フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅。
千歌「ふぅ・・・フィレンツェ到着・・・」
漣「結構長旅だったなぁ。」
曜「どうする?」
花丸「兎に角何か食べるずら〜!」
全員「賛成〜!」
フィレンツェ中央市場。
花丸「あーーーーーーーーーーーーん。」
漣「美味いなこのピザ!」
千幸「流石フィレンツェ中央市場だな!」
千歌「メッセージを見てここまで来たと言うものの・・・」
曜「鞠莉ちゃん達何処に居るのかな?」
梨子「また待っていれば、向こうから接触して・・・来るのかしら?」
曜「携帯は?」
ルビィ「何も・・・多分携帯だと、鞠莉ちゃんのお母さんに分かるようになっちゃうかも・・・」
千歌「そっか・・・」
漣「・・・でもよ、鞠莉のお袋さんが鞠莉を探してるのに、鞠莉達はお袋さんから逃げてる。それって可笑しくね?」
曜「あ、確かにそう考えると・・・」
千幸「直接本人に訊くしかないな。」
江崎「まずは見付けてからじゃないとね。」
月「はいお待たせー!」
Tボーンステーキを差し出した。
千歌「うわっ!何これ!」
梨子「デカ!」
漣「おお!ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ!」
月「そう!ここの名物だよ!」
花丸「頂くずらー!善子ちゃんも!・・・あれ?善子ちゃん?」
善子の姿が何処にも無い。
漣「おーい善子ー!何処に居るー!返事が無い・・・ヨハネー!!・・・ありゃ?」
千歌「消えた?」
梨子「あの堕天使・・・今度は自分が行方不明になってどうすんのよ!!」
月「心当たりは?」
曜「あるとすれば・・・」
ルビィ「ヨハネ・・・善子ちゃん!ヨハネってずっと呟いてた!!」
すぐに善子を探しに行く。
梨子「ったく、何時も何時も!」
ルビィ「あははは・・・」
漣「見えた!」
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に着いた。
千歌「うわああ!デッカーーーー!!!」
曜「何これ!凄ーい!」
月「ドゥオーモ!」
花丸「ドゥオモー?」
漣「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂だ!」
月「この町で一番有名な建物だよ?」
千幸「因みにドゥオーモは、イタリアでの街を代表する教会堂と言う意味だ。」
梨子「凄いわねー!こんな大きいものが町にあるなんて!」
江崎「そんな事より、善子ちゃんは?」
梨子「そうでした!あの堕天使は!?」
周囲を見るが。
ルビィ「居ないね・・・」
???「探し人ですか?」
漣「ん?え!?」
千幸「ほえ!?」
江崎「へ!?」
月「え!?」
千歌「はい、そうなんです。」
ルビィ「ルビィ達と同じ年頃で。」
曜「身長も同じぐらいで。」
梨子「何時も騒がしくて。」
花丸「自称”堕天使”の痛い子ずら。」
善子「成る程。それはとても崇高なお方。」
探し人が目の前に居た。
5人「どわあああ!?」
漣「お前何やってんの?」
ルビィ「善子ちゃん!」
善子「善子ではありません。ヨハネです!」
梨子「本当に心配したんだから・・・っで、その格好は何?」
千幸「天使か?ってか捕まるぞ?」
善子「落ち着きなさい。凡人リリーとカズよ。」
梨子「物凄く落ち着いてる!ってかリリー禁止って言ったわよね!?」
千幸「凡人カズって何だ!」
善子「私は今、堕天使ヨハネではありません!」
漣「じゃあ何者なんだお前は?」
善子「守護聖人ヨハネからこの地で・・・天使の聖を授かったのです!」
