ルビィ「来ました!」
パソコンにラブライブ地区予選大会の開催場所が発表された。今回の開催場所とは。
花丸「見た事あるずら!」
善子「ここは・・・前回ラグナロクが行われた約束の場所・・・」
漣「名古屋市総合体育館か。」
梨子「私達が突破出来なかった地区大会・・・」
千幸「ここでまた開催されるのか。」
曜「リベンジだね!」
千歌「うん!」
一方理事長室では。
ダイヤ「57人!?」
鞠莉「そう。今日現在、入学希望者は57人。」
現在の入学希望者数は57人。
ダイヤ「そんな・・・この1ヶ月で10人も増えていないと言うのですか!?」
果南「鞠莉のお父さんに言われた期限まで、後1ヶ月も無いよね・・・」
鞠莉「ラブライブ地区予選大会が行われる日の夜、そこまでに100人を突破しなければ・・・今度こそ、後はナッシングです・・・」
果南「つまり、次の地区予選が・・・」
鞠莉「イエス。ラストチャンス。」
ダイヤ「・・・そこに賭けるしか無いと言う事ですね。」
期限まで後1ヶ月。果たして地区予選を無事に突破し、浦の星女学院を救う事が出来るのか。
沼津にあるスタジオ。
漣「ワン!ツー!スリー!フォー!ワン!ツー!スリー!フォー!そこでチェンジ!」
9人の動きがぴったり合わさった。
漣「よし良いぞ!腕の角度をもうちょい合わせようか。花丸、腕上がるか?」
花丸が頑張って腕を上げる。
漣「OKOK。この角度を忘れずにな。」
花丸「ずらぁ・・・」
漣「じゃあここで休憩を挟もう。終わったら各個人で練習な。」
休憩タイム。
花丸「疲れたずら~・・・」
ルビィ「大丈夫?花丸ちゃん。」
曜「あっ!全国大会進出が有力視されてるグループだって!」
花丸「ずら?」
千幸「お!来たか。」
千歌「何何?そんなのあるの?」
曜「ラブライブ人気あるから、そう言うの予想する人も多いみたい。」
千幸「毎回恒例だな。有力視は。」
梨子「どんなグループがいるの?」
曜「えっと・・・前年度全国大会に出たグループは勿論で・・・」
有力視の中にはSaint Snowがあった。
漣「Saint Snow。」
千幸「相変わらず凄いな。あの2人。」
曜「前回、地区大会をトップで通過し、決勝では8位入賞したセイントスノー。姉、聖良は今年3年生。ラストチャンスに優勝を目指す。」
千歌「2人共気合入ってるだろうな。」
漣「そうだろうな。聖良は最後のラブライブに向けて頑張ってるだろうな。」
曜「後は・・・あっ!Aqours!」
有力視の中にAqoursもあった。
善子「本当!?」
曜「ほら!」
花丸「まる達ずら!」
鞠莉「何て書いてあるの?」
曜「前回は地区大会で涙を飲んだAqoursだが、今大会予備予選の内容は、全国大会出場者にも引けを取らない見事なパフォーマンスだった。今後の成長に期待したい。」
千歌「期待・・・」
漣「流石だなお前達。ここまで全国に注目されてるんだから気合入れて行かねえとな。」
千歌「うん!」
善子「このヨハネの堕天使としての闇能力を持ってすれば、その程度、造作も無い事です!」
梨子「そう!造作も無い事です!・・・あっ!」
真似した自分に気付いた。
千幸「梨子が堕天使に取り憑かれた!?」
善子「流石!我と契約を結んだだけの事はあるぞ。リトルデーモン・リリーよ!」
梨子「無礼な!我はそのような契約、交わしておらぬわ!」
