隠れ家喫茶ゆるふわ(凍結中)   作:ハマの珍人

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 ブライダルガチャで待望の美波さん……ふつくしい……。
 しびれた脚をツンツンしたい


さしすせその『そ』ってまず分からない

「さ、入って」

 

「し、失礼します」

 

 卯月さんたちと別れ、プロデューサーさんに連れてこられたのはとある一室。

 

 ガチャ

 

「!?」ビクッ

 

「まぁ、お茶でも飲んで待っててくれるかい?」

 

 プロデューサーさんが冷蔵庫からお茶(1.5ℓ)を出してくれた。

 

「紙コップはそこにあるからね。もう1人来るんだけど、仕事が押してるのかな? ちょっと迎えに行ってくるね」

 

「あ、はい」

 

 プロデューサーさんが部屋を出て行った。

 

――プロジェクトっていう体でドッキリってことはないよね?――

 

 ペットボトルを開封して、お茶を注ぐ。

選ばれたのは綾鷹でした。

 紙コップのお茶を飲み干し、部屋の中を歩き回る。

物の隙間やらカメラがありそうな場所を探す。

と――

 

「ん?」

 

 机の上にいかにもといった風に人形が置いてあった。

 

――いやいや、待てよ。こんな、いかにもカメラ内蔵ですよ~といった人形にカメラが仕込んであるわけがないだろ――

 

 そんなことを考えながらも人形から目を離せないでいた。

 

――とは思いながらも、この人形の目、カメラのレンズかもしれない。実は別室でモニタリングしてるんじゃないよね?――

 

 人形を手に取り、目をジーッと見つめる

 

ガチャ

 

「お待たせ~」

 

「!?」ビクッ

 

 人形を持ったまま、入り口の方に目線を向ける。

 

「人形なんて持って、どうしたんだい?」

 

「いや……なんでもないです」

 

 人形をコトリとテーブルの上に戻した。

 

「お疲れさまですっ」

 

 プロデューサーさんと一緒に入ってきたのは五十嵐さんだった。

 

「お疲れさまです」

 

 ――五十嵐さんとの企画って……あぁ何かプロデューサーさんが言ってたような……でも、それもドッキリの下準備なんじゃ!――

 

「さて、2人に来てもらったのは、考えてた企画のゴーサインが出たからなんだけど――」

 

 キョロキョロ

 

「まぁ、2つ案があって、1つはOKが出なかったっていうのが正確なんだけどね」

 

 キョロキョロ

 

「で、その企画っていうのが――」

 

 キョロキョロ

 

「優也くん、さっきから部屋中見まわしてどうしたんだい?」

 

「あ、いえ、カメラはどこにあるのかと思いまして……」

 

「は?」

 

 

「あっはっはっはっは」

 

 説明したら、大笑いされた。小馬鹿にしたように笑われないだけマシだけど。

 

「あっはっはっはっは、くっくっくっくっ、ひーひーひー」

 

 ――いや、笑いすぎじゃないですかね!? 正直イラッ☆ とくるレベルですよ?――

 

「ぷ、プロデューサーさん、わ、笑っちゃダメですって」

 

 ――うん。五十嵐さんが宥めているのは分かるけど、笑いを堪えるのに必死ですよね? 肩プルプルしてますもん。めっちゃプルプルしてますもん――

 

「いや、ドッキリって……ハァー……だから人形見つめてたのか……フゥー」

 

 あ、やっと笑いが収まったかな? 少し口の端がプルプルしてるけど……。

 

「えっと……何の話だっけ?」

 

 笑いすぎて忘れちゃった、と笑顔で言ってのけた。

 

 ――自分で呼んでおいて、忘れてるんじゃないよ――

 

「プロジェクトのお話、でしたよね?」

 

「あぁ、そうだそうだ。企画が2つあったんだけどね。1つが五十嵐響子の日常をドキュメンタリーみたいに見せる企画だったんだけどね……」

 

