8月のある早朝の十千万。漣と千幸がバイクに跨ってエンジンを噴かして何処かへ向かった。
午前9時。
千歌「あれ?漣さん千幸さん何処行ったんだろう・・・」
曜「何処か買い物でも行ってるんじゃないかな?」
梨子「そう言えばさっき、部屋にこれがあったよ。」
漣と千幸の部屋に置かれてあった手紙を見せた。そこに書かれてあったのは。
『しばらく東京へ帰省。ミュウとリリーの世話を代わりに頼む。飯は部屋に置いてある。』
千歌「帰省?」
曜「そう言えばこの前帰省って言ってたね。」
千歌「そっかぁ。」
曜「ミュウとリリーって、確か2人が飼ってる猫だよね?」
梨子「世話を頼むって・・・」
千歌「扱いがちょっと酷いかなぁ?でも、2人が居ないからって怠けてたらダメだよ?」
梨子「そうね。」
曜「うん!」
その頃漣と千幸は千代田にある自宅の高級住宅へ帰っていた。
千幸「やっと帰省の日が来たな。あぁ〜やっぱ実家が落ち着く〜。」
漣「さてと、宴会の夜までめっちゃたっぷり時間があるな。このままブラブラするか?」
千幸「ああ。観光でもするか。」
2人は千代田を旅する事に。
スクールアイドルショップ。
漣「相変わらずμ`sのグッズの売り上げ凄えな。」
千幸「おい見ろよ。Aqoursのグッズがあるぞ。」
Aqoursのグッズが販売されてる。
漣「お!あの子達のグッズが出たのか。」
千幸「ん?漣、あの人の後ろ姿。」
漣「後ろ姿?」
ショップ内に1人の女性の後ろ姿があった。
漣「おいあの人。」
千幸「間違い無え。あの人だ。」
その女性は、グッズを購入してショップから出た。
???「ふぅ〜。」
すると後ろから漣がその女性の肩に優しく手を置いた。
???「うわっ!?」
漣「そうびっくりすんなって。」
千幸「久し振りだな。」
「花陽。」
その女性は、小泉花陽だった。
花陽「れ、漣さん!千幸さん!」
漣「久し振りだな。元気してたか?」
花陽「お久し振りです!」
漣「と言っても、数ヶ月前に会っただけどな。」
花陽「くすっ。」
千幸「花陽はあれか?またスクールアイドルショップに?」
花陽「はい。最近Aqoursの人気が凄いんですよ?」
千幸「そっか。相変わらずのスクールアイドルファンだな。まっ、そこが花陽の良い所だ。」
漣「今日だよな?宴会。」
花陽「はい。7時に鳳明館でやりますので。」
漣「鳳明館だな。分かった。」
花陽「では夜に会いましょうね。」
漣「ああ。またな。」
千幸「じゃあな。」
その後2人はあの場所へ向かった。
漣「また来たな。音ノ木坂学院。」
音ノ木坂学院だった。
千幸「この実家のような安心感半端無えな。」
漣「あれからもう5年かぁ。早いもんだなぁ。」
千幸「穂乃果達のお陰で救われたもんだよな。」
漣「よし。次行くか。」
UTX高校前。
漣「ツバサ達は元気してるだろうな。」
千幸「あの3人、もう2年も会ってないな。」
漣「まだ海外で活躍中だとよ。」
千幸「海外かぁ。彼奴らめっちゃ出世したなぁ。」
そして夕方になり、鳳明館へ向かう。漣は駐輪場にボンネビルT120を停める。千幸は駐車場にトライグライドウルトラを停める。
漣「さてと、μ`sとの宴会かぁ。」
千幸「けど彼奴、来てるのか?」
漣「まぁ、来れなかったら仕方無いけどな。じゃあ入るか。」
千幸「よっしゃ。」
鳳明館客室。
漣「お、にこ。」
客室ににこが居た。
にこ「来るの遅いわよ。」
千幸「おい早かっただろ?」
漣「他の皆はどうした?」
にこ「宴会場に居るわよ。私は罰ゲームでここで待ってたのよ。」
漣「何の罰ゲーム?」
にこ「別に何だって良いでしょ。ほら、早く行くわよ。」
宴会場。
にこ「皆!2人が来たわよ!」
