自分は今日が仕事納めで午前中大掃除して終わったのですが、雪が多く(東北なので)なおかつ駐車場の雪が除雪されていなかったので、車が軽く雪に埋まりながら駐車しました。
さて、そんな現在ですが、本小説はいまだに5月。何とか夏に入りたいところです。
ではお楽しみ下さい。
5月も半ば
俺は誕生日会に向けて、渋谷さんと連絡を取りながら案をいろいろと詰めている。
渋谷さんはレッスンの合間を縫って連絡を入れてくれる。俺も学校があって、なかなかタイミングが合うときが無いけれども可能な限り返信をしている。
パーティーの定番のチキンやらサラダやら小盛りのパスタやらを作る感じらしい。ケーキは定番のイチゴショートをホールで。なお、生ハムメロンに関しては、今回は見送ってもらった。マクワウリの時期じゃなかったからね。
ちなみに料金の方は、アイドルの方が手伝ってくれる分お安くなっている。
というのも、cloverには、『母の日特別メニュー』や『父の日特別メニュー』などのマル秘メニューがあったりする。
具体的には、『お父さんやお母さんにプレゼントをしたい。でも、お小遣いじゃあ足りない』といった子供のためのお助けプランだ。
子どもたちに買い出し、調理(簡単な)、盛り付け、洗い物などの作業を手伝ってもらうかわりに破格の金額で提供するというもの。マスター曰く、
「ケーキ屋でなけなしの小銭握りしめて買いに来る子とか見てるとかわいそうでね。世知辛い世の中だけどさ、何かしてあげたいと思ってね」
100円で引き受けた時もあるよ、と笑ってた。
採算取れないことを指摘すると、
「確かに取れないな。でもよ、子供が親にプレゼントしてあげたいって気持ち汲んでやりてぇじゃん?それにそれだけじゃないんだぜ」
マスターは続ける。
「その後日親がお金持ってくるんだけど、その時にな、言うんだよ。『あの後からご飯の支度を手伝ってくれるようになって』って。あぁ、やってよかった。俺がやったことは間違いじゃなかったんだ。
これがきっかけで自主的にお手伝いするようになったんならありがたいことだ。って思ったよ。」
だから、親からのお金は受け取らない。かわりにそのお金で食べに来てほしい。毎回親にそう言っているらしい。
閑話休題
そんなわけでそのプランを使ってやることにした。もっとも、100円では無いけれど。
他にも飾り付けなどの話や、日時の確認、段取りなどをを夜考えたりしている。
そんなわけで――。
……眠い。
3時間目の現国の授業中ではあるのだが、たまらず眠い。
目のシャッターが閉店ガラガラしそうなところを無理矢理こじ開けようと踏ん張る。逆に口がやや半開きになってる気がする。
……これ白目むいてないかな? ヨダレ、垂れてないよな? 口元をぬぐい、目元をこする。
先生は低めの声で延々と続けるものだからお経に聞こえてきた。
それに見た目も坊主頭で、寝てる生徒がいたら、出席簿で叩いて回ることから『住職』という渾名がついている先生だ。
しかし、眠い時って時間が進むのがかなり遅く感じるよな。さっき時計見たときから5分しか経過していない。
あ、時計を見ないようにすればいいのか!時計を見ない、時計を見ない、時計をみ、ない……とけ~……
「じゃあ……川嶋! 『あたかも』を使って文を作ってみてくれ」
「ふぁ!? はい!」
ん?あたか?あきか?そういえばこないだテレビでやってたっけ……。
「コホン、秋風にたなびく雲の絶え間よりもれ出ずる月の影のさやけさ~」
うん、こんな感じだった。
「川嶋。暗記出来たのはスゴいが、今は現国な。それと、『あきか』じゃなくて、『あたかも』な。一文字足りないぞ?」
あたかも? ~のようなって意味だっけ?
「先生の解説は、あたかも法師さまの法話のようです」
「うん。間違いじゃないが……川嶋、昼休み、職員室な?」
ジーザス!
住職先生のありがたいお話(説教)からようやく解放され、昼メシにありつける。だが――
「食堂、空席なくね?」
出遅れたこともあって、人であふれている。
とりあえず弁当持ってうろつく。
教室……イヤだな。屋上はそもそも開いてないし……」
まぁ、鍵壊れてるから出られないこともないけどな。
天気いいから木陰で食うとしますかねぇ。
外に向かうため下駄箱へ向かうときだった。
「あ、川嶋さん」
「んー?」
おなじみの高森さんwithお友達だった。
「こんにちは」
「はい、こんにちは。今からお昼ですか??」
「うん。でも食堂は人がいっぱいだから外で食おうかなって。高森さん達は?」
「私たちも天気がいいから中庭で食べようかって思いまして」
うんうん。友達と一緒でいいことだよね。
「川嶋さんも一緒にどうですか?」
……ん?
