沼津駅の新幹線口で千歌達が梨子の見送りと激励を送る。
千歌「しっかりね!」
梨子「お互いに!」
ルビィ「梨子ちゃん、がんばルビィ!」
ダイヤ「東京に負けてはダメですわよ!」
曜「そろそろ時間だよ?」
梨子「うん。」
千幸「おーい梨子!行くぞー!」
梨子「はーい!」
鞠莉「Ciao梨子!」
果南「頑張ってね!」
花丸「ファイトずら!」
改札口に立ってる漣と千幸の方へ歩く。
梨子「すみません、待たせてしまって。」
千幸「大丈夫だ。梨子、準備良いか?」
梨子「はい。準備出来てます。」
漣「じゃあ千幸、梨子を頼むぜ。」
千幸「ああ。漣も、千歌達を頼むぜ。」
漣「任せろ。」
実は漣の提案で、千幸が梨子と同行する事になった。千幸と梨子が改札口を通る。
千歌「梨子ちゃん!次は、次のステージは、絶対皆で歌おうね!!」
梨子「勿論!」
千幸「じゃあ行って来るぜ!」
漣「上手くやれよ!」
2人は駅の向こうへ走った。
ダイヤ「さ、練習に戻りますわよ。」
漣「予備予選まで頑張らねえとな。」
果南「よし。これで予備予選で負ける訳にはいかなくなったね。」
鞠莉「何か気合が入りマース!」
曜「ね、千歌ちゃん。ん?」
だが千歌は、新幹線口の方をずっと見ていた。
曜「千歌ちゃん・・・?」
部室に戻り。
ダイヤ「特訓!ですわ!」
だが皆はやる気なさそうな顔をしていた。
千歌「また・・・?」
花丸「本当に好きずら・・・」
ルビィ「あ!」
漣「どうしたルビィ?」
パソコンである動画を発見した。
漣「Saint Snow!」
ルビィ「先に行われた北海道予備予選をトップで通過したって!」
漣「遂に来たか。あの2人。」
果南「え?これが千歌達が東京で会ったって言う?」
千歌「頑張ってるんだぁ。」
果南「気持ちは分かるけど、大切なのは目の前の予備予選。まずはそこを集中しないと。」
鞠莉「果南にしては随分堅実ね。」
果南「誰かさんのお陰で、色々勉強したからねぇ。」
漣「鞠莉か。」
ダイヤ「では、それを踏まえて・・・」
プール掃除。デッキブラシで掃除する。
千歌「何で・・・こうなるの!」
ダイヤ「文句言ってないで、しっかり磨くのですわ!」
漣「何だこのプール?藻だらけじゃねえか・・・」
ルビィ「でででで、でも・・・足元がヌルヌルしてて・・・」
花丸「ずら!?」
ルビィ「ピギャ!」
バランスを崩した花丸に当たって、ルビィも倒れた。
千歌「これで特訓になるの?」
鞠莉「ダイヤがプール掃除の手配を忘れていただけねー。」
ダイヤ「忘れていたのは鞠莉さんでしょ!」
鞠莉「言ったよ?夏休みに入ったら、プール掃除何とかしろって。」
ダイヤ「だから何とかしてるじゃないですか!」
鞠莉「え〜?何とかね〜。」
善子「生徒会長と理事長があんなんで大丈夫・・・?」
果南「私もそう思う・・・」
漣「仲がが良いのか悪いのか・・・」
千歌「まぁでも、皆で約束したもんね。生徒会長の仕事を手伝うって。」
曜「そうだよ!皆ちゃんと磨かなきゃ!ヨーソロー!」
千歌「うっ・・・」
そして何故か海軍の制服を着ている曜が居た。
曜「デッキブラシと言えば甲板磨き!となれば・・・これです!うわ!?」
敬礼した瞬間、バランスを崩して尻餅付いた。
ダイヤ「あなた!その格好は何ですの?遊んでる場合じゃないですわよ!!本当何時になったら終わるのやら・・・」
漣「海軍の正装で清掃してる。」
善子・果南「・・・」
漣「ん?どした2人さん?」
果南「漣君、ちょっと寒くない・・・?」
善子「ブリザードが・・・」
漣「悪い。ちょっとしたジョークだ。」
数分後。プールがピカピカになった。
ルビィ「綺麗になったね。」
花丸「ピッカピカずら〜!」
漣「輝いてるな〜。」
ダイヤ「ほら見なさい!やってやらない事はございませんわ!」
漣「あんた1ミリもやってねえだろ!威張ってんじゃねえよ!」
果南「そうだ、ここで皆でダンス練習してみない?」
鞠莉「Oh!Funny!面白そう!」
ダイヤ「滑って怪我しないでよ?」
鞠莉「ちゃんと掃除したんだし、平気よ。」
漣(フラグかな?)