曜「・・・どうしたの?」
千歌「リリー・・・?」
花丸「これが堕天ずらね・・・」
ルビィ「うゆ。」
梨子「違う!これは違くてー!」
善子「ウェルカムトゥヘルゾーン!」
梨子「うっ!待てーい!!」
千歌「何か楽しそうで良かった。」
梨子「千歌ちゃんまで・・・」
漣「お前ら本当仲良いな。」
梨子「漣さんまで・・・」
ルビィ「今大会の地区大会は、会場とネットの投票で決勝進出者を決めるって。」
漣「会場とネットかぁ。」
千歌「良かったじゃん!結果出るまで何日も待つより。」
漣「千歌、呑気に言ってる場合か?」
ダイヤ「そうですわ。そんな簡単な話ではありませんわ。」
千歌「え?」
漣「何故なら。」
鞠莉「会場には出場グループの学校の生徒が応援に来ているのよ。」
ルビィ「ネット投票もあるとは言え、生徒数が多い方が有利・・・」
花丸「じゃあ、もしかすると・・・」
ダイヤ「そう。生徒数で言えば浦の星が一番不利ですわ。」
千幸「会場とネット投票と言う名の最大の壁がお前達の前に立つだろう。全力で押し切らねえと、ラブライブ地区予選突破は不可能になる。」
その日の夜のダイビングショップ。果南はただ1人、海を眺めていた。彼女の傍にあるテーブルの上には、Aqoursダンスフォーメーションアイディアノートがあった。
鞠莉「やっぱりそれしかないかもね。」
後ろに鞠莉とダイヤが居た。
ダイヤ「ですわね。」
鞠莉「懐かしい。まだ持ってたんだそれ。」
果南「・・・まさか、やるなんて言うんじゃないよね?」
鞠莉「まさか、やらないとか言うんじゃないよね?状況は分かっているでしょ?それに賭けるしか無い。」
果南「でも・・・」
鞠莉「私、あの頃の気持ちと変わってないわよ。」
果南「鞠莉・・・」
ダイヤ「今回は私も鞠莉さんに賛成ですわ。学校の存続の為やれる事は全てやる。それが生徒会長としての義務だと思っていますので。それにこれがラストチャンスですわ。」
果南「でも、出来る事じゃない。これは出来ない事。」
鞠莉「そんな事はない。あの時ももう少しだった。もう少しで・・・」
果南「でも出来なかった・・・それ所か、鞠莉の足まで・・・」
あのライブの事を思い出した。鞠莉が怪我をして、果南が歌わなかった事を。
鞠莉「あの怪我は私がいけなかったの。果南に追い付きたいって頑張り過ぎたせいで・・・」
ダイヤ「そうですわ。それに今は9人。私達だけではありませんわ。」
果南「駄目・・・駄目だよ・・・届かないものに手を伸ばそうとして、そのせいで誰かを傷付けて・・・それを千歌達に押し付けるなんて・・・こんなの!!」
彼女はノートを海に向かって投げてしまった。しかし鞠莉がジャンプしてノートに手を伸ばす。鞠莉とノートが海に落ちた。
果南「鞠莉!!」
水中から鞠莉が顔を出した。彼女の手にはノートがあった。
ダイヤ「よい、しょ!」
海から鞠莉を引き上げる。
鞠莉「否定しないで。あの頃の事を。私にとってはとても大切な思い出。だからこそやり遂げたい。あの時夢見た私達のAqoursを完成させたい!」
果南「・・・」
一方その頃十千万では。
梨子「ぐぬぬぬぬ・・・」
しいたけに両手を伸ばしてる梨子が居た。
漣「何やってんだよ梨子は。」
寝ていたしいたけが起きて、梨子の方を向いた。
梨子「向いた・・・」
千幸「向かせたいだけかよ。」
その近くに千歌も居た。
