メイド『お嬢様ー!!鞠莉お嬢様ー!!』
1人のメイドが鞠莉の名前を大声で叫んでた。
伊豆の国パノラマパークロープウェイに鞠莉が乗っていた。果南とダイヤも一緒だった。
ダイヤ『どうするんですの?大事になっていますわよ?』
果南『諦める?』
鞠莉『嫌!!流れ星にお祈り出来なかったらきっとダメになっちゃう!!』
彼女は流れ星を見ようと、ロープウェイに乗っていたのだった。
ロープウェイが駅に到着した。3人が駅から降りる。
ダイヤ『もっと星が良く見える場所は・・・?』
果南『分からない・・・』
鞠莉『あっち!』
3人は走って星が見える展望台へ目指す。
ダイヤ『方向は!?』
果南『この上行ってみよ!』
展望台に到着したが、空は曇りだった。
ダイヤ『そんな・・・!』
果南『これで確かめなきゃ、まだ分からないよ?』
リュックから星座早見盤を出した。それを鞠莉が持って、空を見ようとしたが。
果南『あ、雨・・・』
ダイヤ『そんな!これじゃお祈り出来ませんわ・・・』
雨が降ってしまった。
鞠莉『折角来たのに・・・』
彼女は泣いてしまった。
果南『泣かないで!』
すると果南が早見盤に何かを描いた。
果南『ほら、これで大丈夫!』
流れ星の絵を描いて元気付けた。
あれから時が流れて現在。鞠莉が部屋から夜空を眺めていた。
鞠莉「ずっと一緒に居られますように・・・」
あれから月日が流れ、お正月になった。
漣と千幸の部屋。漣がにこと通話していた。
にこ『そう、来れないの。』
漣「悪いな。高速道路が大雪で通行止めになっちまってるんだ。折角今日皆で正月を楽しもうと思ってたのにな・・・」
にこ『分かったわ。皆に話しておくから。』
漣「ありがとな。春頃に延期しよう。丁度顧問終えた頃だし。」
にこ『OKよ。その日を待ってるわ。じゃあね。』
漣「ああ。それと俺達の代わりに結羽介でも誘って楽しんでくれ。」
にこ『そうするわ。じゃあね。』
通話終了。
漣「くそ、大雪のお陰で高速道路が通行止めになるとは。」
千幸「そう落ち込むなよ。また何時でも帰省出来るじゃねえか。」
漣「まぁそうだけど、彼奴ら色々仕事とかあるからな。」
そこに晴れ着姿の志満が襖を開けた。
志満「漣君、千幸君。おせち食べましょ?」
漣・千幸「は〜い。」
一方その頃千歌はと言うと。
千歌「ふっ!」
晴れ着姿で筆を持って習字をしていた。筆が隣に座ってるしいたけの右目に当たった。しいたけの右目が墨汁で塗り潰された。
千歌「ていっ!」
半紙に何かを書き始める。しかし今度はしいたけの左目に墨汁が当たってパンダみたいになってしまった。
リビング。
千歌「じゃーん!!あけましておめでとうございます!!」
書いた字は「お年玉」だった。かなり綺麗な字。
千歌の母「はい。おめでとう。」
漣「あけおめ。」
千幸「あけおめ。千歌。」
美渡「あけおめ〜。」
志満「おめでと〜。」
おせちを食べてる5人。
千歌「それより、お正月ですよね?」
志満に見せるが、志満は酒を飲んでる。
千歌「お正月!ですよね?」
今度は美渡に見せるが、美渡はスルーしておせちを食べる。
千歌「お正月・・・で・す・よ・ね?」
今度は母に見せる。
千歌の母「こーら。はしたない。」
漣「そうだぞ千歌。行儀悪いぞ。」
千幸「どうだ?お前もおせち食うか?」
