ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!   作:naogran

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気持ちの良いある朝。梨子が外の空気を吸ってると。

千歌「おはっよー!先行ってるねー!」

制服を着た千歌が漣のボンネビルT120に乗っていた。トライグライドウルトラに乗ってる千幸も一緒だった。

梨子「早いのね!?」

千幸「おい千歌、行くぞ。」

千歌「うん!おはようしいたけ!美渡姉も志満姉も行って来まーす!」

漣「じゃあ美渡さん志満さん行って来ます。」

エンジンを噴かして、浦の星女学院へ向かう。

美渡「早・・・」

しいたけ「ワン!」

志満「今日は雨かしら?」






放課後の浦の星女学院。雨が降ってる。千歌が雑巾で部室の窓を拭いてる。

ダイヤ「随分機嫌良いですわね。」

善子「こんな時に・・・」

漣「でもまさか俺達より先に起きるなんて珍しいな。」

梨子「もしかして忘れてるのかも・・・?」

曜「その可能性が高い気がする・・・」

鞠莉「リアリー?」

千幸「曜、試してみろ。」

曜「うん。千歌ちゃん。」

千歌「ん?」

曜「今日、何の日か覚えてる?」

千歌「ん・・・ラブライブの予備予選の結果が出る日でしょ?」

8人「おぉ!」

花丸「覚えていたずら!」

漣「お前ら千歌をバカにし過ぎじゃね?」

ルビィ「緊張しないの?」

千歌「全然!だって、あんなに上手く行って、あんなに素敵な歌を歌えたんだもん!絶対突破してる!昨日、聖良さんにも言われたんだよ。」




昨日の夜。スカイプで聖良と通話していた。

聖良『私が見る限り、恐らくトップ通過ね。』

千歌『本当ですか!?』




現在。

千歌「って。」

梨子「・・・本当?」

ルビィ「何時の間にそんな仲良しさんに・・・?」

漣「聖良ともう仲良くなりやがって・・・」

千幸「コミュ力半端無え・・・」

するとノートパソコンにメールが受信された。

ルビィ「来たー!」

ラブライブ予備予選の結果が来た。

8人「ごくり・・・」

漣「結果が来たか・・・」

千幸「うわぁ〜俺達までも緊張する・・・」

花丸「緊張するずら・・・」

ルビィ「い、行きます!」

予備予選の結果を見る。そこには。






Aqoursの名前があった。






8人「おぉ〜!」

漣・千幸「おお!」

梨子「もしかしてこれ、トップって事!?」

千歌「ね!」

花丸「やったずら~!」

果南「うむ!良きに計らえ!」

漣・千幸「よっしゃ!」

拳をぶつけ合う2人。

善子「鞠莉!」

鞠莉「オーイエス!」

その中でダイヤが何故か戸惑っていた。

千歌「ダイヤさんも!」

ダイヤ「え?あっ、はぁ・・・」

気乗りしないまま、千歌とハイタッチした。


shiny.17「ダイヤさんと呼ばないで」

無事に予備予選を突破出来たAqoursだが、千歌がガッカリしていた。

 

千歌「とは言ったものの・・・」

 

曜「また!?」

 

梨子「今度は何!?」

 

千歌「ほら、説明会とラブライブと2つもあったでしょ?だからお金が・・・」

 

果南「この前千円ずつ入れたのに・・・」

 

ルビィ「もう無くなっちゃったの?」

 

漣「足りない分は俺達が出してあげただろ?」

 

花丸「このままだと、予算が無くなって・・・仮に決勝に進出しても・・・」

 

 

 

 

千歌『東京に向けて、出航だー!』

 

8人『おー!!』

 

 

 

花丸「なんて事態ずら・・・」

 

善子「沈むわい!」

 

千幸「何でスワンボート!?何で俺達は水上オートバイ!?」

 

梨子「幾ら残ってるの・・・?」

 

貯金箱の中から5円玉が出た。鞠莉がキャッチした。

 

鞠莉「わぁ~、綺麗なコインデ〜ス!」

 

千幸「5円かよ!」

 

果南「ご縁がありますように!」

 

