結局、今回のクエストでの収穫はトード三匹を倒したことによって得た(三分の二俺)報酬とレベルアップによる経験値。ちなみに俺はLev3になった。SPでなんと!?鎧召喚と烈火炎装ができるようになった。いやー嬉しいねぇ。
まだ馬小屋生活ではあるが、これでチャラである。むしろプラスである。まぁ、鎧を纏っていられるのは3分何だが‥‥ん?長くない?原作って99,9秒、要は1分39,9秒である。やはり長い。という事は、どこまで行くか分からないがレベルアップによって時間が伸びるのか。‥‥あ、そういえばエリス様言ってたな。忘れてたわぁ。まぁ現実確認も程ほどに。
ダンッ!
「私考えたの。あのクエストこの三人じゃ無理だと思うの!仲間を募集しましょう!」
うーん。確かに三人のバランスが悪いのは分かるが、前衛二人と回復と前衛をマルチに行けるはずの
「一匹5000エリスで殆どスグマが倒してくれた。情けない‥。で、何だっけ?仲間募集?来ると思うか?いくら仮にもお前とルーンナイトのスグマが居ても俺達は、まだまともな装備も道具も持つてないんだぞ?」
確かに、低レベルで装備は元から着ていた一張羅と武器のみ。そして完璧な金不足、これじゃあなぁ‥しかし駄女神はめげない。カエル肉を頬張り、シュワシュワ片手に吠える。きちんと噛んで食べなさい。お行儀の悪い。
「大丈夫よ!!んっ、んっ、ぷはぁぁ!!私は上級職のアークプリーストであり、女神なのよ!?そんな私が少し募集をかければ、こぞってこのパーティーに入るに決まってるわ!!‥んっんっ」
「フーーーン。」
そのあふれる自信は何処から溢れてくるの?面倒くさい、ほっとこう。
ー翌日ー
「「「‥‥。」」」
来ないよね。そりゃあ…。
アクアのだいぶ嘘を盛り込んだ募集の張り紙を張ってから数時間。見る人はいるもののため息交じりに去っていく。
だってね?チラッと見たら、何宝くじが当たった?肩こりが治った?運気が上がった?有るかそんなもん!!極めつけは募集条件のハードルの高さ。上級職に限るって、やっぱバカだ。
「‥来ないわね。」
「そりゃあな?」
来たらそいつはトンデモ野郎だ。(フラグ)
「なぁアクア?やっぱり上級職のみってのがハードルが高くないか?下げようぜ?このままじゃこないと思うぞ?」
「…だって。」
「だってじゃありません。仮にも女神が駄々をこねる者じゃねぇぞ?今からでも書き換えてこい。」
子供か!あぁ駄女神か。
「何かスグマがアクアの親みたいになっている‥。まぁ、スグマの言う通りだと思うがな?」
「むーーー。」
「むくれても何も変わらんぞー。」
こんなやり取りをしていると、俺達の方に近づく足音がした。?…まさか。
「募集の張り紙…拝見しました。」
そこには、赤い服に黒いマントをはおり、魔法使いを思わせる杖を持ち、帽子を被った眼帯少女がいた。…来ちゃったよ。
「この邂逅は世界が選択した運命…私は貴方たちのような者を待ち望んでた。」
‥‥おや~~~?
彼女は紅い眼に少し力を入れ、マントを翻し、続けた。あー聞きたくないよぉ~
「我が名はめぐみん!!アークウィザードを生業にし、最強の攻撃魔法。爆裂魔法を、操りし者!!」
「「…えっと。」」
Oh my god!!
「フフフ、余りに強大が故恐れられ、疎まれていたこの力を、何時も欲するか?ならば、我共に深き深淵を覗く覚悟をせよ!深淵を覗く時、深淵もまた我々を覗いているのだ。」
「「‥‥。」」
もうやめて!!俺のライフはゼロよ!あぁはっずっ!!
「冷やかしに来たのか?」
「ち、違うわい!!」
あ、これが素か、割とまともっぽい。
「?その紅い瞳。もしかして紅魔族?」
ん?何か特別な種族なのか?
「い、いかにも!!我は紅魔族随一の魔法使いめぐみん!!我の最強の爆裂魔法は、モンスターを一掃し、山をもくだ、く。」
フラッ
「おっと。」
がしっ
「おい!大丈夫か?」
如何にか床につく前に受け止められたが、どうしたんだ?