千歌「コホン!今年で高校3年になる私が言うのもなんですが、一応学生の間は頂けると言う話が一般的と聞いた事もありますし・・・ちょっと懐も寂しいと言うか・・・」
千歌の母「あぁ〜!分かってるわよ?」
千歌「やったー!!」
だるまをプレゼント。
千歌の母「はい、どうぞ。」
今度は傘。
千歌の母「これかしら?」
今度は大玉。
千歌「お年玉!」
千歌「もー!そう言うのいいから!!」
美渡「あんたまだ貰うつもりで居たの?」
漣「高校生になってもお年玉を貰いたいなんて・・・」
志満「梨子ちゃん、「もういらない」ってご両親に言ったらしいわよー?」
千幸「おぉ。梨子大人だな。」
美渡「じゃあ千歌も貰えないよね~?」
千歌「よそはよそ、うちはうちでしょ!何時もお母さんも志満姉達も、お父さんですら言ってるじゃん!」
漣「因みに俺達は高校生の頃、お年玉必要無いって両親に言ってたぞ?」
千幸「あの時母さんと親父は大人になったね〜って凄く喜んでたな〜。」
千歌「むぅ・・・」
曜『千歌ちゃーん!』
千歌「あぁ、来ちゃった・・・」
漣「曜か?そろそろ行くか。」
千歌「はーい!」
大玉をしいたけの頭に乗せた。絶妙なバランス。
千幸「凄えバランス・・・」
千歌「いい?諦めた訳じゃないからね!!一旦保留ってだけだからね!!」
そう言って外へ出た。
漣「おい待てよ千歌!皆さん行って参ります!」
千幸「行って来ます!」
2人も外へ出た。
美渡「何で強気なんだか・・・」
千歌の母「お正月から忙しそうね。」
志満「練習みたい。ラブライブの。」
千歌の母「おぉ〜、良いよね〜!諦めずに続けるって!」
浦の星女学院前。
善子「ふあぁ〜〜〜〜〜・・・・・」
花丸「大きな欠伸ずら。」
善子「五月蝿い!昨日はリトルデーモンの集い!正月生放送があったの!」
漣「ガキ使か。俺達も観てたぞそれ。」
千幸「いやぁ〜あれ笑い転げたな〜。」
千歌「寒いね・・・」
曜「ダイヤさん達、まだかな・・・」
鞠莉「おぉ!Uターンして来たみたいでーす!」
そこに1台のリムジンが到着した。
ルビィ「お待たせ〜!」
千幸「ようルビィ。ダイヤ。待ってたぞ。」
すると後部座席の窓が開いた。
聖良「明けましておめでとうございます。」
何とSaint Snowの2人が乗っていた。
漣「聖良!理亞!あけましておめでとう!」
千幸「おめでとう!」
善子「うわっ、本当に来た!!」
理亞「悪い?って言うかその格好・・・」
千幸「悪いな。あの子達の正月の挨拶って事で。」
千歌「では皆さん!」
Aqours「明けましておめでとうございまーす!」
挨拶を済ませて練習着に着替えた。
練習着に着替えたが、全員ガクガク震えてる。
千歌「うぅ・・・寒っ・・・」
漣「前言撤回・・・」
理亞「あんた達やる気あんの?」
千歌「一応お正月って言う事で・・・」
理亞「だからって晴れ着で練習出来るかーい!」
千歌「うぅ!」
漣「理亞、良いツッコミ。」
聖良「良い学校ですね。私達と同じ丘の上なんですね。」
千歌「うん!海も見えるし。」
曜「でも、無くなっちゃうんだけどね。」
聖良・理亞「え?」
漣「実は、入学希望者が集まらなくて・・・」
鞠莉「今年の春、統廃合になるの。だから、ここは3月でジ・エンド。」
理亞「そうなの!?」
聖良「でも、ラブライブで頑張って生徒が集まれば・・・」
千歌「・・・ですよね。私達もずっとそう思ってきたんですけど・・・」
