ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!   作:naogran

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ラブライブ地区予選の結果発表。

アキバレポーター「それでは皆さん!ラブライブファイナリストの発表です!」

大型モニターに出場したスクールアイドルグループの名前が表示された。そのグループ達のそれぞれのグラフが上昇する。

鞠莉「決勝に進めるのは3グループ・・・」

千歌「・・・!」

曜「お願い!!」

全員に緊張が走る。




緊張してるのは彼女達だけでは無かった。

漣「頼む・・・!上位に上がってくれ・・・!」

千幸「彼奴らのチャンスを与えてくれ・・・!」

アキバレポーター「上位3組は、このグループです!!」

上位に上がったのは・・・






1位・Aqours
2位・PAR☆DISE
3位・うちきんとん






漣「よっしゃ!!!」

千幸「やったぜ!!!」




曜「千歌ちゃん!!」

千歌「やった・・・やったの・・・?夢じゃないよね・・・ハッてならないよね・・・?」

梨子「ならないわ・・・!」

千歌「本当・・・?だって決勝だよ?ドームだよ?本当だったら奇跡じゃん!」

梨子「奇跡を・・・奇跡を起こしたの・・・私達・・・!」

千歌「うん!」

曜「さぁ皆行くよー!全速前進~~!」

Aqours「ヨーソロー!」

曜「からの〜〜敬礼!」

遂にAqoursが地区予選を突破し、決勝まで上がった。


shiny.20「残された時間」

結果発表後。

 

漣「良くやってくれた!」

 

千幸「遂にAqoursは決勝まで上がった!にしても千歌、あの側転とバク転の連続は最高だったぜ!」

 

千歌「ありがとう!漣さん!千幸さん!」

 

花丸「緊張で何も喉が通らなかったずら・・・」

 

漣「ガクッ!」

 

千幸「おい花丸!呑気にのっぽパン食ってんじゃねえよ!」

 

果南「それにしても、アキバドームかぁ・・・」

 

千歌「どんな場所なんだろうね〜。」

 

漣「μ`sが歌ったあの場所、懐かしく感じるな〜。」

 

梨子「良い曲を作りたい!」

 

千幸「皆を優勝まで導きたい!」

 

曜「ダンスも、もっともっと元気にしよ!」

 

ルビィ「ん?見て!凄い視聴回数!」

 

後ろの大型モニターにAqpursのライブが配信されていた。

 

善子「わぁ〜!」

 

花丸「ずら〜!」

 

漣「48.349回・・・」

 

千幸「こりゃあ凄えなぁ・・・」

 

千歌「本当・・・こんなに沢山の人が・・・」

 

ダイヤ「生徒数の差を考えれば当然ですわ。これだけの人が見て、私達を応援してくれた。」

 

千歌「あっ!じゃあ入学希望者も・・・」

 

全員が鞠莉の方を見る。鞠莉は何も言わないままだった。

 

善子「どうしたのよ!」

 

梨子「嘘・・・?」

 

ダイヤ「まさか・・・」

 

漣「どうした鞠莉?」

 

千幸「結果はどうだ?」

 

鞠莉「携帯、フリーズしているだけだよね・・・昨日だって何人か増えてたし、全く変わってないなんて・・・」

 

ルビィ「鞠莉ちゃんのお父さんに言われてる期限って、今夜だよね?」

 

ダイヤ「大丈夫。まだ時間はありますわ。学校に行けば正確な数は分かりますわよね?」

 

鞠莉「うん・・・」

 

千歌「よし!帰ろう!」

 

千幸「じゃあ俺のレンタルカーで学校までレッツゴー!!」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。浦の星女学院理事長室。

 

鞠莉「ちょっと待ってて?」

 

すぐにノートパソコンでサイトを見る。

 

果南「どう?」

 

鞠莉「変わってない・・・」

 

入学希望者数は現在80人。

 

曜「そんな・・・」

 

善子「まさか・・・天界の邪魔が!?」

 

千幸「んな訳あるか!」

 

ダイヤ「ではやはり・・・」

 

果南「あと4時間しか無いよ・・・?」

 

梨子「Aqoursの再生数は?」

 

ルビィ「ずっと増え続けてる。」

 

