東方黒麗教 〜the Black Maiden.   作:rii11

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それではどうぞ


東方妖々夢 〜Perfect Cherry Blossom
第21話乙


正気を保つので、精一杯です。でも、死にこだわり過ぎていたです。万物は、必ず終わる物だ。と思う事にしたです。私は、ソニアちゃんに入れ込み過ぎていた様です。たったちょっとの間居ただけなのに。あの様子だと、色んな所に行ったんだけど、あの姿がばれた日には追い出され、また別の町へ行き、またばれて、追い出される。そんな人生を送っていたのでしょう。ソニアちゃんは、悪くないのですのに。人は、物事を一方的にしか見ないのです。相手を悪だと考え、自分の正義を押し通そうとする。私は、常識に囚われる考え方をしない事にしたです。

 

「カ〜ゴメ、カゴメ、籠の中のと〜ぉり、いついつ出やる、夜明けの晩に、鶴と亀がす〜べった、後ろの正面だ〜あれ?」

 

「何の歌ですか?」

 

「怖い歌ですよ」

 

「?」

 

「まあ、気にしないでです」

 

「はい、分かりました」

 

「籠の中の鳥。ですか」

 

「?」

 

「籠の中の鳥に、自由はあるのかな?」

 

「無いとは思います」

 

「...嫌われる者の、味方になりたいです」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

数日後

 

チリンチリン

呼び鈴がなるです。

 

「はいで〜す」

 

「こんにちは、こちらが、黒麗神社で合っていますか?」

 

そこには、魂魄妖夢がいた。もうそんな季節なのですか。

 

「あの、幽々子様に言われて、ここに来ました。此処に来れば、面白くなる。と言われて、来ました」

 

「そうですか、入って下さい」

 

「はい、入らせて貰います」

 

「暁、お茶を入れて」

 

「はい」

 

「妖怪でも、人間でも無いですよね」

 

「暁は、私の人形(ドール)です」

 

「ドール?」

 

何か言いたそうですね。

 

「はいです」

 

「お茶どうぞ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

「それで、どうして欲しいです?」

 

「噂になってるんです」

 

「何がです?」

 

「貴方が、紅魔異変に関わった事」

 

「実際。特別依頼で、頼まれたです」

 

「特別依頼?」

 

「特別依頼は、マスターに手を出すものを、

やるという依頼です」

 

「それを、紅魔館は?」

 

「了承してくれたです」

 

「あの」

 

少女説明中...。

 

「つまり、特別依頼を受けたい。という事ですね?」

 

「はい」

 

それしか無いですからね。

 

「じゃあ、暁。お留守番宜しくです」

 

「はい、待っています」

 

「じゃあ、行きましょう」

 

「はいなのです」

 

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冥界 白玉楼

 

「此処が、冥界。白玉楼です」

 

「へー、此処が冥界、白玉楼ですか」

 

凄いです。

 

「では、お入りください」

 

「失礼するです」

 

「貴方が漓夢?」

 

「えぇ」

 

そこに、幽々子がいる。

 

「その刀は?」

 

「この刀は夜斬刀。夜を斬れる位の、刀です」

 

「そうなの、さあ、上がって」

 

「はいなのです」

 

「幽々子様は、何故漓夢を呼んだのですか?」

 

「アイデアをくれると思ったの」

 

「アイデア?」

 

「えぇ、あそこに、桜の木があるでしょう。あの桜を、咲かせたいの」

 

「幽々子様...」

 

「あの桜...。なのですか」

 

「えぇ、何かしってるの?」

 

「ハイなのです。あの桜は西行妖。満開になると、西行寺幽々子は、死んでしまうです」

 

「そうなの?」

 

「えぇ、あそこに貴方の死体が、あるはずなのです」

 

「ありがとう」

 

「いえいえ」

 

「妖夢、お茶を出しなさい」

 

「はい、分かりました」

 

「それで、あの桜を咲かせるには、どうしたら良いのかしら?」

 

「幻想郷中の春を集めれば、良いんじゃないですか?」

 

「春を?」

 

「はい、春を集めるのです」

 

「わかったわ」

 

「はい、お茶です」

 

「ありがとうです」

 

「ん〜そう言えば、何処流の剣術を使うの?」

 

「我流剣術なのです」

 

「そうなの?じゃあ妖夢。戦ってみて頂戴」

 

「え?私ですか?別にいいですが」

 

「良いですよ?それに、実力も知りたいですから」

 

「はぁ」

 

「それじゃぁ、始めるです」

 

「ええ、...そんなので、大丈夫なの?」

 

私は、妖夢に対して左足を前にして、左手は垂らし、右足は後ろに開き、右手は、膝に乗せ、刀を構えているです。

 

「大丈夫です。問題無いです」

 

「じゃあ、始め!」

 

漓剣「五芒星」

 

右下に構えている刀を左上に動かし、右にスライドさせ、左下まで動かして真ん中の上まで動かし、右下まで戻す。この動きが、五芒星なのです

 

ですが、最初の動きで楼観剣によって止められる。

 

こうなっては、不利なのはこっちです。

 

「中々やりますね」

 

「いえいえ、不利なのは、こちらですよ」

 

力を抜く。

すると妖夢は、慣性の法則に従って前に出る。そして、2個目の斬撃。左から、右に動かすだけ。そして、右上から左下に斬撃。左下から上へさらに斬撃。上から右下へ戻す為に振り、五芒星は終わる。と、思っていたのですか。最後に真ん中を突いて、終わりです。最後の斬撃。

 

キィィィーン

金属どうしがぶつかり合う、高い音が鳴り響く。

そして、両者とも吹き飛ばされる。

 

そう、最後の斬撃は、楼観剣によって阻まれた。

 

「っつ、なのです」

 

「喋ってる暇、あるの?」

 

「無さそうですね」

 

両者はだんだんその距離を詰め寄り、間近まで寄った所で。

 

「両者止め」

 

その幽々子の声で、終わった。

 

「ありがとうございましたです」

 

「ありがとうございました」

 

「これで、実力も分かった訳だしね〜♪妖夢」

 

「申し訳ありません。幽々子様」

 

「そう言えば、特別依頼?だっけ?どうすれば良いの?」

 

「えーっとですね」

 

こうして、私は白玉楼で、桜を開花させる為に知恵を貸したり、妖夢と戦ったりして、幽々子がマスターになった。




幽々子が漓夢のペースに呑まれてる。のか?
それでは期待しないで待たないでください
ダスビダーニャ

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