ことり「漣さん千幸さん!」
他の元メンバー7人が2人を見て喜んだ。
凛「久し振りだにゃー!」
そう言いながら千幸に抱き付いた。
千幸「だからって抱き付くなよ凛。お前もう大人だろ?」
凛「凛はもう大人だけど、今は昔みたいになったにゃ!」
千幸「子供心か。分かるぞその気持ち。」
漣「海未、彼奴はどうした?」
海未「実は・・・」
漣「どうした?」
すると誰かが後ろから漣に抱き付いた。
漣「うお!?」
後ろを向くと。
漣「穂乃果!!!」
抱き付いた人物の正体は、嘗てμ`sのリーダーとして、音ノ木坂学院を救った高坂穂乃果だった。
穂乃果「久し振り!漣さん!」
漣「ああ久し振り。2年振りだな。」
千幸「よう穂乃果!」
穂乃果「あ!千幸さんも久し振り!」
漣「穂乃果、そろそろ離れてくれるか?」
穂乃果「ああごめんごめん。」
パッと離れた。
漣「お前この前のラブライブ来れないって海未から聞いたぞ。何してたんだ?」
穂乃果「実は〜、うちの店が凄い繁盛だったんだ〜。」
漣「そうか。」
穂乃果「あ、これ2人へのお土産!」
穂むらの饅頭。
漣「穂むらの饅頭か!サンキュー穂乃果!」
千幸「穂乃果ありがとよ!」
真姫「何時までやってるのよ。早く宴会しましょ?」
穂乃果「ごめんごめん真姫ちゃん。」
3人が座る。
穂乃果「それじゃあ、今から宴会を始めまーす!それじゃあ漣さん!挨拶お願いしまーす!」
漣「え?俺?」
絵里「ほら早く挨拶して?」
希「漣君挨拶宜しく〜。」
10人の前に立つ漣。
漣「えー、EXTRAの朝霧漣だ。μ`sの皆、俺達を誘ってくれてありがとう。今日は目一杯盛り上がっていこう!そして、EXTRAとμ`s。2つのアイドル達の再会を祝して、乾杯!」
10人「乾杯!!」
全員が乾杯した。漣は座る。
千幸「いやぁ〜にしても、こうして11人揃うのは本当久し振りだな!」
希「ほんまやねぇ〜。最後に揃ったのは3年前だったかな〜?」
漣「もうそんなに経つのかぁ。早いもんだなぁ。」
千幸「と言っても、ことりと希はちょいちょい会ってるよな。」
ことり「そうだね。」
漣「そうだ!皆の近況とか聞きたいな。じゃあ、凛!」
凛「にゃあ!」
漣「どうだ?小学校の体育教師は順調か?」
凛「まだちょっと慣れない所もあるけど、上手くいってるにゃ!後生徒の皆が可愛いにゃ〜。」
漣「そうか。良かったな。」
千幸「海未、日舞を継いで何かあったか?」
海未「はい。ここ最近弟子が増えました。」
千幸「おお!お弟子さんが増えたのか!」
海未「ですが、最近少し疲れが取れない時もあります。」
千幸「あんまり無理すんなよ?海未が倒れたらお弟子さん達が心配する。勿論家族も。」
海未「ありがとうございます。」
千幸「花陽、絵本作家の仕事はどうだ?」
花陽「凄く楽しいです!」
千幸「そうか。あ、花陽が書いた絵本、凄く売れてるって聞いたぞ?このまま行けば、ベストセラー間違い無しかもな。」
花陽「ありがとうございます!」
漣「絵里はどうだ?モデルの仕事は。」
絵里「ええ。今のファッション雑誌、6ヶ月連続センターよ。バラエティにも引っ張り凧よ。」
漣「そっか。絵里はスタイル良いし。モデル業界の逸材に相応しいな。希、最近巫女の仕事はどうだ?」
希「お客さん沢山参拝に来てくれてるんよ?1日に200人とか。」
漣「凄っ!疲れないのかお前?」
希「うちにスピリチュアルなパワーがあるから大丈夫や。」
漣「何でもスピリチュアルで片付けるな。まあでも良かったな。」
千幸「にこ、仕事はどうだ?」
にこ「オファーが殺到中なの。」
漣「お?バラエティとかか?」
にこ「そうよ。それだけじゃないのよ?映画のオファーも来たのよ!」
漣「マジか!」
