そのリスクに耐えられず人を殺しまくる桜田と、通常でも無意識に人を重力操作できるようになった直江は、危険人物と扱われるようになった。
このマズさに、宮川は桜田の過去を知ろうとするが、文献がなかった。
やむを得ず、ライフコントロールに忍び込み、情報を仕入れ出した。
医療部の太宰は、桜田を検索すると
かつてはメディカルエボリューションに所属していた太宰よりも、優秀な医者であったことが判明した。
太宰は、桜田は外部の勉強会やら新しい技術にも熱心な医者だったと述べる。
また、そこまで優秀かつ手術ミスという記録は残っていなかった。
世界的に求められている医者で、患者全てが桜田の手術を希望する中、病院は桜田に手術させるのを拒否した。
桜田を使わずして対応した病院は、数多くの死者を出したのだった。
その死者が出た原因を、桜田が執刀したからだと言いがかりをつけられ、桜田は医者を辞めざるを得なかった。
そんな現実に、桜田は自分の力で人を救っても裏切られるだけだと思い、あらゆる人間を殺害してしまう殺人犯へと変貌した。
宮川は、桜田をただの殺人犯としか思っていなかったが、桜田の心境の変化に正義と悪は難しいことに気付く。
太宰は、そんな桜田に何かしようと考えていた。
〜〜〜太宰の考え〜〜〜
太宰はあいつがそもそも人を殺し出したのは、医師の世界の裏切りだと考えた。
元々、数々の難易度の手術を成功した医療のプロをどうにかライフコントロールで雇えるかどうかを画策していた。
太宰:「前置きは長くなったが、桜田の医者としての実績は本物だ。
治療が困難な進行型がんの手術でさえ、再発が起きない技術力を持っていたんだ。
桜田という男がライフコントロールの医師として採用できれば、ライフコントロールにおける医療部は高い評価を受ける」
芥川:「気持ちはわかるが、あれだけ人殺ししていればさすがに医師免許は剥奪されているだろう。
俺としては、1人でも優秀な医者が入れば、
会社としてはいい話だが、直江に断られるだろ。」
直江:「甘いね、芥川くん。
桜田という男の話聞かせてもらったわ。
さっき日本医療会に確認したら、桜田の医師免許は剥奪されていない。
それに桜田がオペミスと言われている手術は、日本医師会も見ていたから、彼の公式手術記録には、カウントされていない。
つまり、唯一無二の優秀な医者だから、いつでも戻ってこれるように、何回逮捕されても医師免許の剥奪はなかった。
これは危険な賭けです。
太宰くん。あなたが桜田を連れてきなさい。
それが彼の採用条件」
太宰は、桜田を探しまくった。
また巷で人を殺しまくっていた。
〜〜〜桜田を捉える〜〜〜
桜田:「太宰か、なめんなよ!変身」
太宰:「変身!桜田倒してやるよ!」
変身した桜田に対し、水龍が地上から暴発した。その迫力に桜田は固まった。
桜田:「てめー、なめんなよ」
太宰:「仮面ライダー水龍!テクニックならおまえに負けない。絶対0度。ウォータードラゴンスピン」
太宰のドラゴンの力に押された桜田だった。
桜田は変身解除し、逃げそうになったが、
太宰に捕らえられた。
太宰:「桜田、ついてこいよ!」
太宰についていき、ライフコントロールについた桜田」
〜〜〜本採用からの初手術〜〜〜
宮川や芥川、直江の努力により、ライフコントロールの医者として採用された桜田。
直江は、桜田に要求をつけた。
直江:「あなたは、犯罪者だったのだから、
宮川の監視の元、活動しなさい。
また、あなたの最初の患者はこの男。
この男は太宰がどう手術したらいいかわからないレベルの男だ。
できるかな?」
そう直江が述べた後、桜田は患者のレントゲンを要求した。
桜田:「なるほど、ガン患者ですか。
肺がん、胃がん、食道癌、それに
32歳と若い。
その辺付近の胆のうもガンとなっている。
それに心筋梗塞と脳梗塞か。
普通の医師であればお手上げだが、
私が復帰する手術であればちょうどいい」
宮川:「ちょっと、末期でも殺さないでよ。
あなた今までみたいに殺しちゃう可能性あるから。」
桜田:「まあ、見てなさい」
〜〜〜ICUフェーズ〜〜〜
ライフコントロールの集中治療室にうつった。そこには、芥川、夏目、太宰、直江、宮川が観戦ルームへとついた。
ライフコントロールの病院は世界3位を誇る技術力で、手術の様子はネット公開されていた。
直江:「さ、殺人犯くん。この超難易度の人助けをしてみなさい」
宮川:「太宰さん、これはどれほどの難易度なんですか?」
太宰:「そもそも心筋梗塞と脳梗塞の時点で一歩間違ったら死ぬ。
それだけなら俺もできなくはないが、食道、肺がん、胃がん、胆嚢がんとここまでくると手術時間も長くなり、
ガン摘出が広範囲だから、患者の身体をかなり切除しなければならない。
そのリスクを加味すると、今の自分のレベルでは対応しきれない。救いたいけど、
自分では救えないレベル」
宮川:「世界で通用する太宰さんレベルでもそんななんですね。」
直江:「手術が始まろうとしてる!」
桜田:「今から手術を開始します。よろしくお願いします。 メス!」
そうメスを受け取った桜田。一気に腹を切除し、ペース係に心拍数を0にするよう指示した。
宮川:「は?何考えてんだ、桜田は!