 そういえば、そんなことを依頼されたような……。

 

「ファンクラブ会員限定のコンテンツにしようと思っていたのだが、誠に残念この上ないのだけれど、諦めることになった」

 

「えっと……理由は?」

 

「あぁ。優也くんにカメラマンをやってもらうつもりだったんだけど、『346プロ所属でないどこの馬の骨かも分からない人間に撮影させるわけにはいかない』と言われた」

 

 まぁ、当然といえば当然ですよね。

 

「もっとも、優也くんの人間性に関しては、NG(ニュージェネレーションズ)P、ポジパPをはじめ、複数のプロデューサーさんが保証してくれたから、そこに関しては問題ないんだけどね……」

 

「何が問題なんですか?」

 

「『女子寮に男性を入れるのが問題だ』とのことです。あぁ~、響子の寝顔が見れないのが……」

 

 ――それは上司の方の判断が正しいです。――

 

 むしろ、女子寮に入るなんて荷が重すぎてキツいです。それに、プロデューサーさんの私情が入ってますよね?

 

「で、もう一つの企画なんだけど……」

 

 もう一つって確か――

 

「料理教室。これ自体は上に許可とってる。生徒は主に子どものアイドルたちだね。もっとも希望者の自由参加型だけどね」

 

「それなら大丈夫です」

 

「川嶋さん、お店でもしてますもんね」

 

 事情を知っている五十嵐さんも同意する。

 

「それなら安心だね。上手くいけば、『とときら学園』のコーナーの1つとしてもやっていくつもりらしいけどね」

 

 ――とときら学園?――

 

「とときら学園ってなんです?」

 

「「え!?」」

 

 ――そろそろテレビをまともに見ないと話についていけない気がしてきた――

 

「とりあえず、優也くんにはあとでとときら学園のDVDを進呈するよ。うん。必要経費だ」

 

「ありがとうございます。五十嵐さんのサポート、頑張ります」

 

「「え?」」

 

「え?」

 

 ――あれ? 変なこと言ったかな?――

 

「いや、メインは響子じゃなくて、君だぞ?」

 

「え!?」

 

「響子がサポート。または、料理が出来るアイドルがサポートに入る形になるけど」

 

「え?」

 

 ――五十嵐さんは固定じゃない?――

 

 まぁ、レギュラー企画でもない、いうなれば内輪のイベントにアイドルを固定するわけにもいかないのだろう。とりあえず、コミュニケーション取れるように頑張ろう。

 

「あと、メニューは優也くんとサポートアイドルで考えてもらうけど、生徒の大半は子どもだと思ってほしい」

 

 つまり、油で揚げる唐揚げやてんぷらなんかはNGだな。

 

「で、早速だけど、今日も授業をやってもらおうかなって」

 

「は?」

 

 ――今日!? 今から!?――

 

「えっ、それって……」

 

 五十嵐さんもいきなりのことに声をあげる

 

「あ、もちろん料理しろとは言わないよ。単なるレクリエーションみたいなものだよ」

 

 ――言うは易く、行うは難し……プロデューサーさん、無茶ぶりがすぎますよ――

 

「プロデューサーさん、さすがにそれは……」

 

「あ、もちろん自己紹介だけでもかまわないよ」

 

 ――あ、今のは少しカチンときましたよ!――

 

プロデューサーさんにその気はないのだろうが、挑戦と受け取った。

 

「10分下さい!」

 

「「えっ!?」」

 

「今日の内容を考えますので……あ、プロデューサーさんは退出していただいて構いませんよ」

 

 にっこりと(自分では)笑いながらプロデューサーさんに告げる。

 

「そ、そっか。じゃあ、10分後に来るからねっ」

 

 そう言い残し、プロデューサーさんは去っていった。

 

「川嶋さん、大丈夫なんですか!?」

 

 五十嵐さんが焦っている。

まぁ、そうだろう。端から見たら売り言葉に買い言葉って感じだからね。まぁ、実際にそうなんだけどね。

 

