仮面ライダー雷皇⚡️   作:星本祭矢

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東京に大量に現れた再生型のヒューマノイザーは、桜田、直江、ドラゴン達を苦しめた。

そんな中、舞也と宮川が現れ、仮面ライダー鋼士 ワイルドモード、
仮面ライダーネイチャーに変身し、大量のヒューマノイザーを倒した。

あまりの力に副作用も近く、むやみに変身しないように注意した
芥川。

そんな頃、直江と桜田は重龍と闇龍に挑み、あまりの力の差に驚くも、なんとかドラゴンの力を得て、仮面ライダー 重皇 重龍モード、
仮面ライダー闇王 闇龍モードに変身した。

ドラゴンの力を得て、さらにパワーアップした2人はどうなるのか?


23話 桜田の過去

〜〜〜ライダーの激しい副作用がでてしまう〜〜〜

ドラゴンから変身解除した2人の様子はおかしくなっていた。

直江は重力操作で空を飛べるようになった。

 

これまではただ男性化が激しかったが、歩くたびに人が宙を浮いてしまう。直江の近くの人間は常に100mくらい宙に舞い、

そのまま自由落下で還らぬ人となる。

 

桜田は、闇王の副作用が強くなり、どんどん人を殺していく。

闇王は一回変身するのに、ライダー以外の人間を1人は殺さないと

闇王の力を失う仕様であった。

しかし、人を殺しなれている桜田には大したコストではなかった。

 

暴走する桜田の周りに警察が寄って来るが、宮川以外の警察官を葬った。

しかし、宮川は、こんな桜田の過去がどんなだったか興味を持ちたがっていた。

 

〜〜〜研究所での様子〜〜〜

芥川や夏目、太宰は、桜田の暴走に疑問を持っていた。

そんな時、宮川が現れた。その様子を直江は筋トレしながらみていた。

 

芥川:「にしても、こいつ人殺しが過ぎないか?

毎日殺人事件だらけじゃないか。」

 

宮川:「そこがわからないのよ。彼が何故ああなっているのか。」

 

太宰は、突然ピンときて、自分のPCから桜田を検索し出した。

 

太宰:「桜田のデータを見つけた。」

 

宮川:「どんなデータ?私は警察よ」

 

太宰:「宮川、慌てるな。今から読み上げるから。

 

桜田和希。7月7日生まれ。東京都出身。

両親は東京帝國医大学の大学病院の先生で、

いじめられた過去はない。

細かい部分は、話が長くなるのでカットする。

 

むしろ、成績は優秀で、小さい頃は神と呼ばれ、

日本一の東京帝國大学医学部に現役で合格した。

 

あまりの優秀さに、医療の腕は神と呼ばれていた。」

 

宮川:「え!?医学部だったの?意外!」

 

太宰:「落ち着けよ。彼は、優秀なので、医師の国家試験を

トップ合格したという話だ。前例を見ない満点合格だったそうだ。

 

そんな桜田は、世界最先端の医師が揃うメディカルエボリューションに内定した。彼は医者として華々しくデビューしたのだ。

メディカルエボリューションは、俺の能力を持ってしても内定出来なかったから、どれほど優秀かがわかる」

 

宮川:「あいつ、考えのない殺人犯だと思ってたけど、かつては医者だったんだ。驚いた」

 

太宰:「まぁ、話はまだある。

一応、ライフコントロールの医師業務も受験している。

同期ではないが、これはトップ内定をしている。

 

医師ということで芥川同様、専門度が高いので初任給が2億円かつ

課長級からで課長手当もつく内定だ。

ライフコントロール史上、課長級で内定した新入社員は初めてだが、

メディカルエボリューションのがいい条件だったようで断られてしまった」

 

宮川:「課長級で、初任給2億円かつそこから役職手当つくのに、内定を断る。それ以上の条件出せるメディカルエボリューションが凄いな。

警察なんかそれに比べたら、安月給だよ、安月給。」

 

太宰:「まだある。メディカルエボリューションに入った桜田は1年目から数々の難関手術を治してきた。桜田が執刀医であれば、

手術は全て成功すると言われていた。

 

また、新たな医薬品分野にも熱心で、ライフコントロールとの

共同開発した商品も多くある。自分は一緒に仕事したことはないが、

ライフコントロールの医師の彼に対する評価は10点満点中15点がついている。

 

彼は時々ライフコントロールにも勉強会の講師としてきていて、

その評判も上々。

医師業界では、1000年に一度の医者と言われた。」

 