千歌「はい、出場グループの中では生徒数が一番少ない・・・」
彼女はSaint Snowの鹿角聖良と電話していた。
北海道。
聖良「確かに不利ですね。圧倒的なパフォーマンスを見せて、生徒数のハンデを逆転するしかない・・・」
千歌『ですよね・・・でも、圧倒的って・・・』
そこに風呂から上がった理亞が部屋に入った。
理亞「姉様、お風呂・・・」
聖良「・・・それは、上手さだけではないと思います。むしろ今の出演者の多くは先輩達に引けを取らない、歌とダンスのレベルにある。ですが、肩を並べたとは誰も思ってはいません。」
十千万。
聖良『ラブライブが始まって、その人気を形作った先駆者達の輝き。決して手の届かない光・・・』
千歌「手の・・・届かない光・・・」
翌日の放課後。千歌から言葉が出た。
善子「え?Aqoursらしさ?」
千歌「うん。私達だけの道を歩くってどう言う事だろう。私達の輝きって何だろう。それを見付ける事が大切なんだって、ラブライブに出て分かったのに。それが何なのか、まだ言葉に出来ない。まだ形になってない・・・だから、形にしたい!形に・・・」
漣「千歌。」
ダイヤ「このタイミングでこんな話が千歌さんから出るなんて、運命ですわ!」
千歌「え?」
漣「運命?どう言う事だ?」
ダイヤ「あれ、話しますわね。」
果南「え?でもあれは・・・」
千歌「何?それ何の話?」
漣「教えてくれダイヤ。」
ダイヤ「2年前、私達3人がラブライブ決勝に進む為に作ったフォーメーションがありますの。」
千幸・曜「フォーメーション?」
ルビィ「フォーリンエンゼルズ?」
花丸「ずら?」
善子「ら、ら・・・ら?」
梨子「しりとりじゃないから。」
善子「あぁ・・・」
千歌「そんなのがあったんだ!凄い!教えて!」
果南「でも、それをやろうとして鞠莉は足を痛めた。それに、皆の負担が大きいの。今、そこまでしてやる意味があるの?」
千歌「何で?果南ちゃん!今そこまでしなくて何時するの?最初に約束したよね!?精一杯足掻こうよ!ラブライブはすぐそこなんだよ!?今こそ足掻いて、やれる事は全部やりたいんだよ!」
果南「・・・でも、これはセンターを務める人の負担が大きいの・・・あの時は私だったけど、千歌にそれが出来るの?」
千歌「大丈夫。やるよ、私!」
果南「千歌・・・」
漣「協力するぜ。千歌がやろうとしてる負担が大きいパフォーマンスを俺が全力でサポートする。」
千幸「俺も。俺達2人は顧問だから。」
果南「漣君・・・千幸君・・・」
ダイヤ「決まりですわね。あのノートを渡しましょう、果南さん。」
鞠莉「今のAqoursをブレイクスルーする為には、必ず越えなくちゃならないゴールがありまーす!」
ダイヤ「今がその時かも知れませんわね!」
果南「・・・言っとくけど、危ないと判断したら、私はラブライブを棄権してでも千歌を止めるからね。」
ノートを千歌に渡した。千歌はそのノートを受け取った。
その日の夜の十千万。
”ドンッ!!”
突然響いた音。
千歌『いたたた・・・』
美渡「千歌!五月蝿いよ!!」
千歌『思ったより難しいなぁ・・・』
美渡「千ー歌!」
漣『おい千歌、ここでやったら駄目だ!』
千幸『待て止まれ!!』
走り出した千歌が襖を壊して、美渡にぶつかった。
1階。
美渡「千歌ーー!!」
千歌「ごめん美渡姉!!ごめん!ごめんて!