スマホで撮った大聖堂内との2ショットを見せる。
4人「お、おう・・・」
月「色んな子が居るんだね〜!Aqoursって!」
江崎「えぇ、凄く個性あるわね。」
漣「はぁ・・・」
千幸「どんどん痛くなって行くな・・・」
梨子「はぁ・・・心配して損した・・・」
善子「さぁ皆さん、この天使ヨハネの導きによって、あの天上界へ目指しましょう!」
大聖堂の天辺。
千歌「天上界?」
漣「クォーポだな。ドゥオーモの天蓋だ。」
善子「丁度最後のお導きが空いておりました。」
チケットを出した。
善子「はい!お1人15ユーロ!お納め下さい!」
梨子「お金取るの!?」
千歌「それただのチケットじゃん・・・」
花丸「全然天使じゃないずら・・・」
漣「お前ぼったくりしてんじゃねえよ。」
千幸「ただの堕天使だな。」
善子「キラン!」
クォーポに登った。
曜「おぉ〜!赤い屋根ばっかり〜!」
漣「ひょえ〜!良い絶景〜!」
江崎「夕焼けのお陰で、より綺麗に見えるわね〜!」
梨子「日本だとあまり見ないわよね〜!こんなに統一された街並みって!」
月「うん!何百年も前からずっと同じなんだよ!」
千幸「流石イタリアだな!」
花丸「ここの階段・・・急過ぎるずらぁ・・・」
ルビィ「昔の建物だから、エレベーターとかないもんね。」
善子「満ちている。ヨハネの精霊達が囁く、祝福と宿縁の空気が!」
ルビィ「ん?」
遠くから照らされてる光が見えた。
善子「ん?あれは・・・妖精の瞬き!?」
漣「んな訳あるか!」
千歌「ん?何?」
曜「合図、してるみたいだけど・・・」
千幸「何だあの光?」
月「そう言えば!妖精に導きって!」
漣「あ!そう言う事か!!」
ルビィ「あの光は・・・お姉ちゃん!!」
夜。別荘に到着した。
梨子「本当にここ?」
ルビィ「うん。」
千歌「こんばんはーーー!!」
漣「ん?返事が無えな。すぅーーーーー・・・・」
息を吸ってでかい声を出そうとしたが。
3年生「しぃーーーー。」
ダイヤ「いらっしゃーい!」
ベランダから3人が出て来た。
別荘に入った。
千歌達「うわあああああああ!!!」
漣・千幸「ヒョエーーーーー!!!」
江崎「綺麗な別荘ね〜!」
果南「今度は付けられなかった?」
曜「大丈夫!何度も道を変えたりしてここまでやって来たから!」
ルビィ「お姉ちゃん!」
ダイヤ「・・・・それにしても、本当にこんな所まで来るなんて。」
鞠莉「ママからは何か連絡はあったの?」
漣「いや、連絡一切無し。それより教えてくれるか?何故お袋さんから逃げてるのかを。」
鞠莉「うん、ちょっとね。」
千歌「ここまで来たんだよ?教えてよ!」
千幸「またあの時の二の舞になりたいのか?」
ダイヤ「確かに千歌さん達が可哀想ですわ。このまま隠しておくのは。」
鞠莉「でも・・・」
果南「実はね、鞠莉が結婚するの。」
衝撃の発言。
千歌「誰かと戦うの?」
果南「それ決闘。」
曜「綺麗好き?」
ダイヤ「潔癖ですわ。」
ルビィ「面白い話?」
果南「傑作ね。」
花丸「まるその話が気になるずら。」
ダイヤ「結末ですわ。」
梨子「ぐぬぬぬ・・・」
善子「結界かしら?」
千幸「事件現場にある?」
漣「被害者の血痕?」
千幸「時空戦士!スピルバン!」
江崎「結晶?」
果南「だから結婚だって。」
全員「えーーーーー!?」
曜「け・・・結婚!?」
花丸「何時の間に!?」
梨子「誰と誰と誰と誰と!?」
千幸「落ち着けお前ら!話が進まねえだろ!」
鞠莉「ウェイト!しないよ。」
曜・花丸・梨子「え?」
漣「果南の嘘か。」
鞠莉「果南!巫山戯ないで!」
