神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ!   作:ドMを極めし者

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吾が輩は狐である。 名前はまだない。

??? サイド

 

私は森で暮らしている。

 

名前はない。

 

昔はスラムで暮らしていた。

 

だが、このままで生きていけないと思い、森に入り木の実を食べていたら体が狐になっていた。

 

のちにこれは、「悪魔の実」と呼ばれるものだとわかった。

 

そして、幻術が使えるとわかり、色々盗んで生きていた。

 

狐の姿と狐と人の姿になれるが、人の姿にはなれなかった。

 

でも、困っていなかったから普段から狐の姿でいた。

 

スラムにいた人にも分けていたりした。

 

そうして過ごしていたあるとき、私が狐の姿で歩いてると、誘拐されかけました。

 

珍しい生き物立ったため、売られそうになったが、逃げ出した。しかし、それから何度も追いかけられました。

 

そして、脚を怪我をしてしまった。

 

これじゃあ、走れない。

 

そして、もうダメだと思ったが、目の前の海に船があった。ここに逃げ込めば大丈夫!巻けると思い船に潜入。

 

中にあった箱に入り、やり過ごすつもりだった。だが、船は出向してしまった。

 

別に友人がいたわけではないが、それでもこれからどうなるのか、分からなかった。

 

そして、見つかると不味いと思い、私は入っていた箱の中に身を隠しました。

 

それから何日かは、その箱の中にあった木の実を食べて生きてましたが、それも尽きこのまま死ぬのだとおもった。

 

だが、死にたくない。そう思い、船の中の食べ物を探そうと箱から出ようとしたその時、

 

ガタッン!

 

ゴンッ!

 

船が揺れたのか、体制を崩してしまい、箱のなかで頭をぶつけて…………そこから記憶がありません。

 

たぶん、そのまま気絶したのでしょう。

 

で、目が覚めると…………

 

「おっ!おきた。大丈夫?」

 

…………男の子が目の前にいた。

 

私はやわらかいベットの上にいました。

 

私は警戒のため部屋のすみに逃げ、威嚇をする、

 

だが、体力がないからすぐに倒れる。

 

そして、男の子は私のそばによる。

 

ダメだ…………もう…………死ぬのか…………

 

 

そう思ったとき、頭と体に暖かくくすぐったい感触が…………

 

ナデナデ

 

…………どうやら、この男の子に撫でられているみたいだ。

 

…………生まれて初めて…………人に撫でられたな…………なんかくすぐったくて…………とても暖かい。

 

「怖がらないで。虐めないから。ご飯があるから少しだけ待ってね。」

 

そう言うと男は、私を抱き上げる。

 

そして、さっきいたベットの上に置かれた。

 

そして、頭を撫でられ続けた。

 

ダメだ…………気持ちいい…………

 

そして、フッと気づく。

 

私の足が…………治っていた。

 

傷が無くなっている。

 

走ることができないほど、痛かったのが嘘のようだ。

 

…………この男の子が、治してくれたのか?

 

そして、

 

ガチャっ!

 

ドアから誰か入ってくる。

 

ユリ「流貴様。できましたよ。」

 

「ありがとうね。ユリ。こっちに持ってきて。」

 

この女は、「ユリ」と言うのか…………そして、この男の子が…………流貴………か。

 

そして、女は私の前に…………食べ物をおいた。

 

クンクンっ

 

匂いだけでわかる。あれは美味しいことが。

 

すると、男の子はスプーンでスープをすくい、ふーふー、してから、私の前に持ってくる。

 

「お腹すいてるだろ?まずはスープから飲みな?」

 

…………クンクン。毒はないと思う。

 

私はそのスープを舐める。

 

ペロッ

 

!?っ

 

すごく美味しかった。私はスプーンのスープを飲み干し、

すぐに皿に飛び付こうとするが、体が自由に動かない…………

 

それを察したのか、男はスプーンでまた飲ましてくれる。

 

「まだまだあるから、落ち着いて飲みな?大丈夫だから。」

 

…………そして、私はスープを飲む。

 

…………こんなに優しくされたのは初めてだ…………

 

そして、スープを飲み干し、目の前の食べ物をくれる。

 

「まだあるからゆっくり食べな。」

 

そう言うと、私の頭を撫でてくれる。

 

…………気持ちいい。

 

ユリ「流貴様?その動物は?どうするのです?」

 

「うーん。船のなかにいたし、なんかあって迷ってしまったんやろ。せっかくやし、このまま家で飼うよ。」

 

…………そうか………この男のものになるのか…………

 

いつもなら、食べたらにげるのだが…………この男の子のナデナデが気持ちよかった…………このままここにいてもいいのかな?

 

ユリ「よろしいかと。皆には伝えておきます。」

 

他の人もいるのか…………

 

 

「なら、名前を決めないとな。メスだしなー。」

 

…………ん?なんで女だと?

 

…………私が寝ているときに…………いや、深くは考えないでいよう。

 

助けてもらったのだから…………ぐすんっ………初めて見られた…………

 

 

恥ずかしいよ…………///

 

「よし!「ラン」!今日からお前は「ラン」だ。よろしくな。」

 

…………名前か…………「ラン」……か…………うん。

 

いい名前だ。

 

このままここに暮らすのも悪くないと思った。

 

そして、…………ナデナデをしてほしい。

 

「ラン!今日から俺の「家族」だ!よろしくな。ラン!」

 

…………「家族」が。悪くない。

 

そして、男の…………流貴のそばにより体をこする。

 

こうして、「ラン」の生活が始まった。

 

 

 

 

 

 


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