東方黒麗教 〜the Black Maiden.   作:rii11

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ネクロニカって面白いよね。
ねと打ったらネクロニカが一発で出る位は


41話-諏訪湖

やって来たのです!Lark Suwa(ラークスワ)

 

え?何で英語かって?

 

気にしない方が身のためなのです。

 

 

 

カランカラン

パンパン

 

諏訪大社でお参りしたのです。

「目の前に神様が居るんだから、直接言えば良いのに」

「ただの挨拶なのです」

「そう」

目線を上げると、お賽銭箱に座っている諏訪子が見れる。

「そう言えば、幻想郷に連れて行ってくれないかい?」

アイエーナンデ!?スワコナンデ!?

「何でです?」

「そりゃぁ、信仰力が無くなって来てるし、他の世界も考えたけどさ。1番幻想郷が面白そうだったからね」

「そ、そうですか」

「という訳で、連れて行ってくれないかい?」

両目を閉じ、魔力を探る。···足りそうなのです。

「貴方だけが行くのですか?」

「まあ、物は試しだ」

「分かったのです」

右手を伸ばし、スキマを発生させる。

「それは?」

「幻想郷への扉です」

「ふーん。じゃぁ入るから。案内でも頼んだよ」

「分かったのです」

 

 

 

「ここは?」

「ここは魔法の森です。キノコ好きな魔法使いが出没するのです」

「ふーん」

 

 

 

「ここが、その魔法使いが住む家です」

「ふーん」

 

 

 

「ここは妖怪の山。天狗のテリトリーです」

「ふーん」

 

 

 

「どうです?」

「中々面白かったね。また宜しくね」

「わ。分かったのです」

 

 

 

こうして、こっちに来ては諏訪子を幻想郷を運び、幻想郷に帰る日々を何度か過ごし、バレそうになった時も有ったのです。

でも、毎回諏訪子は待ってましたし、バレないように最善は尽くしたつもりなのです。

 

 

 

「ねえ、幻想郷に連れて行ってくれないかい?」

「またですね」

「毎回すまないね。今回は、この建物ごと移動させて欲しいんだ」

「何でです?」

「そろそろ信仰力も限界だし、貴方が私達に力を流しているのは気づいているから」

「気づいていたんですか」

「そりゃあ、急に力が増すなんて事は起きないからね」

「そうですか」

気づいていたんですか···。まあ、白々し過ぎたのです。

「それで、妖怪の山に運んで欲しいんだ」

「何でです?」

「1番合いそうだったから」

「そ、そうですか」

「なら、早速始めてくれ」

「でも、大丈夫なのですか?」

「大丈夫だ。問題無い」

両手でサムズアップする諏訪子。

本当に大丈夫なのです?

 

 

 

「では、始めるのです」

「分かった」

両目を閉じ、自らの身体に流れる魔力を感じる。

 

そして、目を見開き、手に魔力を集め、巨大なスキマを発生させる。

もう一方は、妖怪の山中腹。

 

 

 

跡形も無く消えた諏訪大社。

「じゃあ、次は私を。その次は、神奈子と早苗を連れて行ってやってくれ」

「分かったのです」




それでは、期待しないで待たないで下さい
ダスビダーニャ

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