不道千景は勇者である   作:幻在

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皆様、遅れてしまいましたが、あけましておめでとうございます!
今年もどうか、宜しくお願い致します!

では、本編をどうぞ!


一人じゃない

死んだ。死んでしまった。

 

呆気も無く、いとも容易く、まるで、ゴミを駆除するかの様に。

 

二人死んだ。死んでしまった。

 

何故?何故?何故!?

 

それは弱かったから。そう、その通り、その通り・・・の、筈だ。

 

だけど、何故死ななければならなかった?

 

それが分からない。何故二人は死ななければならなかった!?

 

嫌だ嫌だ嫌だ。

 

怖い怖い怖い。

 

死にたくない。死にたくない。

 

私は褒められない。私は称えられたい。私は愛されたい。

 

その為に『■■』になったのに。

 

嫌だ嫌だ、死ぬのは嫌だ。

 

怖い怖い、死ぬのが怖い。

 

だけど、戦わなければならない。

 

褒められる為には戦わなければならない。

 

称えられる為には戦わなければならない。

 

愛される為には、戦わなければならない。

 

私は、戦う。私は戦う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だというのに・・・だというのに―――――!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故■■されなければならない!?

 

 

 

 

 

 

「――――――うわぁあああ!?」

跳ね起きる千景。

まるでばね仕掛けのように状態を起こし、そして荒々しく過呼吸を繰り返す。

「ハア・・・・ハア・・・・ハア・・・・・・・はあ~」

どうにか息を整え、落ち着く。

ふと、千景は、自分が物凄い汗を掻いている事に気付く。

シャツはべっとりと肌に貼りつき、布団は千景が寝転がっていた所だけぐっしょりと濡れている。

髪の毛から雫がしたたり、体温が奪われていく。

ついでに、体調も余り優れない。

頭痛が酷い。というかきつい。

耳鳴りがする。寒気が酷い。

熱か?

「温度計・・・・」

無理してベッドから降り、温度計を探し出し、それを脇に挟み込む。

「づッ!」

また頭痛。

「酷いな・・・・」

あまりの痛さにまともな判断が出来ない。

すぐに、体温計の測定結果が出た。

「・・・・熱、あるな」

どこかで体調管理を怠ったのだろう。

とにかく酷い。

「夏凜に・・・・・だめだ。動く気になれない・・・仕方がない」

携帯を取り出し、レスポンスする。

 

 

千景『割るい。風ひいた』

 

 

あまりの痛さに、誤字だらけになってしまった。

ただ、返信はすぐに返ってきた。

 

 

風『大丈夫?熱はどれくらいあるの?』

東郷『どこかで体調管理でも怠りましたね』

夏凜『何やってるのよ』

翼『風邪薬でも買ってこようか?』

剛『こういう時はお粥だな』

 

 

友奈と樹は朝は弱い方なので、返信が返ってくる事は無いだろう。

 

 

千景『39ど4ぶです。それと、ずつうがひどい』

東郷『いつもの頭痛かしら?』

千景『多聞』

剛『多聞?』

翼『誤字ですよ剛さん。多分です』

剛『わ、分かってるわい!』

夏凜『行ってあげましょうか?』

千景『頼む』

風『学校には言っておくわね。しっかりと休みなさいよ』

千景『了解』

翼『薬買って来るからね?』

剛『選ぶのは俺にやらせろ。風邪の相手の世話は心得てるつもりだ』

千景『お願いします』

千景『もう厳戒』

 

そこで壁にもたれかかったまま力尽きる千景。

(ま・・・ずい・・・)

意識が落ちていく。どうにか保とうとするも、頭痛も相まって、自らの本能が、危険を感じて無理矢理意識をシャットアウトしようとしている。

隣の部屋からドタドタと音がする。

夏凜が暴れているのだろうか?

そうだったら、流石に、毎日が、うるさ――――い――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――ん―――――ゃん」

誰?