漣「再生数は増えても、入学希望者数は増えてないのか・・・」

 

鞠莉「パパに電話して来る。」

 

 

 

 

交渉開始から1時間経過。

 

曜「遅いね。鞠莉ちゃん・・・」

 

ダイヤ「向こうは早朝だからね。」

 

漣「確かに。今の時間のアメリカは明朝。電話が出ない確率がある。」

 

そこに鞠莉が戻って来た。

 

千幸「鞠莉、どうだった?」

 

鞠莉「ウェイティングだったね。」

 

千歌「お父さんと話せた?」

 

鞠莉「うん。話した。決勝に進んで、再生数が凄い事になってるって。」

 

梨子「それで?」

 

千幸「交渉は、上手く行ったか?」

 

鞠莉「・・・・・」

 

ダイヤ「何とか明日の朝まで伸ばしてもらいましたわ。ただ、日本時間で朝の5時。そこまでに100人に達しなければ、募集ページは停止すると。」

 

漣「後8時間って事だな。」

 

果南「最後通告って事ね。」

 

千歌「でも、後3時間だったのが8時間に延びた!」

 

ルビィ「あ!今1人増えた!」

 

漣「増えたか!」

 

梨子「やっぱり!私達を見た人が興味持ってくれたのよ!」

 

曜「このまま増えてくれれば・・・あっ!」

 

突然千歌が何処かへ向かおうとした。

 

善子「ちょっ、何処行くのよ!?」

 

千歌「駅前!浦の星をお願いしますって皆にお願いして・・・それから・・・それから・・・」

 

梨子「今からじゃ無理よ・・・」

 

千幸「今夜中だぞ?こんな時間に中学生が出歩いてる訳無いだろ?」

 

千歌「じゃあ!今からライブやろう!それをネットで・・・」

 

果南「準備してる間に朝になっちゃうよ?」

 

千歌「そうだ!!」

 

しかし曜が千歌を抱き締めた。

 

曜「落ち着いて!大丈夫、大丈夫だよ・・・」

 

千歌「でも、何もしないなんて・・・」

 

漣「千歌。どうにかしたい気持ちは分かる。けど、ここで焦って失敗したら今までの苦労が徒労になる。ここは信じよう。」

 

果南「そうよ。信じるしかないよ。今日の私達を。」

 

千歌「・・・そうだよね、あれだけの人に見てもらえたんだもん。大丈夫だよね。」

 

ダイヤ「さぁ!そうとなったら皆さん帰宅して下さい。」

 

花丸「帰るずらか?」

 

善子「何か1人で居るとイライラしそう・・・」

 

曜「落ち着か無いよね。気になって・・・」

 

果南「だって。」

 

ダイヤ「仕方無いですわね。」

 

千歌「じゃあ、居ても良いの!?」

 

ダイヤ「皆さんの家の許可と、理事長の許可のあれば・・・」

 

鞠莉「勿論!皆で見守ろう!」

 

ルビィ「あっ!また1人増えた!」

 

 

 

 

 

 

全員が泊まる事になった。家の許可を貰ってる。

 

ルビィ「あれっきり・・・全然増えない・・・」

 

千幸「87人。残りは13人かぁ。」

 

善子「・・・やっぱりパソコンが可笑しいんじゃないの!?」

 

漣「バカ!」

 

ビンタで善子の頭を軽く叩いた。

 

善子「痛!」

 

漣「深夜に募集する学生なんて居ないだろ。それくらい考えろ。それにパソコンは正常だ。」

 

ダイヤ「そうですわ。これが現実なのですわ。これだけの人が浦の星の名前を知っても、わざわざここまで通おうとは思わない。」

 

果南「例え街が綺麗で、人が優しくても、わざわざここへ通おうなんて思わない。」

 

すると誰かの腹が鳴った。

 

梨子「そう言えば、お昼食べた後何も食べてないわね!」

 

漣「じゃあ俺達が買い出しに行って来る。」

 

千幸「食いたいのがあったら言ってくれ。」

 

 

 

 

 

 

コンビニで夜食を購入した。

 

レンタルカー車内。

 

漣「沢山買ったな。殆どおでんだけどな。」

 

