東方黒麗教 〜the Black Maiden. 作:rii11
弾幕がぶつかり合い、中和して消えていく。
「私、何も知らないのです」
因みに、ルーミアは戦闘に参加させる理由にも行かないので、森に隠れてもらっているのです。
「じゃあ、吐くまで続けるだけだわ」
獄符「千本の針の山」
大量の弾幕が放たれ、隙間を埋めて行く。
私もスペルを放てれば良いのですが、魔力消費が溜まって来て、スペルを発動出来ないのです。
つまり、避け続けるしか無いです。
何度か危うい所はあったのですが、何とか避け続ける事が出来たのです。
はあ、ちょっと疲れて来たのです。
「あら?スペルは使わないの?···まあ良いわ。結局、私が食べてしまうもの。さぞかし美味しそうだわ」
神術「吸血鬼幻想」
大弾幕が放たれ、その後を続いて小弾幕が並ぶ。
今回も、スペルを放てそうに無い。
「はあ、はあ、はぁ」
何とか避け続けたのです。疲れたのです。もう、ピチュっちゃうですか···。でも、まだ何も分かって無いのです。
漆黒符「ジ・ブラックアウト」
視界が完全な闇に染まる。私は今スペルを使えないから、ルーミアがやったのです。
意識は遠のく。
目が覚めると、とても暗い所に居るのが分かるのです。そして、水を漕ぐ音が聞こえ、人の声も聞こえるのです。
「お、起きたか。あたいは小町だ。宜しくな」
「よ、宜しくです」
「早速だけど、伝えにゃならん事があるんだ」
「なんです?」
「本当ならお前さんは、ここで死ぬ筈じゃぁ無かったんだ」
え?死ぬ筈じゃ無かったって、現に今、死んでるですよ。
「まぁ、そこら辺はあたいからは何も言えないから、えーきに聞くと良い」
「そうなんですか」
そういえば、能力は使え···無いですね。これは本格的に困ったのです。
「あれが閻魔殿だ。えーきの野郎に挨拶して来い」
見ると、全体的に赤い建物である事が分かる。とても禍々しい。
入ると、目の前には四季映姫が居る事に気が付く。
「おはようございます」
「覚えていなくても、罪は罪ですからね」
「何の事です?」
「結論から申しあげると、貴方にはこれから地獄の方で働いて貰います」
「です?」
働くって、経験は無いですよ?
「ノルマを達成出来なかったら、説教をみっちりとしますからね。後、死神の事はそこに居る小町にでも聞きなさい」
うわー。恐怖政治、怖いのです。 取り敢えず、小町さんに色々聞く事にしたのです。
「色々面倒になって来たもんだ。ほら、奥へ行くぞ」
その後私は、服装や持ち物をチェックされ、黒の袴に死神の鎌という姿になった。
それでは、期待しないで待たないで下さい。
ダスビダーニャ