宮川:「へぇ。じゃあ、そのまま医者やってたら今ごろは、

世界で活躍する医者だったのかなあ?」

 

太宰:「おそらくそうでしょう。当時でさえ、医師革命が起きたと世界レベルで話題になってたのだから。手術のために外国出張もあったと聞く。

 

手術の失敗記録はないが、そんな世界的に優秀だと言われている時に、突然辞めている。どういうわけだ?」

 

宮川:「私も気になった。手術の失敗が無いのなら辞める必要はないのでは?」

 

2人が疑問になる中、芥川は調べ出した。芥川は桜田の持っている

ドライバーより脳内に迫ることに成功した。

 

芥川:「ふむ、なるほど。これは、桜田に対する嫉妬のようだ」

 

太宰:「嫉妬?これほど、優秀な医師なのに?」

 

芥川:「彼は、両親が医者というのもあるが、自分の優秀な力を自分のためではなく、人の命を助ける力に使いたいという思いで医者になったようだ。

 

それは、桜田の名声が上がっても気持ちは変わっていなかった。

しかし、彼が手術を成功するたびに、患者は彼の執刀だけを求めるようになった。

 

それにより、他の医師の手術する機会は減り、他の医師が育たなくなったそうだ。

彼自身もそれに気付き、執刀を奪われた医師に研修でレベルアップしようという熱心さはあった。

 

本来優秀で粒ぞろいのメディカルエボリューションの医師達が、自分より若手にあっさりと抜かれてしまったことで、桜田に手術させないように運動しだした。

 

抱えていた患者は全員桜田を要求したが、メディカルエボリューションは桜田でなくても優秀な医師がいるからと桜田に手術させないようにした。

 

しかし、メディカルエボリューションにくる患者は、ライフコントロールよりも難しい患者ばかり。

桜田に回さないようにした結果、皆桜田よりも手術するスピードが遅いので死んでいく患者が続出した。

 

メディカルエボリューションは、内部でそのような状況だが、

桜田の執刀の元、手術したことによる医療ミスとマスコミに公表した。

 

1000年に一度の医師による医療ミスで、メディカルエボリューションは、彼を医療ミスした医師と追放するようになり、

彼は医者をやめたのだった」

 

宮川:「・・・

あの男にそんな過去が。確かに外科医だったと考えると、

現場に指紋がない。髪の毛や血も残ってないというのは

納得できる。」

 

芥川:「宮川、落ち着け。

 

桜田は、自分が担当すれば死ななかった患者が、

自分が他の医師の嫉妬で手術できなくなり、あげくの果てには

自分が執刀して殺してしまったという病院の作り話により、

医者をやめなきゃならない事に、人間というものに失望したそうだ。

 

人の命を助けても、感謝されるどころか裏切られる現実に、

人間を生かしてもしょうがないという思考に変わってしまった。」

 

宮川:「確かに、医者だと毎日人の生き死にの中、彷徨っている人を助けるのが仕事だしね。患者相手だけでもおかしくなりそうなのに、

桜田の医師の最後を考えると、ああなっても仕方ないのかと思えちゃう。平和を守るのが仕事だけど。」

 

桜田の過去があまりにもギャップがあり過ぎて、だんだんと同情してしまう研究所

 

宮川:「確か、私が最初に逮捕した桜田の事件の被害者は全員医者だった。桜田はその時黙秘権を使って何も言わなかったけど、

その時、桜田からこの話を引き出せていれば世の中変えられたかもしれない」

 

宮川は、医者を殺した桜田が悪だと思い、逮捕した。

しかし、本当の悪は、本来人の命を真摯に救う桜田という医師を

悪に変えた医師達を逮捕するのが本当の正義だということに気付いていた。

 

芥川:「言わなくても言いたいことはわかる。正義と悪は確かに難しい。そんなこと言ったら、警察は正義ではあるが、正義という立場を利用した悪になるやつもいる。

 

雷皇は正義の味方だと思えるが、電気の力を奪う分、一部の人からみたら悪だ。

また、ヒューマノイザーからしたら、自分の仲間が殺されてんだぜ?

ヒューマノイザーからみたら俺らは悪なんだよ。

 

正義を主張するのはこの辺の背景まで読み解かないと誤認逮捕につながりますよ、宮川さん」

 

芥川のあまりの複雑な解釈に悩む宮川。

そんな中太宰がいきなり桜田の指名手配をやめろと言い出した。

 

果たして太宰は何を考えたのか?

 

次回へ続く

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