曜・果南・ダイヤ「うーーーーん・・・・・」
ルビィ「まだ・・・?」
ダイヤ「全く、どれだけ待たせるんですの!?」
果南「あーもー、こう言うの苦手!」
千歌「落ち着いて?」
漣「落ち着けよダイヤ、果南。朗報が来るかもだぞ?」
果南「っ!ちょっと走って来る!」
漣「おい果南!?」
千歌「結果が出たら知らせるねー!」
果南「いいよ!」
漣「知らない方が良いのかー?」
果南「っ。うーーん・・・」
戻って来た。
一方花丸はパンを食べてる。
鞠莉「あんまり食べると太るよ?」
花丸「食べてないと落ち着かないずら・・・」
漣「過食症か?」
善子「リトルデーモンの皆さん。この堕天使ヨハネに魔力を!霊力を!」
床にチョークで書かれた魔法陣の真ん中に立って祈る善子。
漣「善子?」
善子「全ての、力を!!」
するとトラックが素通りして、素通りした風で蝋燭の火が消えた。
善子「消すなーーーーー!!」
漣「叫んでも聞こえねえよ。」
曜「来た!!」
漣「え!?」
曜「ラブライブ!予備予選、合格者・・・」
漣「善子の願いが届いたのか?いやまだ分からんか。」
千歌「緊張する・・・」
ダイヤ「アクアの”ア”ですわよ?ア!ア!ア!!」
漣「アーア五月蝿え。」
曜「イーズーエクスプレズ・・・」
予選で落ちてしまった。
果南「嘘・・・」
千歌「落ちた・・・」
ダイヤ「そんなーーーー!!」
漣「ん?曜、ちょっと見せろ。」
曜「うん。」
スマホを漣に見せる。
漣「・・・エントリー番号順だこれ。」
8人「ズコー!」
千歌「曜ちゃーん!」
曜「ごめんごめん。」
漣「じゃあ読むぞ。イーズエクスプレス・・・グリーンティーズ・・・ミーナーナ・・・Aqours・・・Aqours!!」
千歌「Aqours!!」
果南「あった!!」
ルビィ「ピギャァァ!!」
鞠莉「予備予選突破・・・オーマイガ・・・オーマイガ・・・オーマイガーーーーーー!!!」
遂にAqoursが予備予選を突破した。
部室。
果南「さぁ、今朝獲れたばかりの魚だよ!皆食べてね!」
大漁の獲れたての魚の刺身がテーブルの上にあった。
千歌「何でお祝いにお刺身?」
果南「だって、干物じゃお祝いっぽくないかなって。」
漣「それ以外の奴も考えろよ。でも美味そうだなぁ。米欲しいな。」
千歌「夏みかんとか!」
花丸「パンとか!」
果南「じゃあお刺身でも良いでしょ?」
刺身を試食する漣。
漣「美味い。サーモンの脂が蕩ける。」
ルビィ「ピィィィ!!」
焦ってるルビィがノートパソコンを持って戻って来た。
漣「どうしたルビィ?」
ルビィ「見て下さい!PVの再生回数が・・・」
ラブライブ予備予選で披露した『想いよひとつになれ』の再生回数が15万再生を突破してた。
千歌「私達のPVが!?」
漣「158,372回再生!?この短期間で!?」
曜「凄い再生数!!」
ルビィ「それだけじゃなくて、コメントも沢山付いていて!」
花丸「可愛い・・・」
ダイヤ「全国出て来るかもね・・・」
果南「これはダークホース・・・」
善子「暗黒面!?」
曜「良かった。今度は0じゃなくて。」
善子「そりゃそうでしょ?予選突破したんだから。」
漣「突破しなかったら安心してねえだろ?」
すると千歌のスマホに着信音が。
千歌「梨子ちゃんだ!」
東京のスタジオの控え室。
梨子「予選突破、おめでとう!」
千歌『ピアノの方は?』
梨子「うん。ちゃんと弾けたよ。探していた曲が、弾けた気がする。」
ピアノの上にトロフィーがあった。
部室。
千歌「良かったね。」
千幸『おーい漣!聞こえるかー?』
漣「おう千幸。」
千幸『予選突破出来て良かったな!』