穂乃果「凄いよにこちゃん!」
にこ「あ、そうだわ。これ社長から。」
2枚の用紙を2人に渡した。
漣「ぎ、ギャラ?何で?」
にこ「向こうで顧問してる分って言ってたの。」
千幸「マジかぁ〜。社長太っ腹〜。」
漣「ことりはどうだ?ファッションデザイナーは相変わらずか?」
ことり「うん!私がデザインした服、凄く人気が高くなってるの!」
漣「へぇ〜。」
ことり「杏菜さんと一緒に活動してるから。」
漣「そうだったな。」
杏菜とは、本名「桜庭杏菜」。漣と千幸の中学時代からの親友で、ファッションデザイナーと犯罪撲滅集団「桜庭組」の令嬢である。
千幸「杏菜にスカウトされて一緒に仕事とはやるねぇ。」
漣「杏菜め、可愛い後輩を持ったな?」
ことり「杏菜さん優しいんだよ?この前私がナンパされた時に助けてくれたの。」
千幸「まぁ彼奴、結構喧嘩強いからな。おまけに部下達を影から連れて来てるし。」
ことり「そうなの?」
千幸「ああ。桜庭組は犯罪撲滅を目的とした警察庁公認集団だからな。殺人や痴漢や強盗や密売や麻薬、更にナンパを含んだ多くの犯行を未遂に防ぐ為、常に一般人に変装しながら活動してるからな。因みに千代田区に居る変装した部下の数は1万人にも及ぶ。」
海未「1万人って・・・多過ぎじゃないですか?」
千幸「確かに多いよな。この桜庭組は明治時代から続いてるからな。日本に多くの部署がある。」
ことり「改めて聞いたけど、本当に凄いよね。」
漣「それじゃあ穂乃果。今も好きな事やってるか?」
穂乃果「ん〜・・・まだ決まってないんだ。それまで家の手伝いをしてるんだ〜。」
漣「そうかぁ。にしても、親御さんよく許してくれたな。」
千幸「皆それぞれ成功してるようだな。俺達も一安心した。じゃあ皆、宴会を盛り上げようぜ!」
10人「おーー!」
宴会を終えて客室に戻った11人。
千幸「あ〜・・・飲み過ぎた・・・」
漣「お前ビール飲み過ぎだろ。3本飲んでんじゃねえよ。」
穂乃果「ふぅ〜いっぱい食べた〜。」
海未「食べた後に寝ると牛になりますわよ?」
穂乃果「良いじゃ〜ん。」
漣「穂乃果は相変わらずだな。」
真姫「そうだわ。2人の近況はどう?」
漣「俺達?そうだ。Aqoursは今月名古屋でラブライブ地区予選に出場したんだが、惜しくも落選してしまった。」
真姫「そうだったの・・・」
千幸「いやでも、あの子達は次こそ頑張ろうって言ってた。俺達も顧問として彼女達を支え続ける。」
穂乃果「うん!私達Aqoursを応援するよ!ファイトだよ!」
漣「ありがとう穂乃果。」
凛「ねぇねぇ、凛達もその内浦に行ってみたいにゃ!」
漣「それは勘弁してくれ。」
凛「どうして?」
漣「Aqoursのリーダーの千歌が興奮して固まる可能性があるからな。あの子人一倍μ`sのファンだからな。練習風景を皆に見せたらガチガチするかもな。」
凛「そっか〜。」
千幸「あでも、内浦の景色を撮って来たから見るか?」
スマホのギャラリーから内浦の景色を見せた。
花陽「うわぁ〜!凄く綺麗です〜!」
ことり「こんな綺麗な景色が東京以外にもあるんだね〜!」
海未「素敵ですね!」
穂乃果「良いな〜!私も行ってみたいな〜!」
漣「何時でも行けるじゃねえか。お前達もう立派な大人なんだから。」
穂乃果「そうだね。」
この日は楽しい宴会を満喫した11人であった。
「END」
キャスト
朝霧漣:荒井敦史
城戸千幸:池岡亮介
高坂穂乃果:新田恵海
絢瀬絵里:南條愛乃
南ことり:内田彩
園田海未:三森すずこ
星空凛:飯田里穂
西木野真姫:Pile
東條希:楠田亜衣奈
小泉花陽:久保ユリカ
矢澤にこ:徳井青空
高海千歌:伊波杏樹
桜内梨子:逢田梨香子
渡辺曜:斉藤朱夏