果南「でも実際このままだったら、そうなっちゃうんでしょ?」
鞠莉「だからそうならないようにしてるんでしょ?」
千歌「もう分かんないよー!どう言う事!?」
漣「はっきり言ってくれ!」
ダイヤ「つまり、縁談の話があるって事ですわ。」
漣「縁談?いきなり結婚話か?」
ダイヤ「そうですわ。」
鞠莉「しかも相手は一度も会った事の無いような人!」
ルビィ「どうして!?」
果南「鞠莉の自由を奪いたいから。」
千歌達「っ!」
江崎「自由?どう言う事なの?」
ダイヤ「鞠莉さんのお母様は、昔から私達の事を良く思っていないのですわ。」
果南「それまで素直に言う事を聞いていた鞠莉が、私達と知り合ってからどんどん勝手に行動するようになって。」
ダイヤ「高校も勝手に浦の星に戻って、理事長にまで就任して、スクールアイドルに対しても良い印象は無かったのかも。」
千歌「だからって・・・」
曜「じゃあ、もしかして卒業旅行も・・・」
千幸「結婚から逃げ出す為って事か。」
鞠莉「そっ!ママに分かって貰えるように書き置きして来たの。私はもうあの時の私じゃないって。自由にさせてくれないんなら戻らないって。」
梨子「計画的犯行じゃない・・・」
果南「まさかここまで必死に追い掛けて来るとは思わなかったけど・・・」
千幸「結構執念深いんだな・・・」
漣「って、元はと言えば果南とダイヤが原因だったんじゃねえのか?そうすれば、お袋さんさんから逃げる作戦なんて無かったはずじゃ・・・」
果南「それは、そうだけど・・・」
善子「争い事は止めましょう。皆、心を穏やかに。」
花丸「何やってるずら〜?」
千幸「ベランダの柵の上に立ってると落ちるぞ〜?」
善子「それがこの・・・天使ヨハネの願・・・い!?」
足が滑った。
善子「いいいいいいいいい!?」
千幸「善子ーーーーー!!!!」
落ちる善子を追うように落ちた。
花丸「善子ちゃん!千幸さん!」
ルビィ「大丈夫!?」
だが、千幸が両足の爪先でベランダに引っ掛かっていた。
千幸「ヒュー・・・危機一髪・・・」
曜「良かった・・・ってか千幸さん凄いね・・・」
梨子「本当堕天使ね。」
善子「ぬっ!何を上手い事言ってんのよ!助けなさいよー!!」
千幸「おい善子暴れんな!落ちるぞ!」
花丸「やっと元に戻ったずら〜!」
千歌達「あははははは!」
漣「そのままジッとしてろ!今引き揚げる!」
善子の頭に付いてた羽が外へ飛んで行き、車道に落ちた。だが不幸にも、そこに偶然バイクに乗った鞠莉の母がそれを見付けた。
鞠莉の母「フッ。」
何も知らない彼らは。
善子「堕天使降臨!スチャーン!」
梨子「って言うか、元がこれって言うのがそもそも問題なんだけど・・・」
千幸「どうやって正気に戻そうかのも問題だな・・・」
善子「お黙りなさい!リトルデーモンリリー!デビルカズ!」
梨子「むぅっ!リリー禁止!」
千幸「キングカズみたいに言うな!」
果南「兎に角、これかどうするか。千歌達も巻き込んじゃったから、ちゃんと考えないと。」
ダイヤ「ですわね。」
漣「どうするって言っても・・・」
ドアに腰を座らせた瞬間。
”ドゴォン!!”
漣「どああ!?」
遂に、鞠莉の母に見付かってしまった。
全員「ええ!?」
漣「痛ててて・・・って、ええ!?」
鞠莉「ま・・・ママ!?」
鞠莉の母「フッ。こんな所に隠れてるとは、またハグーの入り知恵デスカ?」
鞠莉「違うわ!私が考えたの!ママがしつこいから。」
漣(何故ここがバレたんだ・・・?ん?)
善子の頭を見て気付いた。
漣(まさか!)
ベランダから外を見ると。
漣(1台のバイク・・・善子の羽!!落ちる時に取れてしまったのか・・・!!)