漣「ありがとよ。梨子はどうだった?」
千幸『聞いてくれよ。何と金賞!しかもその近くにトロフィーがある!今メールで送るから待ってろよ!』
すると漣のスマホに着信音が。
漣「うわスゲェ!トロフィーでか!同時に良い成果が来たなんて凄いとしか思えねえな。」
千幸『だな。』
曜「じゃあ、次は9人で歌おうよ!全員揃って、ラブライブに!」
千歌「曜ちゃん・・・!」
梨子『そうね。9人で!』
ダイヤ「そしてラブライブで有名になって、浦女を存続させるのですわ!」
ルビィ「がんばルビィ!」
果南「これは、学校説明会も期待出来そうだね!」
千歌「説明会?」
鞠莉「うん。Septemberに行う事にしたの。」
漣「9月だな。」
ダイヤ「きっと今回の予選で、学校の名前もかなり知れ渡ったはず。」
鞠莉「そうね。PVの閲覧数からすると、説明会参加希望の生徒の数も・・・」
突然鞠莉が固まった。
漣「どうした鞠莉?」
鞠莉「0・・・」
ダイヤ「え?」
鞠莉「0、だね・・・」
ルビィ「そんな!」
ダイヤ「嘘・・・嘘でしょ!?」
漣「ちょっと見せろ鞠莉。・・・0・・・マジかよ・・・」
千歌「0・・・」
曜「1人も居ないって事・・・?」
その後漣と千歌と曜は、ダイビングショップでカキ氷を食べる。
千歌「はぁ・・・また0かぁ・・・」
曜「入学希望となると、別なのかなぁ・・・」
千歌「だって、あれだけ再生されてるんだよ?」
漣「再生数は増えても、閲覧者は内浦だけだと思うなよ。全国の皆見てるんだからな。」
千歌「でも、予備予選終わった帰りだって・・・」
時は予備予選終了後の沼津。
女子学生A『あの!Aqoursの果南さんですよね?』
果南『え?』
女子学生A『やっぱりそうだ!さ・・・サイン下さい!』
果南『え?私?』
戸惑いながらサインを書く。
女子学生B『じゃあいきますよー!全速前進ー!』
曜『よ、ヨーソロー。』
2ショット写真。
ルビィ『ピギィィィ!』
女子学生『握手して下さーーい!!』
ファンから追い掛け回される。
漣『これで良いか?』
女子学生C『きゃ〜!朝霧漣さん最高〜!』
ファンの頭をポンポン撫でる。
ダイヤ『お待ちなさい。代わりに、私が写真を撮らせてあげますわ。』
女子学生B『ど、どちら様ですか?』
ダイヤ『うっ!』
ルビィを追い掛け回すファンからどちら様と言われた。
そして現在。
千歌「って感じで大人気だったのに・・・」
曜「ダイヤさんの下りは、いらなかった気がする・・・」
漣「ダイヤ、徐々にポンコツになってるな。」
曜「これで生徒が全然増えなかったら、どうすれば良いんだろう・・・」
漣「そう言えば、今から5年前、μ`sはこの夏に廃校を阻止したって思い出したわ。」
千歌「え、そうだっけ!?」
漣「ああ。廃校阻止のお陰で、学校存続が決まった。」
千歌「差・・・あるなぁ・・・」
漣「おい音ノ木と比べんなよ。」
果南「仕方無いんじゃないかな?ここでスクールアイドルをやるって事は、それほど大変って事。」
海から果南が戻って来た。
千歌「それはそうだけど・・・」
果南「うちだって、今日は予約0。東京みたいに放って置いても人が集まるもんじゃないんだよ?ここは。」
漣「いやでも良い所だよな内浦は。海が綺麗だし。」
千歌「でも、それを言い訳にしちゃダメだと思う。」
果南「千歌?」
すると千歌がテーブルを”バンッ”と叩いて立ち上がる。
千歌「それが分かった上で、私達はスクールアイドルやってるんだもん!」
そう言った後、カキ氷をガツガツ頬張る。
曜「千歌ちゃん、1度に全部食べると・・・」
カキ氷を食べ終えて走った。
曜「千歌ちゃん!?」