聖良「そうだったんですか・・・」
千歌「でもね、学校の皆が言ってくれたんだ。ラブライブで優勝して、「この学校の名前を残して欲しい」って。」
果南「浦の星女学院のスクールアイドルがラブライブで優勝したって。そんな学校がここにあったんだって。」
聖良「最高の仲間じゃないですか!素敵です!」
理亞「じゃあ遠慮しないよ。ラブライブで優勝する為に妥協しないで徹底的に特訓してあげる。」
善子「マジ?」
理亞「マジ。」
花丸「マジずら・・・」
理亞「マジずら!」
ルビィ「マジですか・・・」
理亞「だからマジだって!」
漣「ノリノリだなぁ理亞・・・」
すると鞠莉が歩いた。
ダイヤ「どうしたんですの?」
鞠莉「こうして時って進んでいくんだね。」
漣「じゃあ俺達も、理亞と同じように容赦はしない。お前らを徹底的に鍛えさせてやる。」
千幸「理亞、細かい間違いがあったらすぐに指摘してくれ。」
理亞「ええ。勿論よ。」
3人は微笑み合う。
花丸「漣さんと千幸さんが本気になってるずら・・・」
漣「バカモン!!俺達の事は鬼コーチよ呼べ!!」
千歌「はぁ~・・・はぁ・・・はぁ・・・」
坂を往復でジョギングしたが、果南以外8人がバテてしまった。
漣「お前らどうした?だらしねえぞ。」
聖良「お正月ですからね、皆さん。」
ダイヤ「どう言う事ですの・・・?」
理亞「随分体が鈍ってるって事なの。」
ルビィ「そうかな・・・?」
花丸「ずらぁ・・・」
聖良「体を一度起こさないとだめですね!校門まで坂道ダッシュして、校舎を3周して来てくれますか?」
8人「ええええ!?」
理亞「さっき言ったよ。遠慮しないって。」
漣「俺達は鬼コーチ。手加減と容赦は皆無だ!」
聖良「はい!スタートです!」
千幸「嫌ならプラス5周追加な!」
果南「これやり甲斐あるよね!」
漣「流石だな果南!よっしゃ競争だ!」
果南「負けないよ!」
校舎。
千歌「はぁ・・・はぁ・・・」
梨子「こんな調子で決勝なんて・・・本当に大丈夫なのかな・・・」
聖良「行けると思いますよ。」
千歌「ほんとぉ・・・?」
聖良「ステージって、不思議とメンバーの気持ちがお客さんに伝わるものだと思うんです。今の皆さんの気持ちが自然に伝われば、きっと、素晴らしいステージになると思います!」
千歌「・・・はい!!」
ルビィ「鞠莉ちゃんは?」
千歌「あれ?」
漣「彼奴何処行った?」
千幸「抜け駆けか!?」
ダイヤ「あぁ、何かご両親からお電話だったみたいですが・・・」
千幸「両親から電話?」
花丸「もしかして、統廃合中止ずら?」
善子「ホッホ。この学校を続ける事にしたのだよ。」
漣「おいキャラ作んな。」
鞠莉「皆!」
ルビィ「あ!」
電話から戻って来た鞠莉。
ダイヤ「お話は済みましたの?」
体育館。鞠莉から出た言葉は。
ダイヤ「理事!?」
鞠莉「オフコース!統合先の学校の理事に就任して欲しいって。ほら、浦の星から生徒も沢山行く事になるし、私が居た方が皆も安心出来るだろうからって。」
漣「何故鞠莉に任せるんだ親父さんよ・・・」
理亞「理事って?」
ルビィ「鞠莉ちゃん、浦の星の理事長さんでもあるの。」
理亞「ええ!?」
千幸「その反応、俺達と同じだな。」
千歌「じゃあ、春からも鞠莉ちゃん一緒に学校に!?Aqoursも続けられる!?」
曜「いや、それ留年したみたいだし。」