漣「上手い事言ってる場合か!」

 

その中で、ダイヤは寂しそうにボーッとしていた。

 

千歌「どうしたんです?」

 

ダイヤ「え・・・いえ、果南さんも鞠莉さんも、随分皆さんと打ち解けたと思いまして・・・」

 

花丸「果南ちゃんは、どう思うずらー?」

 

果南「そうだねぇ・・・」

 

ダイヤ「果南・・・ちゃん・・・?」

 

 

 

 

 

 

神社で神頼みする事に。

 

梨子「って、いきなり神頼み?」

 

ルビィ「お願い聞いてくれるかな・・・?」

 

千歌「何卒5円を5倍、10倍、いや、100倍に!!」

 

曜「100倍は500円だよ?」

 

漣「100倍にしても予算足りねえだろ?」

 

善子「く・・・何、この霊圧は・・・!?」

 

花丸「何も無いずらよ〜?」

 

千幸「呑気に顔出パネルやってる場合か?」

 

梨子「と言うか、神頼みする位なら・・・」

 

7人「鞠莉ちゃん!」

 

鞠莉「小原家の力は借りられませーん!」

 

千歌「ですよねー・・・」

 

ダイヤ「鞠莉・・・ちゃん・・・!?」

 

漣(どうする?また予算出してやるか?)

 

千幸(いや、もう少し様子を見てから出そうか。)

 

 

 

 

ボートに乗った。

 

千歌「鞠莉ちゃん!じゃあねー!」

 

花丸「果南ちゃん!明日本持って行くずらー!」

 

果南「うむ!」

 

ルビィ「お姉ちゃんも早くー!」

 

ダイヤ「・・・っ!」

 

1頭のイルカがダイヤの方をジッと見ていた。

 

鞠莉「っで、何のトークですか?」

 

ダイヤ「いえ、大した事無いのですが、その・・・2人共・・・急に仲良くなりましたわね・・・」

 

果南「仲良く?」

 

鞠莉「私と、果南が?」

 

手を繋ぎ合わせて、息ぴったりに顔をダイヤに向けた。

 

ダイヤ「違いますわ!1年生や2年生達と漣さんと千幸さんとです!」

 

果南「え?もしかしてダイヤ、妬いてるの?」

 

ダイヤ「ま、まさか!生徒会長としてちゃんと規律を守らねば、皆に示しが付きませんわ!」

 

果南「まーた、そういう堅い事言うー。」

 

鞠莉「ベリィハードねぇ。」

 

ダイヤ「ただ・・・」

 

果南。鞠莉「ただ?」

 

 

 

ダイヤ「ただ・・・何でもありませんわ!ただ鞠莉さん達も上級生である事の自覚を無くさないように!」

 

そう言ってボートの方へ歩いた。

 

果南「どう思う?」

 

鞠莉「スメルプンプン、嫉妬ファイア~!しばらくすれば、尻尾見せるでしょ。ダイヤは自分の事になると、へっぽこぴーだから。」

 

果南「へっぽこぴー?」

 

 

 

 

ボート内では、ダイヤを除いた7人が楽しく会話していた。

 

ダイヤ「はぁ・・・鞠莉ちゃん、果南ちゃん・・・か・・・」

 

 

 

 

 

 

数日後の沼津市。

 

千歌「バイト!?」

 

梨子「しょうがないわよ・・・」

 

漣「バイトするんだったら俺達が予算出そうか?」

 

千幸「勿論賄い形式で。」

 

梨子「いえ、何時もお2人に任せる訳には・・・」

 

影から覗いてたダイヤが5人の方に近付く。

 

ダイヤ「あら?今度は何ですの?」

 

モジモジしながら話す。

 

曜「あ、はい。」

 

千歌「お腹痛いんですか?」

 

漣「腹痛なら病院へ送ろうか?」

 

ダイヤ「違いますわ!!・・・い、いえ、何か見てらしたような・・・」

 

曜「はい!内浦でバイト探してて!コンビニか新聞配達かな〜って。」

 

ダイヤ「なら、沼津の方が良いかもしれませんわね!」

 

千歌「沼津でか〜。」

 