漣「おい何処行くんだ!?」
千歌「1人でもう少し考えてみるーー!!」
漣「1人で全部抱え込む真似はよせよ!?」
千歌「うっ!」
突然千歌が止まった。
曜・果南「ん?」
漣「どうした?忘れ物か?」
千歌「あぁ・・・来た・・・!!」
縮こまって頭を抑えた。
漣「あぁ、カキ氷の食い過ぎでアイスクリーム頭痛が来たか。」
曜・果南「あはは・・・」
その日の夜の千歌の部屋。千歌が大の字になって仰向けになっていた。
千歌(もう学校を救っていたのか・・・)
彼女はμ`sのポスターを見て心の中で呟いた。
千歌「(あの時は、自分とそんなに変わらないって。普通の人達が、頑張ってキラキラ輝いているって・・・だから、出来るんじゃないかって思ったんだけど・・・)何が違うんだろう・・・リーダーの差かなぁ?」
すると美渡が部屋に入って来た。
美渡「何1人でブツブツ言ってるの?」
千歌「はぁ・・・どうすれば良いんだろう・・・」
美渡「千歌?千歌さ〜ん?」
すると千歌が起き上がった。
千歌「もう考えててもしょうがない!行ってみるか!」
美渡「何処へ?」
千歌「え?何で美渡姉が居るの?」
美渡「あんた、今気付いたの・・・?」
千歌「あ、そうだ!漣さん呼ばなきゃ!」
そこで千歌がある計画を立てた。
すぐにSkypeで皆と通話する。
曜「東京?」
千歌『うん。見付けたいんだ。μ’sと私達の何処が違うのか、μ’sがどうして音ノ木坂を救えたのか、何が凄かったのか、それをこの目で見て、皆で考えたいの!』
果南「良いんじゃない?」
善子「つまり、再びあの魔都に降り立つと言う事ね。」
漣『何時まで魔都って呼ぶつもりだお前?』
東京。
梨子「私は1日帰りを伸ばせば良いけど・・・」
千歌「けど?」
梨子「ううん、じゃあ詳しく決まったらまた教えてね。」
千幸「東京で会おうぜ。」
通話終了。
梨子「・・・片付けなくちゃ。」
千幸「何でこんな大量に?」
梨子「千幸さん、内緒にしていて下さいね?」
千幸「勿の論。」
控え室には、壁ドンや壁クイなどの雑誌が大量にあった。
EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」
数日後。9人が再び東京に赴いた。
千歌「うわぁ〜!賑やかだねぇ〜。」
漣「流石東京駅。賑わいが絶えないな。」
ダイヤ「皆さん、心をしっかり!負けてはなりませんわ!東京に飲まれないよう!!」
漣「安心しろよダイヤ〜!襲って来る奴らは俺が蹴散らしてやるからよ〜!」
ダイヤ「あなたは分かっていないのですわ!!」
漣「ほえ?」
千歌「何であんなに敵対視してるの・・・?」
漣「はいルビィさん、ダイヤが東京駅との間に何があったのか教えて下さい。どうぞ。」
ルビィ「お姉ちゃん、小さい頃東京で迷子になった事があるらしくて・・・」
幼い頃、ダイヤは東京駅で迷子になった。
幼いダイヤ『ごちゃごちゃ・・・ごちゃごちゃ・・・ごちゃごちゃ・・・ぴぎぃぃぃぃ!!』
漣「まぁ東京は複雑が多いからな。そこはまぁ仕方無え。」
千歌「トラウシだね・・・」
漣「トラウマな。」
善子「トラウマね。」
曜「そう言えば、梨子ちゃんと千幸さんは?」
千歌「ここで待ち合わせだよ。」
一方その頃千幸と梨子は、2つのコインロッカーに大量の雑誌を詰めていた。
千幸「何でコインロッカーに入り切れない程の量を買ったんだよ・・・!!」
梨子「ごめんなさい、つい・・・」
千幸「ついじゃねえだろ・・・!」
千歌「梨子ちゃん。何入れてるのー?」
そこに9人が来た。
梨子「ち、千歌ちゃん!皆も・・・」
そして千幸が別の雑誌を詰め込んですぐに閉めて鍵を掛けた。
