隠れ家喫茶ゆるふわ(凍結中)   作:ハマの珍人

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 運営さんありがとう。生存本能~の衣装追加ありがとう!!二日前に言った願いが叶ってうれしいです。
 復刻ガチャ?時子様の御尊顔が拝めただけで満足さ。

 では、第3話お楽しみいただければ幸いです。


運命の女神はわりとせっかち

 さて、土日のランチタイムを乗り越え、今日は月曜日。学生である以上登校しなければならない。『登校』すればいいのだ(暴論)

 

 今の俺は机に突っ伏して寝ている。まぁ、休憩時間だしね。次の授業の準備もした。

それにほら、昔の人は言いました。『春眠暁を覚えず』眠いんだよ。パトラッシュ。

 

いや、絵画? ステンドグラス? 見てないけどさ。昨日夜中までメニュー考えたりしたら寝不足で目が開かないんだよね。まぁ、そんなわけで俺の眠りを妨げるものは何もn

 

「――まくん。川嶋君」

 

遠慮がちな声と右肩への軽い衝撃。

 

「ん……」

 

体を起こし、重たいまぶたを何とかこじ開ける。

同級生の・・・あれ? 名前何だっけ・・・Aさん(仮名/女子)が友達とこちらを伺ってる。少し、いやかなり遠慮がちだ。

 

「先生が呼んでたよ。進路のことでだって」

 

あぁ、朝にそんなこと言ってたような言ってなかったような……。

 

「ん、ありがとね」

 

少し寝ぼけながらお礼を言って教室を出る。

出た後で先ほどのAさんたちであろう騒ぎ声が聞こえた。

腫れ物に触るような態度。立ち去った後の騒ぎ声。いつものことで慣れっこだ。

 

とりあえず廊下の蛇口で顔を洗う。少し目が覚めた。

近くにいた女子たちはこっちを見て、目が合うと急いで立ち去り、男子は道を開ける。いつからこうだっけ……よし、職員室行くか!

 

 

「失礼しまーす! お呼びですか!御館様」

 

「本当に失礼なヤツだ。世が世なら打ち首だ。まぁいい」

 

 座れと促す担任の武田氏。

一言断り着席する。

 

「単刀直入に聞くが、進学と就職、どっちにするんだ?2年生とはいえ、ある程度は決めておかんと」

 

「どうしましょうかね。コレと言ってやりたいことあるわけでもないですし……。かと言って安易に大学行くのも……」

 

「まぁ、日頃の態度はともかく、成績は申し分ないからな。選び放題だろ」

 

「そんなに態度悪いですか? 俺」

 

「少なくとも教師を教師と思ってないだろ俺とか」

 

「御館様は御館様ですから」

 

「そういうとこなんだよなぁ」

 

ため息をつき、腕組みする武田氏。そういうところが武将っぽいんだよなぁ。歴史の教師だし。

 

「もういいっすか?授業始まっちゃうんで」

 

立ち去ろうとする俺。

 

「ところで、お前の父「武田先生」」

 

武田氏の言葉を遮り、営業スマイル。

 

「それはあり得ません。それをするくらいなら叔父の店で働きます。では失礼します」

 

俺はそのまま職員室をあとに……

 

「あ、川嶋。このあいだ回収したノート、配っておいてくれないか」

 

しようとしたタイミングで数学教師に声をかけられた。

ジーザス!! 

 

 

 あぁ、重い。1冊程度ならそんなでもないのに40冊ほどになるとかさばるし、しかもノートって何で表面滑りやすいんだろうな。バランス保たなきゃいけねぇし。

大体こういうのって教科係とか学級委員が二人がかりで持つものじゃねぇのか? あぁ! 手がしびれてきたぞー!! 

 何とか階段の踊り場まで上りきったところで……

 

「きゃっ!」

 

「うおっ!」

 

降りてきた相手とぶつかってしまった。

俺は何とか踏ん張ったものの、倒れる相手と散らばるノート。

 

「ごめんなさい。不注意でした。大丈夫ですか?」

 

相手は女生徒。何かあったら大変だと思い、安否を尋ねる。

 

「いえ、こちらこそすみません」

 

謝る女生徒。

 ん? 聞き覚えのある声。それも最近聞いた覚えがある。顔はうつむいてて見えないが。このシルエットも見覚えが……。

 

「えっ!?」

 

女生徒が顔をあげて驚いた顔をしている。おそらく俺も同じような表情なのだろう。だって……

 

「高森さん……!?」

 

「川嶋さん!?」

 

この間来た高森さんだったのだから。

 

「あっ、ノート散らばっちゃいましたね」

 

「あ、すみません」

 

「いえいえ、私の不注意でもありますから」

 

拾うのを手伝ってくれる高森さん。

と、ここで予鈴が鳴ってしまう。

 

「高森さん、行ってください」

 

「でも……」

 

「見た感じ移動教室ですよね。俺は大丈夫ですから行って!」

 

「ごめんなさい」

 

高森さんは謝ると急いで去っていった。

俺も急いでノートをかき集めて教室へ向かった。

 

こんな偶然もあるもんなんだなぁ。

ノートを配りながらしみじみと考えていた。

 

 ノートを1冊を残して配り終える。当然このノートは俺の……

 

「あ」

 

席に座りノートを見ると可愛らしい字で『一年三組 高森藍子』と書いてあった。

 

これ、高森さんのノートじゃん。表紙一緒だから間違えた。ていうか、高森さん1年生なんだ。

急いで返したいところだが、授業が始まってしまったから仕方ない。ノートは終わってから返しに行こう。

先輩が訪ねに行って気まずいかもしれないがしかたない。 そんなことを思いながらルーズリーフを取り出すのだった。

 

「じゃあ、今日の授業はここまでな」

 

「起立、礼、ありがとうございました」

 

昼休み。よし、いざゆかん!一年三組へ!!

 

「川嶋……さん、お客さんですよ」

 

んあ!? いきなり出鼻を挫かれたぞ! 俺の行く手を遮るのはだぁれだぁー!!!

 

入り口を注視するとそこにいたのは高森さん! withお友達。

 ざわめくクラス。まぁ、ボッチの俺に可愛らしい客が来たらそれは騒ぎになる。

 さすがに下級生を上級生の教室へ入らせるのは気が引ける。高森さんのノートを手に入り口へ向かう。

 

「すみません。どうやらノートを間違えて持ってきてしまったようです」

 

「いえ、私こそすみませんでした」

 

お互いノートを受け取る。

 

「川嶋さんって高校生だったんですね。大人びてたのでてっきり大学生かと思いました」

 

「なぜでしょうよく言われます」

 

老け顔なのだろうか。

 

「でも、同じ高校だったんですね」

 

「世間は狭いですねぇ」

 

高森さんはフフッと笑う。

 

「またお店に行かせていただきますね」

 

では失礼しますと高森さんは去っていった。

俺も自分の席へ戻るが……なんだ? クラスの視線が俺に集まってる気がする。何かやらかしたか?

 悪いことはしてないはずなのだが、いたたまれなくなり俺は弁当を持って教室を後にした。




 喫茶なのに喫茶が出ずにスクールライフです。
はい、ベタベタです。ありきたりです。王道です(笑)
 ちなみに川嶋君はあーちゃんがアイドルだということをまだ知りません。クラスのみんなは知っている。そのうち曝露回入れる予定です。

 次回は番外編をいれるかもしれません。いれないかもしれません。未定です。

復刻ガチャが終わったら未央ちゃんの限定ガチャが来る気がします。誕生日近いし。

では、次回の投稿でお会いしましょうノシ
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