神と友達になり!「家族」を守る為に!そして最強へ!   作:ドMを極めし者

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マリージョア襲撃 セバスとオボロ

セバス「しかし、あっさりですね。自分達が襲われるなんて微塵も思ってなかったのでしょう。」

 

オボロ「ええ。拍子抜けですね。」

 

現在二人は様々な大切なものがしまってるであろう部屋にきている。洗脳した兵士に聞いてここに来ている。

 

二人は情報操作などをするために何人かの敵を負傷させてから洗脳して、タイガーがすべて行ったことにしている。

 

オボロの洗脳とセバスの【魂の書き換え】(洗脳)は、基本的に違いはない。

 

オボロの場合は【呪術】を体に書き込んで、その呪術を見えなくする。それがオボロのやり方。

欠点は、呪術が破られたら全てを思い出す。

 

だが、普段の生活や魔法使い以外で呪術を見破ることが出来ないから意味がない。

 

 

セバスの場合は相手の気を失った状態じゃないと【魂の書き換え】が出来ない。

欠点は記憶を変える量や内容によっては、時間がかかる。

 

しかし、これが解けることはない。解けるには魂を肉体から取り外さなければ意味がないから。

 

つまり、死ぬ以外解除できない。セバスが死んでも、距離が離れても、効果は永遠に続く。

 

 

どっちも恐ろしいけど、

 

オボロは頭で内容を決めたら呪術を放つだけで出来るため、時間も短い。解除する方法は存在する。

 

セバスは相手を気絶させてから、魂を書き換える為時間が長い。最高で30分。しかし、これは人格を全てを書き換えたときの話。短くて10分ぐらいかかる。しかし、解除は生きてる限り出来ない。

 

これにより、適材適所で活躍してもらってる。

 

セバス「今回の場合はオボロが適任でしょうね。」

 

オボロ「でも、この責任者だけはセバスがいあと思うわよ?」

 

セバス「ですね。しかし、何もありませんね。」

 

オボロ「ええ。とりあえず、この資料と金と珍しい機材は貰っときましょう。」

 

セバス「ええ。あとは、ここを燃やせば盗まれたかもわからないでしょう。…………ん?」

 

セバスが一枚の資料に目がいく。

 

オボロ「?どうしたの?」

 

セバス「…………オハラの事件をご存知ですか?」

 

オボロ「ええ。確か世界の危険性があるため、「バスターコール」を使ったやつよね?確か………「悪魔の子 ニコ・ロビン」だったかしら?そして、もう一人妹もいたとか。」

 

セバス「ええ。もう一人は海に落ちて死亡したと政府が認識してますね。」

 

オボロ「あら?生きてるの?」

 

セバス「わかりません。ただ、死体は発見されてません。まあ、謎ですね。」

 

オボロ「あら?それがなに?」

 

セバス「この資料をご覧ください。」

 

セバスは、ある資料をオボロに渡す。

 

オボロ「こんな資料あったかしら?」

 

セバス「金が入っていた金庫に入ってましたよ。そして、内容が…………」

 

オボロ「…………っこれって!?」

 

資料には、オハラがポーネグリフの解析をしていたから「バスターコール」を発動したことや、政府の真相や、オハラの無実の証拠がびっしり書かれていた。

 

セバス「…………どうやら政府が全て仕組んだことのようですね。ただ、歴史を知りたいと願っただけなのに…………」

 

オボロ「………ここまで来ると逆にスッキリするわ。…………ひどい」

 

セバス「ええ。ですが、まだ救いがありますね。」

 

オボロ「ニコ・ロビンね。」

 

セバス「ええ。我々が保護した方がいいでしょう。」

 

オボロ「とりあえず、終わらせて流貴様に報告を。」

 

セバス「ええ。」

 

そして、セバスが最後の金庫を開けたら、

 

ガチャっ!

 

セバス「さて、何がはいってるやら…………おや?」

 

そこから出てきたのは…………禍々しい木の実が五つ入っていた。

 

オボロ「これって悪魔の実…………しかも」

 

セバス「ええ。これは娯楽用に使われるやつではなく、貴重だからしまっていた悪魔の実でしょうね。それも霊獣クラスの…………これは良いものが手に入りましたね。」

 

オボロ「流貴様も喜ぶわ。さて、これだけかな?」

 

周りは無惨に破壊された金庫や、引き出しが全て空になった机や棚だらけ。

 

セバス「ええ。全てしまいました。しかし、この袋は便利ですね。」

 

オボロ「ええ。さすが流貴様!」

 

 

セバスとオボロが使っている袋は、ゲームで出てくるあの「アイテム袋」だ。

 

見た目は、普通の袋だが、能力で創った袋。

 

どんなに入れても、見た目や大きさが変わらず、スカイツリーがギリギリ入るレベルの量が入る。中身の時間が止まってるため腐らない。袋を落としても、持ち主の所に必ず帰ってきて、持ち主と流貴の許可がないと使えない万能袋。

 

「家族」全員に持たせている。中には料理や、飲料水など一ヶ月は生きていける量が入っている。

もしもの時にと。

 

ちなみに「物質創造」で、頑丈で柔らかい袋を創り、「神の加護」を付与させた。

 

 

セバス「さて、そろそろ全てを燃やしますか。」

 

オボロ「ええ。連絡が来たらね。」

 

プルプルプルプル

 

セバス「噂をすれば……」

 

プルプルガチャっ!

 

セバス「はい。」

 

「おお。できた?」

 

セバス「ええ。面白いものや悪魔の実など、色々出てきました。そちらは?」

 

「全員脱出した。洗脳したやつ以外を燃やしといて。」

 

セバス「わかりました。直ちに。」

 

ガチャっ

 

オボロ「とりあえず、洗脳したやつは火の届かない所に移動させといたわ。」

 

セバス「ならば、燃やしますね。【メラ】」

 

ボォオ!

 

そして、部屋が段々燃え始める。セバスの【メラ】は、ドラクエでは【メラゾーマ】レベルの威力である。

 

そして、セバスとオボロは主のもとに戻るのだった。

 

 

 

 


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