東方黒麗教 〜the Black Maiden.   作:rii11

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東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.
第51話「」


「うにゅ〜。やーらーれーたー」

どうやら、元に戻ったみたいなのです。

「さあ、戻るですよ」

 

 

 

「お空を元に戻してくれて、ありがとうね」

「いえいえ、構わないのですよ」

「お空の能力を貰って行きなさい。役に立つと思うわ」

「良いのですか?」

「勿論。なの能力は、お空が持っていても、宝の持ち腐れだもの」

「じゃあ···」

お空に触れ、能力をコピーする。

「それじゃぁ、帰るですね」

「まあ、暇があったら来たら良いんじゃない?」

「そうするです。ダスビダーニャ」

スキマを使って神社に帰る。

 

 

 

「おかえりなのです」

神社に戻ると、暁ともう1人、ここにいるのが分る。

こいしだ。

「なんでこいしが居るのです?」

「スキマに入ってたのー」

「そ、そうですか」

 

しばらく話しをしていると、暁が晩御飯を持って来てくれる。

「いただくのです」

「頂きます」

 

 

 

「ごちそうさまなのです」

「ごちそーさまー」

食べ終わり、布団に入る。

 

 

 

「ふぁー」

目を覚まし、体を起こす。

特に変わった所は無い。

果たして、今日は何をしよう。

 

 

 

今日は、伽藍堂(がらんどう)に過ごす事にする。

 

 

 

今日は、朝の宣言通り何事も無く終わった。(たま)には、こんな日も良いかもしれない。

 

そう思いながら、今日はもう寝る事にした。

 

 

 

暁に起きる。特に、変わった事は無い。そんな、変わらない日常の筈だった。

 

チリンチリン

鈴の音が鳴る。

戸を開けると、そこには村紗水蜜(むらさ みなみつ)が居た。

「どうしたのですか?」

飛倉(とびくら)の破片を見なかったか?」

「なんですか?その飛倉の破片っていうのは?です」

「その···白蓮様を復活させる為に必要なの」

「じゃあ、手伝うですよ」

「良いの?」

「はいなのです」

そう答えると、ムラサは私を案内してくれる。

 

 

 

いま、とある船に乗っている。それも、普通では無い。空に飛ぶ船だ。名前を聖輦船(せいれんせん)と言う。

今日から、飛倉の破片を探す事にしたのです。

 

 

 

適当に空を飛ぶ。···中々見つからない。どうすれば簡単に見つけられるだろうか。そんな事を考えていると、下に飛倉の破片を発見する。

取りに行こうと近づこうとすると、そこに誰かが居るのがわかる。

霊夢だ。

素早く隠れ、様子を伺う。

「隠れてないで出てきなさいよ」

仕方なく出て、霊夢と顔を合わせる。

「やっぱり。変な物があるから、なにか大切な物だと思って待ってたら、こうして会えたという事ね」

「なにか用があるのですか?」

「そりゃそうよ。貴方、また異変を起こす気でしょう?口答えしても無駄よ」




それでは、期待しないで待たないで下さい。
ダスビダーニャ

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