ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!   作:naogran

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千歌(輝きって、一体何処から来るんだろう・・・)

Aqoursのリーダー高海千歌は、天空に輝く輝きを追い掛ける。

千歌(後ちょっと・・・もうちょっと・・・)

すると地面のガラスが割れ、千歌が落ちた。

千歌「わぁーーーーーーーーー!!!」






何時もの部屋に起きた。先程は千歌の夢だった。

千歌「はぁ・・・はぁ・・・!!」

しいたけ「わん!」

千歌「うわっ!?いて!」

真横からしいたけが吠えてベッドから落っこちた。

千歌「いった・・・ん?・・・ふぅ・・・」

周りを見てホッとした。すると。

美渡「あんた!まだ寝てたの!?遅刻するよ!!」

千歌「えええ!?」




制服に着替えて外に出ると。

???「千歌!」

目の前に1人の男性がバイクに跨っていた。

千歌「漣さん!?」

男性の正体は、人気アイドルユニット「EXTRA」のメンバーで、浦の星女学院のスクールアイドル部の顧問をやってる朝霧漣である。

漣「やっと起きたか。今日から新学期だってのに呑気だな。」

千歌「千幸さんは?」

漣「千幸はもう先に行ってる。俺はお前が出て来るのを待ってたんだよ。ほら。」

ハーフヘルメットを千歌に渡した。

漣「後ろに乗れ。学校まで行くぞ。」

千歌「あ、ありがとう!」

ハーフヘルメットを被って、漣の後ろに乗る。

漣「じゃあ行くぞ。」

エンジンを噴かして、アクセルグリップを捻って浦の星女学院へ向かう。






浦の星女学院・体育館。

鞠莉『ハロー、エブリバディ!本日より、セカンドシーズンのスタートでーす!』

曜「セカンドシーズン?」

梨子「2学期って事よ。」

曜「それにしても千歌ちゃん遅いね。」

梨子「これからは1人で起きるからって言った稜から遅刻。」

曜「あはは・・・」



この体育館には、漣と同じEXTRAのメンバーで浦の星女学院のスクールアイドル部の顧問をやってる城戸千幸も居た。

千幸「漣の奴遅いな。いや、千歌が寝坊してるだけかもな。」



ダイヤ「理事長挨拶だと言いましたですわよね!そこは浦の星の生徒らしい、節度を持った行動と勉学に励むんだ、と・・・」

舞台裏からダイヤが鞠莉に注意する。

鞠莉『セツドウを持つ?』

ダイヤ「節度!!」

果南「あはは・・・」

善子「それにしても、惜しかったよね。」

ルビィ「うん、後もう少しで全国大会だったみたい。」

花丸「過ぎた事を何時まで言ってても仕方無いずら。」

善子「しっかーし!参加賞が二色ボールペンてどうなの!?」

ルビィ「決勝大会に進出すると3色になるとか・・・」

花丸「未来ずら~。」

善子「何処がよ!!」




鞠莉『Shut upーーーーーーーー!!!!』




叫び声とハウリングが体育館に響き渡った。

千幸(五月蝿えーーーーー!!!)

鞠莉『確かに、全国大会に進めなかったのは残念でしたけど。』

ダイヤ「でも、0を1にする事は出来た!ここにいる皆さんの力ですわ!」

曜「そして今では!」

梨子「入学希望者も1が10になった!」

果南「確かに!」

千幸「良い成果だ!」

ダイヤ「それだけではありませんわよ!」

鞠莉『本日、発表になりました!次のラブライブが!』

曜「ラブライブ!?」

ルビィ「本当!?」

ダイヤ「ええ!」

鞠莉『同じように決勝はアキバドーム!』

するとそこに。




漣「皆!遅れてすまない!」

千歌「はぁ・・・」




ようやく漣と千歌が来た。

千幸「漣!千歌!」

鞠莉『トゥーレイト!』

ダイヤ「大遅刻ですわよ!」

千歌「次のラブライブ・・・」

梨子「千歌ちゃん!」

曜「どうする?」

果南「聞くまでも無いと思うけど!」

花丸「善子ちゃんも待ってたずら!」

ルビィ「うゆ!」

善子「ヨハネ!」

漣「千歌、どうする?」

千歌「出よう!ラブライブ!そして・・・そして、1を10にして、10を100にして!学校を救って・・・そうしたら!」

EXTRA・全校生徒「そうしたら?」

千歌「そうしたら、私達だけの輝きが見付かると思う!きっと!」

Aqours・全校生徒「輝ける!!」


##2期編##
shiny.14「ネクストステップ」


その日の放課後。今日もAqoursの練習は欠かせない。

 