「10分で内容を考えるなんて……」

 

「五十嵐さん、30秒時間をいただきますね」

 

 言うなり、目を閉じて、耳を塞ぐ

 

「?」

 

「俺は出来る、俺は出来る、俺は出来る」

 

 まぁ、言うなれば自己暗示だ。不安やら何やらを払拭して、頭の中を空っぽにする。

 まぁ、端から見たら危ない人だよな。

 

「川嶋さん……大丈夫ですか?」

 

「よし、決まった!」

 

「えぇっ!?」

 

 料理教室っぽく、基本の話をするとしよう。

 

 

「ここです!」

 

「こ、ここ?」

 

 10分後にプロデューサーさんが戻ってきて、指定された部屋に向かった。

今日は調理するわけじゃないので、会議室をお借りしているらしい。

 

「川嶋さん、緊張してます?」

 

 五十嵐さんがのぞきこみながら尋ねてくる。

 

「初対面の人だとまだ……ね。しばらくしたらスイッチ入るから大丈夫だと思います」

 

 ある程度人見知りは克服できてきたとは思っていたけど、いまだに接客モードに頼ることが多い。

 

「手、握りましょうか?」

 

「はい!?」

 

 いきなりの五十嵐さんの提案に度肝を抜かれた。

 

「あ、うちの弟も緊張しいのところがありまして、昔から手を握って落ち着かせていたこともありまして……」

 

 ――あぁ~、そういうことね――

 

「さしずめ、背が高いだけの弟ってとこですかね?」

 

「いえいえ、頼りになるお兄ちゃんですっ!」

 

「はい?」

 

 ――オニイチャン?――

 

「あ、いえ、なんでもないです! 私、先に行きますね!」

 

 顔を赤くして五十嵐さんは会議室に入っていった。

 

「響子おねーさんだぁ!」

 

「こんにちは」

 

「なんで響子おねーさん顔真っ赤にしてやがるんですか?」

 

「お体の具合でも悪いんですの?」

 

 おいおい、心配されてますよ~。

 

「大丈夫だよっ。今日はみんな、何するか聞いてるかな?」

 

「プロデューサーさんからここに集まるようにって言われただけで……」

 

「一切情報はいただいてません!」

 

 プロデューサーさぁん!?希望者のみの自由参加じゃないんですか!? 少なくとも1人はお怒りのようですよ!?

 

「実はみんなに集まってもらったのは……お料理教室をすることになったの」

 

「「「お料理教室!?」」」

 

 お、食いついたね~。

 

「うん。みんなにお料理の楽しさを知ってもらおうと思って」

 

「それって、響子さんが?」

 

「ううん。私はお手伝い」

 

「じゃあ」

 

「いったい」

 

「誰が?」

 

 俺です、っていって分かるわけないよね。

 

「響子さんでないとすると、まゆさんでしょうか?」

 

「川島さんの可能性もありますね」

 

「美優おねーさんでやがります!」

 

「美嘉おねーさんも料理するって莉嘉ちゃんに聞いたよ!」

 

 ――ふむふむ、出た名前の人はピックアップしておこう――

 

その後もあぁでもない、こうでもないと名前が出る出る。これ、俺じゃなくても良くないかな?

 

「実は廊下に待ってもらってるんだけど、呼んでいいかな?」

 

「「「はーい!!」」」

 

 お、出番のようですね。

 

「じゃあ、どうぞっ」

 

 五十嵐さんの声を合図にドアを開けて入る。

 

「失礼しまーす」

 

 みんなポカーンとしている。

その後、何人かは不審者が入ってきたのかと警戒心を露わにする。まぁ、そうだろうね。

 料理を教えてくれるアイドルかと思ったら、アイドルでなければプロデューサーでもない。知らない男が入ってきたのだから。

 俺が逆の立場でもそうする。

だけども、こちらもそれなりの修羅場(?)くぐってきてるんだ。百戦錬磨の腕前、見せてやる。

 