美渡「どーすんのよ襖!!」
志満「お客様の迷惑よ〜?美渡〜。」
美渡「はぁ〜い!」
2階。
漣「千歌の奴、大胆に外しやがって。」
千幸「まぁ襖、破れてないから直そうぜ。」
漣「そうだな。しかし、あのノートに書かれた内容が・・・」
千幸「まさかの・・・」
近くの浜辺。
千歌「よっ!ととと・・・だはっ!」
練習中に尻餅付いた。
千歌「すぅ・・・はぁ・・・」
漣・千幸「まさかのアレとはなぁ・・・」
遠くから果南と鞠莉が見守っていた。
鞠莉「心配?」
果南「やっぱり、こうなっちゃうんだなって。」
鞠莉「あれ、やりたかったね。私達で・・・」
果南「それなら何で千歌達にやらせるの?丸で押し付けるみたいに。」
鞠莉「千歌っちなら出来るって信じてるから。今のAqoursなら必ず成功する。果南だって信じてるんでしょ?」
EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」
数日後の体育館。
千歌「行きまーす!」
走り出した千歌。
いつき「千歌ー!頑張ってー!」
だがしかし。
千歌「うわっ!」
出来ずにマットの上で倒れた。
いつき「大丈夫ー!?」
千歌「だ、大丈夫大丈夫・・・うぅ・・・もう1回!!」
梨子「少し休もう?5日もこんな調子じゃ体壊しちゃうよ。」
漣「そうだぞ千歌。休むのも練習の1つだ。」
千歌「ううん、まだ大丈夫!もうちょっとで掴めそうで・・・痛っ!」
しかし漣のデコピンを受けた。
千歌「痛ぁ・・・」
漣「話聞けよ。休めって言っただろ?」
曜「そうだよ!地区大会まで後2週間なんだよ?ここで無理して怪我したら・・・」
千幸「打撲するぞ。」
千歌「うん、分かってる。でも、やってみたいんだ。私ね、一番最初にここで歌った時に思ったの。皆が居なければ何も出来なかったって・・・ラブライブ地区大会の時も、この前の予備予選の時も、皆が一緒だったから頑張れた。学校の皆にも、町の人達にも助けてもらって・・・だから、1つくらい恩返ししたい!怪我しないように注意するから、もう少しやらせて!」
再び練習を始めた。
曜「千歌ちゃん・・・」
漣「穂乃果と同じだなやっぱ。」
千幸「ああ。彼奴にそっくりだ。」
夕方に浜辺。
千歌「いててて・・・」
曜「大丈夫ー!?」
千歌「平気だよー!」
漣「平気には思えないんだが。」
梨子「気持ちは分かるんだけど、やっぱり心配・・・」
曜「だよね・・・」
千幸「俺も同意・・・」
果南「じゃあ、4人で止めたら?私が言うより4人が言った方が千歌、聞くと思うよ?」
漣・千幸・梨子・曜「・・・・」
果南「嫌なの?」
梨子「言ったじゃない。気持ちは分かるって。」
曜「うん。」
梨子「千歌ちゃん、普通怪獣だったんです。」
果南「怪獣?」
漣「何でそれを連想した?」
梨子「普通怪獣ちかちい。何でも普通で、何時もキラキラ輝いている光を遠くから眺めてて・・・本当は凄い力があるのに・・・」
曜「自分は普通だって何時も一歩引いて・・・」
梨子「だから、自分の力で何とかしたいって思ってる。ただ見ているんじゃなくて、自分の手で・・・」
漣「彼奴は今、自らの手で輝きを掴もうと頑張ってる。」
千幸「そこが彼奴の良い所だ。」
すると果南が立ち上がった。
漣「果南?」
そして千歌の方へ歩いた。
果南「千歌。」
千歌「果南ちゃん・・・?」
その日の夜。梨子が部屋から千歌の部屋を見ていた。
梨子「ん?」
浜辺の方を見ると、千歌が走ってる所が見えた。すると横から。
志満「あら。どうしたの梨子ちゃん?」
姉の志満が窓を開けて、梨子に声を掛けた。
梨子「志満さん。千歌ちゃんは?」
志満「何か、少し練習するって。」
梨子「練習?こんな時間に?」
志満「漣君と千幸君も練習に付き合ってるわよ?」