千幸「よう漣!」
2人はハイタッチする。
漣「千幸、何してたんだ?」
千幸「ちょっとな。」
すぐに漣にメールを送った。漣がメールの内容を見る。
漣(あぁ成る程。分かった。内密にしとく。)
千歌「何入れてるの〜?」
梨子「えぇと・・・お土産とか・・・お土産とか・・・お土産とか・・・」
千歌「うわぁ〜!お土産〜!!」
突然千歌が迫って来た。その瞬間、雑誌が落ちた。
梨子「うわあああ!!」
千歌「何?」
すると梨子が咄嗟に千歌の両目を両手で隠した。
梨子「何でも無いの!!何でも無いのよ!!」
千幸「せいっ!」
そしてすぐに千幸が回収してコインロッカーに詰めて、すぐに閉めて鍵を掛けた。
千幸「梨子、大丈夫だ。」
梨子「さぁ!じゃあ行きましょうか。」
曜「とは言っても、まず何処へ行く?」
鞠莉「Tower?Tree?Hills?」
ダイヤ「遊びに来たんじゃありませんわ。」
漣「っつか俺達もう帰りたい気分。」
千幸「そう言うなって。」
千歌「そうだよ?まずは神社!」
ルビィ「また?」
千幸「神田明神か?」
千歌「うん!実はね、ある人に話聞きたくてずっと調べてたんだ。会ってくれるって!」
花丸「ある人?誰ずら?」
千歌「会ってのお楽しみ~!凄い人だよ!」
漣「跡が付いてる。パンダみてえだな。」
千歌「でも話を聞くには打って付けの凄い人だよ?」
ルビィ「東京・・・神社・・・」
ダイヤ「凄い人・・・まさか・・・」
2人「まさか!」
神田明神。ここに凄い人が居た。
ダイヤ・ルビィ「まさか!まさか!まさかーーーーー!?」
聖良「お久し振りです。」
凄い人の正体は、Saint Snowの2人だった。
千歌「お久し振り。」
漣「久し振りだな。」
ダイヤ・ルビィ「なんだぁぁ・・・」
鞠莉「誰だと思ってたの?」
漣「お前ら希を期待してたのか?」
UTX高校。
漣「UTX高校・・・久し振りだな。」
千幸「ツバサ達元気してるかな?」
千歌「何か凄い所ですね・・・」
漣「あのUTXだぞ?A-RISEの3人が居た高校。」
梨子「予備予選突破、おめでとうございます。」
鞠莉「Coolなパフォーマンスだったね。」
聖良「褒めてくれなくて結構ですよ。再生数は、あなた達の方が上なんだし。」
曜「いえいえ。」
ルビィ「それ程でも〜。」
千幸「照れるなよ。でも2人のステージ良かったぞ。」
聖良「ありがとうございます漣さん。決勝では勝ちますけどね。」
千歌「っ・・・」
聖良「私と理亞は、A-RISEを見てスクールアイドルを始めようと思いました。だから、私達も考えた事があります。A-RISEやμ’sの何が凄いのか。何が違うのか。」
千歌「答えは出ました?」
聖良「いいえ。ただ、勝つしかない。勝って追い付いて、同じ景色を見るしか無いのかもって。」
千歌「・・・勝ちたいですか?」
2人「え?」
漣「千歌?」
千歌「ラブライブ、勝ちたいですか?」
理亞「姉様、この子バカ?」
千幸(相変わらず口悪。)
聖良「勝ちたくなければ、何故ラブライブに出るのです?」
千歌「μ’sやA-RISEは、何故ラブライブに出場したのです?」
聖良「そろそろ今年の決勝大会が発表になります。」
千歌「・・・」
聖良「見に行きませんか?ここで発表になるのが恒例になってるの。」
漣「何時もの場所か。良いだろう。」
巨大モニター前へ行く。
千歌「あ。」
ファイナルステージがアキバドームに決まった。
梨子「アキバドーム・・・」
果南「本当にあの会場でやるんだ・・・」
漣「相変わらずアキバドームはスゲェな〜。」
千幸(おい漣、あの人混みの中見ろよ。)
漣(ん?)