曜「だったら色々あるよ!カフェとか!」

 

漣「花屋もあるぞ。」

 

千幸「モデルとかもあるぞ。運が良かったら芸能界からスカウトされるかもな。」

 

漣「まぁ変わった場所に限るけどな。」

 

千歌「おぉー!なんか楽しそうー!バイトは沼津に決定~!」

 

するとダイヤが5人の前に立った。

 

ダイヤ「ブッブ~ですわ!!安直過ぎですわ!バイトはそう簡単ではありません!」

 

千幸「あんたブッブー好きだなぁ・・・」

 

ダイヤ「大抵土日含む週4日からのシフトですので、9人揃って練習って言うのも難しくなります!だいたい何でも簡単に決め過ぎてはいけません!ちゃんとなさい!」

 

冷たい風が吹いた。

 

ダイヤ「・・・あ。」

 

漣「ダイヤは堅いな。」

 

千幸「ダイヤだけに?」

 

ダイヤ「・・・・・」

 

梨子「確かに、ダイヤさんの言う通りね。」

 

千歌「流石ダイヤさん!」

 

曜「でもじゃあどうするの?」

 

千歌「何かあります?ダイヤさん?」

 

ダイヤ「え、えっと・・・」

 

 

 

 

後日。中央公園の沼津フリーマーケット。

 

果南「フリマかぁ~。」

 

ダイヤ「これならあまり時間も取られず、お金も集まりますわ!」

 

ルビィ「凄い、お姉ちゃん!」

 

花丸「ダイヤさんは、こんな事も思い付くずらね!」

 

曜「流石ダイヤさん!」

 

ダイヤ「そ、それ程でも・・・ありますわ。」

 

漣・千幸「あるんかい。」

 

善子「あなたにこの堕天使の羽を授けましょう。」

 

ダイヤ「光栄ですわ〜。(よし!これで打ち解けて、信頼を得られれば・・・)」

 

 

 

 

 

 

千歌『一緒に帰ろ?ダイヤちゃん!』

 

花丸『これ、読むずら!ダイヤちゃん!』

 

曜『はい。この前の写真だよ?ダイヤちゃん!』

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「デュフフフフ・・・」

 

そんな妄想をしながら不気味に笑い始めたダイヤ。

 

果南「だ、ダイヤ・・・?」

 

漣「お前、突然どうした?霊に取り憑かれたか?」

 

千歌「お待たせー!」

 

梨子「千歌ちゃん・・・」

 

ルビィ「その格好・・・」

 

漣「何でみかんの着ぐるみ?」

 

千歌「美渡姉の会社で使わなくなったからって。どう?」

 

ダイヤ「使用目的が謎過ぎますわ・・・」

 

千幸「花陽を思い出す・・・」

 

漣「あぁ、海未が提案した部活系スクールアイドルμ`sの時にやってたな・・・」

 

女の子「みかんのお姉ちゃん!」

 

そこに女の子が居た。

 

千歌「あ!みかんだよ?冬にはみかん!行け!ビタミンCパワー!」

 

女の子「これ、幾らですか?」

 

ぬいぐるみを持って幾らかと問い掛けた。

 

千歌「え・・・どうしようかな・・・」

 

女の子「でも、これしか無いけど・・・」

 

ポケットから5円玉を出した。

 

千歌「えっと・・・・・・・」

 

 

 

 

女の子「ありがとー!」

 

千歌「毎度ありー!」

 

5円玉で売ったのだった。

 

曜「やった!倍だよ!」

 

千幸「2倍になったな!」

 

ルビィ「弁天様のお陰だね!」

 

千歌「だねー!」

 

ダイヤ「何を言ってくれてるんですの!」

 

ルビィ「え?」

 

漣「ダイヤ?どうした?」

 

ダイヤ「ちゃんとなさい!Aqoursの活動資金を集める為にここに来てるのでしょ?まずは心を鬼にして、しっかり稼ぎませんと!」

 

千歌「だって〜・・・」

 

漣「ダイヤ、もう鬼と化してる・・・」

 

女性客「すみませーん。」

 

千幸「あ、いらっしゃいませ〜。」

 