漣「1、2、3、4。」

 

果南「善子ちゃんは相変わらず体堅いね・・・ちゃんとストレッチしてる?」

 

体が堅い善子をストレッチさせてる果南。

 

善子「ヨハネ!」

 

千幸「そんなんじゃダメだ。果南、押してくれ。」

 

果南「うん。」

 

背中を乗って善子を押す。

 

善子「待ちなさいよ!うぅー・・・この体はあくまで仮初・・・堕天使の実態は・・・」

 

 

 

 

”グキッ”

 

 

 

 

善子「あー痛たたたたたた!!」

 

漣「エグい音が出たな。」

 

ルビィ「花丸ちゃんは随分曲がるようになったよね。」

 

花丸「毎日家でもやってるずら。それに腕立ても・・・」

 

ルビィ「本当!?」

 

千幸「見せてくれ。」

 

花丸「見てるずら~。」

 

腕立て伏せを始める。

 

花丸「い〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・ち!」

 

踏ん張り過ぎてぶっ倒れた。

 

花丸「完璧ずら・・・」

 

ルビィ「凄いよ花丸ちゃん!」

 

鞠莉「イッツミラクル!」

 

善子「何処がよ!」

 

千幸「出来てねえじゃねえか!」

 

曜「それで、次のラブライブって何時なの?」

 

梨子「多分、来年の春だと思うけど・・・」

 

漣「来年の春か。」

 

千幸「それまできっちりやらねえとな。」

 

 

 

 

ダイヤ「ぶっぶーですわ!」

 

 

 

 

漣「何だよダイヤ。」

 

ダイヤ「その前に、1つやるべき事がありますわよ!」

 

漣「と言うと?」

 

ダイヤ「忘れたんですの?入学希望者を増やすのでしょ?」

 

梨子「学校説明会・・・」

 

曜「あ、そうだ。」

 

漣「そうだったな。まずは入学希望者を増幅させないとな。」

 

鞠莉「オフコース!既に企画済みよ!」

 

千幸「手際早いな。」

 

ダイヤ「折角の機会です。そこに集まる見学者達にライブを披露して、この学校の魅力を伝えるのですわ。」

 

 

 

 

千歌「それ、良い!それ、凄く良いと思う!」

 

 

 

 

漣「おいトイレ長いぞ。」

 

善子「もうとっくに練習始まってるんだからね!」

 

果南「人の事気にしてる場合?」

 

善子「いたたたたたたた!!!!」

 

すると鞠莉のスマホに振動が。

 

 

 

 

 

 

下校。バス停。

 

曜「そっか、秋になると、終バス早くなっちゃうんだね。」

 

花丸「そうずらね。」

 

漣「時間少ねえなぁ。」

 

千幸「ってか何で俺達ここで待ってるんだ?」

 

漣「良いじゃねえか。顧問として生徒達の安全を守らなきゃな。」

 

千幸「まぁそうだな。」

 

ルビィ「日が暮れるのも早くなるから、放課後の練習短くなっちゃうかも・・・」

 

ダイヤ「説明会まであまり日がありませんわよ?」

 

ルビィ「それは分かってるけど・・・」

 

ダイヤ「練習時間は本気で考えないと。」

 

果南「朝、あと2時間早く集合しよっか。」

 

全員「う〜ん・・・」

 

果南「じゃあ決まりね!」

 

善子「早過ぎるわよ!!」

 

千幸「鬼か!」

 

梨子「それと善子ちゃん、もう少し早く帰って来るように言われてるんでしょ?」

 

善子「ギクッ!」

 

漣「そうなのか善子?」

 

善子「ど、どうしてそれを・・・!?」

 