梨子「漣さんと千幸さんが?」
浜辺に行くと。
漣「そこで行け!」
千歌「よっ!・・・痛ーっ・・・」
千幸「惜しいなぁ・・・行けるか?」
千歌「まだ行けるよ!」
漣と千幸が千歌の指導をしていた。曜がその練習風景を見ていた。
梨子「千歌ちゃん・・・」
曜「梨子ちゃんに頼むと、止められちゃいそうだからって。」
毛布を羽織る。
曜「ごめんね?」
梨子「ううん。でも、こんな夜中まで・・・」
あの時果南が言った言葉は。
果南『千歌。約束して。明日の朝までに出来なかったら諦めるって。よくやったよ千歌。もう限界でしょ?』
千歌『果南ちゃん・・・』
果南の言葉で、千歌の心に火が点いた。
曜「2年前、自分が挑戦してたから尚更分かっちゃうのかなぁ、難しさが。」
千歌が走る。
漣「行け!頑張れ!」
そして・・・
千歌「あぁ!」
しかし出来なかった。
曜「後少しなんだけどな・・・」
梨子「うん。後少し・・・」
千幸「やはり千歌には早過ぎかもな。」
千歌「まだ行けるよ!もう1回!」
漣「強いな・・・」
再び走り出して、再び挑戦。しかし。
千歌「あぁ!」
梨子・曜「惜しい!」
千歌「あぁっ!もお!」
疲れて仰向けになった。
千幸「もうちょいだったのにな・・・」
漣「ああ。動きは完璧だったけど、コツが掴めればな・・・」
千歌「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・何処が駄目なんだろう、私・・・」
するとそこに。
梨子・曜「千歌ちゃん!」
千歌「え?」
2人が励ましに来た。
梨子「焦らないで。力を抜いて、練習通りに。」
千歌「梨子ちゃん・・・」
曜「出来るよ。絶対出来る!!」
千歌「・・・」
2人が千歌を起こす。
曜「頑張って!」
梨子「見てるから!」
千歌「うん!」
再び練習に入る。
漣「千歌、お前は良くやってる。梨子から言われた通り、焦らず落ち着いてやれば出来る。」
千幸「気持ちを落ち着かせれば不可能を可能に出来る。」
千歌「漣さん、千幸さん。」
漣「それに、応援してくれる人はまだ居るぞ。」
千歌「え?」
善子・花丸・ルビィ「千歌ちゃーん!ファイトー!」
花丸「頑張るずらー!」
その言葉を受けて、再び走り出した。そしてジャンプして体を捻る。しかし。
漣・千幸「っ!!」
5人「あ!!」
千歌「あぁ!!」
転んでしまった。
千歌「あぁー!!出来るパターンだろこれー!!何でだろう。何で出来ないんだろう・・・梨子ちゃんも曜ちゃんも、皆こんなに応援してくれてるのに・・・嫌だ・・・嫌だよ!!私、何もしてないのに!!何も出来てないのに!!」
悔しい気持ちがいっぱいだった。しかしそこに。
曜「ピー、ドッカーン!」
梨子「ズビビビビー!!」
千歌「っ・・・?」
曜「普通怪獣ヨウソローだぞー!」
梨子「おっと、好きにはさせぬ!りこっぴーも居るぞー!」
漣「そうはさせるか怪獣ヨウソロー!怪獣りこっぴー!お前達の相手はこの顧問怪獣レーンが相手だ!」
千幸「そして同じく顧問怪獣カッズーも相手してやるぜ!!」
曜「なぬ!?ズドドドドーン!」
梨子「ドーーン!!!」
漣「ギューンギューン!!」
千幸「ビシュンビシューン!!」
そんなやり取りをしてる4人。
曜「まだ自分は普通だって思ってる?」
千歌「え・・・?」
梨子「普通怪獣チカチーで、リーダーなのに皆に助けられて、ここまで来たのに自分は何も出来てないって。違う?」
千歌「だって・・・そうでしょ・・・」
曜「千歌ちゃん、今こうして居られるのは誰のお陰?」
千歌「それは、学校の皆でしょ、町の人達に、曜ちゃん、梨子ちゃん・・・顧問の漣さん・・・千幸さん・・・それに・・・」
曜「一番大切な人を忘れてませんか?」