鞠莉の母「しつこくして来なかったから、こうなったのデース!小学校の頃、家から抜け出した時も!学校を救う為にこっちの高校をほったらかして、浦の星へ戻った時も!パパに言われてグッと堪えて来マシタ。しかし、その結果がこれデース!」
鞠莉「これって・・・」
鞠莉の母「分からないのデスカ?何1つ良い事が無かったのデスカ!学校は廃校になり、鞠莉は海外での卒業の資格を貰えなかったのデスヨ!」
鞠莉「待って!でもスクールアイドルは全うした!皆と一緒にラブライブは優勝したわ!」
鞠莉の母「それが?一体スクールアイドルをやって、何の得があったのデス?下らない。」
漣・千幸・千歌「っ!」
千歌「下らない・・・?」
反論しようとしたが、ダイヤに止められた。
鞠莉「こう言う人なのデース。」
果南「だから、私達が鞠莉を外の世界に連れ出したの。」
鞠莉の母「Shut up!兎に角、鞠莉の行動は私が!」
無理矢理連れて行こうとしたが。
鞠莉「下らなくなんかない!!」
鞠莉の母「マリー!?」
鞠莉「スクールアイドルは、下らなくなんかない!!」
漣「鞠莉の言う通りだ。」
鞠莉の母「っ!」
漣「スクールアイドルに下らないと言う辞書なんて何処にも無い!」
千幸「アンタがそれを下らないと思ってる。けど実際は違う!スクールアイドルは今でも、日本国内のみならず、世界中で人気が高まってる!」
漣「それをアンタは下らないと言っている。俺達はスクールアイドルの凄さを保証し続けている!」
鞠莉の母「何故?関係無いアナタ達がそれが言えるのデス?」
漣「教えてやる!それは俺達が・・・スクールアイドル応援大使だからだ!」
鞠莉の母「・・・・・」
漣「っ。」
鞠莉を見て頷き、鞠莉は漣に向かって頷く
鞠莉「もしスクールアイドルが下らなくなんかないって、凄く素晴らしいと証明出来たら、私を好きにさせてくれる・・・?ママの前で、スクールアイドルが人を感動させる事が出来るって証明出来たら、私の今までを認めてくれる・・・?」
果南「縁談なんか止めて。」
ダイヤ「私達と自由に会う事を認めて頂けますか?」
全員が鞠莉の母を睨む。
鞠莉の母「・・・良いデショウ。」
腕を握る手を離した。
鞠莉「ママ・・・?」
鞠莉の母「ただし!ダメだったら私の言う事を聞いて貰いマース!」
条件を言い残し、彼女は別荘から出て行った。
場所が変わって北海道。聖良と理亞の実家では。
聖良「・・・」
メールを見ていると、理亞の部屋から物音が聞こえた。
聖良「理亞?今千歌さん達から連絡が来ました。この後向こうでライブをやって、その結果で・・・」
電気を点けたが、理亞はベッドに篭っていた。
聖良「?」
足元を見ると、理亞のスマホが落ちていた。仲間から『だから、私はやめた方がいいのかなって』と返信が来ていた。
理亞「姉様・・・お願いだから・・・明かりを消して・・・」
聖良「理亞・・・・」
イタリアのラ・マトリチャーナでは。
曜「ボンジョルノー!」
月「こんばんははボナセーラ。だよ?」
花丸「あーーーーん!モッチモッチー!」
善子「一体どうなってるの・・・?これだけ食べてるのに・・・全然変化無い!人なのか・・・?」
花丸「このラザニアも美味しいずらよ?」
善子「あーーーーーん。」
ラザニアが善子の口に入った。
善子「もぐもぐもぐ・・・ウマッ!!」
ルビィ「あははは。」
ダイヤ「それで、決まりましたの?」
千歌「え?何だっけ?」
漣「忘れてんじゃねえよ!歌う場所だ!」
曜「楽しかったよね!トレビ泉とか!真実の口!」
鞠莉「本当!皆一緒だとBerry Exciting!」
千幸「何言ってんだよ!お前の言い出しっぺだろ!!」
漣「こっちでライブをやって、お前のお袋さんにギャフンと言わせるのが目的だろ!!」
鞠莉「分かってる分かってるって!」
江崎「と言っても、何処が良いのか検討が付かないわ・・・」
ガイドブックで探しても決められない。
果南「実際何処も綺麗だし、人も集まってるし、ステージとして歌えれば結構盛り上がってくれそうだけど・・・」
梨子「そうね。泉も綺麗だったし。階段も素敵だし。」
千歌「全部使っちゃいたいくらいだもんね!」
ダイヤ「流石に全部と言うのは・・・」
曜「じゃあコロッセオとかは?」
月「ビデオカメラとかは僕に任せといて!」
江崎「私も!綺麗に撮影してあげるわ!」
千歌「お!良いじゃん!」
鞠莉「そうね!人が集まりそうだし!」
果南「なら決まりかな?」
ダイヤ「ですね!」
漣「じゃあ早速決めるか。」