梨子「あぁ。うちの母親がラブライブの時、善子ちゃんのお母さんと色々話したらしくて。」

 

 

 

 

数日前。また善子がニコニコ生配信をやってると。

 

善子「デーモン堕天使の名に置いて・・・」

 

善子の母「善子?」

 

善子「っ!?」

 

急に母親が部屋に入って来た。善子がドアを力強く押す。

 

善子の母「こら!開けなさい!」

 

善子「ヨハネ!!」

 

善子の母「こら善子!開けて!」

 

 

 

 

梨子「何か、部屋にも入れてくれないって。」

 

漣・千幸「ブッ!」

 

善子「何笑ってんのよ!」

 

漣「いや、生配信中にお袋さんが乱入して来るとは・・・」

 

千幸「結構笑えるな・・・ってかお袋さん可哀想だろ?」

 

善子「だ、だから、ヨハネは堕天使であって、母親は飽く迄仮の同居人と言うか・・・」

 

千幸「自分の親を同居人扱いとか・・・」

 

千歌「お母さんってどんな人?」

 

梨子「学校の先生なんだって。」

 

千幸「先生?マジか。」

 

梨子「善子ちゃん幼稚園まで哺乳瓶離さなかったからお母さん・・・」

 

善子「ウガーーーーーー!!!」

 

漣・千幸「ブッ!」

 

善子「そこ笑うなーーー!!」

 

漣「幼稚園まで哺乳瓶咥えるとは・・・」

 

千幸「あ〜もぉ・・・善子ちゃん可愛い〜。」

 

善子「ヨハネよ!!!」

 

梨子「あ、待って。沼津からこっちに来るバスは遅くまであるのかな?」

 

全員「う〜ん・・・」

 

千歌「仕事帰りの人が居るから・・・あっ!向こうで練習すれば良いんだ!」

 

花丸「それなら、時間も確保出来るずら!」

 

ルビィ「ルビィ賛成!」

 

漣「俺も賛成だな。」

 

千幸「意義は無い。」

 

果南「そうだね。鞠莉は?」

 

鞠莉「え?・・・ノープロブレム!」

 

千歌「よし!じゃあ、決まり!」

 

梨子「明日練習場所になりそうな所、皆で探しましょう!」

 

善子「新たなリトルデーモン達を増やそうぞ!」

 

花丸「善子ちゃん張り切り過ぎずら。」

 

善子「ヨハネ!!」

 

しかし漣と千幸と果南は、鞠莉を見て何かを感じた。

 

 

 

 

 

 

その後バスが十千万に停車した。千歌と梨子が降りた。漣と千幸が駐輪場にバイクを停めた。

 

梨子「またねーーー!!ん?」

 

漣「ふぅ〜。やっと帰って来た〜。」

 

千幸「ん?千歌?」

 

浜辺を見ると、千歌が海を眺めていた。

 

 

 

 

千歌「綺麗・・・」

 

梨子「本当。」

 

漣「夕日の光が反射して綺麗だな。」

 

千幸「こんな景色久し振りだな。」

 

千歌「私ね、一瞬だけど・・・本当に一瞬だけど、あの会場で皆と歌って、「輝く」ってどう言う事か、分かった気がしたんだ。」

 

梨子「本当に?」

 

千歌「うん!勿論!」

 

梨子「え!?」

 

漣・千幸「ちょ!?」

 

千歌「とおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

何と千歌が海に向かって走り出した。そして力強くジャンプした。

 

 

 

 

落ちる寸前に梨子が受け止めた。

 

梨子「ふぅ・・・」

 

漣「お前また入水を図る気か?」

 

千幸「もう勘弁してくれよ。」

 

千歌「ごめんごめん。・・・まだぼんやりだけど、でも、私達は輝ける!頑張れば絶対って。そう、感じたんだ!」

 

梨子「うん。大変そうだけどね。」

 

千歌「だから良いんだよ!」

 

梨子「くすっ。」

 

千歌・梨子「ふふふふふ。」

 

 

 

 

その日の夜の漣と千幸の部屋。

 

漣「・・・・千幸、鞠莉の表情を見て何か感じたか?」

 

千幸「ああ。何かあったかもな。」

 