「こんにちは~!!」

 

「「「」」」シーン

 

「あれ~? どうしたのかな? もう一回いくよ~。こんにちは~!!」

 

「「「こ、こんにちは……」」」

 

「よしよし、だんだん声が出てきたね。もう少し頑張ってみようか。こんにちは~!!」

 

「「「こんにちは!」」」

 

 まずは大きな声で挨拶することで、お互いの緊張をほぐす。

 歌のお兄さんとかがよくやる方法だね。

 

「はじめまして、みんなにお料理を教える川嶋優也ですっ!」

 

 そう言って、ホワイトボードに名前を書いて、上にふりがなをふる。

 

「えっと……アイドルの方でカワシマさんっているんだよね? ……優也さん、優也お兄さん、料理のお兄さん……。まぁ、好きに呼んでね?」

 

「「「はーい」」」

 

 良い子たちだ。本当に。未来は明るいぞ!

 

「じゃあ、自己紹介をしてもらいたいんだけど、いいかな?」

 

 さすがに名簿なんてものはないので、顔と名前を一致させながら覚える。

 見た目、行動、口調。個人を特定出来る情報を可能な限り脳に落とし込む。

 

 

「さて、ここまでで質問はあるかな?」

 

 スッと手が上がる。あの子は――

 

「橘さん。何かな?」

 

 いかにも真面目っていうのが分かる、橘ありすちゃん。彼女の発言から名前で呼ばれるのはイヤだというのが分かる。

 

「川嶋さんは何かお仕事をされているんですか?」

 

「いや、普通の高校2年生かな。あとは、叔父の店でアルバイトしているだけ」

 

 うん。この間まではブラックだったけどね。

 

「ちなみにお店の名前は?」

 

「cloverっていう喫茶店だけど、分からないよね?」

 

「「「えぇーっ!?」」」

 

 ビクッ

 

 その後、色めき立つ会議室。たびたび行きたいアイドルが続出していると聞いてはいたけど、本当だったんだな。

 ついでに言えば、何故か俺も『喫茶店のお兄さん』ってことで有名だったんだな。

 

 

「今日は材料とかも無いから、次回からお料理をしていくことになります。じゃあ、今日は何をするのかというと……」

 

 ホワイトボードの自分の名前を消して、『さしすせそ』と縦に書く。

 

「お料理にはさしすせそっていうのがあるんだけど、知ってるかな?」

 

「知ってるー」

 

「やよいちゃんの番組だよね!」

 

 ――うん。俺は知らないや――

 

「このさしすせそって調味料のことなんだけど……1つずついこうか。『さ』が分かる人ー!」

 

 みんな手を上げた。

 

「じゃあ、みんなでいこうか。せーの」

 

「「「砂糖!!!」」」

 

 ガチャッ

 

「呼んだか~☆」

 

 ――誰!?――

 

「あー! しゅがーはーとおねーさんだぁ!!」

 

「おう! 何してんの~?」

 

 五十嵐さんが事情説明のため、しゅがーはーとさんなる人をつれて廊下へ出た。

 と、思ったらしばらくしたら戻ってきた。見学するんだろうな。

 

「えっと、じゃあ、次ね。『し』、分かる人ー!」

 

 うん。みんな手が上がるねぇ。何気にしゅがーはーとさんが、1番早い!

 

「じゃあ、皆さんご一緒に~」

 

「塩~!」

 

「ほぉ~い♪」

 

 コンコーンと入ってくる銀髪色白の美人。

 

「……お久しぶりです、塩見さん」

 

「何してるん?」

 

「お料理教室のレクリエーションです」

 

「ほうほう。周子ちゃん、お腹すいたーん」

 

 たかりに来たんですか?

 

「今日は料理しませんよ?」

 

「ん~、じゃあ見学していくね」

 

 調味料を叫ぶと、アイドル1人。叫ぶ度にアイドルが増えるんですかね?