女性客「これ1000円で良いかしら?」

 

千幸「1000円ですか?それじゃあ・・・」

 

するとダイヤが割って入った。

 

千幸「うお!?」

 

ダイヤ「いらっしゃいませ!!残念ですが、原価的にそれ以下はぶっぶーですわ!」

 

女性客「で、でも・・・」

 

千幸「おいダイヤ落ち着けよ。」

 

ダイヤ「はっきりと言っておきますが、新品ではございませんが未使用品!出品にあたっては1つ1つ丁寧にクリーニングを施した自慢の一品!それをこのお値段!!既に価格破壊となっておりますわ!!」

 

また冷たい風が吹いた。

 

果南「お客さん指差しちゃダメだよ・・・」

 

千幸「えっと・・・1000円ですね?」

 

女性客「あ、はい。」

 

千幸「毎度ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

夕方。

 

花丸「アヒルボート決定ずら・・・」

 

ルビィ「ピギッ!?」

 

曜「それにしても・・・」

 

梨子「何者にも屈しない迫力だったわよね・・・」

 

千歌「流石ダイヤさん!」

 

曜「だよね・・・」

 

ダイヤ「は、はは・・・」

 

項垂れてるダイヤ。

 

千幸「ってかもうフリーマーケットは止めた方が良いと思うぞ?」

 

漣「俺も千幸に賛同だ。ダイヤがフリーマーケットに参加したら偉い事になるからな。」

 

果南「それに引き換え、鞠莉はそんなの持って来るし・・・」

 

美渡「これ売る気だったの・・・?」

 

小原家の銅像を持って来ていた。

 

漣「銅像なんて売れる訳無えだろ・・・万か億になりそうだぞ・・・」

 

鞠莉「それ言ったら、善子も売り上げナッシングでーす!」

 

すると風が吹いて、無数の堕天使の羽が空高く舞い上がった。

 

善子「ふっふっふ・・・丸で傷付いた私の心を癒してくれているかのよう・・・美しい!」

 

美渡「バカな事言ってないで急いで拾いな!」

 

千幸「ダンボールに入れたんならちゃんと蓋しろよ!」

 

全員が堕天使の羽を拾い始める。ダイヤはまだ項垂れていた。

 

千幸「そう言えば、ダイヤの奴どうしたんだ?」

 

漣「あんなに元気だったのに、ここ最近項垂れてるな。」

 

千歌「果南ちゃん。ダイヤさん、何かあった?」

 

果南「どうして?」

 

千歌「何と無く・・・」

 

果南「千歌はそう言う所、不思議と鼻が効くよね。」

 

千歌「それ褒めてる!?」

 

果南「褒めてるよ。心配しないで?私と鞠莉が、ちゃんとやっておくから!」

 

漣「果南は何か知ってるのか?」

 

果南「う〜ん・・・どうかな〜?」

 

 

 

 

大手町のバス停。

 

ルビィ「じゃあ先行ってるね。」

 

ダイヤ「気を付けるのですよ。」

 

ルビィが先に帰って行った。

 

ダイヤ「・・・っで、話って何です?明日じゃダメなんですか?」

 

果南「やっぱりダイヤ、何か隠してるでしょー?」

 

鞠莉「下級生とレンとカズユキと仲良くなりたいなら、素直に言えば良いのにー。」

 

ダイヤ「違いますわ!私は別に・・・」

 

そう言いながら黒子をかく。

 

果南「どう?」

 

鞠莉「ブラックデース!」

 

ダイヤ「え?」

 

果南「ダイヤは誤魔化す時、必ず黒子の所をかくんだよ!」

 

 

 

 

幼いダイヤ『な、何でも無いですわ!』

 

 

 

 

鞠莉「もう逃げられないよ〜?」

 

果南「さぁ、話すが良い!」

 

ダイヤ「・・・いえ、私は・・・ただ・・・」

 

果南・鞠莉「ただ?」

 

ダイヤ「ただ・・・笑いませんか・・・?」

 

果南「笑う?」

 

鞠莉「そんな事する訳ありませーん!」

 

ダイヤ「でも・・・」

 