千幸「良いじゃねえか。最近おでん食ってねえからな。」

 

漣「それにしても、Aqoursの顧問をやってからもう6ヶ月かぁ。」

 

千幸「色々あったもんな。加入だったり、秋葉でライブだったり、地区予選突破したりと。」

 

漣「もしかしたら俺達、教師に向いてるかもな。」

 

千幸「よしてくれよ。そうしたら社長に怒られちゃうぞ。」

 

漣「冗談冗談。けど、浦の星女学院を救わねえとな。けど、朝5時までに間に合うのか不安だな・・・」

 

千幸「大丈夫だって。Aqoursが頑張った成果が芽生えるの俺は信じてるぜ。だから漣、彼女達の奇跡を信じてみようぜ?」

 

漣「そうだな。じゃあ帰って、奇跡を願っておでんパーティだ!」

 

千幸「良いね良いね!」

 

 

 

 

 

 

全員が夜食を食べ終えた後。

 

ルビィ「94人・・・」

 

梨子「後6人・・・時間は?」

 

漣「午前4時10分。」

 

果南「後1時間も無い。」

 

千歌「お願い!お願いお願いお願い・・・お願い!!増えて!!」

 

梨子「千歌ちゃん・・・」

 

しかしまだ増えない。

 

千歌「ん?流石の曜ちゃんも、睡魔には勝てないか。」

 

ぐっすり寝てる曜を見てそう言った。

 

曜「寝てないよ。」

 

千幸「起きてたんかい。」

 

曜「けど、待ってるのちょっと疲れてきた。」

 

 

 

 

 

 

外は夜明け。

 

漣「良い夜明けだな〜。こんな夜明け見るの久し振りだな〜。」

 

千歌「あ〜あ。後6人!お願い!!」

 

曜「くすっ。お願いします!」

 

漣「神頼みか?」

 

すると果南が。

 

果南「お~~~~い!!!浦の星は、良い学校だぞーー!!」

 

大声で叫んで宣伝した。

 

曜「お~~~い!絶対後悔させないぞーー!」

 

千歌「皆良い子ばっかだぞーーー!!」

 

漣「声が届くと良いな。」

 

千歌「ほらほら漣さんも!」

 

漣「え?俺も?」

 

曜「何か言って?」

 

漣「え、えっと・・・おーーーーーい!!浦の星女学院は綺麗だぞーーーー!!!」

 

梨子「私が~保証する~~~!!」

 

千歌「へへっ、保証されちった。」

 

梨子「私の保証は間違い無いわよ?」

 

漣「どんな保証だよ!」

 

5人「あはははははは!」

 

しかしそこに。

 

ルビィ「千歌ちゃん!!来て!!」

 

千幸「漣!!お前も来い!!」

 

急いで理事長室に向かった。

 

 

 

 

 

 

ノートパソコンを見ると。

 

漣「97人!」

 

千歌「後3人!!」

 

ダイヤ「でも、時間はもう・・・」

 

千幸「後10分・・・」

 

千歌「お願い!!お願い!!」

 

鞠莉「・・・・・」

 

千歌「98!!」

 

鞠莉「っ!?」

 

果南「時計は?」

 

漣「ヤバイぞ!後1分!」

 

千歌「大丈夫!大丈夫・・・!!絶対に届く・・・大丈夫・・・届く・・・届く・・・」

 

時間が5時になった。入学希望者数は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

98人で募集終了となってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「っ!?募集終了・・・?」

 

漣・千幸「・・・・」

 

ダイヤ「時間切れですわ・・・」

 

千歌「そんな・・・大丈夫だよ。後1日あれば・・・ううん、半日で良い・・・1時間でも良い・・・それで絶対大丈夫・・・」

 

ダイヤ「それが約束ですから・・・」

 

梨子「でもそれだけだったら・・・」

 

曜「そうだよ。ずっとじゃなくて良いんだよ・・・?後1日だけ・・・」

 

ダイヤ「何度も掛け合いましたわ・・・一晩中何度も何度も・・・ですが、もう既に2度も期限を引き延ばして貰ってるのです・・・」

 

鞠莉「幾らパパでも全てを自分1人の権限で決める事は出来ない。もう限界だって・・・」

 

