東方黒麗教 〜the Black Maiden. 作:rii11
「何してるのだー?」
空を飛んでいると、ルーミアが現れる。レミリアは、別方面へ異変解決しに行っている。
「異変解決ですよ」
「そーなのかー 。漓夢の実力が見たいのだー」
忘れて無いのです。何で忘れて無いのです?
「良いのですよ」
「開幕スペル行くのだー」
月符「ムーンライトレイ」
ルーミアの弾幕が、夜を危うく照らす。
幻象「ルナクロック」
まずは奇数弾を放ち、近くまで寄った所で時を止め、ナイフを放つ。
ピチューン
ルーミアが私の弾幕に当たる。
夜符「ナイトバード」
左右にルーミアの弾幕が放たれる。
幻幽「ジャック・ザ・ルビドレ」
適当に大型弾幕を放ち、時を止めてナイフを大量に放つ。1ボスに対して容赦しない弾幕なのです。
ピチューン
またしても、ルーミアが当たってしまう。これには、ルーミアも認めたようで。
「霊夢よりも強いのだー。私も少し、本気を出すのだ」
漆黒符「ジ・ブラックアウト」
先程まで空に有った偽の月や星辰の光を漆黒が塗りつぶしていく。完全に真っ暗闇になってしまった。でも、案ずる事は無いのです。まだ耳と感覚神経が残ってるのです。目を閉じて音を感じて、空気の流れを感じる。
時は来たのです!!
漓刀「夜斬刀」
スパッ
居合で斬ってしまう。音は出なかったが、空気の流れが変だったのです。
「ここまで完膚無きまでに倒されると、尊敬すら覚えるのだー」
「そうなのかー?」
「そうなのだー」
「「わはー」」
「私も異変解決手伝っていいのかー?」
「いいのだー」
こうして、ルーミアも仲間になった。
私達が今いるのは森の中。道案内はルーミアに頼んでいる。木々が不規則に生えている中、木々が生えていない円形の場所にたどり着く。しかし、ただの円形の場所では無かった。その真ん中にはレミィが居たのだ。
「あら、待っていたのよ。リー」
カリスマを放ち、威圧さえ感じさせるその姿は、普段の砕けた感じとは全然違う物であった。
「何で待っていたのです?」
「それはね、貴方を倒す為よ」
「な、何でですか?」
「白々しいわね。これまで、私達異変を起こす側に付いて、戦わずにここまで来れたんですものね?羨ましい限りだわ 。そうやって、自分は戦わずに仲間···いいえ、手駒と言った方が良いのかしら?を使って楽して来たのは、何処の黒巫女さんでしょうね?」
神罰「幼きデーモンロード」
夜闇にレミリアの出したレーザーの光が交差し、私達を囲んでいく。そして、そこに弾幕が放たれる。
霊符「夢想封印」
私の弾幕が放たれる。
それでは、期待しないで待たないで下さい。
ダスビターニャ