千歌「何・・・?」
漣「おいおい、リーダーなのに忘れてどうすんだよ。」
梨子「今のAqoursが出来たのは誰のお陰?最初にやろうって言ったのは誰?」
千歌「それは・・・」
曜「千歌ちゃんが居たから、私はスクールアイドルを始めた。」
梨子「私もそう。皆だってそう。」
曜「他の誰でも、今のAqoursは作れなかった。千歌ちゃんがいたから今があるんだよ。その事は忘れないで?」
梨子「自分の事を普通だって思っている人が、諦めずに挑み続ける。それが出来るって凄い事よ!凄い勇気が必要だと思う!」
曜「そんな千歌ちゃんだから、皆頑張ろうって思える!Aqoursをやってみようって思えたんだよ!」
梨子「恩返しだなんて思わないで!皆ワクワクしてるんだよ!」
曜「千歌ちゃんと一緒に自分達だけの輝きを見付けられるのを!」
漣「皆お前に感謝してるんだぞ?その気持ちを無駄にするな。」
千幸「精一杯やって、精一杯足掻こうぜ?」
千歌「皆・・・」
鞠莉「新たなAqoursのWAVEだね!」
そこに3年生の3人が来た。
果南「千歌、時間だよ。準備は良い?」
千歌は微笑んで走り出した。
果南「ありがとう、千歌!」
そして遂に。
漣「おお!!」
千幸「凄え!!」
『MIRACLE WAVE』
曜・梨子「限界まで やっちゃえ 最後まで♪」
果南・鞠莉・ダイヤ「どうなる?DOKI DOKI WAVE♪」
曜・梨子「じれったい自分 越えるときだよ♪」
果南・鞠莉・ダイヤ「そうだ!WAVE!! 越えちゃうんだ♪」
善子・花丸・ルビィ「ほかのこと 考えられない♪」
果南・鞠莉・ルビィ「どうなる? ドキドキWAVE♪」
善子・花丸・ルビィ「ひとつになった 夢よ 走れ♪」
果南・鞠莉・ダイヤ「そうだ!WAVE!! 止まれないんだ♪」
千歌「悔しくて じっとしてられない そんな気持ちだった みんなきっと わかるんだね♪」
彼女は見事に側転とバク転を披露した。
Aqours「できるかな?(Hi!) できる!(Hi!) 叫ぶこころが♪」
千歌「欲しがる輝き♪」
Aqours「目の前で 君に見せるんだ できるかな?(Hi!) できる!(Hi!) それしかないんだと♪」
千歌「決めて♪」
Aqours「熱い熱い ジャンプで あたらしい光 つかめるんだろうか?♪」
千歌「信じようよ(YEAH!)‟MIRACLE WAVE”が♪」
Aqours「‟MIRACLE”呼ぶよ♪」
パフォーマンスが終わり、観客席からは盛大の歓声が巻き起こった。
漣「やったな千歌ーー!!」
千幸「見事な側転とバク転だったぜーー!!」
ずっと千歌が練習していたのは、側転とバク転だった。
千歌「今日ここでこの9人で歌えた事が本当に嬉しいよ!私達だけの輝き。それが何なのか。どんな形をしているのか。私達9人が見た事。心を動かされた事。目指したい事。その素直な気持ちの中に、輝きはきっとある!皆信じてくれてありがとう!」
Aqours「うーーー・・・・イエーーーーイ!!!」
彼女達はハイタッチをした。ラブライブ地区予選が終わった。
「END」
キャスト
朝霧漣:荒井敦史
城戸千幸:池岡亮介
高海千歌:伊波杏樹
桜内梨子:逢田梨香子
松浦果南:諏訪ななか
黒澤ダイヤ:小宮有紗
渡辺曜:斉藤朱夏
津島善子:小林愛香
国木田花丸:高槻かなこ
小原鞠莉:鈴木愛奈
黒澤ルビィ:降幡愛
高海志満:阿澄佳奈
高海美渡:伊藤かな恵
鹿角聖良:田野アサミ
鹿角理亞:佐藤日向
いつき:金元寿子
女子生徒:永沢よしこ
鈴代紗弓
今泉りおな
河瀬茉希
小泉瀬名
中林新夏
二ノ宮愛子
原口祥子
樋口桃
米山明日美
武田羅梨沙多胡
杉浦しおり
雨宮夕夏
篠原侑
浜崎奈々
大本久留美
成岡正江
赤司よしか
次回「残された時間」