東方黒麗教 〜the Black Maiden.   作:rii11

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何気に前回が最初の次回予告っていう
それではどうぞ


第28話漓夢の日常

私の朝は、牛四つ時から始まる。

(3時30~4時00)

 

「ふぁ〜」

 

おはようなのです。まだ日も出てない今日。

まずは着替える。

そして、箒を取って掃除です。

まだ暗いですね。

私は慣れてますが、皆さんはどうなんです?

どうでもいいですけど。

 

静かな神社内。

寂しく箒の掃く音だけが聞こえてくる。

 

しゃっ しゃっ しゃっ しゃっ しゃっ しゃっ

 

その音は、誰も聞かない筈なのに、

一定の感覚で、その音は刻まれていた。

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掃き終わった頃。

時刻は寅二つ時になっていた。

(4時30〜5時00)

 

「おはようございます。リー様」

 

「おはようなのです」

 

何時も掃除が終わった時に、暁は目を覚ますのです。

掃除が終わったぴったりの時に。

 

「さて、暇ですね」

 

「何なら、続きでもします?」

 

本当に止めて、r-18に成るから。

 

「冗談ですよね」

 

「もうちょっと遅く起きれば良いのに」

 

「聞こえているですよ」

 

「朝ごはん作っときますね」

 

「・・・」

 

スルーですか。まあ良いです。お互い気にしなければ、特に問題は無いのです。

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朝ごはんも食べ終わり、朝の体操を始めるです。

まずは適当に身体をほぐすです。

それから夜斬刀を使い、漓流剣術を磨くのです。

それが終われば、空を飛んで今日の様子を見るです。そして終わるです。

 

...参拝客が来なければ、暇です。

実に暇です。

 

何をしようか悩むですね。

 

チリンチリン

 

「はいなのですー」

 

戸を開けると

 

「遅れたわ〜」

 

「遅れて申し訳ありません」

 

「いえいえ、上がって行くです」

 

幽々子と妖夢が来た。

 

「白玉楼はどうしているんですか?」

 

「心配なんてしなくても、誰もあんな所に行かないわ」

 

「そう言えばそうだったですね」

 

私が居た時も、誰も来なかったですからね。

 

「今日はどうしたんですか?」

 

「暇すぎて耐えかねて、ね」

 

「そうだったんですか」

 

「私を抜いて話を進めないでください」

 

「そこまで進んで無いわよ」

 

「そ、そうだったみょん」

 

「ポーカーでもします?」

 

「ポーカー?」

 

「ポーカーね、やるわ」

 

「何です?ポーカーって」

 

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「ファイブオブアカインド。です」

エースが4枚と、ジョーカー1枚のペア。

 

「あ〜あ、スリーオブアカインドね」

4が3枚と、6が1枚と8が1枚。

 

「私なんてツーペアですよ」

6が2枚と、4と3と2。

 

「ロイヤルストレートフラッシュ。私の勝ち」

 

「暁の勝ちですか、やるようになって来たですね」

 

「へぇ〜強いのね〜。その人形」

 

「ツーペアですよツーペア」

 

「幽々子も強い方の手札ですよ」

 

「そうなの?」

 

「そうなのですよ」

 

私達の札がおかしいのです。

 

「もうすぐ昼ですが、食べて行きますか?」

 

「ええ、最初からそのつもりだわ」

 

「幽々子様」

 

「いいのよ、ね?」

 

「食べて行くと良いですよ」

 

「今日はチャーハンです」

 

「チャーハンですって?」

 

「幽々子様、そんなに食べては駄目ですよ」

 

「分かってるわよ」

 

「それじゃあ、暁が作ってる間は、3人でポーカーするですか」

 

「私はちょっと」

 

「私はやるわ」

 

「じゃあ、ブラックジャックって知ってるです?」

 

「あのメス使いの方?」

 

それは違うブラックジャックの方です。

 

「違うです、トランプゲームです」

 

「そっちの方ね。だったら、紫とやった事があるわ」

 

「私がディーラーするですね」

 

「構わないわよ」

 

ターン1 まずはトランプを配る。

 

漓 エース ??

 

幽 エース キング

 

「ナチュラルブラックジャックですか、最初から凄いの引くですね」

 

「スタンドだわ」

 

ターン2 勝負

 

漓 エース クイーン

 

幽々子 エース キング

 

「こっちもナチュラルブラックジャックです」

 

「これじゃぁ勝負が付かないじゃない」

 

「仕方ないですね」

 

ターン1

 

漓夢 10 ??

 

幽エース 9

 

「微妙ですね」

 

「20...スタンドでいいわ」

 

ターン2

 

漓10 エース

 

幽 エース 9

 

「ナチュラルブラックジャックです」

 

「このトランプどうなってるの」

 

「ディーラーするですか?」

 

「分かったわ、やってみるわ」

 

ターン1

 

幽10 ??

 

漓10 7

 

「うーん、17ですか」

 

「どうする?」

 

「スタンドするです」

 

「勝負しに来たわね」

 

ターン2

 

幽10 6

 

漓 10 7

 

「引くわ」

 

ターン3

 

幽 10 6 6

 

漓 10 7

 

「バスト。ね、良く勝てたわ」

 

「出来ましたよー」

 

 

 

「頂きます、なのです」

 

「それじゃあ、頂くとするわ」

 

少女(?)食事中···

 

「美味しかったわ、白玉楼の料理も任せたいわ」

 

「冗談は止めて下さい。幽々子様」

 

「美味しかったですよ」

 

「はい、リー様」

 

そして、昼御飯を食べると帰って行き、暇な時間を過ごして1日が終わった。




漓夢と暁が運良すぎて草。
それでは、期待しないで待たないで下さい。
ダスビターニャ

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