眠いのだから邪魔はしないでほしい。

この睡眠という至福の時間を邪魔しないでほしいものだ。

「―――ちゃん―――――■ちゃん――――」

だから、うるさい・・・・ん?この声は・・・・・確か・・・・

 

 

「――――■■ちゃん!起きて!」

 

 

「・・・・・あれ?」

そして、目覚めた。

「ここは・・・」

「寝ぼけてるの?学校だよ。学校!」

「が、こう・・?」

あたりを見渡してみれば、木造の広い部屋、正面の黒板、七つしかない机、窓から差し込む夕日・・・いや、これは関係ないか。

なるほど、確かに学校だ。

自分たちの為に作られた、特別な学校。

「なんだ?今、起きたのか■■」

「あ・・・・」

ふと、目の前には黄朽葉色の長い髪をポニーテールにした少女が目の前に立っていた。

その傍らには、黒い髪の身長が低い少女が心配そうにこちらを見ていた。

「もう放課後ですよ」

「・・・そう」

素っ気なく返し、上体を起こそうとする。

だが、あまりの眠気に起き上がるのが面倒くさい。

「・・・・眠い」

「あああ、寝ちゃだめだよ■■ちゃん。この後訓練あるんだよ?」

「そうだと言っても・・・・眠いものは眠い・・・・」

「そんなんでどうする?もし今敵が来たら、どうするんだ?」

「その時は、どうにかして起きる・・・・」

寝たい。とにかく寝たい。

「ダメですよ■■さん、寝てしまっては」

「あと五分・・・五分・・・だけ・・・」

と、そのまま夢の世界へ行こうとしたら・・・・・

「起きろ■■―――!」

「はうあ!?」

突然、耳のすぐ近くで叫ばれ、飛び起きてしまう。

「ッ・・・・貴方は・・・・」

すぐさま、自分の右側、そこに立っているパーカー姿の少女を睨み付ける。

その少女はしてやったりと言わんばかりにニヤリと笑っている。

その傍には、おろおろしている色彩の薄い髪をした少女が一人。

「■■も■■も■■■も言ってるんだから起きろ!」

「す、すみません。なんだか無理矢理起こすような事をして・・・」

「・・・別に良いわ」

耳で叫ばれた事はこの際気にしない。

どうせめんどくさい事になるのだから。

そこへ、教室のドアが開けられる音がした。

「とにかく、もう訓練の時間だぞ■■。俺はもう行くぞ。早く眠気覚ましてこいよな」

山鳩色の髪をした少年が、背中に武骨な長剣を背負い、教室から出ようとしていた。

「あ、待て■■!■■が先だぞ!」

「ああ!?待ってよ■■■■先輩ー!」

「おいお前たち!・・・行ってしまったか」

「ふふ、皆元気ですね」

「・・・元気すぎるんじゃないかしら?」

「そんな事ないと思うよ?」

「?」

ふと、左に立っていた少女が、自分の言葉を否定する。

「■■?」

「だって、元気だという事は、私たちが生きてるって証なんだよ」

「・・・そうだな」

「そうですね」

目の前の少女たちが笑う。

「行こ、■■ちゃん!」

手を引かれる。

どうしてだろうか。彼女と一緒にいると、とても安心する。

彼女といれば、何も怖くない。

 

彼女と―――いれば―――――

 

 

 

 

彼女の名前は―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――い――――う――――さい――――どう!」

誰・・・だ?

「お――――さい――――どう――――おきな――――い―――――ど――――!」

いや、そんな事より、名前だ。あの人の名前はなんだったっけ?

「おき――――い――――ふ――――いい――――みん――――わよ―――!」

あの人の、名前。忘れてはいけない、大切な友達の名前。

「おきなさ―――う――――なさい――――ふど――――!」

そう、あの人の――――名前は――――

 

 

 

「起きなさい!不道!」

 

 

 