果南「あぁもお!」

 

鞠莉「何年の付き合いだと思ってるの!?」

 

ダイヤ「じゃあ、言いますけど・・・」

 

2人の耳元に本音を言った。

 

果南・鞠莉「ぷっ・・・あはははははは!!」

 

 

 

 

 

 

EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」

 

 

 

 

 

 

数日後。

 

果南「それにしてもダイヤが・・・」

 

鞠莉「「ダイヤちゃん」て呼ばれたいなんて・・・」

 

黒澤ダイヤは、皆からダイヤちゃんと呼ばれたいのだった。それを聞いた果南と鞠莉は笑い堪え中。

 

ダイヤ「だから別に呼ばれたい訳ではありませんとあれ程言ったでしょう?ただ私だけ違うのは・・・」

 

果南「そんなにどうだって良いじゃん。」

 

ダイヤ「良くありませんわ!こんな形でメンバー間に距離があるのは、今後の為にも良く無く無く無いと言うか・・・」

 

鞠莉「羨ましいんだー?」

 

ダイヤ「ち・が・い・ま・す・わ!」

 

怒ったダイヤが鞠莉の頬を引っ張る。

 

ダイヤ「それより、どうしてこんな所に呼び出したのですか?」

 

果南「そっか。ダイヤはまだ聞いてないんだっけ?」

 

鞠莉「曜からの連絡で、イベントあるから今日1日だけでもバイト手伝って欲しいって話で・・・」

 

ダイヤ「何処でですの?」

 

 

 

 

ある場所を紹介した。

 

果南「ここ!」

 

ダイヤ「ここ?」

 

伊豆・三津シーパラダイス。

 

果南「皆で一緒に一日アルバイトだからさ。」

 

鞠莉「距離縮めて、「ダイヤちゃん」って呼ばれるチャンスだよ?」

 

ダイヤ「ダイヤ・・・ちゃん!」

 

果南と鞠莉がニヤニヤしてる。

 

ダイヤ「・・・べ、別に、そんなの求めている訳ではありませんから・・・」

 

鞠莉「完全に?」

 

果南「本音が顔に出ているけどね。」

 

 

 

 

伊豆三津シーパラダイスのイルカショー会場。イルカが高くジャンプした。

 

ルビィ「イルカしゃんしゅごい・・・」

 

漣「今日のイベントに保育園の園児達まで来るとはな。」

 

千幸「子供達を楽しませてあげようぜ!勿論来てくれてるお客さん達にも楽しませてあげようぜ!」

 

漣「そうだな。」

 

曜「えっと、じゃあ仕事良い?」

 

千歌「ん?曜ちゃん?何処ー?」

 

曜「ここだよーん!」

 

千歌「うわっ!何時の間に?」

 

漣「うちっちーに入ってるのか。」

 

曜「取り敢えず、3人ずつに分かれて?」

 

千歌・梨子・ルビィ「おおー!」

 

 

 

 

ダイヤ「随分曜さん詳しいのですね?」

 

果南「前にバイトした事があるんだってさ。さぁ、私達と居ても距離は縮まないよ?」

 

鞠莉「ほら、早く来る!」

 

ダイヤ「わ、分かりましたわ。」

 

 

 

 

レストラン。千歌・ダイヤ・花丸グループ。千幸も一緒だった。

 

千歌「きつねうどん!お待たせしましたー!」

 

女性客「ありがとう。」

 

 

 

千歌「うどんもう一丁!」

 

千幸「うどん畏まり!」

 

花丸「まる、麺類苦手ずら・・・」

 

千幸「花丸は麺類苦手なんだ。初めて知った。」

 

ダイヤ「ほら!のんびりしてる暇はありませんわよ!・・・っ!」

 

 

 

鞠莉『この前も言ったよ?ダイヤは堅過ぎ。』

 

果南『まずは、話しやすい話題を振って・・・』

 

 

 

ダイヤ「(話しやすく・・・)ち、千歌さん?き、今日は良い天気ですわね・・・」

 

千歌「は、はぁ・・・」

 

ダイヤ「花丸さん、うどんは嫌い?」

 

