神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ! 作:ドMを極めし者
「んーん!やっぱり海はいいね!気持ちいい!」
海の潮風を体で感じる。
たまらんな!!
ネメシス「面白いことするな。流貴よ。」
「そう?俺は、今まで島から出たことなかったからな!面白いよ!!」
ネメシス「ふーん。よくわからんな。」
「ネメシスは、あれからなんか趣味とか見つかったか?」
ネメシス「んー。どうだろな。流貴と一緒にいれば退屈しないし、嬉しいし、たのしい。
ただ、刺激がほしい。」
「ん?バトルとかの?」
ネメシス「私は別に戦闘が好きってわけじゃない。だからって殺しが嫌いなわけでもない。前は、仕方なく、無理矢理、生きてる目的だったからな。」
…………そうなんよな。兵器として、産み出されたからな。
でも!ちがう!
ネメシス「わかってるよ。流貴が言いたいこと。一緒に暮らしてわかったもん。何が言いたいのかも、流貴のことも、「家族」のこともね。」
…………そっか。よかった。
ネメシス「でも、私の力は強すぎるもん。でもね。私は「家族」の為に、そして、流貴の野望、夢の為に力を使うよ。例え、間違っても流貴が、教えてくれるし、叱ってくれるからね。」
…………ネメシス。
「なあ、ネメシス。俺は夢の実現の為の戦力や、駒として「家族」にしたわけじゃないよ。俺は、君達みたいなやつを保護するために、救いたいから「家族」として、守るべき存在として迎えたんよ。
俺の為や、「家族」の為に使ってくれるのは嬉しいけど、俺は、おれ自身は望んでないよ。
それは、自分の意思でそう思ったのか?
恩義とか、流貴と言う為ならすべてやるって考えなら辞めてほしい。
それによって君の大切なものが失うなら…………俺は、自分が死ぬよりも辛いんよ。」
…………そう。みんなそうやけど、俺の為ってやってくれる。嬉しいけど、それによってあいつらが傷付いたり、将来後悔するなら、俺は俺の野望の為に力を使わないでほしい。
見守ってほしいんよ。「家族」でいてほしいんよ。
救ってほしいとか、助けてとか、思わない。
ただ、傷つかないでほしい。幸せに暮らしてほしい。
俺の野望には人や、力が必要や。
かなり矛盾してるのは、わかってる。
でも…………前世では手に入らなかった「本物の家族」を自分のことで、失いたくない!!
最近かな?力を身に付けて、思ったのは…………
本当はスカサハ師匠と初めての実践の戦いで、俺は後悔した。
顔には出さんかったから誰も気づいていないはず。
でも、…………もしあのようなことが…………「家族」にあったら?
…………はあ、俺って…………こんなに脆いんやな。
力、人脈、戦力、金、物資、情報。
その他も、すべて持ってるよ。
俺は、強くなっている。能力もあと一年ですべて支配できる。
ただ、それだけやねん。
こんなに手に入っても…………怖い。
死ぬこと?ちがう…………「家族」を失うこと。
事実俺は、お父さんを死なせないようにした。
あのままならお父さんは、今頃はとっくに死んでる。
だから、…………能力も使った。
お父さんのすべての力を限界を取り払ったよ。
治癒力とか、表ではばれないように。
あと、俺の寿命も…………与えた。
能力で、自分の特定のものを相手に付与する力があった。
あの時には使えた。…………でも、それでも与えたかったものは与えることが出来なかった。
だから、俺は、「悪魔の実の能力の「限界」を取り払った。」
そして、出来たのが「俺の寿命をお父さんに付与した。」
そして、お父さんは生き延びた。
なにもなかったかのように。
俺は、寿命は能力が開放されたら寿命は元に戻る。
元に戻るから俺が傷とか受ければいいんよ。
…………はあ、ダメだ。
最近というか、スカサハのことと、就任してからかな?
あの時の宣言は、本音だ!!
…………でも、
そして、
ネメシス「流貴。私はお前に昔は恩義を感じていない。」
…………ネメシス?
ネメシス「確かに初めは感じていたぞ。宿や、食事ができることにな。
だが、それでも、この力が怖いからな。利用されるとも考えていたさ。
事実、「家族」になってもな。「家族」になってから利用されるとも思っていた。
利用されていたなら…………三人を連れて逃げることも考えていた。
だが、今流貴のことがよくわかったぞ。」
「…………」
ネメシス「お前は強いけど、脆い。優しすぎるんじゃ。」
「…………」
そうか…………でも…………
ネメシス「だから!私が守る!」
「…………へっ?」
なにいってんだ?
ネメシス「前は、感じてない。でも、今は感じてる。
だか、それでもな。私は自分の意思でお前を助けたいし、守りたいと思った。お前のためじゃない。私の為だ。
それは、他のみんなもそうじゃないか?」
…………そうよな。みんな、俺の為もあるけど、
みんなは自分の意思でやってるもんな。
…………それを俺がどやかく言うのは間違ってるな。
「そうか。…………ネメシス…………ありがとうな。」
ネメシス「流貴よ。」
シュルッあれ?ネメシスの髪が俺を動けなく…………
ドシンッ
あれ?ぐるぐる巻きにされて、寝かせられた。
そして、俺とネメシスは騎上位になっている。
そして、ネメシスは俺のおでこにネメシスのおでこを合わせた。
ネメシス「なあ。甘えてもいいんだぞ。世界を変える器でも、所詮は人間だ。神の力を持ってもな。
私たちはいなくならないぞ。
みんなも流貴がどうしたら、悲しむのかを理解してるし、みんなも流貴を悲しませることをしたくないからだ。
…………もっと、頼れ!「家族」だろ?一人で背負うな。」
…………そっか。焦ってばかりで単純なことを忘れてた。
「家族」って、迷惑をかけて成長するもんな。
「なあ?ネメシス。俺は、…………みんなを頼ってもいいのか?」
ネメシス「いいの。」
「戦わなければいけないときもか?」
ネメシス「むしろ誘え!お前一人の方が心配だ。」
「…………俺の………「家族」は………無くならないかな?」
ネメシス「流貴が生きてる限りな。だから、死ぬな。
お前がみんなに言う言葉をそっくりそのまま返すぞ。
絶対に死ぬな。
わかったか?」
「…………うん。…………ありがとう。」
…………ありがとう
ネメシス「うむ。このままキスしても問題ないかな?」
「台無しだよ!?」
…………ありがとうね。