「もう‥‥三日ほど何も食べてないのです。いきなりですいませんが、な‥何か食べさせてもらえないでしょうか…?」
この世界は結構ヘビーなんだなぁ‥。まぁそんな事より。
「すいませーん!すぐに用意できる料理をお願いしまーす!」
注文しよう。
「はむ、はむ、もごもごもご…ゴックン。はっむはっむ…。」
おお、まさに必死の食事だな。たーんとお食べ―。
「あ、ありが、はむもぐ…とござ、んんつあぁ、います!!」
「あぁ、食べてからでいいぞー。焦らずになぁー」
「はい!はむっ」
何だろう。餌付けしてるみたいだなぁ。さっきから頬っぺたパンパンだ。
「なぁ、その眼帯は何だ?ケガしてんだったら、こいつが治せるぞ?まぁこれしかできんが…。」
「だけって何よ!!?」
カズマがアクアを指しながら言う。意外だな?カズマがこれを察せないとは‥。
「フッ、これは我が強大過ぎる魔力を抑えるmagicitem!…これが外れた時、この世は災厄に見舞われるであろう‥。」
嘘だろうな。
「ふーん。封印みたいなもんか。」
何で信じる?あぁ、此処が異世界だからか。
「まぁ嘘ですが。単なるおしゃれで付けててるだけ。」
ガシッ
「ふん!」
「アッー!まっ、待ってください!ゴメンなさい!!引っ張らないでください!!ヤ、ヤメ、ヤメローーー!!!?」
イラつくのは分かるが、やめてやれよ‥。
「スグマ達に説明すると、紅魔族は生まれつき高い知力と魔力を持っていて、だいたい皆魔法使いのエキスパートで、紅い瞳の変な名前の種族だわ。」
「「へぇ――。」」
バシンッ!!
あっ。
「イッタイ!!メガ――――!!?」
ああぁ、あれは痛い。俺はお冷のの氷をいつも持ち歩いているハンカチ(前の世界のだが、毎日洗っている)でくるんで、め?めぐみん?の目を冷やす。
「ほら、顔こっち向けなろ。冷やすから。」
ここかなぁ?
「ひう!?…あ。…有り難うございます。気持ちいですぅ~」
「何か、スグマが異様に優しい…まさかロr」
「オイテメェ。何を言おうとしている?」
俺はすぐさまアクアが言おうとした言葉を止めた。貴様、それ以上言うなよ…?
「ひぅ!?何で私だけに怒るのぉ~~!!?私にだって優しくしてよ!!褒めてよ~!」
優しくするような場面無かっただろうが‥。褒めるところは、まぁ探せばあるかぁ~?
「だったらもう少し大人しくしてろよー」
「キ―――!!」
猿か。
「変な名前は皆さんの方が変です。」
まぁ種族たちによって良し悪しは変わるからなぁ。地球もそうだし。
「ちなみに両親の名前は何だ?」
カズマが何気なく聞いてみた。するとめぐみんがまたキメキメで叫ぶ。
「母はゆいゆい!父はひょいさぶろーーーーー!!!」
ギルド内で木霊する。
「「「‥‥。」」」
そしてしばしの沈黙である。
「…まぁ、この子は種族的にも職種的にも問題ないと思うが、どうする?お前ら?俺はいいと思うが‥。」
そんな沈黙ブチ壊す!!
「うーん。カードは偽造できないし、いいんじゃない?」
「まぁこんな条件でくる奴はいないと思うし、いいと思うぜ。」
よしよしこのままスムーズに‥。
「…はっ!!おい!私の両親の名前に言う事があるなら聞こうじゃないか!!?」
いかなかった。しかしこれで後衛が追加出来てよかった。
―とある草原―
クエスト『三日間でジャイアント・トード五匹討伐!』(再)
「我が最強の攻撃魔法の爆裂魔法は、強大が故少し時間がかかります。なのでそれまで時間稼ぎをお願いします。」
俺達は再びトード狩りに来ていた。そしてめぐみんは軽い指示をしてきた。まぁただメリットだけで打てる最強魔法はないよなぁー。
「おう、やってやる‥!」
「?カズマ!アッチからも来ているわ!?」
カズマは気合を入れていると、アクアは二匹目のトードに気づく。面倒だなぁ。
「じゃあ俺はあっちの一匹を抑えてるから、めぐみんは魔法をそいつに打ち込め。タイミングを図って、逃げるから。」
「はい!」
「後の一匹はアクアとカズマに任せる。意見はあるか?」
「「分かった(わ)!!」」
よし、簡単な連携だが安定しているはずだ。
「行くぞ!!」
俺は正面の方のトードに向かい、めぐみんに指示した。
「めぐみん!!詠唱を!!」
「はい!…黒より黒く、闇よりも漆黒に、我が深紅の混交を望み給う。」
お!何かそれっぽい詠唱!何かカッコいい。
「よし!『魔戒剣』!!」
俺は魔戒剣を取り出し、抜刀。
「シュルッ!!」
するとトードは敵の存在に気づき、長い舌を活かした攻撃をしてきた。俺は上がった身体能力をフルに使い回避し、魔戒剣で舌を切り裂く。
「グエッ!?」
そして少し怯み後退。それで良い、俺はあくまで此奴を抑える事。
「スグマさん!!」
後ろ方でめぐみんが声を上げる。よし、俺も後退だ!