「一緒に?誰が誰と何を?」
「川嶋さんが、私たちとお昼を」
……why?いや。イヤではないのだけど。
高森さんのお友達も何故か同意しちゃってるし。何この展開。
後輩2人(うち1人アイドル)とランチとか、ギャルゲーか?あたかも人生の絶頂のよう……あ、そういうことか……
「川嶋さん、何をしてるんですか?」
「祈りを――」
じいさん、俺もそちらに行くことになりそうです。
俺は十字を切り、じいさん(78歳、健在)に祈った。
ちなみにクリスチャンでもない。
「はい、どうぞ」
「お、お邪魔します」
高森さんが敷いたレジャーシート(何故持ってるし)の隅の方に座る。
「川嶋先輩、どうしたんですか? もっと真ん中に来てくださいよ」
高森さんの友達――由奈ちゃんだったかな。名字知らないや――が言う。
「いやいや、邪魔になるといけないから端でいいよ」
「邪魔なんてそんな……」
「あ、あーちゃん。いいこと考えたよ」
お? なんか2人してコソコソ話始めた。と思ったらこっち来た。ん? 2人で挟んで――
スルッ
「ヌオッ!」
いきなり腕を組まれて虚をつかれた。
2人とも柔らかい。それにいい匂い……じゃなくて!!
混乱して、頭の中でパトライトがグルグル回ってる間に2人により真ん中まで連れて来られた。
「はい、1名様ごあんな~い」
由奈ちゃんはかなり楽しそうだ。高森さんは……顔真っ赤。大丈夫かな? なんか怒らせちゃった?
「まぁまぁ、川嶋先輩。座って座って」
と、由奈ちゃんによって座らされる。
そして左隣に高森さん、右隣に由奈ちゃんといった感じに座る。
「えっ、ちょ、何で隣に!?」
「いいじゃないの~。あーちゃんに聞いてた川嶋先輩とお話してみたくてね」
「ゆ、由奈ちゃん」
「まま、それはお昼食べながら」
そういって弁当を取り出す由奈ちゃん。
話の続きが気になるけど、昼メシ食べなきゃね。
俺も弁当を開ける。ちなみに今日はサンドイッチ。
「うわっ、なんかすごい。このお弁当誰が?」
「俺」
「「え!?」」
そんな驚くことかな?
「川嶋先輩の手作り?」
「うん」
タマゴサンドにBLTサンド、ポテトサンドにチキンサンドetcetc
「よかったらどう?」
「「いただきます」」
2人で手を伸ばして、2人で口に入れて、2人で打ちひしがれている。
「あーちゃん。噂以上だったよ」
「うん、私も負けた気がする」
「ところで、高森さんからは何て聞いてるの?」
その一言を聞いて由奈ちゃんが起動する。
「行きつけの喫茶店のかっこよくて優しくて頼れるお兄さん」
「」
誰だソイツは。ソイツがルパンだ。いや、違うけども。
高森さんはオーバーヒートおこしてるし。
「後は、遊び人ってうわさもあるよ?」
「はぁ!?」
「女の子を取っかえ引っかえしてるとか」
ホントに誰だソイツ!
「ある時はあーちゃんと正反対のボーイッシュな子と買い物してたり、ある時はクールな黒髪の女性と家に入っていって、またある時はロリっ子を連れて歩いて。しかしてその実体は?」
はい、俺でした(白目)
高森さんを見やると、なんかすごい笑顔です――目が笑っていれば――イヤイヤ、そのうち2つはあなた知ってますよ!!
その後は空気が重くなり、それぞれが黙々と昼メシを食べて解散した。
後で高森さんに弁解しなきゃと思ったのだが、その日は先生に頼みごとをされ、話す機会が無かった。
イベントなどで貯まったジュエルでアーニャをお迎えしようと10連。短いロードからの刺繍入り、まさかのSSR4枚抜き。なお、奏(既出)、夕美ちゃん(既出)、あーちゃん(既出)、関ちゃん(初!)
書いたら出たよ()
では、次回の投稿でお会いしましょうノシ