東方黒麗教 〜the Black Maiden. 作:rii11
今回は本当に違うのですけどね。まあ、言っても無駄ですか。
[霊符「夢想封印」]
答えないでいると、霊夢が攻撃を始める。が、私は霊夢の周りにスキマを配置しているので、弾幕は私の所には来ない。
「何のつもりよ!!」
「誰も弾幕ごっことは言って無いのです」
「そうね。でも、流石にスキマで消すのは無いんじゃ無いかしら?」
「一方的に攻撃しようとしてた人が何を言うのですか?」
「うっ···」
それを境に、霊夢の弾幕は途絶えた。その隙に、スキマを使って飛倉の破片を手にする。
霊夢は動こうとするが、私のスキマが邪魔で、思ったように体を動かせないようだ。
そして、ここから離脱する。
「もう1つめか。早いね」
私が渡した、そのUFOみたいな形をした物に対して村紗は言う。
ある程度集めると、村紗がこういう。
「それぐらいあれば大丈夫だな。じゃあ、皆の所へ向かおう」
「もう見つけたのか?思ったより早かったじゃないか。それに、その子は?」
まず、ナズーリンから会いに来た。
「黒麗漓夢。リーって呼んでです」
「ふーん。これから、どこに行くんだい?」
「一輪の所だ」
「分かった」
そう言い、ナズーリンは聖輦船に乗る。
船は出発する。
「あら、村紗にナズーリンじゃありませんか。どうしたのですか?」
「飛倉の破片が集まったから、皆を集めようと思って」
「そうでしたか。それで?そちらの方は?」
今度は、村紗が説明する。
「黒麗漓夢だ。私達の飛倉探しを手伝ってくれたんだ」
「成程、そうでしたか。では、次は···星ですね。会いに行きましょう」
一輪も船に乗り、船は動く。
「もう準備が出来たのですか?なら、付いて行きましょう」
寅丸星はそんな事を言い、私の事は気にも止めずに船へと入る。
「じゃあ、法界へ向かいましょうか」
「不思議な場所ですね」
「そうだね」
声があまり響かない、不思議な所なのです。
「復活を手伝って貰える?」
「勿論なのですよー。何をすれば良いのですか?」
「この飛倉の破片を1箇所に集めて、魔力を流す。でも、並々の魔力じゃ姉さんは起きないから、注意しないといけないけど」
「分かったのです」
このUFOみたいな何かに、魔力を流し込んでみる。
しばらくすると、それが現れる。聖白蓮だ。
「うぅっ。あっ、貴方達!」
気が付いた聖は、すぐさま村紗達の所へ向かい、再開を喜び合っている。
そして、私の事も話した。
「そうでしたか。今の時代にも、私の様な考えを持った人がいたなんて」
「いえ、とんでもないのです」
こうして、星蓮船は幕を閉じ···た?