プールに上がった漣が指導する。
漣「よし、全員位置に付いて。」
位置に付いた8人。
千歌「ん?あれ?」
突然千歌が何かに気付いた。
漣「そうだった。梨子ピアノコンクールで居ないんだった。千幸も向こうへ行ってるしな。」
ダイヤ「そうなると、今の形はちょっと見栄えが宜しくないかも知れませんわね。」
花丸「変えるずら?」
果南「それとも、梨子ちゃんの位置に、誰かが代わりに入るか・・・」
鞠莉「代役って言ってもねぇ・・・」
漣「この8人の誰かだな。誰を指名する?」
果南「あ。」
花丸・ルビィ「あ。」
善子・ダイヤ「ん?」
漣「あ。」
全員が曜を見た。
曜「え?え?え?」
千歌「うん!」
曜「え・・・え!?私!?」
漣「じゃあ曜、代役ヨーソロー。」
曜「え!?」
屋上で練習開始。
漣「1、2、3、4、5、6、7、8!」
千歌・曜「うわあ!」
上手くいかずにぶつかってしまった。
曜「まただ・・・」
ダイヤ「これでもう10回目ですわね・・・」
果南「曜ちゃんなら会うかと思ったんだけどなぁ・・・」
曜「私が悪いの・・・同じ所で遅れちゃって・・・」
千歌「違うよ。私が歩幅、曜ちゃんに合わせられなくて・・・」
果南「ま、体で覚えるしか無いよ。もう少し頑張ってみよ?」
漣「じゃあ行くぞ。1、2、3、4、5、6、7、8!1、2、3、4、5、6、7、8!1、2、3、4、5、6、7、8!」
しかしまたぶつかってしまった。鞠莉は曜を見て何かを感じてる。
千歌「あ、ごめん!」
曜「ううん、私が早く出過ぎて・・・ごめんね、千歌ちゃん・・・」
一方その頃千幸と梨子は。
千幸「また東京に来ちゃったな。」
梨子「そうですね。」
千幸「よし梨子。スタジオへ行こう。そこで一旦休憩して、練習を始める。」
スタジオへ向かう途中。
梨子「皆、大丈夫なんでしょうか?」
千幸「心配すんなって。必ず予備予選を突破してくれる。俺はそう信じてる。梨子も、ピアノコンクールで栄光を掴んでくれよ?」
梨子「はい。」
内浦にあるコンビニ。
ルビィ「ぴちゅ〜!」
花丸「ずら〜!」
パピコを吸ってる2人。
ルビィ「生き返る〜。」
花丸「ミカン味美味しいずら〜。」
善子「リトルデーモンの皆さん、私に力を・・・漆黒教の力を!!」
くじを引いた。D賞だった。
女性店員「D賞でーす。」
善子「堕天の・・・D・・・」
花丸・ルビィ「・・・・・」
ルビィ「2人、まだ練習してるんだね。」
外では、千歌と曜が練習していた。
漣「1、2、3、4、5、6、7、8!1、2、3、4、5、6、7、8!」
曜「あ痛・・・ごめん・・・」
千歌「ううん、私がいけないの。どうしても、梨子ちゃんと練習してた歩幅で動いちゃって・・・もう1度やってみよう!」
曜「・・・うん!」
漣「よし。もう1度行くぞ。」
曜「あ、待って。千歌ちゃん、もう1度梨子ちゃんと練習してた通りにやってみて?」
1年生組が覗きに来た。
千歌「え、でも・・・」
曜「良いから。漣さんお願い。」
漣「あ、ああ。せーの、1、2、3、4、5、6、7、8!1、2、3、4、5、6、7、8!」
遂に上手く出来た。
善子「おお!展開的合致!」
漣「善子何時の間に?」
千歌「曜ちゃん!」
曜「これなら大丈夫でしょ?」
千歌「うん!流石曜ちゃん!凄いね!」
すると千歌のスマホの着信音が鳴った。
東京にあるスタジオの控え室。
梨子「あ、千歌ちゃん?今平気?・・・うん、そう。千幸さんと東京のスタジオ着いたから、連絡しておこうかと思って。」
内浦。
千歌「あ、ちょっと待って?皆に変わるから。花丸ちゃん!」
花丸「あっ・・・え、えっと・・・もすもす?」
漣(もすもす?)
