神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ! 作:ドMを極めし者
「…………それが…………『五芒星』の目的………」
…………想像よりでかい目的だった。
この組織の目が『世界の均衡を保つこと』。これは分かる。可能だ。お父さんの頭脳と、この戦力なら。
だが、『世界の頂点を見つけ、その方に仕えること』…………これは難しい。
章二「色々聞きたいかも知れんが、まず全部聞いてくれるか?聞いてから質問に答える。」
皆が頷く。
章二「まず、我々はこの世界が嫌いだ。」
いきなりぶっこんできたな。
サウザンドアイズ「罪のない人や、勝手な事情で世界の敵と決めつける罪なき人や、無理矢理奴隷にされた人や、理不尽に殺戮されるこの世界が嫌いだ。」
叉焼会「「世界政府」、「海軍」、「革命軍」、「海賊」、全ては自分の為じゃ。一般人のためではない。」
デビルーク「強いやつや、金好きや、快楽主義。大いに結構!だが、一般人を利用したり、一般人の犠牲で成り立つこの世界が腹立つ。」
四葉「特別な力があるからと、自分の力として利用や悪用する。そんな世界なのだよ。今も昔もな。」
章二「だから、世の中は理不尽だ。力がないからそうなると言われたらそれまでだ。
だったら、そうならない世界を作ろうじゃないか。
そう思って作り上げたのがこの組織。」
…………皆色々あったんだね。まあ、この世界はそうだ。
…………現実でもそうだったさ。
章二「元々、俺を入れた五人は友達で、大切な「仲間」さ。ただ、お互いに立場があったからね。
だが、その立場を俺たちは利用できると考えた。」
サウザンドアイズ「私の「サウザンドアイズ」は、
世界の表も、裏も、全ての情報を手にいれることができ、全ての情報を操ることが出来る。情報で強者に勝つ。
それが私の役割だ。」
それはすごい。情報だけで国が滅ぶこともある。
しかし、それはあくまで極めたらの話だ。表も裏も情報が手に入る…………すごい。
デビルーク「で!俺の「デビルーク家」は、昔から血筋もあって強者だ。大概のやつなら勝てるほどの力があるからな。表でも裏でも、恐れられてるほどにね。ただ、情報や章二の戦略があるから、「海軍」や、「四皇」にも捕まってねえ!犯罪者や、腐った国を倒すのが俺の役割だ!
だが、俺らは一般人や罪のないやつには手を出さねぇ。」
なるほど。純粋な力か。分かりやすいが、難しい。
だが、スカサハ師匠に匹敵するなら話が別だ。
四葉「私の「四葉家」は、表にも裏にも知られていなかったのですが、魔法に繋がる貴族には知られています。
私はこの世界の魔法に繋がる貴族が、表で何かしたときや、悪事を働かないかの監視。それが私の役割よ。」
なるほど。魔法は、悪魔の実と同じくらい常識を逸脱しているからな。外に漏れたら、世界の敵、もしくは、手駒にされる。
叉焼会「そして、ワシの「叉焼会」は、戦闘、流通を裏の世界から操っている。危険すぎる武器があれば輸送中に破壊、もしくは、工場の破壊をしたり、
手に入りにくい物を手に入れたり、流出させたら困るやつを買い占めたりしておる。武器商人や、四皇も捉えられないから問題ない。これがワシの役割じゃ。」
なるほど。最もだな。
危険すぎる核兵器並の兵器があれば危険だな。それを影から操れるのはすごい。
章二「ちなみにこいつらは表では、色々言われてるぞ。
四葉家は、魔法を受け継ぐ家系のみ知られるからな。そいつらから「魔導王」って呼ばれてるし、
デビルークは、「強王 デビルーク家」
叉焼会は、「影の商業王 叉焼会」
サウザンドアイズは、表でも裏でも知られてないから、
「賢王 千の瞳」って、呼ばれてるぞ。」
…………確かにこれだけのことが出来たら王様と言われても納得いくな。
サウザンドアイズ「ちなみに、その四つの王を従え、全てをコントロールする存在。
王者を支配する圧倒的「カリスマ性」を持っている「王を従えし王」って知るものには言われておるぞ。」
「お父さん…………すごいな。」
章二「まあ、知識と戦略だけは誰にも負けないからね。他は、弘美がおぎなってくれたんだよ。あと、他の皆がね。だけど…………これではダメなんだよ。」
「…………なぜ?」
…………一応わかっているが聞いてみる。
章二「わかるだろ?これでもまだ足りないことぐらい。それにどんな世界も必ず頂点が必要なんだよ。
この世界をコントロールするには、「支配者」が必ず必要だ。」
そう…………どの世界、どんな小さいことでも、必ず支配する人が、「支配者」が必要なんだ。
現在海賊も、「四皇」と呼ばれる存在がいる。そして、自分の国や縄張りの「支配者」をしている。
過去は「海賊王」が「海賊の支配者」、頂点に君臨した。
だからこそ、まだ落ち着いていた。たが、今は「支配者」が居なくなって海賊はやりたい放題。
頂点に君臨することは「支配者」になることと同じ。
圧倒的な強者だ。自由にできる。
問題はどんなやつが「支配者」になるのかだ。
今までは、強者、そして、善人とは言えない性格の人がほとんどだ。
これでは無理だ。
章二「良き世界にするには、
人を魅了し、着いていきたくなる。支えたくなる。
人を魅了する「カリスマ性」。
知識と天才以上の頭脳で全てを翻弄とさせる
「ハイスペック」。
まるで世界がこの者の思い通りに動かしてるように思えるほどの、運の良さ。
世界も従える「運」。
三つの覇気を持っており、全てのことがそつなくできる「身体能力」。
仲間や大切な人を絶対に見捨てず、善良な人の味方。全てを完璧にこなそうとする。いやこなすことが出来る「器」。
最低でもこれはないといけない。
だがこれが揃ったやつなどこの世にはいない。
せめて、私と弘美の才能を全て持っている人しか無理だろう。」
サウザンドアイズ「しかし、我々はその可能性を見つけた。それがお主。「前家流貴」だ。」