漣「ちょっと本人に聞いてみるか?」

 

千幸「それが良いな。電話してみるか?」

 

漣「いや、さっき果南に電話した。彼奴も鞠莉の所へ行く予定だ。」

 

千幸「そうか。」

 

 

 

 

 

 

その日の夜の鞠莉の部屋。

 

鞠莉「でも!パパは待つって約束してくれたじゃない!それを急に・・・」

 

父親と通話中に切れてしまった。外を見ると、果南が港に立っていた。

 

 

 

 

港に向かった鞠莉。

 

鞠莉「お待たせしました〜!」

 

果南「何があったの?」

 

鞠莉「ソーリー、アイキャーントスピークジャパニーズ!」

 

果南「何かあったでしょ!」

 

鞠莉「な・・・なーんのハナーシデース?」

 

そう言って果南に抱き付いた。

 

果南「訴えるよ?」

 

???「いい加減に話してくれ。」

 

後ろを見ると、漣と千幸が居た。

 

鞠莉「レン?カズユキ?」

 

漣「悪いな果南。電話しちゃって。」

 

果南「大丈夫よ。」

 

千幸「鞠莉、果南から離れて何か言えよ。」

 

鞠莉「ウェイトウェイト・・・仕方無い。実は・・・」

 

漣・千幸・果南「実は?」

 

鞠莉「最近、ウェイトがちょっと上がって・・・」

 

漣・千幸「おい。」

 

 

 

 

 

 

すると果南が鞠莉にお姫様抱っこした。

 

 

 

 

 

 

漣・千幸(お姫様抱っこ!?)

 

果南「嘘だね、変わり無い。」

 

鞠莉「何で分かるの・・・」

 

果南「分かるよ、大体鞠莉はそれくらいでブルーにならないからね。何?」

 

鞠莉「・・・・・・」

 

漣「おい鞠莉。いい加減に話してくれ!」

 

千幸「黙ってないで何か言えよ!」

 

鞠莉「どうしたら・・・良いの・・・」

 

突然鞠莉が泣いた。

 

果南「鞠莉・・・」

 

漣「え?」

 

千幸「鞠莉どうした?」

 

 

 

 

 

 

翌日の部室。千歌が大欠伸した。

 

曜「千歌ちゃん、良い場所あった?」

 

千歌「中々無いんだよね~・・・」

 

善子「ずら丸の家お寺でしょ?大広間とか無いの?」

 

花丸「うちのお寺で本当に良いずらか~?」

 

善子・ルビィ「ヒッ!?」

 

花丸「うちは遠いから無理ずら。」

 

漣「幽霊出んの?」

 

千幸「ほっぺにのっぽパン付いてるぞ。」

 

ルビィ「なら、善子ちゃんの家の方が・・・」

 

善子「何処に・・・そんなスペースがあるのよ!」

 

漣「迷惑になるだろ完全に。」

 

曜「あははは・・・・あれ?そう言えばダイヤさん達は?」

 

梨子「ん?さっきまで居たのに・・・」

 

漣「生徒会室か?」

 

千幸「多分そうかもな。」

 

ルビィ「鞠莉さんは電話が掛かって来たみたいだけど・・・」

 

 

 

 

 

 

理事長室。

 

果南「もう、覆しようが無いんだね?」

 

鞠莉「いえ、まだ!」

 

再び電話に出ようとしたが、果南に止められた。

 

鞠莉「果南・・・?」

 

果南「ダイヤは知ってるの?」

 

鞠莉「言える訳ない・・・」

 

???「だったらちゃんと隠しなさい。」

 

理事長室にダイヤが入って来た。

 

鞠莉「ダイヤ・・・」

 

ダイヤ「この前からコソコソコソコソ・・・本当にぶっぶー、ですわ。」

 

 

 

 

 

 

沼津にあるとあるスタジオ。

 

千歌「広ーーーーーーい!!!」

 

梨子「凄い!」

 

ルビィ「ここ、開けると鏡もあるますし!」

 

カーテンの裏には鏡があった。

 

善子「いざ、鏡面世界へ!」

 

花丸「止めるずら。」

 

千幸「ミラーワールドへ行く気か?龍騎じゃねえんだから。」

 