花丸「ぇ・・・?」

 

ダイヤ「千幸さん、料理が上手ですわね・・・」

 

千幸「え?まぁそうだけど・・・」

 

 

 

千歌「何?何かあった?」

 

千幸「あったな・・・」

 

花丸「あったずら・・・分からないずら・・・けど多分あれは・・・」

 

ダイヤがこっちに向いた。苦笑いしてる。

 

千歌・花丸「すっごい怒ってるずら~!」

 

千幸「よし出来た!うどんお待たせしました!」

 

 

 

 

その後千幸とダイヤは、イルカショーの会場の清掃の手伝いをする。デッキブラシで清掃する。

 

千幸「ゴシゴシしてピカピカにしてやるからな〜。」

 

ダイヤ「あれが怒っているように見えるなんて・・・上手く行かないものですねぇ・・・」

 

梨子「ダイヤさん!千幸さん!」

 

千幸「よう梨子!ルビィ!」

 

ルビィ「売店の方はもう良いの?お姉ちゃん。」

 

ダイヤ「あぁ、お昼過ぎて少し人が減ったので、此方の手伝いに来たのですわ。ん?それは何ですの?」

 

梨子「アシカちゃんのご飯です。」

 

バケツにアシカのご飯の魚が入ってる。

 

千幸「おぉ!生きの良い魚だな。」

 

ルビィ「それと、トレーナーさんに調教用の笛も借りたんだ。」

 

ダイヤ「良かったですわね。」

 

すると1頭のアシカがプールから上がって来た。

 

ダイヤ「あら、アシカさん。」

 

千幸「どうした?腹減ったのか?」

 

”ウオオオオ”

 

するとアシカが吠えた。

 

梨子・ルビィ「ひっ!?」

 

ダイヤ「ご飯が欲しいって言っているのですわ。」

 

千幸「ほら、ご飯あげてやれ。」

 

ルビィ「でも、アシカさんって近くで見ると・・・」

 

梨子「思ったよりも、大きいのね・・・それに・・・犬っぽい・・・」

 

”ウオオオオ”

 

アシカがまた吠えた。

 

梨子・ルビィ「きゃああああ!!」

 

2人がアシカから逃げ、アシカが逃げる2人を追う。

 

梨子「高い所に!高い所に!」

 

千幸「おい2人共落ち着け!」

 

ダイヤ「いけませんわ!千幸さん!」

 

千幸「ああ!」

 

ダイヤが笛を拾った。

 

千幸「おい梨子!ご飯借りるぞ!」

 

ご飯が入ったバケツを持って降りる。

 

”ピッ!”

 

ダイヤ「静かに!プールにお戻りなさい!」

 

千幸「ほら!ご飯だ!」

 

ご飯の魚を投げると、アシカが口でキャッチして食べた。

 

”ピッ!”

 

再び笛を吹くと、アシカが素直にプールに戻って行った。

 

梨子「凄い・・・千幸さん・・・」

 

ルビィ「流石お姉ちゃん・・・」

 

千幸「お前ら、パニックになるのは分かるが落ち着けよ。ってか梨子、ご飯持って逃げるなよ。だからアシカから追われるんだ。」

 

梨子「ごめんなさい・・・」

 

ダイヤ「・・・て、ダメですわ。こんな風にしてたら、また堅いと思われて・・・」

 

 

 

 

その後ダイヤは、皇帝ペンギンを洗ってる果南と鞠莉の元へ行った。

 

鞠莉「上手く行かない?」

 

果南「まぁそうなるとは思ったけどね。」

 

ダイヤ「どうしてですの・・・?」

 

果南「大体ダイヤは、自分から近付こうとしないからね。」

 

鞠莉「小学校の頃も何時も私達とべったりだったしね。」

 

ダイヤ「そ、そんな事・・・」

 

果南「自分から行かなきゃ始まらないよ?」

 

ダイヤ「そう言われましても・・・どうすれば・・・」

 

鞠莉「簡単でしょ?まず!」

 

 

 

 

その後漣と曜と善子が居る場所へ行った。曜は園児達に風船を渡してる。善子は園児達に好かれてる。漣は園児2人を両肩に乗せて歩き回ってる。

 

