東方黒麗教 〜the Black Maiden.   作:rii11

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4月から毎週金曜投稿になると思います。


第36話死神

「まず、何からすれば良いのです?」

「船は漕げるか?」

船ですか?だったら、一応漕げるのです。

「漕げるです」

「なら大丈夫だな。あと、あんまり鎌を振り回すなよ。人の体くらい、簡単に切れるから」

「分かったのです」

「なら、あたいは寝とくから、適当にやってくれ」

「ノルマを達成出来なくても知らないのですよ(ぼそっ)」

「さーて亡者はどこだい?」

変わり身が凄いのです。さて、私もそこら辺に居る人を捕まえるのです。

 

 

 

あれ?そういえば、ノルマって何人なんです?一応、一人運んできたのですが…。

「あの、着いたのですよ。起きるのです」

起きないんですが…。どうするです?ううん。鎌の柄の先で突いてみるですが、反応は無いのです。運ぶしかないのですか。お姫様抱っこをして運ぶのです。

 

 

 

「次の亡者は…っと。なんで入ってるの?」

「起きなかったのです。だから、運んで来たのです」

「なら、そこに置いてくれる?」

「分かったのです」

少年を地べたに置き、踵を返す。

 

 

 

今日はこれをして、合計5人運ぶ事が出来たのです。因みに、ノルマは3人だったのです。

「こちらが、今日から住んでもらう部屋になります」

映姫に連れられ、部屋に入るのです。部屋の感じは、可も無く不可も無くと言った所です。

「食事は、食堂が有るから好きにして」

そして、映姫は返ってしまう。

どうしたら良いのです?···取り敢えず、ベッドに飛び込んで寝るです。

 

 

 

ん?今何時です?

···って、この部屋には時計も無いのですね。

今日は休みなのです。···この部屋を出て、他の死神さんと挨拶しに行ってくるのです。

 

 

 

コンコンコン

「はーい」

扉が開くと、白い袴の女性の死神が居るのです。

「こんにちはです」

「貴方が映姫が言ってた新人なの?」

「はい、そうです」

「宜しくね。私は幻想郷のもう一人の方の閻魔の死神」

名前が何なのかが気になるのです。

「そうなのですか」

「これから仕事だから、後でね」

行っちゃったのです。次は食堂に行くのです。

 

 

 

「パン一つ下さいです」

「はいよ」

そして、渡されるのはパンと牛乳である。

「何で牛乳です?」

「まだまだ成長期じゃないの」

失礼なのです。私はこれで良いと思っているのです。

今日は仕方ないので、パンと牛乳を食べたのです。

 

 

 

能力を使えないのが一番体に来てるのです。せめて何か有ればいいのですけど···。弓道場が何故地獄に有るのです?

 

まあ良いのです。有るのなら、やってみるだけです。見よう見まねですが···。

 

当たったのです。しかも真ん中に当たったのです!

 

 

 

それから何ヶ月か死神として働き、慣れてきた頃に、それは訪れた。




それでは、期待しないで待たないで下さい。
ダスビダーニャ

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