漣「何時までやる気だお前?」
鞠莉「大丈夫!断ったから!」
11人「ええ!?」
漣「断っちゃったの!?」
鞠莉「理事にはならないよ。私ね、この学校を卒業したら、パパが薦めるイタリアの大学に通うの。」
千幸「イタリアの大学?マジかよ・・・」
鞠莉「だから後3ヶ月。ここに居られるのも。」
夕方の沼津駅。
聖良「では!」
漣「ああ。向こうでも元気でな。」
千歌「もう少しゆっくりして行けば良いのに。」
聖良「ちょっと他にも寄る予定があるので・・・」
千歌「予定?」
ルビィ「ルビィ知ってるよ!2人で遊園地行くんだってー!」
理亞「言わなくていい!!」
ルビィ「ピギィ!」
漣「富士急ハイランドか?」
すると理亞が、千歌にある物を渡した。
理亞「これ、姉様と2人で考えた練習メニュー。」
千歌「ありがとう。」
メニューが書かれた紙を見ると。
善子「ゲッ!こんなに!?」
理亞「ラブライブで優勝するんでしょ?それくらいやらなきゃ。」
聖良「ただの思い出作りじゃないはずですよ?」
千幸「ありがとな2人共。このメニュー使わせてもらうぜ。」
理亞「必ず優勝して。信じてる。」
千歌「うん!」
ルビィ「がんばルビィ!!」
理亞「・・・何それ?」
花丸「ルビィちゃんの必殺技ずら~。」
善子「技だったの!?」
漣「何だこの茶番?」
全員「あははははは!!」
夕暮れの島郷海水浴場。雪が降り始めた。
漣「にしても、鞠莉がイタリアの大学へ留学するとは。」
千幸「親父さんからの薦めとは、鞠莉は親父さんのお墨付きだな。」
千歌「イタリアかぁ・・・」
梨子「そうね。きっとそうなるのかもなーって何処かでは思ってたけど・・・」
曜「実際、本当になるとね・・・」
千歌「後3ヶ月もないんだよね・・・」
曜「ラブライブが終わったら、すぐ卒業式で。」
梨子「鞠莉ちゃんだけじゃないわ。ダイヤさんも果南ちゃんも、漣さんも千幸さんも。」
漣「俺達も顧問としての活動期間は後3ヶ月かぁ。」
千幸「もうそんな時期が来るとはなぁ・・・」
千歌「春になったら、もう皆と一緒に学校帰ったり、バス停で皆とバイバイしたりもなくなって・・・制服も教室も・・・」
梨子「Aqoursはどうなるの!?」
曜「3年生卒業したら・・・」
砂に「Aqours」と書いた。
千歌「分かんない。本当に考えてない・・・何かね、ラブライブが終わるまでは・・・決勝で結果が出るまでは、そこから先の事は考えちゃいけない気がするんだ・・・」
梨子「皆の為?」
千歌「全身全霊、全ての思いを懸けてラブライブ決勝に出て優勝して、ずっと探していた輝きを見付けて・・・それが、学校の皆と、卒業する鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさんに対する礼儀だと思う。」
漣「千歌・・・」
すると梨子が千歌の両頬を触った。
千歌「な、何!?」
梨子「賛成!」
曜「大賛成!」
3人「あははははは!」
漣「楽しそうだな千歌は。けど、Aqoursは無くなるのか?μ`sのように。」
千幸「そこはあの子達が決める事だ。顧問の俺達が口出しする場面じゃない。」
漣「そうだな。」
その日の夜。鞠莉は幼い頃持ってた星座早見盤を見ていた。
ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!