花丸「ちょっと聞いて欲しい事があるずら!」
善子「私達1年生でも話し合ってみたいんだけど。」
ルビィ「・・・・・今回のライブの場所、ルビィ達に決めさせて欲しい!」
ダイヤ「え?」
ルビィ「これまでのルビィ達は、千歌ちゃん達やお姉ちゃん達や漣さんや千幸さんに頼ってばっかりだったから!だから・・・このライブは任せて欲しいの!」
食事後のアストリア ガーデン。
善子「ぐぉぉ・・・お腹が・・・危機的満腹・・・」
漣「お前ステージまで何とかしとけよ?」
花丸「おやすみずら〜。」
善子「何で私ばっかりこうなるのよ!」
千幸「堕天使だから?」
善子「うぅ・・・」
果南「何かごめんね。」
千歌「ん?」
果南「鞠莉が急にあんな事を言い出すからよ?」
鞠莉「つい・・・」
漣「いや、実際俺達もつい言い出した。ここは連帯責任だ。」
果南「もし抵抗があるようだったら、私達3人だけで何とかするって方法もあるから。千歌達は・・・」
千歌「ううん、いいの。」
曜「寧ろ、私達も嬉しいって言うか。」
鞠莉「そうなの?」
千歌「うん。実はねこっちに来たのは鞠莉ちゃんのお母さんに言われただけじゃない。」
曜「実際、私達も含めてルビィちゃん達も不安だったんだと思うし。」
千歌「皆、ちょっと悩んでたんだよね・・・新しいAqoursって何だろうって・・・」
果南「新しいAqoursかぁ・・・」
千歌「自分達で見付けないといけないのは分かってるんだけど・・・中々・・・」
漣「新しい事を見付けるのは、中々難しいもんだよなぁ・・・」
曜「そしたら聖良さんが、一度会って来て話し合った方が良いんじゃないかなって。」
鞠莉「そうだったんだ・・・」
千歌「果南ちゃんは、どう思う?」
果南「・・・千歌の言う通りだと思うよ?」
千歌「え?」
果南「千歌達が見付けるしか無い!」
鞠莉「そうだねぇ!私達の意見が入ったら意味無いもん。」
千歌「だよねぇ・・・」
果南「でも。」
千歌「え?」
果南「でも、気持ちはずっとここにあるよ。」
千歌の胸を指差す。
果南「鞠莉の気持ち。ダイヤの気持ち。私の気持ちも変わらずずっと。」
千歌「ずっと・・・」
果南「そう。ずっと。」
漣「フッ・・・・」
鞠莉「さぁ、明日も早いからもう寝るよ。」
果南「うん。じゃあおやすみ。」
漣「あぁ。今晩はぐっすり寝ろよ〜。」
曜「千歌ちゃん。」
ソファから立った千歌が、曜の両手を握った。
千歌「何か、ちょっとだけ見えた!」
曜「え?」
漣「何がだ?」
千歌「見えた気がする!」
漣「何をだ?」
千歌「ん〜・・・秘密だよ!」
漣「何だよそれぇ〜!」
3人「あはははははは!」
その後、漣と千幸と江崎の部屋では。
江崎「あ、社長。お疲れ様です。江崎です。」
星野『由佳ちゃん、お疲れ様。イタリアの方は順調?』
江崎「はい。明日にはAqoursのライブがあります。」
星野『良いな〜、私もライブ観たいな〜。』
???『姉さん、駄々を捏ねるないの。』
星野『分かってるよ暁美〜。』
向こうで一緒に居るのは星野暁美。STAR RINGの副社長。
江崎「くすっ。安心して下さい。私がカメラで撮影しておきますから。」
星野『本当に!?わーいありがとー!じゃあ帰国した時に連絡お願いね!』
江崎「分かりました。ではまた。」
通話終了。
漣「社長、子供みたいだったな。」
千幸「その分仕事がこなせるってのが不思議だもんな〜。」
江崎「本当STAR RINGって面白いわね。あのクソ上司とは大違いね。」
漣「まあまあ。」
江崎「それで、2人は何の話をしてるの?」
漣「あぁ、今Aqoursに贈る曲を考えてるんだ。」
千幸「9人へ贈る曲をな。」
江崎「あの子達へ贈る曲ねぇ・・・あ!じゃああの曲は?」
漣・千幸「あの曲?」
江崎「まだ未発売のアレよ!」
漣「アレか!良いな!」
千幸「じゃあそれで決まりだ!」
翌日。
花丸「結局何処にするずら?」
善子「フフッ。このヨハネアイで!」
ルビィ「実はもう場所決めてるんだ!」
スペイン広場に漣、千幸、江崎、月が立ち、カメラを向けた。
漣「ユーゴー!」
千幸「アイゴー!」
EXTRA「ヒアウィーゴー!翔けるぜ、世界!」
『Hop? Stop? Nonstop!』
Aqours「Nonstop nonstop the music Nonstop nonstop the hopping heart♪」
ルビィ「なんてなんて ちいさな僕らなんだ でもでも♪」
善子「なんかなんか いっぱい解ってきた もっともっと♪」