漣「にしても広いな〜。STAR RINGのレッスンスタジオもこの広さだったな。」

 

千幸「ああ。にしても曜、よく見付けれたな。」

 

曜「パパの知り合いが借りてる場所なんだけど、しばらく使わないからって。」

 

千歌「流石船長!」

 

漣「関係あんのか?」

 

千歌「それに、ここなら帰りにお店が沢山あるし!」

 

千幸「遊ぶ気満々で言うなよ。」

 

花丸「本屋もあるずら!」

 

梨子「え!?」

 

漣「おい梨子。」

 

曜「じゃあさ、皆で1度フォーメーション確認してみない?」

 

6人「おーーーー!」

 

果南「ちょっと待って!その前に、話があるんだ・・・」

 

6人「ん?」

 

漣・千幸「・・・」

 

千歌「話?」

 

果南「うん。実はさ・・・鞠莉。」

 

鞠莉「実は、学校説明会は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「中止になるの・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何と学校説明会が中止になってしまったのだった。

 

 

 

 

 

 

EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」

 

 

 

 

 

 

千歌「中止・・・」

 

梨子「どう言う意味・・・?」

 

果南「言葉通りの意味よ。説明会は中止。浦の星は正式に来年度の募集を止める。」

 

善子「そんな・・・いきなり過ぎない?」

 

花丸「そうずら、まだ2学期始まったばかりで・・・」

 

ルビィ「うん・・・」

 

ダイヤ「生徒からすればそうかも知れませんが、学校側は既に2年前から統合を模索していたのですわ・・・」

 

果南「鞠莉が頑張ってお父さんを説得して、今まで先延ばしにしていたの・・・」

 

曜「でも入学希望者は増えてるんでしょ?0だったのが今では10になって・・・」

 

ルビィ「これからもっともっと増えるって・・・」

 

鞠莉「それは勿論言ったわ。けれど、それだけで決定を覆す理由は・・・」

 

すると千歌の怒りが爆発し、鞠莉の両肩を掴んだ。

 

千歌「鞠莉ちゃん!何処!?」

 

鞠莉「千歌っち・・・?」

 

千歌「私が話す!!」

 

レッスンスタジオから飛び出した。

 

漣「待てよ千歌!鞠莉の親父さんは今アメリカに居るんだ!そうだよな鞠莉!?」

 

鞠莉「Yes・・・」

 

千幸「それでアメリカまでどうやって行く気だ?アメリカまで行く費用すら無いだろ?」

 

千歌「漣さん・・・千幸さん・・・お金を貸して!」

 

漣「千歌?」

 

千歌「アメリカ行って・・・そして、もう少しだけ待って欲しいって話す。」

 

曜「千歌ちゃん・・・」

 

梨子「出来ると思う・・・?」

 

千歌「出来る!!」

 

善子「こうなったら私の能力で!・・・・」

 

果南「鞠莉はさ、この学校が大好きで、この場所が大好きで、留学より自分の将来より、この学校を優先させて来た・・・」

 

ダイヤ「今までどれだけ頑張って学校を存続させようとして来たか。私達が知らない所で、どれだけ理事長として頑張って来たか・・・」

 

果南「その鞠莉が、今度はもうどうしようもないって言うんだよ?」

 

千歌「でも・・・でも・・・!」

 

鞠莉「千歌っち・・・ごめんね?テヘペロ。」

 

千歌「・・・違う・・・そんなんじゃない・・・そんなんじゃ・・・」

 

 

 

 

 

 

夕方のバス。Aqoursが乗ってる。漣と千幸はバイクでバスの後ろを走る。

 

千歌(もしあの時、ラブライブの予選に勝って本大会に出場できてたら、未来は変わってたのかな・・・未来は・・・違ってたのかな・・・)

 

 

 

 

 

 

その頃十千万では、美渡がしいたけの毛をブラシで毛を整えるが。

 

美渡「ぐっ・・・お前・・・」

 

引っ張ると毛がブラシにかなりくっ付いた。

 

美渡「そろそろ冬毛か・・・」

 

しいたけ「わん!」

 

美渡「ん?」

 