淡島遊歩トンネル。イルミネーションが点いてる。
鞠莉「ここのトンネル、久しぶりですねー!」
果南「落ち着くからね。」
ダイヤ「ですわね。」
鞠莉「で、何の用?もしかしてイタリア行くなとか言い出すんじゃないよね?」
果南「1年前だったら、言ってたかもだけどね。」
鞠莉「じゃあ、何の相談も無く決めたから怒ってる?」
ダイヤ「それも違いますわ。」
果南「話しとこうと思って。」
鞠莉「ん?」
ダイヤ「実は私も、東京の大学に推薦が決まりましたの。」
果南「私は海外でダイビングのインストラクターの資格、ちゃんと取りたいんだ。」
鞠莉「じゃあ・・・」
果南「うん。卒業したら、3人バラバラ。」
何とダイヤは東京の大学の推薦が決まった。果南はダイビングのインストラクターの資格を取得する為留学するのだった。
ダイヤ「ここには誰も残らず、簡単には会えない事になりますわね。」
果南「一応言っておこうと思って。」
鞠莉「・・・そう。」
果南「お互い相談しないで、3人共自分で決めてたなんて。」
ダイヤ「あんなに喧嘩したのに、相変わらずですわね。お互い。」
果南「だね。」
すると果南が走り出して、止まって後ろに振り向いた。
果南「ハグ、しよ?」
鞠莉とダイヤは、果南に向かって走り出し、3人でハグし合った。
小原家付近。
果南「そう言えば鞠莉、よく抜け出してたっけ。」
鞠莉「それならあなた達も同罪でーす。」
ダイヤ「鞠莉さんが黙って出て来るからですわ。」
鞠莉「だって、言ったら絶対NO!って言われるに決まってるからね。」
ダイヤ「お陰で、あれから凄く厳しくなりましたもの。」
果南「抜け出せないように、鞠莉の部屋が2階になって・・・」
ダイヤ「次は3階ですわよね。」
果南「それでもダメだって4階になって・・・」
ダイヤ「今考えると親御さんのご苦労が分かりますわ。」
幼い頃鞠莉は、よく家から脱走して親から怒られて部屋を最上階にされてしまった過去を持っていた。
鞠莉「だって、2人と遊んじゃダメなんて言うんだもん。」
果南「終いには勘当だっけ?」
鞠莉「果南とダイヤと遊んじゃダメだって言うなら、パパもママも勘当します!」
ダイヤ「小学生の子供が、親に勘当を言い渡すなんて聞いた事ありませんわ。」
鞠莉「それを教えてくれたのダイヤだよ?」
ダイヤ「そうでしたっけ・・・?」
果南「子供だったよね。」
鞠莉「でも楽しかった。エブリデイ、何か新しい事が起きていた。一度しか言わないから、よく聞いて。私は、果南とダイヤに会って色んな事を教わったよ世界が広い事。友達と居ると時間が経つのも忘れる程楽しい事。喧嘩の仕方に仲直りの仕方。2人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだ1つも知らないままだった。ずっとあの部屋から出て来られなかった。あの日から3人居れば何でも出来るって、今の気持ちがあれば大丈夫だって、そう思えた!thank you!」
2人に感謝した鞠莉。すると。
鞠莉「あっ・・・」
雨が降り始めた。
ダイヤ「雨、ですわ・・・」
果南「またー?全くダイヤは・・・」
ダイヤ「待って私?雨女は鞠莉さんでしょ?」
鞠莉「ホワーイ?果南だよー。」
果南「訴えるよ?・・・ふふ。」
鞠莉「ふふ。」
ダイヤ「ふふっ。もしかしたら神様が願いを叶えさせたくないのかもしれませんわね。」
果南「3人がずっと居られますように?」
鞠莉「そんな心の狭い神様は勘当デース!」
3人「・・・あはははははは!!」
果南「これで、終わりで良いの?」