ダイヤ「曜・・・ちゃん・・・」

 

曜「ん?ダイヤさん、何か言いました?」

 

ダイヤ「いえ・・・その・・・」

 

曜「ダイヤさんも配ります?」

 

ダイヤ「ありがとう、曜ちゃん・・・」

 

すると曜がフリーズした。

 

ダイヤ「善子ちゃんも、おアルバイト一緒に頑張りましょう~!」

 

スキップしてる。

 

善子「ヨハネよ・・・」

 

曜「そこ!?」

 

善子「違った!?」

 

漣「どうしたお前ら?急にフリーズしたてたが。」

 

曜「いや、今ダイヤさんが、私達の事をちゃんって・・・」

 

漣「ちゃん?」

 

善子「でも、今の背筋に冷たい物が走る違和感・・・」

 

曜「分かる・・・」

 

善子「天界からの使者によってもう1つの世界が現出したかのような・・・」

 

曜「それは分からない・・・」

 

漣「何言ってんのか分かんねえ・・・」

 

 

 

 

一方レストランの厨房では。

 

花丸「ダイヤさん怒ってたずらね~・・・」

 

千歌「だね~・・・てか泡多くない?」

 

花丸「早く綺麗になるように洗剤全部入れたずら~。」

 

千歌「賢ーい!」

 

花丸「ずら〜!」

 

千幸「何処が賢いんだよ!」

 

千歌・花丸「わぁ!千幸さん!」

 

千幸「泡溢れ過ぎだろ!掃除するのに時間掛かるだろ!」

 

花丸「ずら〜。」

 

すると花丸の手が滑って、持ってた丼が飛んで行った。

 

千幸・千歌・花丸「あ!」

 

その丼は、タイミング良く来たダイヤの頭の上にピンポイントに被った。

 

ダイヤ「3人共、お気を付けなさい。」

 

千歌・花丸「はーい・・・」

 

千幸「泡が多い!掃除だ掃除!」

 

 

 

 

彼女達はルビィに聞いてみる事に。

 

ルビィ「お姉ちゃんが変?」

 

花丸「何か凄い怒っていたような・・・

 

梨子「悩んでいたような・・・」

 

千幸「何かあったような・・・」

 

漣「ダイヤが悩み事かぁ・・・」

 

千歌「やっぱり何かあったんだよ。」

 

善子「甘いわね。あれは、闇に染まりし者の微笑み・・・」

 

漣・千幸「中二病発言来た。」

 

曜「まぁ、どうかは分からないけどね。」

 

 

 

 

その光景を果南と鞠莉が覗いてた。

 

果南「どうする・・・?」

 

鞠莉「これ以上混乱させてもしょうがないんじゃない・・・?」

 

 

 

 

2人は彼らにダイヤが言った本音を行った。

 

千歌「ダイヤ・・・ちゃん!?」

 

果南「うん。皆ともう少し距離を近付けたいって事なんだと思うけど・・・」

 

ルビィ「それで・・・」

 

花丸「じゃあ、あの笑顔は怒ってる訳じゃなかったずら?」

 

漣「まさかちゃん付けで呼ばれたいとは・・・」

 

梨子「でも可愛い所あるんですね、ダイヤさん。」

 

曜「言ってくれれば良いのに。」

 

千幸「そうそう。素直に言ってくれればそれで良いのに。」

 

果南「でしょ〜?」

 

鞠莉「だから小学校の頃から、私達以外は、中々気付かなくて・・・」

 

果南「真面目でちゃんとしてて、頭が良くてお嬢様で、頼り甲斐はあるけど何処か雲の上の存在で・・・」

 

鞠莉「皆そう思うから、ダイヤもそう振舞わなきゃって、どんどん距離を取っていって・・・」

 

果南「本当は、凄い寂しがり屋なのにね・・・」

 

漣「そうだったのか・・・」

 

 

 

 

一方ダイヤは海を眺めていた。すると、園児達の声が聞こえた。

 

 

 

 

中で園児達が走り回っていた。

 

保母「こら!待ちなさい!」

 