花丸「夢が見たいよ♪」
ダイヤ「できなかったことができたり♪」
鞠莉「ひとりじゃ無理だったけど♪」
果南「いっしょなら弾けるパワー♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「嬉しくなったね そう!♪」
曜「ミライはいまの先にある♪」
梨子「しっかり自分でつかまなきゃ♪」
千歌「それには自由なツバサで♪」
千歌・梨子・曜「Fly away!!♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ワクワクしたくて させたくて♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「踊れば♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ひとつになるよ世界中が♪」
Aqours「Come on! Come on! Come on!♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「熱くなあれ!!♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ワクワクしたくて させちゃうよ♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「踊れば♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ココロ♪」
Aqours「つながってくみんなと こんなステキなことやめられない そうだね!そうだよ!♪」
善子・花丸・ルビィ「みんながね ダイスキだ!♪」
千歌・梨子・曜「みんながね ダイスキだ!♪」
鞠莉「コトバを歌にのせたときに 伝わってくこの想い ずっと忘れない♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ワクワクしたくて させたくて♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「踊れば♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ひとつになるよ世界中が♪」
Aqours「Come on! Come on! Come on!♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「熱くなあれ!!♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ワクワクしたくて させちゃうよ♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「踊れば♪」
千歌・梨子・曜・善子・花丸・ルビィ「ココロ♪」
Aqours「つながってくみんなと こんなステキなことやめられない♪」
果南・ダイヤ・鞠莉「そうだよ!♪」
Aqours「Nonstop nonstop the music Nonstop nonstop the hopping heart♪」
周囲の人達が拍手を巻き起こした。
漣・千幸「ブラボー!ブラボー!」
ルビィ「お姉ちゃん!」
ダイヤ「もうルビィは何でも出来るようになったのですわ!何でも!」
ルビィ「うん!」
曜「どうしてスペイン広場にしたの?」
善子「それは!」
花丸「何となく沼津の海岸にある石階段に似てたからずら!」
曜「ええ!?」
全員「あははははは!」
漣「お前らー!」
走って来た漣達。
漣「凄え良かったぜ!」
千幸「バッチリカメラに収めたぜ!」
千歌「ありがとう!」
江崎「帰って社長に見せなきゃ。」
鞠莉の母「鞠莉。」
鞠莉「っ。ママ・・・私がここまで皆で歩んで来た事は、全てもう私の一部なの。私自身なの!ママやパパが私を育ててくれたように、Aqoursの皆が私を育ててくれたの!何一つ手放す事が出来ない。それが今の私なの!」
険しい表情の鞠莉の母は、その言葉を聞いて笑顔になって、この場から何も言わずに去った。
曜「どうなったの?」
鞠莉「さぁ?でも、分かってくれたんだと思う!」
千歌「うん!」
漣「どうやら、鞠莉の勝ちみたいだな。」
千幸「一件落着かな?」
『END』
次回「Believe again/Brightest Melody」