鞠莉「え?」
果南「このままあの時と同じで、流れ星にお祈り出来なくて良いの?」
鞠莉「果南・・・」
果南「私は嫌だな。3人居れば何でも出来るって思ってたんでしょ?だったらやってみなきゃ。」
鞠莉「でも・・・」
果南「それに、今はもう3人じゃない。探しに行こうよ。私達だけの星を!」
鞠莉「私達だけの、星・・・」
一方その頃千歌は。
千歌「おぉぉぉぉ年玉ー!!」
自分の部屋の机の上にお年玉のぽち袋があった。
千歌「どれどれー?・・・ん?」
ぽち袋を開けると、温泉へGO!と書かれた紙切れがあった。
千歌「温泉へGO?」
温泉へ向かった。
千歌「お年玉!!」
温泉へ入ると、父のGO!の看板があった。
千歌「もおおおお!!!」
父へ会いに行った。
千歌「お年玉!」
父から団子貰った。
食堂へ行くと、漣と千幸と志満と美渡がみかんを食べていた。
千歌「あれ?お母さんは?」
美渡「東京。」
千歌「そうなの?」
漣「さっき行った。」
千幸「どうした?そんなに慌てて。」
志満「あ、そうそう。これ母さんから千歌ちゃんにって。」
手紙を渡した。
千歌「玄関の玉?」
玄関へ行くと。ラブライブ!全面協力!と姉達と両親としいたけの名前が書かれた大玉が光っていた。
千歌「皆・・・ありがとう・・・」
漣「良いお年玉じゃねえか。」
するとそこに。
果南「千歌ー!漣くーん!千幸くーん!」
千歌「ん?」
漣「果南か?」
千幸「こんな時間にどうした?」
玄関へ出ると、果南が居た。
果南「ちょっと出掛けない?」
千歌「出掛けるって・・・雨だよ?」
漣「え!?お、お前らまでどうした?」
何と他のメンバー達も来ていた。
曜「皆集まれって。」
善子「全く迷惑な話よ。今夜も放送があるって言うのに。」
千幸「ウルトラマンDASHか?」
ルビィ「でも、何か楽しい!」
千歌「何処へ行くつもり?」
するとそこに1台のバスが着いた。
7人「うわあ!?」
漣・千幸「ば、バス!?」
果南「取り敢えず夜のドライブ!」
漣「夜の!?」
千幸「ドライブ!?」
7人「ええ!?」
果南「さぁ皆乗った乗ったー!」
善子「クックック、ここから始まるのか。デスドライブが!」
花丸「何言ってるずら!!」
ルビィ「縁起でも無い・・・」
ダイヤ「ちょっと詰めて下さい!」
漣「ってか誰のバスだ?」
千幸「分かんねぇ。」
曜「あれ?千歌ちゃんは・・・?」
梨子「上着取って来るって・・・」
上着を取りに行った千歌が戻って来た。
千歌「ごめーん!お待たせー!」
10人がバスに乗った。漣と千幸は後部座席に座ってる。そして運転手は。
鞠莉「準備オーライ?」
10人「えぇ!?」
千歌「鞠莉ちゃん!?」
果南「海外だと必要だからね。誕生日迎えた時に取ったんだって。」
漣「あそうか。鞠莉は18歳だから自動車免許取れる年齢になったな。鞠莉大丈夫なのか?」
鞠莉「もうすっかり慣れてるから心配しないでね?」
千歌「結局何処へ行くの?」
鞠莉「勿論、星を探しにね!」
10人「えぇ!?」
漣・千幸「星を探しに!?」
鞠莉「レッツゴー!!」
雑にバックして、雑に前進してブレーキした。
千歌「大丈夫・・・?」
漣「おい鞠莉大丈夫か?運転代わろうか?」
鞠莉「お、オールライト・・・」
バスが道路を颯爽と走る。
漣「にしても鞠莉の奴、何時の間に自動車免許を・・・?」
千幸「俺達が知らない間に・・・」
果南「それにしても、まさか鞠莉の運転する車の助手席に座る日が来るなんてね。」
鞠莉「それは私の台詞。まさか果南の隣で走る日が来るなんて。」
