぼう。」

 

よっと…………軽いな。

 

こんな体で昔の私を倒したのか…………

 

………決めた。

 

スカサハ「私が育てる。お前を私の弟子にする!」

 

そして、…………こいつに仕えるのも悪くないな。

 

 

これからが楽しみだ!




章二「えっ!?そこまでするの!?」

こっそり覗いて失敗かな?って少し思う章二であった。

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