梨子『もしもし?花丸ちゃん?』
花丸「み、未来ずらー!!」
善子「何驚いてるのよ。流石にスマホぐらい知って・・・」
梨子『あれ?善子ちゃん?』
善子「え?・・・フッフッフ・・・このヨハネは堕天で忙しいの。」
漣「何だ堕天で忙しいって・・・」
善子「別のリトルデーモンに変わります!」
後ろに立ってたルビィを前に出した。
梨子『・・・もしもし?』
ルビィ「ピギィィィィィ!!」
驚いて木の後ろに隠れた。
漣(忙しい1年生だな・・・)
千歌「どうしてそんなに緊張するの?梨子ちゃんだよ?」
花丸「電話だと緊張するずら・・・東京からだし。」
千歌「東京関係ある?漣さん。」
漣「ああ。よう梨子、東京までご苦労さん。」
梨子『あ、漣さん。』
漣「千幸はそこに居るか?」
梨子『ちょっとお手洗いに行ってます。』
漣「トイレか。このタイミングで・・・まぁ良いや。ピアノコンクール頑張れよ?俺達応援してるからな。」
梨子『ありがとうございます。』
千歌「じゃあ曜ちゃん!梨子ちゃんに話しておくこと、無い?」
曜「・・・うん。」
するとスマホのバッテリーの音が鳴った。
千歌「あ、ごめん・・・電池切れそうー・・・またって言わないでよー。まただけど・・・」
東京。
梨子「うふふ。じゃあ切るわね。他の皆にも宜しく。」
千歌『うん!』
通話終了。それと同時に千幸が戻って来た。
千幸「あ〜・・・花が満開になった・・・」
梨子「おかえりなさい。」
千幸「ただいま。何してたんだ?」
梨子「千歌ちゃん達と電話してたんです。漣さんとも。」
千幸「マジかー・・・後で電話しとくか。」
内浦。
千歌「良かったー・・・喜んでるみたいで。」
漣「元気そうで良かったな。」
しかし曜は、何かを抱えていた。
漣(ん?曜?)
千歌「じゃあ曜ちゃん!」
曜「え?」
千歌「私達ももうちょっとだけ頑張ろうか。」
曜「・・・・うん。そうだね。」
一方その頃浦の星女学院・生徒会長室では、大量の資料があった。
果南「こんなに仕事溜めて・・・1人で抱え込んでたんでしょ?」
ダイヤ「・・・違いますわ。これはただ・・・」
鞠莉「仕方無いな〜。これからは私と果南が手伝ってあげまショ〜ウ。」
すると1枚の用紙が落ちた。
鞠莉「あれは?」
ダイヤ「スクールアイドル部の申請書ですわ。以前、千歌さんが持って来た。」
それは、千歌が最初に持って来たスクールアイドル部の申請書だった。
鞠莉「あら、最初は千歌っちと曜の2人だったのね。」
果南「意外?」
鞠莉「てっきりSTARTは、千歌っちと梨子だとばかり思ってマシタ〜。」
ダイヤ「まぁ、確かにそう見えなくもないですわね。今の状況からすると。」
鞠莉「そうデスネ〜。」
一方その頃曜は、1人で帰宅中。
曜(これで良かったんだよね?)
