もしもシンゴジが艦娘の存在する世界で現れたら   作:watazakana

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やっとこさみんな知ってるゴジラが出ます。艦娘が沈むので苦手な方は回れ右推奨です。
予備知識
旧式の艦娘:船体召喚型の艦娘。対深海棲艦性能は絶望的。しかし、軍艦を一人で制御出来る技術はここで確立した。物理障壁は搭載されていない。今の艦娘より火力が高く、持久戦に長ける。


覚醒・進撃・蹂躙

神奈川県 鎌倉 稲村ガ崎

 

「横須賀鎮守府!横須賀鎮守府!こちら鎌倉班!たった今沖の方で大規模な水蒸気爆発の発生を視認!ゴジラの可能性大!」

 

水蒸気爆発。それは、彼が現れた証。彼とは、深海棲艦ではない。むしろ深海棲艦であればどれだけ良かったことか。彼の名はゴジラ。神の名を持つ、地球上で最も進化した生物。

天高く上がった水しぶきの煙幕はだんだんと晴れ、あの巨体が徐々に現れていく。

「水蒸気爆発の発生はゴジラによるものと確定!けど…この前と全然違う…!」

黒い。以前は黄土色で気持ち悪い見た目だったが、今のゴジラは黒く、恐れを具現化したような化け物だ。それ以前にデカイ。以前の倍くらいに巨大化している。

『こちら横須賀鎮守府。そちらには今金剛たち高速戦艦部隊が向かっている。発砲許可は彼女らが鎌倉に着いた時には降り、火器の制限もなくなるだろう。東京の、日本の興廃はこの一戦にある。皆、なんとしてでもゴジラを止めるぞ』

 

 

神奈川県 多摩川土手ーーー

 

「長門さん、司令部の設営完了しました」

「分かった。総員集合!」

 

長門率いる陸型艦娘第一決戦部隊、通称「陸一戦」は、多摩川を死守するため、ここに配置された。陸軍省はゴジラを海軍が止められなかったときの保険と言っていたが、多摩川に全力配備をしているあたり、海軍なんかにゴジラは倒せないと決め込んでいるようだ。

「陸一戦!たった今、鎌倉でゴジラの討伐命令が出た!発砲あり火器の使用は無制限のなんでもありだ。既に三沢基地、木更津基地、立川基地から鶴翼や旧時代の戦闘ヘリなどがこちらに向かっている。もし海軍がやられても、絶対にここで倒すぞッ!」

「「「了解ッ!」」」

 

 

再び、神奈川県 鎌倉市 稲村ガ崎ーーー

 

「…そんな…嘘…仮にも艦娘ヨ?こんなコトって…」

高速戦艦部隊が到着したときには、もう終わった後だった。

ある艦娘はその船体が真っ二つに割られ、ある艦娘は艦橋が吹き飛び、大炎上を起こしている。ゴジラは既に上陸しており、陽炎型の駆逐艦が狂ったようにゴジラに向けて発砲しているが、牽制にすらならず、ゴジラは悠々と進撃していく。

「……っ!ゴジラァアアッ!高速戦艦部隊ッ!全砲門全開、full fireで行くッ!目標、ゴジラッ!」

金剛の号令は海に響き、比叡、霧島、榛名は気圧されたように従った。

「撃ぇえええええぇええええッ!!」

そう叫んで放たれた砲弾はまっすぐにゴジラの元へ飛んでいき、命中した。戦艦の砲撃の命中率は5%を割るくらいには低いのだが、ゴジラには全弾が命中。爆炎がゴジラの脚、胴、頭にまとわりつく。しかし…

「目立った外傷、なし…足を止めず、進撃を続行…」

洋上の戦艦の砲撃が通じない。これ以上のショックはそうあるものではなかった。

金剛の頭は急速に冷めていく。戦艦の砲撃がまるで通用しないあの化け物に、勝てるわけがない。そんな絶望が金剛たちを取り巻いていった。

「もう一回!次は絶対に仕留める!」

そう言って3回、ついに仕留めることはおろか、足止めすらできずに、射程外に行ってしまった。金剛は膝から崩れ落ち、比叡は手を潰そうと言わんばかりに拳を握りしめ、霧島は呆然と立ち尽くし、榛名は祈るように手を組んだ。それしかできなかった。ゴジラは食い止めなければならない。それでも、金剛たちはただ「逃げて」と思うしかなかった。

 

 

損害

睦月、三笠、島風、山城(いずれも旧式)

轟沈




投稿ペースがこれから落ちるかもです。すみません…
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