「見せてあげます!これが最強の攻撃魔法!!『エクスプロージョン』!!」
カッ!! ズッパァァーーーン!!!
眩く閃光。轟く爆音。天高く伸びる巨大な火柱が、トードに見事命中し、爆発四散した。こえ――。
「凄いな爆裂魔法…オーバーキルじゃん。」
倒したことだし、めぐみんの方に目をやると、ん?!
「おーい!めぐみん!どうしたんだ!?」
見るとめぐみんが地面に真っ直ぐな姿勢で、倒れていた。
「‥爆裂魔法は強大ですが、消費魔力が膨大。…要は今の私は限界を超えた魔力を使ったので全く動けません。」
‥えっ?
「なので、すいませんがおぶってもらえませんか?」
えーー、何してンのぉー。すると周りから。
ボゴッ、ゲゴッ
ボゴッ、ゲゴッ
え?土からトードが…?ま、まさか‥今の爆音と衝撃で、起きたのか!!?マズい!!?
「めぐみん!?本当に動けないのか!!?」
「‥はい。」
マジかぁー!!アクア達の方見るとアクアが喰われ、カズマが倒そうとしてる。おい!!
「クソ!仕方ない!フン!!」
急遽だが俺は、魔戒剣で頭上に円を描いた。
ズウィィィン!ガシャン!!
そこには、全体的には灰色で均一された西洋鎧の様な装備に黒い模様が刻まれ、翡翠色の眼をした狼を模った兜をした騎士が長剣を構えていた。
〚三分しかない。出し惜しみせず行くか!!〛
ダンッ!!
少しくぐもった声で意を決し地を駆けた。
〚ハァァ!!!〛
斬っ!!
おお、さすが一撃だ。次!
〚ハァァ!!ヘァァ!!〛
残り二匹、決めるか!
〚烈火炎装!!〛
ボワァァアァ!!
腕の鎧に剣を擦り、炎を纏った。
〚セェェッアアァァァッッ!!〛
一匹を突き刺し、そのまま二匹目に進み一気に切り裂いた。
〚ハァ…ハァ…ハァ…〛
シュルルルン!!
俺は鎧を解除した。あ、そういえば。
「うーん。あ、倒したみたいだなあいつ等‥。」
カズマ達が無事トードを一匹倒したようだ。しかし、結構疲れた。…めぐみん運べかっなぁ?
そう思いながら魔戒剣を戻し、めぐみんの方に歩いていった。
「めぐみーん、運ぶぞー?」
「‥はい、お願いします。…あの、何かカエルっぽい声が途中からたくさん聞こえた気がするんですが?」
「よいしょっと、あぁ‥めぐみんの爆裂魔法の爆音のせいで他のトードが起きたんだよ。」
軽いなぁこの娘。これなら大丈夫か。
「…あ!あ、後、何か聞きなれない声がしたから顔を少し上げたら、とってもカッコいい騎士みたいな人?がジャイアント・トードを次々倒していったんですよ!!?知りませんかスグマさん!?」
お、おう。何か突然元気になったと思ったら…見てたのかぁ。
「もしかして狼みたいな奴?」
「!?はい!知ってるんですか?」
「あぁ、あれ俺だよ?」
「!!?」
ん?何か声が聞こえない。もしかして信じてな…ああぁ、何か凄く眼がキラキラしてるぅ。
「凄いです!凄いです!カッコいいです!!」
おお、興奮してらっしゃる。あ、後‥何か照れる。しばらく歩くと、ヌルヌルのアクアを介抱しているカズマが歩いてくるのが見えた。
「おぉー、カズマ。一応クエストクリアできたな。」
「あぁ、アクアが喰われていた間に如何にか…そっちは、て、何でめぐみんをおんぶしてんの?」
俺はめぐみんのこの状態を説明した。
「なーるほどー。…また問題っ子が増えた。」
ホントだよ。まぁ火力があるのは確かだが。
「そんな事より、もう帰ろう。疲れた。さっさとギルドに報告して、報酬を貰おう。」
「そうだな。ほら、アクア帰るぞ!」
その後、無事アクセルに着いたが、さり気なくカズマがめぐみんをパーティーからの脱退を促したが、必死に抵抗。声も大きかったせいか、見たご近所の女性陣にヌルヌルのアクアと見た目中学生のめぐみんを背負っている俺をヤバい人扱いされ、カズマが気づいたがもう遅い。好機と思っためぐみんがある事無い事を叫び、阻止する為にめぐみんの加入を受け入れたのは別の話。
俺何もしてない!!!あんっまりだぁぁぁぁぁぁぁ!!!
後でカズマとめぐみんに全力のデコピンをした。
ロリコンではないが、めぐみん可愛いよね? 後僕はウィズが好きです