すると誰かが曜の後ろから曜の胸を揉んだ。
???「Oh!これは果南にも劣らぬ・・・」
曜「とりゃあああああああ!!!」
???「・・・い?」
見事な背負い投げ。投げられた人物が尻餅付いた。
???「Auchi!」
その人物の正体は・・・
曜「鞠莉ちゃん!?」
鞠莉だった。
EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」
2人はびゅうおで話をする。
曜「・・・え?千歌ちゃんと?」
鞠莉「はい。上手くいってなかったでしょー?」
曜「あぁ、それなら大丈夫!あの後2人で練習して上手くいったから!」
鞠莉「いいえ、ダンスではなく。千歌っちを梨子に取られて・・・ちょっぴり嫉妬ファイヤ~~!が、燃え上がってたんじゃないの?」
曜「え、嫉妬!?ま、まさかそんな事・・・」
すると鞠莉が曜の頬を引っ張った。
曜「うぅぅぅぅ・・・!」
鞠莉「ぶっちゃけトーク!する場ですよ?ここは。」
曜「鞠莉ちゃん・・・」
鞠莉「話して?千歌っちにも梨子にも話せないでしょ?ほら。」
ベンチに座る2人。
曜「・・・私ね、昔から千歌ちゃんと一緒に何かやりたいなーって、ずっと思ってたんだけど、その内、中学生になって・・・」
中学時代。
千歌『そっか。曜ちゃん水泳部にしたんだ。』
曜『千歌ちゃんは?』
千歌『私は・・・』
現在。
曜「だから、千歌ちゃんが一緒にスクールアイドルやりたいって言ってくれた時は凄く嬉しくて・・・これでやっと一緒に出来るって思って・・・でも、すぐに梨子ちゃんが入って、千歌ちゃんと歌作って、気付いたら、皆も一緒になってて・・・それで思ったの・・・千歌ちゃん、もしかして私と2人は嫌だったのかなって。」
鞠莉「Why・・・何故?」
曜「私、全然そんな事無いんだけど、何か要領良いって思われてる事が多くて、だから、そう言う子と一緒にって、やり難いのかなって・・・」
すると鞠莉が曜の頭にチョップした。
曜「痛!」
そして曜の頬を掴んで顔を寄せた。
鞠莉「何1人で勝手に決めつけてるんですか?」
曜「だって・・・」
鞠莉「うりゃうりゃうりゃうりゃ!」
曜「うぅぅぅぅ・・・」
鞠莉「曜は千歌っちの事が大好きなんでしょ?なら、本音でぶつかった方が良いよ。」
曜「え?」
鞠莉「大好きな友達に本音を言わずに、2年間も無駄にしてしまった私が言うんだから。間違いありません!」
曜「・・・」
その日の夜の東京。千幸は神田明神に居た。
千幸「ここはやっぱり良いな〜。」
すると後ろからパンプスの音が聞こえた。
千幸「ん?」
???「ここで会うなんて奇遇ね。」
千幸「フッ。それはこっちの台詞だ。」
「真姫。」
そこに居たのは、西木野真姫だった。
真姫「また帰って来たのね。千幸君。」
千幸「まあな。Aqoursのメンバーの桜内梨子がピアノコンクールに出場するから、俺が同行したんだ。」
真姫「漣君と一緒じゃないのね。」
千幸「ああ。彼奴は向こうで顧問の仕事をやってる。そうだ。漣と通話するか?」
真姫「ええ。」
その頃漣は、部屋でスマホを弄ってた。すると着信音が鳴った。
漣「千幸からか。もしもし?」
千幸『よう漣。悪いな。通話中にトイレ行ってしまって。』
漣「いや気にするなよ。東京へ帰って来た感想はどうだ?」
千幸『数日振りに来た感じだ。それより、お前と話したい奴が傍に居るから、ちょいと変わるわ。』
漣「話したい奴?」
真姫『漣君。また会ったね。』
漣「お!真姫か!また会っちまったな。千幸と出会ったのか?」
真姫『さっき仕事が終わったの。公園に寄ってみたら、千幸君が居たの。』
漣「そっか。どうだ真姫?医者の仕事は。」
真姫『ええ。今日も癌の手術は成功したわ。』