丁度そこに漣と千幸と千歌が帰って来た。

 

美渡「遅かったね。」

 

千歌「うん。」

 

漣「美渡さんただいま戻りました。」

 

美渡「あぁ、さっきむっちゃん達が来たわよ?」

 

千歌「!?」

 

 

 

 

部屋へ行くと、千羽鶴があった。

 

千歌「これ・・・」

 

志満「ええ。皆で折ったからって。応援してるって持って来てくれたの。」

 

千歌「・・・・・」

 

志満「ん?千歌ちゃん?どうしたの?」

 

千歌「・・・何でも無い。ありがとう!」

 

 

 

 

その頃漣と千幸の部屋では。

 

漣「まさかの説明会中止とはな。」

 

千幸「鞠莉の親父さん、もうちょっと待ってくれれば良いのにな。」

 

漣「しかも親父さんは今アメリカに滞在中。こっちに来て話など聞きたくないって言ってそうだな。」

 

千幸「まぁでも中止は中止だ。他に何かやれる事は無いのか・・・」

 

漣「今までの明るさは何処へ行ったんだ・・・」

 

 

 

 

 

 

翌日の浦の星女学院。

 

鞠莉『諸藩の事情により、説明会は中止。この浦の星女学院は、正式に来年、統廃合となる事が決まりました。』

 

いつき「嘘・・・」

 

むつ「決定なの・・・?」

 

説明会中止と統廃合を聞いた全校生徒は残念な顔をした。

 

 

 

 

 

 

その日の放課後。クラスメイトのむつといつきとよしみが校内の説明会ポスターを撤去する。

 

いつき「本当にどうしようもないのかな・・・?」

 

むつ「こればかりは・・・私達だけじゃね・・・」

 

よしみ「もしどうにかなるんだったら、千歌達がとっくに動いてるよ・・・」

 

 

 

 

 

 

その日の夕方。千歌が浜辺に座って海を眺める。彼女の表情は一気に暗くなった。その後ろには漣と千幸と梨子が立っていた。

 

梨子「綺麗な夕日。」

 

漣「本当だな。」

 

梨子「私ね、こうなったのは、勿論残念だけど、ここまで頑張ってこれて良かったって思ってる。」

 

千幸「梨子。」

 

梨子「東京とは違って、こんな小さな海辺の町の私達が、ここまで良くやって来れたなって。」

 

千歌「本気で言ってる・・・?それ、本気で言ってるんだったら・・・私、梨子ちゃんの事、軽蔑する・・・」

 

漣「千歌?」

 

梨子「がおーーーー!」

 

突然千歌を驚かせた。

 

梨子「うふふ、ピットガー!普通怪獣リコッピ―だぞー!」

 

千幸「現れたなリコッピー!覚悟しろ〜!」

 

梨子「くらえ!梨子ちゃんビーム!」

 

千幸「ぐあ〜〜やられた〜〜〜!!」

 

梨子「こんなんだっけ?」

 

漣「いや何やってんの君ら?ウルトラマン?」

 

千歌「ふふ・・・」

 

少し元気になった千歌。

 

梨子「やっと笑った。」

 

千歌「え?」

 

千幸「やっぱり千歌は笑ってる方が似合ってるな。」

 

梨子「私だって、Aqoursのメンバーよ。皆とこれから一緒に歌って行こうって、曲もいっぱい作ろうって思ってた・・・良いなんて思う訳ない、これで良いなんて・・・」

 

千歌「梨子ちゃん・・・」

 

梨子「どうすれば良いか分からないの・・・どうすれば良いか・・・」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。千歌は夕飯も食べずに部屋で寝ていた。

 

美渡「千歌ー!ご飯いらないのー?」

 

漣「腹減ってるなら降りて来いよー!」

 

 

 

 

千歌の部屋。

 

千歌「・・・・・・」

 

 

 

鞠莉『学校説明会は・・・中止になるの・・・』

 

梨子『どうすれば良いか・・・』

 

 

 

千歌「・・・・」

 

 

 

 

 

 

彼女は夢を見た。天空に輝く光。

 

千歌「ぁ・・・」

 

紙飛行機が光に向かって飛んだ。

 

 

 

 