ルビィ「でも、1日なら・・・」

 

善子「この前だってそれで・・・」

 

鞠莉「今頃もう、統合の手続きに入ってる・・・」

 

梨子「じゃあ、本当にもう駄目って事・・・?」

 

悲しみの空間に包まれた理事長室。

 

漣・千幸「・・・・・」

 

千歌「駄目だよ・・・だって私達まだ足掻いてない・・・精一杯足掻こうって約束したじゃん!やれる事を全部やろうって言ったじゃん・・・!」

 

果南「全部やったよ。そして、決勝に進んだ。私達はやれる事はやった・・・」

 

千歌「・・・じゃあ何で、学校が無くなっちゃうの・・・学校を守れないの・・・そんなの・・・そんなの・・・」

 

鞠莉が交渉をしようとした。

 

ダイヤ「お止めなさい!」

 

鞠莉「もう一度だけパパに連絡してみる!」

 

果南「これ以上言ったら、鞠莉が理事長を辞めるように言われる!受け入れるしかない。学校は無くなる・・・」

 

 

 

 

 

 

統廃合が決定された浦の星女学院。

 

鞠莉『浦の星女学院は、次年度より沼津の高校と統合する事になります。皆さんは来年の春よりそちらの高校の生徒として、明るく元気な高校生活を送ってもらいたいと思います!』

 

 

 

 

2年の教室。千歌が上の空になってる。

 

曜「千歌ちゃん!千歌ちゃん!」

 

千歌「ん?」

 

曜「次、移動教室だよ?」

 

千歌「あ、そっか。」

 

いつき「千歌ー!いよいよ決勝だね!ラブライブ!」

 

むつ「このまま優勝までぶっちぎっちゃってよー!」

 

よしみ「また良い曲聞かせてね!」

 

千歌「・・・うん。」

 

いつき「アキバドームだもんね!思い切り動き回らないと!皆に見えるように!」

 

むつ「私達も、声が届くように大声出して・・・」

 

すると千歌が立ち上がった。

 

曜「千歌ちゃん・・・?」

 

千歌「そうだよね!優勝目指して頑張る!」

 

笑顔を見せた。

 

むつ「もお〜!びっくりするじゃーん!」

 

廊下から聞いてた梨子が悲しんでる。

 

 

 

 

放課後。

 

梨子「今は前を向こう?ラブライブはまだ終わってないんだから・・・」

 

千歌「分かってる。」

 

早歩きで部室へ向かった。

 

 

 

遠くから漣が覗いてた。

 

千幸「どうだ?千歌の様子は。」

 

漣「真剣な顔をしてたんだが、内心学校が無くなる事にショックしてる。」

 

千幸「そうだろうな。この学校が無くなるのか・・・」

 

漣「音ノ木坂学院のように行かなかった・・・」

 

2人は残念な気持ちになった。

 

漣「だがラブライブは近付いて来る。辛い気持ちを洗い流して、新たに気持ちを入れ替えよう。」

 

千幸「そうだな。」

 

 

 

 

 

 

夕方の浦の星女学院。

 

ダイヤ「学校が統合になったのは残念ですが、ラブライブは待ってくれませんわ!」

 

果南「昨日までの事は忘れて、今日から気持ちを新たに決勝目指して頑張ろう!」

 

漣「そうだ!俺達が全力で顧問をやる!」

 

千幸「俺達のように元気出せよ!」

 

善子「勿論よ!5万5000のリトルデーモンが待っている魔窟だもの!」

 

花丸「皆善子ちゃんの滑り芸を待ってるずら~。」

 

千幸「滑り芸期待してるぞ〜善子ちゃん。」

 

善子「ヨハネ!!」

 

ルビィ「そ、それに!お姉ちゃん達は、3年生はこれが最後のラブライブだから・・・だから・・・だから、絶対に優勝したい!」

 

ダイヤ「ルビィ・・・」

 

鞠莉「イエス!じゃあ優勝だね!」

 

果南「そんな簡単な事じゃないけどね。」

 

漣「急に目標デカくなったな。」

 

梨子「でも、そのつもりで行かないと!」

 

千歌「・・・うん、優勝しよう・・・」

 