人混みの中を見ると、サングラスとマスクを着けてる黒髪ツインテールの髪型の女性が居た。
漣(彼奴。)
千幸(ここに居たのか。)
千歌「ちょっと、想像出来ないな・・・」
漣・千幸・梨子「?」
周りを見ると、漣と千幸と梨子以外がモニターを見て不安そうな顔をしていた。3人はお互いを頷いた。
漣「なぁ皆、音ノ木坂学院行ってみねえか?」
8人「え?」
千幸「そうだな。こっから近ぇし。」
梨子「それに、前に私が我儘言ったせいで、行けなかったから。」
千歌「・・・良いの?」
梨子「うん!」
漣・千幸「ああ!」
梨子「ピアノ、ちゃんと出来たからかな?今はちょっと行ってみたい。自分がどんな気持ちになるか、確かめてみたいの。」
漣「お前達はどうだ?行きてえか?」
曜「賛成!」
果南「良いんじゃない?見れば、何か思う事があるかも知れないし。」
ルビィ「音ノ木坂学院!?」
ダイヤ「μ’sの・・・」
ダイヤ・ルビィ「母校!?」
11人は、音ノ木坂学院下まで来た。
曜「この上にあるの?」
漣「ああ。この上だ。」
ルビィ「何か緊張する!どうしよう!μ’sの人が居たりしたら!」
ダイヤ「へ・・・平気ですわ!!その時は・・・サインと、写真と・・・握手・・・」
花丸「単なるファンずら。」
漣(さっき元メンバーの1人見付けちゃったけどな。)
すると千歌が階段を駆け上った。
漣「おい千歌!?」
梨子「千歌ちゃん!?」
曜「待って!」
ルビィ「抜け駆けはずるい!!」
全員が階段を駆け上る。そして駆け上った全員の目に映ったのは・・・
μ`sの母校、音ノ木坂学院。
Aqoursの9人が音ノ木坂学院を見て感動した。
千歌「ここが・・・μ’sの居た・・・」
ダイヤ「この学校を・・・守った・・・」
鞠莉「ラブライブに出て・・・」
果南「奇跡を成し遂げた・・・」
漣「そして、俺達EXTRAが出会った・・・」
千幸「音ノ木坂学院!」
???「あの!何か?」
そこに音ノ木坂学院の女子生徒が話し掛けて来た。
善子「私の姿を検知している・・・!?」
花丸「止めるずら。」
曜「すみません。ちょっと見学してただけで。」
女子生徒「もしかして、スクールアイドルの方とEXTRAのお2人ですか?」
漣「そうそう。」
千歌「はい!μ'sの事、知りたくて来てみたんですけど。」
女子生徒「そう言う人多いですよ。でも、残念ですけど・・・」
「ここには、何も残ってなくて・・・」
千歌「え?」
漣「残ってない?」
千幸「どう言う事だ?」
女子生徒「μ’sの人達、何も残して行かなかったらしいです。自分達の物も、優勝の記念品も、記録も。」
漣「アイドル研究部も廃部になってるのか?」
女子生徒「はい。でも、物なんか無くても、心は繋がっているからって。それで良いんだよって。」
漣「・・・彼奴ら、やるじゃねえか。」
千幸「流石伝説のスクールアイドルだな。」
???「行くよーー!」
千歌「ん?」
そこに穂乃果そっくりの女の子が走って来た。
母親「あ、こら!走ってたら転ぶわよ?」
女の子「大丈夫!」
漣・千幸(ほ、穂乃果?)