 

 

翌日の早朝。千歌が起きた。

 

千歌「おはよう!行って来る!」

 

美渡「千歌!?」

 

彼女は全速力で走って学校へ向かう。

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院・グラウンド。

 

千歌「がおーーーーーーーーーー!!!!」

 

彼女は大空まで響く叫び声を上げた。

 

千歌「起こしてみせる!奇跡を、絶対に!それまで、泣かない!泣くもんか!!」

 

???「やっぱり来た。」

 

 

 

 

千歌「曜ちゃん・・・どうして・・・?」

 

 

 

 

曜「分かんない。でも、ほら!」

 

後ろを見ると、EXTRAと他のAqoursの皆も来ていた。

 

千歌「皆・・・」

 

梨子「気付いたら来てた。」

 

千幸「やっと来たか。王女様。」

 

漣「待ち草臥れたぜ。」

 

鞠莉も来てた。

 

千歌「鞠莉ちゃん・・・」

 

花丸「以心伝心ずら。」

 

ルビィ「うん!」

 

善子「フフフ。聞こえたぞ。闇の囁きが。」

 

曜「何か良く分かんないけどね。」

 

果南「そう?私も分かるよ。きっと。」

 

千歌「きっと・・・諦めたくないんだよ。諦めたくないんだよ!鞠莉ちゃんが頑張ってたのは分かる!でも、私も、皆もまだ何もしてない!」

 

梨子「そうね。」

 

漣「そうだな。」

 

千幸「俺達はまだ何もしてない。」

 

千歌「無駄かも知れない・・・けど、最後まで頑張りたい!足掻きたい!ほんの少し見えた輝きを探したい・・・見付けたい!」

 

果南「諦めが悪いからね、千歌は昔から。」

 

ダイヤ「それは果南さんも同じですわ。」

 

ルビィ「お姉ちゃんも!」

 

ダイヤ「え!?」

 

千歌「皆はどう?」

 

鞠莉「千歌っち・・・皆・・・」

 

果南「良いんじゃない?足掻くだけ足掻きまくろうよ。」

 

ダイヤ「やるからには・・・奇跡を!」

 

ルビィ「奇跡を!」

 

善子「奇跡を!」

 

花丸「奇跡を!」

 

果南「奇跡を!」

 

梨子「奇跡を!」

 

鞠莉「奇跡を!」

 

曜「奇跡を!」

 

漣「奇跡を!」

 

千幸「奇跡を!」

 

 

 

 

すると太陽が顔を出した。

 

 

 

 

Aqours「わあー!」

 

EXTRA「おおー!」

 

すると千歌が鉄棒に掴まり、逆上がりをした。

 

曜・梨子「千歌ちゃん!?」

 

千歌「起こそう奇跡を!足掻こう精一杯!全身全霊、最後の最後まで!皆で、輝こう!!」

 

漣「千歌!俺達も手伝うぞ!」

 

千幸「俺達はお前達Aqoursの顧問!奇跡の上の奇跡を起こそうぜ!」

 

千歌「うん!!」

 

「END」




         キャスト

       朝霧漣:荒井敦史

      城戸千幸:池岡亮介

      高海千歌:伊波杏樹
      桜内梨子:逢田梨香子
      松浦果南:諏訪ななか
     黒澤ダイヤ:小宮有紗
       渡辺曜:斉藤朱夏
      津島善子:小林愛香
     国木田花丸:高槻かなこ
      小原鞠莉:鈴木愛奈
     黒澤ルビィ:降幡愛

      高海志満:阿澄佳奈
      高海美渡:伊藤かな恵
       よしみ:松田利冴
       いつき:金元寿子
        むつ:芹澤優
      善子の母:椎名へきる
      しいたけ:麦穂あんな

      女子生徒:永沢よしこ
           鈴代紗弓
           今泉りおな
           河瀬茉希
           小泉瀬名
           中林新夏
           二ノ宮愛子
           原口祥子
           樋口桃
           米山明日美
           武田羅梨沙多胡
           杉浦しおり
           雨宮夕夏
           篠原侑
           浜崎奈々
           大本久留美
           成岡正江
           赤司よしか

次回「雨の音」
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