漣「よしじゃあ練習始めようか!」

 

千幸「ライブ後だから念入りにな!」

 

7人「おーーー!」

 

漣「まず最初はストレッチだ!」

 

千歌「そうだよね、今はラブライブに集中してよっと。」

 

全員がストレッチを始めた。千歌は昨日の募集終了を思い出して涙を流した。

 

曜「千歌ちゃん・・・」

 

果南「千歌・・・」

 

千幸「悲しい気持ちがいっぱいなんだな・・・」

 

千歌「どうしたの?皆?」

 

漣「・・・千歌、今日の練習はこの辺で止めようか?」

 

千歌「えっ?何で?平気だよ?」

 

鞠莉「ごめんね。無理にでも前を向いた方が良いと思ったけど、やっぱり、気持ちが追い付かないよね・・・?」

 

千歌「そんな事無いよ?ほら、ルビィちゃんも言ってたじゃん!鞠莉ちゃん達最後のライブなんだよ?それに・・・それに・・・」

 

果南「千歌だけじゃない。皆そうなの・・・」

 

ダイヤ「ここに居る全員、そう簡単に割り切れると思っているんですの?」

 

漣「辛いのはお前だけじゃない。皆辛いんだ。」

 

果南「やっぱり、私はちゃんと考えた方が良いと思う。本当にこのままラブライブの決勝に出るのか、それとも・・・」

 

ダイヤ「・・・そうですわね。」

 

千歌「ま、待ってよ。そんなの出るに決まってるよ!決勝だよ!?ダイヤさん達の!」

 

鞠莉「本当にそう思ってる?自分の心に聞いてみて?千歌っちだけじゃない。ここに居る皆・・・」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。梨子は部屋でピアノを弾いていた。

 

 

 

 

同じ頃ルビィは、部屋でスクールアイドルの本を読んでた。

 

 

 

 

翌日の図書室。花丸が本を受け取った。本を捲ると、「ラブライブ頑張って」のメッセージがあった。

 

 

 

 

その日の夕方。曜は夕日の海を眺めていた。

 

 

 

 

同じ頃善子は、部屋から外の景色を眺めていた。

 

 

 

 

同じ頃果南は、ダイビングショップでノートを読んでいた。

 

 

 

 

同じ頃ダイヤと鞠莉は理事長室に居た。鞠莉は涙を流して泣いていた。ダイヤが寄り添う。

 

 

 

 

そして千歌は、漣と千幸と一緒に十千万の近くの浜辺から海を眺めていた。辛い気持ちがいっぱいだった。

 

 

 

 

 

 

翌日の浦の星女学院の屋上。

 

曜「おはよう。」

 

千歌「おはよう。」

 

漣「曜、元気だな。」

 

梨子「やっぱり、皆ここに来たね。」

 

善子「ギラン!」

 

鞠莉「結局皆同じ気持ちって事でしょ?」

 

梨子「出た方が良いって言うのは分かる。」

 

ルビィ「でも、学校は救えなかった・・・」

 

花丸「なのに決勝に出て歌って・・・」

 

善子「例えそれで優勝したって・・・」

 

ダイヤ「確かにそうですわね。」

 

果南「でも、千歌達は学校を救う為にスクールアイドルを始めた訳じゃない。」

 

曜「輝きを探す為。」

 

鞠莉「皆それぞれ自分達だけの輝きを見付ける為。でも・・・」

 

千歌「見付からない。だってこれで優勝しても、学校は無くなっちゃうんだよ?奇跡を起こして、学校を救って、だから輝けたんだ。輝きを見付けられたんだ!学校が救えなかったのに、輝きが見付かるなんて思えない!私ね、今はラブライブなんてどうでもよくなってる。私達の輝きなんてどうでもいい!学校を救いたい!皆と一緒に頑張って来たここを・・・」

 

すると漣が千歌の両肩に両手を置いた。

 

漣「千歌、何時迄も悲しんでたら前に進めない。学校が無くなるのは俺達だって悲しい。けど、このまま何もしないでずっと悲しんでたらラブライブに出場出来ない。お前が探し求めてる輝きを掴めない。」

 

千歌「でも・・・でも・・・学校を救えなかったんだよ・・・?輝きなんて・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ救ってよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11人「っ!?」