果南「まぁダイヤが運転しているよりは安心かぁ。」
ダイヤ「その台詞、そっくりそのままお返ししますわ。」
10人「あはははは!」
海を見ると。
曜「あ!見て見て!船の光りかな?」
梨子「綺麗ね!」
千歌「何かワクワクするね!」
梨子「うん!考えてみたら、こんな風に何も決めないで11人で遊びに行くなんて初めてかも!」
鞠莉「だから皆で来たかった!」
果南「本当は、3人だけの予定だったんだけど。」
ダイヤ「11人が良いって。」
鞠莉「うん。」
漣「へぇ〜。確かにそうだな。」
千幸「大人数で行ったら楽しさ倍だもんな。」
千歌「・・・あ、星!」
果南「本当!?」
ダイヤ「え!?何処ですの!?」
千歌「鞠莉ちゃん!!」
鞠莉「オーライ!」
するとバスが空を飛んだ。雨雲を抜けて、星が見える空まで飛んだ。月も見えた。
バスは西伊豆スカイライン土肥駐車場に到着した。
ダイヤ「雨、ですわね・・・」
果南「何をお祈りするつもりだった?」
鞠莉「決まってるよ。」
果南「ずっと一緒に居られますように?」
ダイヤ「これから離れ離れになるのに?」
鞠莉「だからだよ。だからお祈りしとくの。何時か必ず、また一緒になれるようにって!でも、無理なのかな・・・?」
千歌「なれるよ!」
10人「え?」
千歌「絶対一緒になれるって信じてる!鞠莉ちゃん、それ良い?」
鞠莉「え?」
星座早見盤を千歌に渡した。千歌はドアを開けて外へ出た。
漣「千歌?」
千幸「風邪引くぞ?」
星座早見盤を空に掲げる。
千歌「この雨だって、全部流れ落ちたら必ず星が見えるよ。だから晴れるまで・・・もっと、もっと遊ぼう!」
すると8人が千歌の手に手を重ねた。
千歌「皆!」
鞠莉「晴れなかったら、神様も勘当でーす!」
Aqours「あははははは!!」
漣「あの9人を見てると、本当にμ`sを思い出すな。」
千幸「だな。お!皆見ろ!」
何と雨雲が去り、満点の星空が広がった。
EXTRA「おおおお!!!」
Aqours「わああーーー!!」
曜「凄い・・・本当に晴れた!」
ルビィ「あ!」
善子「堕天使?」
花丸「流れ星ずら〜。」
果南と鞠莉とダイヤが流れ星に向かってお祈りした。
ルビィ「あ!また!」
曜「あ!こっちも!」
善子「リトルデーモンの涙・・・!」
花丸「流れ星ずら〜。」
ルビィ「綺麗〜。」
梨子「あ!また!」
漣「満点の星空へ思いを馳せる。」
千幸「諦めるな。その勇気で限界を越えろ。」
翌朝。
千歌『見付かりますように。輝きが。私達だけの輝きが・・・見付かりますように!』
バスの中で9人が眠っていた。
漣と千幸は朝の空を眺めていた。
千幸「ん〜・・・あぁ〜!気持ちの良い朝だ〜。」
漣「後3ヶ月かぁ。それまでAqpursをラブライブへ向けて練習させないとな。」
千幸「だな。応援してくれてる皆の為に頑張らねえとな。」
ラブライブまで後2ヶ月。
「END」
キャスト
朝霧漣:荒井敦史
城戸千幸:池岡亮介
高海千歌:伊波杏樹
桜内梨子:逢田梨香子
松浦果南:諏訪ななか
黒澤ダイヤ:小宮有紗
渡辺曜:斉藤朱夏
津島善子:小林愛香
国木田花丸:高槻かなこ
小原鞠莉:鈴木愛奈
黒澤ルビィ:降幡愛
鹿角聖良:田野アサミ
鹿角理亞:佐藤日向
高海志満:阿澄佳奈
高海美渡:伊藤かな恵
千歌の母:釘宮理恵
しいたけ:麦穂あんな
メイド:山北早紀
矢澤にこ:徳井青空
女子生徒:鈴代紗弓
橋本結
武藤志織
芽衣
久保田ひかり
小松奈生子
岡咲美保
鎌倉有那
二ノ宮愛子
樋口桃
木本久留美
中村紗彩
小田果林
内田愛美
三浦愛恵
次回「浦の星女学院」