漣「そっか。嬉しそうで何よりだ。」
真姫『あ、そろそろ帰らなきゃ。じゃあね漣君。』
漣「ああ。また8月に会おうぜ。じゃあな。」
通話終了。
神田明神。
千幸「ふぅ。」
真姫「そうだわ。私ピアノコンクール観に行こうって思ってるの。」
千幸「そうなのか?」
真姫「ええ。」
千幸「そっか。じゃあピアノコンクール当日にまた会おうぜ。」
真姫「ええ。じゃあね。」
千幸「じゃあな。」
翌朝。
曜「本音をぶつける・・・か。」
元気を出して部室に入った。
曜「おはよー!」
漣「お、曜来たか。」
千歌「あ、曜ちゃん!見て見て!ほら!」
右腕にあるオレンジ色のシュシュを見せた。
曜「可愛い!どうしたの?これ。」
千歌「皆にお礼だって送ってくれたの!梨子ちゃんが!」
曜「・・・へぇ・・・」
千歌「梨子ちゃんもこれ着けて演奏するって!」
東京のスタジオでは、梨子が練習をしていた。千幸が梨子の演奏を聴いてる。
千歌「曜ちゃんのもあるよ!はい!」
水色のシュシュをプレゼントした。
曜「あ・・・ありがと。」
ダイヤ「特訓始めますわよー!」
漣「おう!皆行くぞ!」
全員「はぁ〜い!」
千歌「曜ちゃん着替え急いでね?」
曜「・・・千歌ちゃん!」
千歌「ん?」
曜「・・・頑張ろうね。」
千歌「うん!」
本音が言えなかった。
その日の夜の曜の部屋のベランダ。
曜「結局話せなかった・・・本音って言っても・・・私、何て言えば良いんだろ・・・」
シチュエーションその1。壁ドン。
曜『千歌ちゃん、私と梨子ちゃんのどっちが大切なの?はっきりして!』
千歌『っ。』
シチュエーション終了。
曜「って、いやいや違うよね・・・」
シチュエーションその2。樹の下。
曜『千歌ちゃん・・・私の事あまり・・・好きじゃないよね?』
千歌『ん?』
シチュエーション終了。
曜「これも違ーーーーう!・・・ならば!」
シチュエーションその3。うちっちー。
曜『私、渡辺曜は千歌ちゃんの事が・・・全速前進、ヨーソロー!』
千歌『え・・・?』
シチュエーション終了。
曜(何か訳分からなくなってきた・・・)
するとスマホの着信音が鳴った。梨子から電話が来た。
曜「・・・もしもし?・・・ううん、平気平気。何かあったの?」
東京。千幸は外へ外出中。
梨子「うん。曜ちゃんが、私のポジションで歌う事になったって聞いたから・・・ごめんね、私の我儘で・・・」
曜『ううん、全然。』
梨子「私の事は気にしないで?2人でやりやすい形にしてね。」
曜『でも、もう・・・』
梨子「無理に合わせちゃダメよ?曜ちゃんには曜ちゃんらしい動きがあるんだし。千歌ちゃんも絶対そう思ってる。」
曜『そうかな・・・そんな事・・・ないよ。』
梨子「え?」
曜の部屋。
曜「千歌ちゃんの傍には、梨子ちゃんが一番合ってると思う。千歌ちゃん・・・梨子ちゃんの傍に居ると嬉しそうだし・・・梨子の為に・・・頑張るって言ってるし・・・」
梨子『・・・そんな事思ってたんだ・・・』
曜の目から涙が流れた。
梨子『千歌ちゃん、前話してたんだよ?』
曜「・・・え?」
この前千歌が言った事を全て話した。
梨子『うん。じゃあ。』
通話終了。
曜「千歌ちゃんが・・・」
すると後ろからバイクのエンジン音が聞こえた。
曜「ん?」
後ろに振り向くと、何も無かった。気のせいだと思ったが。
???「曜ちゃん!!」
今度は横から声が聞こえた。
曜「あっ!」
何と千歌が立っていた。彼女の後ろに漣とボンネビルT120があった。
曜「・・・千歌ちゃん!どうして?」
千歌「練習しようと思って!!」
曜「練習?」
千歌「うん!考えたんだけど・・・やっぱり曜ちゃん、自分のステップでダンスした方が良い!」合わせるんじゃなくて、1から作り直した方が良い!曜ちゃんと私の2人で!!」