そこで意識が覚醒する。

「・・・・夏凜か?」

「そうよ。あんた大丈夫?壁にもたれかかってたから心配したじゃない」

「悪い・・・ッ!」

頭に鋭い痛みが走る。

「大丈夫?」

「大丈夫・・・じゃないなこれは・・・・」

「素直でよろしい。待ってなさい。簡単にうどんとか作ってあげるわ」

「頼む・・・」

流石に動く事も出来ない。体力の消費が激しい。

これは、かなり酷い。

数分後。

「ほら、出来たわよ」

「ああ・・・・」

どうにか机に移動し、目の前に出されたうどんに食いつく。

その間に夏凜はレスポンスを打つ。

「一応、学校にはアタシたちが言っておくわ。不道は今日一日、ここで大人しくしていなさい」

「ん・・・了解」

こくりとうなずく千景。

うどんを食べ終わった後、千景はベッドに戻る。

「それじゃ、学校が終わったら、また来るから」

「ああ・・・」

もはや変に反論する気にもなれない。

千景は、頭痛という苦痛から逃れるために、その意識を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ!」

自分の手にある鎌を、ビュンビュンと振り回す。

右手から左手へ、前から後ろへ、片手で回し、薙ぎ払い、振り下ろす。

それらの一連の動作を繰り返し、体に、覚えさせていく。

鎌という武器を、自分の体に馴染ませる。

「ふう・・・」

一息ついて、鎌の柄頭を床につける。

「お疲れ様、■■ちゃん!」

ふと、横からスポーツドリンクの入ったペットボトルを差し出される。

そこには、桜色の髪をした少女が、汗を流しながら立っていた。

「・・・ありがとう」

頷き、受け取る。

ふたを外し、中身を口の中に流し込む。

酸味のある味が、舌を刺激する。

ペットボトルから口を離した直後、ビュオッ!という風が自分と隣の少女に叩きつけられる。

だが、それはそこまで強い訳ではなく、ただ少し強いそよ風が吹いただけだった。

そこには、山鳩色の髪をした少年が、剣を横に水平に持ったまま制止していた。

「わぁ、すごいね■■君。すごい風だ!」

隣の少女が彼を褒める。

それに少しムッとしてしまう。

少年は、そんな少女の称賛にこう返した。

「音や風がするって事は、それほど無駄があるって事だろ?別にすごくもなんともない」

「でも、それだけ筋肉があるってことでしょ!それほど鍛えられるって事は、とてもすごい事だよ!」

それでも少女はめげずに褒める。

「むぅ・・・」

やはり、それに少しムッとしてしまう。

「■■は毎日素振りをしているからな。私も見習わなければな」

ふと、そこへ、タオルを首にかけて汗を拭っている黄朽葉色の少女がやってくる。

「お前は今のままでも十分に強いと思うが・・・」

「そうかなぁ。私は互角だと思うけど・・・・」

と、隣の少女がそう言うも、黄朽葉色の髪の少女が謙遜をする。

「そうでもないさ。模擬戦の時は毎回私が負けているのだからな」

「いや、俺は毎度毎度お前には冷や冷やさせられてるぞ?」

「危ない時もあったよね~」

と、仲良く話し合う三人。

 

なんだか、自分だけ仲間外れにされている気がする。

 

「きゃあ!」

「■■■!?大丈夫か!?」

ふと、この体育館の一角にて、何かが倒れる音が聞こえた。

そこへ目を向けると、色彩の薄い少女が床に倒れ込んでおり、それを心配そうに髪を二つにわけて結んでいる少女が駆け寄っていた。

「■■ちゃん!?」

「おい!」

「■!」

三人とも、走っていく。他の場所にいた黒髪の少年も駆け寄る。

自分は、その場に立ったまま、という訳ではなく、なんとなく歩いて行った。

「いたた・・・」

「足を捻ったな・・・・■■、氷水を袋に入れて持ってこい。急げ」

「あ、うん!分かりました!」

駆け出す桜色の髪の少女。

「痛むか?」

「はい・・・」

情けない。

そう思ってしまう。

だってそうだろう。

『■■』であろうはずの存在が、そんな怪我をしてしまうなんて。

「■■、お前は救急箱」

「承知した」

今度は、黄朽葉色の髪の少女がかけだす。

「持って来たよー!」

「持ってきたぞ!」

桜色の少女はその手に氷と水の入った袋を、黄朽葉色の少女は、救急箱を持ってきた。

「しばらく当てて、休んでいろ。その後、湿布を張って様子を見よう」

「はい、ありがとうございます」

「すまない■■、■■がついていながら」

「もともと、■が足元を十分に注意していればよかったんだ。まあ、言っても仕方のない事だが」

「うう、すみません」

ああ、本当に情けない。

誰がって?

 

 

()()()()

 

 

どうして()()()、真っ先に駆け寄らなかったのか。

どうして()()()、歩いてよったのか。

どうして()()()、彼女の怪我を心配してあげなかったのか。

 

何故、あの時、優しく出来なかったのだろうか?

