東方黒麗教 〜the Black Maiden. 作:rii11
空を見ると、もう太陽が沈みかけている。
さて、帰るのです。
「帰るのですよ」
まず、紅炎から迎えに来た。
「んー。分かった」
スキマを発生させたいが、ここは街中の為、外れに移動する。
「じゃあ、スキマを出すのですよ」
スキマを発生させ、紅炎はその中に入って行く。
さて、暁も迎えに行くのです。
「帰るのですよー」
暁を迎えに来た。
「もうですか?」
「そうですよ」
「時間が流れるのは早いですね」
「そうですね」
スキマを開く。ここは、街の外れの為、開いても構わないのだ。
「帰るのですよ」
「分かったのです···」
暁はしぶしぶといった感じで、スキマに入って行く。
「ありがとうね。毎回私のわがままに付き合ってくれて」
紅炎はそう言い、少しお辞儀をする。
「いえいえ、構わないのです。むしろ、役に立つならそれで良いのです」
「じゃあ···。今度は、皆で行っても良い?」
魔力が足りるかの問題は有るが、そんな事は小さな問題なのです。
「良いのですよ」
「じゃあ、また明日」
「パカパカ」
紅炎と別れ、今度は暁の所へと行く。
「あっリー様!」
「どうしたのです?」
「今日は···ここに泊まって下さい」
「良いですよ」
「やったー!!今日は、腕にふるいをかけますね」
中に入り、居間でくつろぐ。
「出来たのですよー」
出されたのは、ボルシチである。
「頂きます」
食べてみると、懐かしい味がする。
「どうですか?」
「美味しいのです」
「良かったです」
食べ終わる。
「ごちそうさまです」
「暇ですね」
「そうですね。···ブラックジャックでもするですか?」
「したいのです」
「じゃあ、私がディーラーをするのです」
漓 3 ??
暁 エース ジャック
「あっ···」
「ナチュラルブラックジャック···ですね」
「スタンド···です」
漓 3 エース
暁 エース ジャック
「負けたのです」
「もう1回しましょう」
漓 3 ??
暁 4 キング
「15···。6以下が出れば良いんですよね」
「そうですね」
「引きます」
漓 3 9
暁 4 キング キング
「バスト···ですか」
「もう1回するです」
漓 8??
暁 8 9
「17···。バストしてくれる事に賭けます。スタンド」
漓 8 7
暁 8 9
「16以下ですから、引くのです」
漓 8 7 5
暁 8 9
「20で私の勝ちですね」
「もう1戦だけして、終わりましょう」
漓 3 ??
暁 6 9
「また15ですか···。今度こそは···」
漓 3 ??
暁 6 9 5
「20!!スタンド!」
漓 3 3
暁 6 9 5
「16以下ですね」
漓 3 3 クイーン
暁 6 9 5
「またですか」
漓3 3 クイーン 2
暁 6 9 5
「18で私の負けですね」
「やったー」
「じゃあ、そろそろ暗くなってきたので寝るのです」
「お休みです」
「お休みなのです」
それでは、期待しないで待たないで下さい。
ダスビダーニャ