東方黒麗教 〜the Black Maiden.   作:rii11

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第61話 二代目へ(仮)

今日も、朝早くに起き、あそこへ行く。

今日も、あの人は掃除をしている。

こんな時間じゃ無いと会えないのは、仕方がない。

無期(むご)の後に、あの人は掃除を終え、部屋に入ってしまう。

そして、私も家に帰る。

 

翌日、黒麗漓夢が博麗の巫女によって捕まえられたという内容の新聞が出された。

その後に、神社に行くと掃除をいていたのがあの人じゃ無かったのは、そういうことだったという事だ。

しかし、偶に居ないため、一丸には言えない。

確かめる為、敷地内に入り鈴を鳴らす。

「はい、誰ですか?」

そこに居たのは、先程まで掃除をしていた女性だ。

「えっと、私は···來夢(らいむ)と言います。名字はありません。それで、用があるのは漓夢さんなのです」

「そうですか私は暁と言います。そして、リーさんは今日はもう帰って来ないのですよ」

「何で分かるんですか?」

そう、これが異変だからと言って、今日中に帰って来ないとほ限らないのだ。

分かる時は、何か判断材料がある筈だ。

「···。それは、刀がここに送られたからです」

「刀を見ても良いですか?」

「危ないですよ。主人を選ぶ刀の様ですから、不用意に触らないで下さいね」

「分かったのです」

返事をし、部屋の中に入る。

そこには、とても茶色っぽくなっている刀があった。

あの人が持っている時は黒かったが、先程言った通り、主人を選ぶらしいので、その影響だろう。

 

「はあぃ」

ここで、急に中から出てきている女性が現れる。

「あ、紫さん。どうしたのですか」

「成程ね 。主人達は引かれ合う。と言った所かしら」

「どういう事ですか?」

暁が先に答えた為、私は答えを聞いておく。

「貴方、この刀の主人になる適性が有るわ」

「つまり···」

「貴方も、この刀を持つに相応しいという事よ」

「その刀を、そこの子に渡せって言うの?」

「あら、良く分かったわね。察しが良いじゃない」

なんか、私が参加していない間に話が結構進んだ気がします。

「ねえ、そこの貴方、」

「はい?」

呼ばれたので返事をしましたが、一体何の用でしょう。

「今日から、黒麗の巫女として生きていく気は無い?」

「どういう意味ですか」

「この刀には、漓夢の能力が全てコピーされているの。つまり、この刀の主人になるという事は、黒麗を継ぐと言う事になるわ」

「そ、そうなのですか」

まあ、願ったり叶ったりなのですが···。

「明日まで待って下さい」

「良いわよ、勿論。暁も良いわよね?」

「私は、本人が良いなら止める権利は無いかと」

「それなら、また明日、ここに来るからね。ダスビダーニャ」

「ダスビダーニャ」

そう言うと、紫と呼ばれる人物は消えて行く。

「良いのですか?」

後半押され気味だった気がしたので、聞いてみる。

「ええ、跡継ぎが出来るのは良い事ですから」

「無理して無いのですか?」

「貴方は優しいのね、大丈夫よ。貴方がなったらなったで、その時は宜しくね」

そう言い、暁は手を差し出す。

私は、その手を握る。

「結局、私が暁の手を握るように運命は収束するんでしょ?」

 

 

 

翌日

「で?どうするの?」

「後を継ぐのです」

「なら、この刀を持って、月に行かないとね」




それでは、期待しないで待たないで下さい。
ダスビダーニャ
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