女の子「もう皆!ちゃんとしてよ!」

 

しかし園児達は話を聞く事無く走り回っている。それを見たダイヤが何かを閃いた。

 

千歌「うわっ!何これ!?」

 

梨子「大変!こらダメよ?」

 

漣「皆!静かに!」

 

しかし園児達は走り回るばかり。

 

ルビィ「どうしよう・・・全然言う事聞いてくれない・・・」

 

千幸「収拾付くのに時間が掛かりそうだ・・・」

 

すると1人の女の子が善子のお尻を触った。

 

善子「こらっ!!」

 

女の子「・・・うわああああん!!!」

 

怒られた女の子が泣き出し、何故かルビィも泣き出した。

 

花丸「泣~かした、泣~かした~。」

 

千幸「おい善子!子供には優しくしろよ!」

 

鞠莉「どうしよう・・・」

 

果南「収拾が付かないよー・・・」

 

漣「どうするんだ・・・?このままじゃヤバいぞ・・・」

 

千幸「反抗期に入ったのか・・・?対処が困難だ・・・」

 

女の子「うぅー・・・皆、ちゃんとしてよー・・・」

 

するとその時。

 

 

 

 

”ピピッ!”

 

 

 

 

笛の音が聞こえた。

 

ダイヤ「さぁ!皆!スタジアムに集まれー!」

 

イルカショーの会場にダイヤが立っていた。園児達が一斉にイルカショーの会場に集まった。

 

ダイヤ「園児の皆、走ったり大声を出すのは他の人に迷惑になるからぶっぶーですわ!皆、ちゃんとしましょうね!」

 

園児達「はーい!」

 

ダイヤが園児達に踊りを見せた。

 

漣「凄えダイヤ・・・おかあさんといっしょみたいだな。」

 

千幸「でもこれで収拾付いたな。」

 

漣「ああ。ダイヤのブッブーが役に立ったな。」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

ダイヤ「結局、私は私でしかないのですわね・・・」

 

千歌「それで良いと思います!」

 

ダイヤ「え?」

 

千歌「私、ダイヤさんはダイヤさんで居て欲しいと思います。たしかに、果南ちゃんや鞠莉ちゃんと違って、巫山戯たり冗談言ったり出来ないなって思う事もあるけど、でも、ダイヤさんはいざとなった時頼りになって、私達がだらけてる時は叱っくれる!ちゃんとしてるんです!」

 

ダイヤ「っ!」

 

千歌「だから皆安心出来るし、そんなダイヤさんが大好きです!ね?」

 

7人「ふふふ。」

 

漣「そうだな。ダイヤは今のままでも十分だ。」

 

千幸「俺も同じく。」

 

千歌「だからこれからもずっとダイヤさんで居て下さい!宜しくお願いします!」

 

ダイヤ「私はどっちでも良いのですわよ!別に・・・」

 

千歌「せーの!」

 

10人「ダイヤちゃん!」

 

ダイヤちゃんと呼ばれたダイヤは、笑顔になった。

 

「END」




         キャスト

       朝霧漣:荒井敦史

      城戸千幸:池岡亮介

      高海千歌:伊波杏樹
      桜内梨子:逢田梨香子
      松浦果南:諏訪ななか
     黒澤ダイヤ:小宮有紗
       渡辺曜:斉藤朱夏
      津島善子:小林愛香
     国木田花丸:高槻かなこ
      小原鞠莉:鈴木愛奈
     黒澤ルビィ:降幡愛

      高海志満:阿澄佳奈
      高海美渡:伊藤かな恵
      鹿角聖良:田野アサミ
        保母:芹澤優
        園児:小原好美
           伊達朱里紗

      女子生徒:永沢よしこ
           鈴代紗弓
           今泉りおな
           河瀬茉希
           小泉瀬名
           中林新夏
           二ノ宮愛子
           原口祥子
           樋口桃
           米山明日美
           武田羅梨沙多胡
           杉浦しおり
           雨宮夕夏
           篠原侑
           浜崎奈々
           大本久留美
           成岡正江
           赤司よしか

次回「犬を拾う。」
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