神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ!   作:ドMを極めし者

32 / 116
ラムとレムの救出!

僕は直ぐに海岸に向かうと、町の人がいた。

 

って!あれは海賊船?…………あそこからな来たのか。

 

みんな海岸に集められてる…………あれ?

 

そのなかにラムとレムがいない?

 

どこだ!?…………どこにいる!?

 

…………やっぱりいない!?

 

っ!ブラック!マナちゃんもいた!

 

捕まってるが、生きてるなら良かった…………。

 

…………問題はレムたちだ。

 

「(エコーロケーション!反響マップ!)」

 

…………やっぱり人混みにはいない…………いた!

 

船の中か!…………奴隷にする気か!?

 

…………殺す!…………まず、人質と敵を分断しないと…………

 

っ!?後ろ!?

 

シグナム「しっ!主!お静かに!」

 

なんだ。シグナムたちが追ってきたのか。

 

「良かった。シグナムと、ヴィータか。」

 

ヴィータ「ああ。どうする?」

 

「ラムたちが船にいる。助けるぞ!」

 

シグナム「どうやって?」

 

ヴィータ「突っ込んだら?」

 

「…………それがいい。」

 

シグナム「正気か!?」

 

「とりあえず!僕があそこに纏まってる人質を土の壁で塞ぐよ。」

 

ヴィータ「流貴!そんなことできるのか!?」

 

「ああ。だから、囲ったらヴィータだけつっこんで?」

 

シグナム「主よ?我は?」

 

「シグナムは保険な。もし、地面で囲ったら中に敵の仲間が潜んでいた場合のね。」

 

シグナム「そんなことあるのか!?」

 

「…………一人だけ。………見たことがないやつが紛れてるんだよ。」

 

ヴィータ「えっ?」

 

「この町には何度か来たことがある。人の顔も二回見たら忘れない。だが、一人だけ五年間この町にいて見たことがないんだよ。」

 

ヴィータ「すげーな!」

 

シグナム「…………わかりました。」

 

「よし!いくぞ!」

 

そして、能力を発動する。

 

能力の一つ。『言霊』。

 

言葉に霊が宿ると言われてるあれ。自分の中で、ONとOFFが出来る。言葉に言ったことが現実となる。ただし、まだ体に馴染んでいないので今は自然の一部を操ることしか出来ない。無から産み出すことは出来ていない。いずれ出来るようになる。食べてから五年経つと全てを操れる。

 

そして、現在は地面の土を操れる。

 

「『地面よ!人質を守る盾となれ!』」

 

すると、地面が人質を囲む。

 

モブ「おい!どうなってる!?」

 

モブ「なんだこの土は!?能力者か!?」

 

よし!混乱してる。

 

「ヴィータ!頼む!」

 

ヴィータ「了解だよ!我が主よ!」

 

そして、ヴィータが突っ込み敵を撹乱させる。

 

「僕は船に忍び込む。シグナム!頼んだ!ブラックとマナを頼む!」

 

シグナム「わかりました。主よ。どうか気を付けて。」

 

そして、僕は船に忍び込む。

 

「『大気よ!我を隠す衣となれ!』」

 

すると、流貴の姿が見えなくなった。

 

大気を操って光の屈折を利用する。

 

これは、光を曲げる大気を理解していないと使えない。

 

恐らく、この世界の人が食べても、この方法は使えなかっただろう。

 

知識の問題だからだ。

 

まだまだ、操れないって言うけど十分強い。

 

今は一つしか操れない。事実、土の壁を作ったらそのままだもん。

 

今は、大気を操ってるから他には使えないよ。

 

…………外の騒ぎで船の奴らが何人か降りてきたな。よし!

 

直ぐに向かうから待ってろ!ラム!レム!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ラム サイド

 

…………どうしてこうなったの?私は今日流貴と遊ぶ約束をレムとしていた。

楽しみにしていたの。

流貴は最近は修行をしていたから、私たちは遠慮していたの。流貴の夢を知っていたし、私たちも「家族」になるつもりでいたからだ。

 

流貴に「家族」にしてって言ったら抱き締めてくれたわ。

 

そして、何度も「ありがとう!」っていってくれて頭を撫でてくれる。

…………素直になれないけど…………すごく嬉しかったの。

お母さんとお父さんにナデナデされても嬉しいけど、それとはまた違うの。気持ちいいの。

お父さんに言ったら「今度つれてきて話をする」って言ってたわ。

それで話したら、お父さんにレムと私に「頑張りなさい」って認めてくれた。

 

嬉しかったの。でも…………そんなお父さんも、お母さんも私たちを庇って…………。

 

目の前で殺された。…………私はとても悔しかった。

 

何も出来なかった…………。そして、奴隷にされそうになっている。

 

私たちは船の檻の中に入れられてる。

 

私たち以外にも二人の男の子がいた。

 

二人とも黒髪の痩せ細った男の子。

 

 

 

ラム「…………名前は?」

 

キリト「……キリト。スラムで生きてた。」 

 

???「…………名前ない」

 

レム「お姉ちゃん…………」

 

ラム「大丈夫よ…………大丈夫。」

 

今はレムを抱き締めることしか出来ない。

 

 

私はどうなってもいい。…………助けて!流貴!

 

ラム「流貴………助けて……」

 

レム「りゅうくん……助けて……」

 

そんなとき、

 

モブ「おい!外が騒がしいぞ!」

 

モブ「女だ!女が暴れているぞ!何人か殺られた!」

 

モブ「それだけじゃねぇ!「地面をあやって人質を壁で囲いやがったぞ!」皆!出るぞ!」

 

…………地面を?

 

…………前に流貴と遊んだときに能力で地面を操って土のお城を作って遊んだっけ…………

 

ということは…………

 

レム「お姉ちゃん……もしかして……」

 

ラム「ええ………来たのよ。」

 

そして、

 

檻の前に少年が現れる。

 

「ラム!レム!怪我はないか!?」

 

ラム・レム『流貴!(りゅうくん!)』

 

…………カッコよくて、優しくて、私たちの大好きな人が。




【私が来た!!(*ゝ`ω・)キラッ!
そして、二人の子供はいかに!?(゜ロ゜)】


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。