女の子「せーの、それ!」
階段の手摺りに座って滑り降りる。
漣「え、ちょっと!」
千幸「危ないよ!!」
すぐに走って階段下に着いた。
漣「千幸!?」
女の子は見事に着地して、千歌達に向かってピースした。
漣「ふぅ・・・」
千幸「君、危ないよ?落ちたら怪我するよ?」
女の子「えへへ〜、ごめんなさ〜い。」
母親「もぉ、危ないでしょ?すみません。」
千幸「いえいえ大丈夫ですよ。さぁ、ママの所へ行って。」
女の子「うん!」
梨子「どう?」
千歌「え?」
梨子「何かヒントあった?」
千歌「・・・うん。ほんのちょっとだけど。梨子ちゃんは?」
梨子「うん。私は良かった。ここに来てハッキリ分かった。私、この学校好きだったんだなって。」
すると千歌が音ノ木坂学院に向かって頭を下げた。梨子と曜も頭を下げる。他の6人も頭を下げた。
Aqours「ありがとうございました!!」
頭を上げて横を見ると、さっきまで居た女子生徒の姿が無かった。
漣「あれ?何処行ったんだ?」
階段下から上がって来た千幸。
千幸「どうした?」
漣「あの子が居ない。」
千幸「え?」
千歌は笑った。
夕方。電車に乗る。半分は寝てる。
漣「音ノ木坂学院懐かしかったなぁ〜。」
千幸「思い出が頭に浮かんだなぁ〜。」
漣「スピリチュアルだったなぁ〜。」
千幸「希の真似か?」
ダイヤ「結局、東京に行った意味はあったんですの?」
果南「そうだね。μ’sの何が凄いのか、私達と何処が違うのか・・・ハッキリとは分からなかったかな。」
鞠莉「果南はどうしたら良いと思うの?」
果南「私?私は・・・学校は救いたい。けど、Saint Snowの2人みたいには思えない。あの2人、何か1年の頃の私みたいで・・・」
すると鞠莉が果南の胸をスリスリする。
鞠莉「BIGになったね、果南も。」
果南「訴えるよ?」
すると電車がある駅に到着した。
女子生徒『μ`sの人達、何も残して行かなかったらしいです。それで良いんだよって。』
千歌「・・・っ!ねえ!海、見ていかない?皆で!」
すぐに駅に降りた。
漣「千歌!?」
梨子「千歌ちゃん!?」
この駅の近くに海があった。
μ`sが終わりを宣言したあの海があった。
ルビィ「綺麗〜!」
花丸「ずら〜!」
漣「この海・・・あの海だ。」
千幸「μ`sが終わりを宣言したあの海だ・・・」
千歌「私ね、分かった気がする。μ'sの何が凄かったのか。」
曜「本当?」
千歌「多分、比べたらダメなんだよ・・・追い掛けちゃダメなんだよ。μ’sも、ラブライブも、輝きも。」
善子「どう言う事?」
ダイヤ「さっぱり分かりませんわ。」
果南「そう?私は・・・何となく分かる。」
漣「俺も、分かった気がする。」
千幸「そうだな。分からなくもない。」
梨子「1番になりたいとか、誰かに勝ちたいとか・・・μ’sって、そうじゃなかったんじゃないかな?」
千歌「μ'sの凄い所って・・・きっと何も無い所を、何も無い場所を、思いっ切り走った事だと思う。みんなの夢を、叶える為に。自由に!まっすぐに!だから飛べたんだ!」
漣「叶え、みんなの夢。」
千幸「穂乃果が言ってた言葉か。」
千果「μ’sみたいに輝くって事は、μ’sの背中を追いかけることじゃない。自由に走るって事なんじゃないかな?全身全霊!何にも捕らわれずに!自分達の気持ちに従って!」