 

「じゃあ次。『す』、分かる人ー!」

 

 お、このあたりから少し手が上がらなくなってきたかな。

 

「じゃあ……佐々木さん」

 

 大人っぽくて、大人しく、少々引っ込み思案っぽい、少し幼妻のような雰囲気を出す、佐々木千枝さん。

 

「お酢、です」

 

 佐々木さんが答えると同時に入り口を注視する。

 

――うん。『酢』がつく人はいないらしい――

 

「正解! 酸っぱいお酢が『す』です。じゃあ、ここから難しくなるよ~。『せ』、分かる人ー!」

 

 大人組と――

 

「お、橘さん。分かる?」

 

「しょうゆ、です」

 

「なんでぇ~!?」

 

「しょうゆって『し』じゃないのか!?」

 

 正解なんだけど、まぁ、納得できない

子もいるよね。

 

「うん、正解。ちなみに理由分かるかな?」

 

 

すると、橘さんは席を立ち、ホワイトボードの前に来た。

 

「しょうゆは昔、『せうゆ』と記されていました。その名残です」

 

「うん。簡潔な説明ありがとう橘さん。戻っていいよ」

 

 そう言うと、橘さんは何事もなかったかのように席に戻った。

 ただ、少し嬉しそうに見えたのは、俺と、温かい目で橘さんを見る大人組だけなんだろうな。

 

「せうゆがしょうゆ?」

 

「何言ってるんでやがります?」

 

 ボーイッシュな結城晴ちゃんと、着ぐるみガール(暑くないのか!?)の市原仁奈ちゃんが首をかしげる。

 小学生に旧仮名遣いを説明するのは大変だし、橘さんの説明にケチをつけるようでどこかイヤだった。

 

「まぁ、大人になれば分かるよ」

 

 ――大人はズルいのだ――

 

「じゃあ、最後。『そ』、分かる人ー!」

 

 お、みんなの手が上がった。これは期待できるぞ。

 

「じゃあ……龍崎さん」

 

 ひまわりの様な元気娘、龍崎薫ちゃん。

 

「はい! ソース!」

 

「なるほど~。でも残念。違うよ」

 

「えっ、小春もソースだと思いました~」

 

「千佳も!」

 

 天然っぽい古賀小春ちゃんと魔女ッ子の横山千佳ちゃんも同じ答えみたいだ。

 それを受けて、上がっていた手が下がる。

 

「お! 櫻井さん」

 

 見本のように手をピンと上に向けるは、いかにもお嬢様といった格好の櫻井桃華ちゃん。

 

「お味噌ですわ!」

 

「正解!」

 

 まさか当てるとは思わなかった。

 

「で、これが調味料を入れるときの順番になります」

 

 甘味が染みにくいとか、酢は中盤に入れるとか色々あるんだけどね。

 

「で、どの料理にもイチバンサイショニ入れるべき隠し味があるんだけど、分かるかな?」

 

「なんだろう?」

 

「味の素?」

 

 それもあるかもしれないけど……。

 

「答えは愛情。あの人に食べてほしい。あの人に喜んでほしい。そういった気持ちを入れるのが大事なんです!」

 

 自分ではくさいことを言ったかなってなんです思ったけど、拍手を浴びて、本日の教室は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「お疲れさまでしたっ」

「お疲れさまでした。お2人もご静聴ありがとうございました」

「おう、お疲れ~」

「お疲れちゃ~ん」

「あ、しゅがーはーとさんは、はじめましてですね。川嶋優也と申します」

「おう、よろしく☆」

「ところで、しゅがーはーとさんの本名をお聞きしても?」

「……佐藤心」

「あぁ~……」

「おう、納得した? 納得したよな☆」

「いえいえ。お2人にも良かったらこれからも来ていただければ……」

「ん~……。周子ちゃんはいいよ~。食べさせてくれるなら」

「作り方は教えますよ? しゅがはさんは?」

「はーとも問題ナッシング」

「古っ」

「あ?」

「いえ、なんでもないです」
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