曜「っ!!!」
しばらく顔を俯いて、部屋へ向かった。
千歌「曜ちゃん!?」
漣「曜の奴、どうしたんだ?」
曜は階段を駆け下りる。そして梨子が言った言葉を思い出す。
梨子『あのね、千歌ちゃん前話してたんだよ?曜ちゃんの誘い、何時も断ってばかりで、ずっとそれが気になっているって。だから、スクールアイドルは絶対一緒にやるんだって。絶対曜ちゃんとやり遂げるって。』
渡辺家玄関前。曜が後ろ向きで出て来た。
千歌「曜ちゃん?」
曜「・・・・・・」
漣「どうした曜?」
千歌「曜ちゃん、何かずっと気にしてたっぽかったから・・・居ても立っても居られなくなって・・・へへ・・・」
曜「私・・・バカだ・・・バカ曜だ・・・」
彼女は涙を流して泣いた。
千歌「バカ曜?うわあ!?」
すると泣きながら千歌に抱き付いた。
千歌「あ〜、汚れるよ〜。」
曜「良いの!」
千歌「風邪引くよ?」
曜「良いの!」
千歌「漣さんが見てるよー。」
曜「良いの!」
そしてラブライブ予備予選当日。ステージ裏でAqoursを含むスクールアイドル達が控えていた。
漣「ここからが本番だぞ。皆、頑張れよ。」
千歌「うん。」
そしてピアノコンクール当日でもある。スタジオの楽屋。
梨子「そろそろね。」
千幸「よし梨子。頑張れよ。俺観客席へ行ってるから。」
梨子「はい。」
ラブライブ予備予選ステージ裏。Aqoursが円陣を組む。
千歌「さあ行こう!ラブライブに向けて!私達の第一歩に向けて!今、全力で輝こう!Aqours!」
8人「サンシャイン!!!!」
東京のスタジオ。千幸の隣に真姫が座ってる。
梨子『私ね、分かった気がするの。あの時、どうして千歌ちゃんがスクールアイドルを始めようと思ったのかを。スクールアイドルじゃなきゃダメだったのか。』
曜『うん。千歌ちゃんにとって輝くと言う事は、自分1人じゃなくて、誰かと手を取り合い、皆で一緒に輝くと言う事なんだよね?』
梨子『私や曜ちゃんや、普通の皆が集まって、1人じゃとても作れない大きな輝きを作る。その輝きが、学校や、聴いてる人に広がっていく。繋がっていく。』
曜『それが、千歌ちゃんがやりたかった事。スクールアイドルの中に見付けた輝きなんだ。』
『想いよひとつになれ』
千歌「想いよひとつになれ(想いがひとつになるとき)このときを 待っていた♪」
千歌・曜「ふと気づくと 重なり合うよ♪」
ダイヤ・善子「一途に 未来を呼ぶこころ♪」
ルビィ・花丸「ふるえてる手を にぎって行くんだよ♪」
果南・鞠莉「すれ違ったあとで 同時に振り向いた♪」
千歌「ほらね♪」
曜「本当は♪」
Aqours「一緒だったよ気持ちはね♪」
千歌・曜「なにかをつかむことで(夢にもいろいろあるから)なにかをあきらめない(そうでしょ?)♪」
Aqours「想いよ ひとつになれ どこにいても 同じ明日を 信じてる♪」
ライブとピアノの演奏が同時に終わった。
東京のスタジオでは、観客席から拍手の音が響いた。千幸と真姫も拍手をする。梨子の母が涙を流した。梨子はシュシュを着けてる右手を伸ばした。
同じ頃ラブライブ予備予選のステージでも、Aqoursが右手を伸ばした。
「END」
キャスト
朝霧漣:荒井敦史
城戸千幸:池岡亮介
高海千歌:伊波杏樹
桜内梨子:逢田梨香子
松浦果南:諏訪ななか
黒澤ダイヤ:小宮有紗
渡辺曜:斉藤朱夏
津島善子:小林愛香
国木田花丸:高槻かなこ
小原鞠莉:鈴木愛奈
黒澤ルビィ:降幡愛
西木野真姫:Pile
女子生徒:武藤志織
依田菜津
春野杏
藤原夏海
早瀬雪未
小林千咲
小林可奈
結名美月
春村奈々
櫻井絵美里サヴァンナ
鈴木亜里沙
杉浦しおり
篠原侑
赤尾ひかる
続木友子
次回「はばたきのとき」