果南「自由に・・・」
鞠莉「Run&Run・・・」
ダイヤ「自分達で決めて、自分達の足で・・・」
花丸「何かワクワクするずら!」
ルビィ「ルビィも!」
曜「全速前進だね!」
善子「自由に走ったら、バラバラになっちゃわない?」
千幸「確かにな。」
梨子「何処に向かって走るの?」
千歌「私は・・・0を1にしたい!あの時のままで、終わりたくない!」
梨子「千歌ちゃん・・・」
千歌「それが今、向かいたい所!」
ルビィ「ルビィも!」
梨子「そうね!皆もきっと!」
果南「何か、これで本当に1つに纏まれそうな気がするね。」
ダイヤ「遅過ぎですわ。」
鞠莉「皆シャイですから。」
漣「皆人見知りかよ。」
千幸「けど面白そうだな。」
千歌「じゃあ行くよ!」
9人が円陣を組む。
曜「待って!指、こうしない?皆で繋いで、0から・・・1へ!」
千歌「それ良い!」
曜「でしょ?」
千歌「じゃあもう1度!」
指で円陣を組む。
千歌「0から1へ!今、全力で輝こう!Aqours・・・」
Aqours「サンシャイーン!!」
駅のホーム。
千歌『Dear穂乃果さん。私はμ’sが大好きです。普通の子が精一杯輝いていたμ’sを見て、どうしたらそうなれるのか・・・穂乃果さんみたいなリーダーになれるのか・・・ずっと考えて来ました。やっと分かりました。私で良いんですよね?目の前の景色を見て、まっすぐに走る・・・それがμ’sなんですよね?それが輝く事なんですよね?だから私は、私の景色を見付けます。あなたの背中ではなく、自分だけの景色を探して走ります!皆と一緒に!何時か・・・何時か!』
すると千歌が何かを見付けて走る。
千歌「あ・・・」
それは、1つの白い羽だった。彼女はそれを掴んだ。
一方漣と千幸は、にこと通話していた。
にこ『あんたあの時居たの?』
漣「お前何時もそうだよな。ラブライブ開催場所を知りたい時彼処行くよな。」
千幸「そして何時ものサングラスとマスクを装着。相変わらずだな〜お前。」
にこ『別に良いでしょ!あれをしないとファンに見付かっちゃうの!』
漣「はいはい。」
にこ『それより、あんた達と一緒に居る子達、予備予選突破出来たんですって?』
千幸「そうだ。にこ、応援してくれるか?」
にこ『勿論よ。あの子達の成長を見たいわ。』
漣「そっか。じゃあまたな。」
にこ『ええ。元気で居なさいね?今月宴会があるんだからね。』
漣「分かってる。じゃあな。」
にこ『じゃあね。』
通話終了。
そして千歌は、部屋に飾ってあるμ`sのポスターを剥がしたのだった。ラブライブ予選までもうすぐ。
「END」
キャスト
朝霧漣:荒井敦史
城戸千幸:池岡亮介
高海千歌:伊波杏樹
桜内梨子:逢田梨香子
松浦果南:諏訪ななか
黒澤ダイヤ:小宮有紗
渡辺曜:斉藤朱夏
津島善子:小林愛香
国木田花丸:高槻かなこ
小原鞠莉:鈴木愛奈
黒澤ルビィ:降幡愛
高海美渡:伊藤かな恵
鹿角聖良:田野アサミ
鹿角理亞:佐藤日向
生徒:水瀬いのり
子供:藤田茜
女子:種崎敦美
女子:巽悠衣子
矢澤にこ:徳井青空
女子生徒:武藤志織
依田菜津
春野杏
藤原夏海
早瀬雪未
小林千咲
小林可奈
結名美月
春村奈々
櫻井絵美里サヴァンナ
鈴木亜里沙
杉浦しおり
篠原侑
赤尾ひかる
続木友子
次回「サンシャイン」