患者を殺す気か!?おい、太宰。プロとしてダメだろ。」
太宰:「宮川、やつは正しい。俺でも最初は心拍数を0にして手術を開始する。
そもそもが心筋梗塞を抱えた患者だから、
元々の心臓が動いていると、手術中に心肺停止のリスクを伴う。
心臓から派生した脳梗塞さえ進行させてしまう恐れがある。心臓を止めるので時間は短いが、一気に血栓を処理というのは間違っていない。」
宮川:「そうなんだ、私医者じゃないし、
桜田は殺人犯だから殺そうとしたのかと思った。」
直江:「お二人さん、お喋りしてる間に、
桜田は血栓を処理したみたいだよ。
血栓できやすいとこもみつけ、そこにワイヤをいれて、今後の血栓対策もし終わったとは。かなり早いな。」
太宰:「あいつ、そこまでやったのか!?
俺のレベルではまだ血栓処理できてない時間だ。できやすいところにワイヤいれたとか、
神のスピードだ。」
ここで、桜田は一回患者に心臓マッサージを施し、心拍数を戻した。
桜田:「脳と心臓は処理した。腸までは派生してないようだ。
呼吸が必要な肺は最後にして、まずは食道、胃がん、胆のうを処理する。」
そう言って、桜田は、患者の皮膚を一部切除し、いくつかのシートを用意していた。切除した部分にそのシートをはりつけた。
桜田:「あとは、肺か。一回肺を切除する」
そう言って肺を切除し、肺をある液体につけた。
宮川:「あれは何?わからない」
直江:「あれは、ライフコントロールが作成した肺がん向けの液体よ。
あの液体の中に肺を1分漬け込むと、患者の肺にあるガン細胞を全滅することができる。
あれは、桜田との共同開発で作った製品か。」
そうこうしているうちに肺の処理もおわり、気管支にはガンがなかったため、桜田の手術は終わった。
太宰:「噂には聞いていたが、これが桜田和希か!?
これほどの手術を30分以内で処理なんて神か!」
太宰、直江は、桜田の医者としての実力の高さに思わず拍手してしまった。
直江:「さすがは、メディカルエボリューションの第一線でやってたプロ!
このレベルをサクッと処理できるのなら、
桜田に難しい手術を任せよう」
太宰:「その方がいいです。この実力の医者の手術は非常に勉強になりますし」
宮川:「お二方、危ないから私が犯罪を起こさないか見るからね」
そんな中、手術が終わった桜田が帰ってきた。
桜田:「みなさん、これは挨拶がわりですよ。
とは言え久々にメスを握れて嬉しかった。
舞台はライフコントロールにはなってしまったけど、医者として患者を治せるのなら、
俺の力で多くの命を救ってみせる。
そのためには、みなさんの力が必要です。
今まで、寄り道してしまったけど、
これからは医者として、みなさんのお役に立てればと思います。
これから、よろしくお願いします。」
復活した桜田の医師としての手術が成功し、
周りはまだ劣っていなかった実力に桜田を認めた。
復活した桜田を加えたライフコントロールは、今後どうなるのか?
次回へ続く。