 

もっと、話がしたかった。もっと一緒にいたかった。誰も欠けて欲しくなかった。

今更遅いと分かっていても、あの頃に戻りたい。そしてやり直したい。

別の結末になって欲しかった。

誰も、死ぬ事なく、欠ける事無く、生きていて欲しかった。

 

死にたくない。だけど死んでほしくない。

 

何故、今になって、こう思ってしまうのだろうか。

もう何もかも遅いと言うのに。

私は、どうして、あの人のように出来なかったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、ただ、ずっと一緒にいてくれる『友達』が欲しかっただけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、彼女の――――彼女たちの――――名前は―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・ん?」

「あ、千景君、起きた?」

見慣れた天井が視界に広がる。

うめき声に反応した、一つの声も聞こえた。

首だけを動かし、その人物を視認する。

赤みがかった桜色の髪、誰にでも向ける人懐っこい笑み。

誰でもない、自分が知る、大切な人。

「大丈夫?夏凜ちゃんの話だと、気絶してたって聞いてたけど・・・」

どうにか体を起こし、額に手を当てる。

「ああ・・・ありがとう、高嶋さん・・・」

「え?高嶋さん?」

「え?」

思わず、硬直する二人。

今、自分は何と言ったのだろう?

高嶋さん、と言ったのだ。

彼女の名前は――――違う。

「すまない、友奈」

結城友奈だ。

彼女ではない。

「寝ぼけていたみたいだ」

「びっくりしちゃったよ。突然知らない人の名前で呼ばれたんだもん」

気付けば、額には冷えピタが貼ってあり、友奈の傍には洗面器とタオルがあった。

「汗掻いてたから、ふき取ってたんだよ」

「そうなのか」

「突然、返信来なくなったから、夏凜が返信してくれるまで焦ったじゃない」

扉から風が出てくる。

「風先輩・・・学校は・・・」

「もう放課後よ、ほ・う・か・ご。部活も今日は休みにして皆で来たのよ」

「皆で!?」

千景が驚くのと同時に風の後ろからぞろぞろと勇者部一同が入って来た。

「大丈夫かい千景君?」

「千景先輩、お体の調子はどうですか?」

「体力をつけるためにぼた餅持ってきてあげたわよ」

「風邪薬持ってきたぞ千景」

「また来てあげたわよ不道」

「皆・・・・」

翼、樹、美森、剛の四人が口それぞれに一度に言いたいことを言う。

茫然とする千景。その脇から、ピピピと電子音が聞こえた。

探ってみると、そこから体温計が出てきた。

「これは・・・・あ」

「まだ熱あるわね・・・やっぱり風邪ね」

「それじゃ、これ風邪薬と水な。そのまえに東郷のぼた餅でも食え。体力はつけておいた方が良い」

それを風が取り上げ、剛が風邪薬を差し出す。

「なんか・・・すみません。俺なんかの為に・・・」

「他人が困っている事を勇んで助ける。それが勇者部の活動目的よ。忘れたの?」

美森がぼた餅の入った箱を千景の前に置く。

「そうだよ。その相手は部員も同じ。だからこうしてきたんだよ」

友奈が微笑む。

 

 

その笑顔が、何故か心に突き刺さる。

 

 

かつて守る事の出来なかった笑顔。

 

かつて自分が壊してしまった日常。

 

かつて守る事の出来なかった仲間。

 

かつて傍にいる事に気付く事の出来なかった友。

 

かつてつかむ事の出来なかった幸福。

 

全て、自分で壊してしまった。自分で手放してしまった。自分で失くしてしまった。

 

 

ありふれた、どこにでもある、幸せというものを、(わたし)は―――――

 

 

 

 

「ち、千景君?」

友奈がオドオドしている。

どうしたのだろうか?

「泣いてるわよ。アンタ」

「え・・・?」

風に言われ、頬に触れれば、確かにそこは濡れていた。

それが、自分の目から流れているものと気付くまで、そう長くはかからなかった。

「あ、いや、これは・・・・」

「そこまで嬉しかったのかい?」

翼が、ハンカチを渡してくれる。

「それならそうと言え、焦ったじゃねえかよ」

剛が笑いながらそう言う。

「助け合うのは当然の事じゃないですか」

樹が励ます。

「そうよ。だって私たちは、勇者部なんだから」

東郷が慰める。

「いつだって頼りなさい。アンタも、勇者部の一員なんだからね」

風が堂々と言い放つ。

「家が隣同士なんだから、私も頼りなさいよ」

夏凜が腕を組んでそう言う。

「千景君は一人じゃないよ」

友奈が、千景の手を取る。

「私たちがいるからね」

満面の笑みで、そう言った。

それがどうしようもなく暖かくて、嬉しくて、涙が溢れてきて。

精一杯の感謝を込めて、千景は言う。

 

「ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決戦の日は、そう遠くない。

 

 

 

 

 

 




次回『決別』

例え、幼馴染であっても

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