 

声が聞こえた。下を見ると。

 

千歌「っ!」

 

浦の星女学院全生徒が中庭に立っていた。

 

よしみ「だから救って!ラブライブに出て!」

 

むつ・いつき・よしみ「優勝して!!」

 

曜「皆・・・」

 

千歌「出来るならそうしたい!!皆ともっともっと足掻いて、そして!!」

 

いつき「そして?」

 

千歌「そして!学校を存続させられたら・・・」

 

むつ「それだけが学校を救うって事?」

 

千歌「っ!?」

 

むつ「私達、皆に聞いたよ!千歌達にどうして欲しいか!どうなったら嬉しいか!」

 

いつき「皆一緒だった!ラブライブで優勝して欲しい!千歌達の為だけじゃない!私達の為に!学校の為に!」

 

よしみ「この学校の名前を残してきて欲しい!!」

 

ダイヤ「学校の・・・」

 

むつ「千歌達しかいないの!千歌達にしか出来ないの!!」

 

いつき「浦の星女学院スクールアイドル、Aqours!その名前をラブライブの歴史に、あの舞台に永遠に残して欲しい!!」

 

よしみ「Aqoursと共に、浦の星女学院の名前を!!」

 

むつ・いつき・よしみ「だから!だから!だから!」

 

 

 

 

 

 

浦の星女学院全生徒「輝いて!!!!!」

 

 

 

 

 

 

鞠莉「優勝して、学校の名前を・・・」

 

果南「ラブライブに・・・」

 

漣「そうすれば、浦の星女学院は伝説になれる・・・」

 

曜・梨子「千歌ちゃん、や・め・る?」

 

千歌「止める訳ないじゃん!決まってんじゃん!決まってんじゃん決まってんじゃん!優勝する!ぶっちぎりで優勝する!相手なんか関係無い!秋葉ドームも!決勝も関係無い!優勝する!優勝して、この学校の名前を、一生消えない思い出を作ろう!!!」

 

鞠莉「おー!アローでもショットガンでも持って来いって感じね!」

 

千幸「ラブアローシュートか?」

 

果南「でも、見てるだけで何か熱くなってくる!」

 

ダイヤ「ですわね!」

 

善子「全リトルデーモン!決戦の時が来ました!ヨハネと一緒に堕天するわよ!」

 

曜「あー!じっとしてられない!皆走りに行こ!」

 

果南「ほら行くよー!」

 

花丸「まるもずらか!?」

 

ルビィ「ピギィ!」

 

漣「おいズルいぞ!俺も走る!」

 

千幸「ジーッとしてても、ドーにもならねえ!俺も走るぜヒャッハー!!!」

 

ダイヤ「ほら梨子さんも!」

 

梨子「遂に普通じゃない、本当の怪獣になっちゃうのかも。千歌ちゃんは・・・」

 

善子「ちょっと待ちなさい!待ってよーーー!!」

 

漣「待てって言われて待つ奴なんて居ねえよー!」

 

千歌も走ろうとした時、1枚の羽根が空へ舞い上がって行くのが見えた。千歌はラブライブを目指して頑張る事を決意した。

 

「END」




         キャスト

       朝霧漣:荒井敦史

      城戸千幸:池岡亮介

      高海千歌:伊波杏樹
      桜内梨子:逢田梨香子
      松浦果南:諏訪ななか
     黒澤ダイヤ:小宮有紗
       渡辺曜:斉藤朱夏
      津島善子:小林愛香
     国木田花丸:高槻かなこ
      小原鞠莉:鈴木愛奈
     黒澤ルビィ:降幡愛

       よしみ:松田利冴
       いつき:金元寿子
        むつ:芹澤優
      しいたけ:麦穂あんな
  アキバレポーター:高森奈津美

      女子生徒:鈴代紗弓
           橋下結
           武藤志織
           芽衣
           久保田ひかり
           小松奈生子
           岡咲美保
           鎌倉有那
           二ノ宮愛子
           樋口桃
           木本久留美
           中村紗彩
           小田果林
           雨宮夕夏
           内田愛美
           三浦愛恵

次回「HAKODATE」
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