ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!   作:naogran

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ダイヤ「どう言う事ですの!?」

鞠莉「書いてあった通りよ。沼津の高校と統合して、浦の星女学院は廃校になる。分かっていた事でしょ?」

送られたメールの内容は、浦の星女学院の廃校だった。

ダイヤ「それは、そうですけど・・・」

鞠莉「でも、まだ決定ではないの。まだ待って欲しいと私が強く言ってるからね。」

ダイヤ「鞠莉さんが?」

鞠莉「何の為に私が理事長になったと思ってるの?」

ダイヤ「・・・」

鞠莉「この学校は無くさない。私にとって、何処よりも大事な場所なの。」



幼少期の頃、果南にハグされた過去を思い出した。実は果南とダイヤは鞠莉の幼馴染みだった。



ダイヤ「方法はあるんですの?入学者はこの2年どんどん減っているんですのよ?」

鞠莉「だからスクールアイドルが必要なの。」

ダイヤ「鞠莉さん・・・」

鞠莉「あの時も言ったでしょ?私は諦めないと。今でも決して終わったと思ってない。」

握手を求めたが。

ダイヤ「私は、私のやり方で廃校を阻止しますわ。」

彼女はそれを拒否して理事長室から出た。

鞠莉「ほんと、ダイヤは好きなのね・・・果南が。」


shiny.3「PVをつくろう」

放課後の1ーA。

 

善子「そ、そうよね〜。マジムカつく〜よね〜。よね〜・・・」

 

クラスメイトA「だよね〜。」

 

クラスメイトB「じゃあね〜。」

 

善子「またね〜。」

 

ようやくクラスに馴染める事に成功した善子。

 

善子「疲れた・・・普通って難しい・・・」

 

花丸「無理に普通にならなくても良いと思う〜ずら。」

 

取り出した黒い羽を善子の髪に取り付けた。

 

善子「深淵の深き闇から、ヨハネ堕天!・・・はっ!!」

 

花丸「やっぱ善子ちゃんはそうじゃないと。」

 

するとそこに。

 

ルビィ「大変!大変だよ!」

 

慌てたルビィが戻って来た。

 

花丸「どうしたの?」

 

ルビィ「大変!学校が・・・」

 

 

 

 

 

 

すぐに部室で話した。

 

千歌・曜・梨子・花丸・善子「統廃合!?」

 

ルビィ「そうみたいです・・・」

 

漣「ああ。沼津の学校と合併して、浦の星女学院が無くなる可能性があると理事長から得た情報だ。」

 

曜「そんな!」

 

梨子「何時!?」

 

ルビィ「それはまだ・・・一応、来年の入学希望者の数を見て、どうするか決めるらしいんですけど・・・」

 

千幸「要するに、入学希望者次第って事だな。」

 

漣「そうだ。多ければ学校が残る。逆に減少すれば廃校が決まる。音ノ木坂学院のように。」

 

千歌「・・・廃校?」

 

曜・梨子「え?」

 

漣「どうした千歌?廃校が嫌なのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「来た!!遂に来た!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悔しがる所か、喜んでた。

 

漣「お、おい千歌!?」

 

千歌「統廃合ってつまり、廃校って事だよね!?学校のピンチって事だよね!?」

 

曜「千歌ちゃん?」

 

梨子「まぁそうだけど・・・」

 

千幸「ってか何故テンション高いんだお前?」

 

千歌「だって!廃校だよー!!音ノ木坂と一緒だよ!!」

 

漣「まさか、音ノ木と同じ運命になったと喜んでるのか・・・?」

 

千歌「これで舞台は整ったよ!私達が学校を救うんだよ!そして輝くの!あのμ`sのように!!」

 

梨子「そんな簡単に出来ると思ってるの・・・?」

 

千幸「救うなんてそんな簡単に出来る事じゃねえぞ・・・」

 

ルビィ「花丸ちゃんはどう思う?」

 

花丸「・・・統廃合!?」

 

ルビィ「こっちも!?」

 

漣「喜んでる!?」

 

花丸「が、合併と言う事は、沼津の高校になるずらね!?あの街に通えるずらよね!?」

 

ルビィ「ま、まぁ・・・」

 

漣「急にどうした花丸?」

 

善子「相変わらずね、ずら丸・・・昔からこんな感じだったし。」

 

漣「そうなのか?」

 

善子「ええ。」

 

 

 

 

幼稚園の頃、花丸は街灯を見て興奮していた。

 

幼少期の花丸『未来ずら〜〜〜〜!!』

 

 

 

 

曜「そうだったんだ・・・」

 

千幸「街灯を見て未来って・・・」

 

漣「田舎者を通り越してるな・・・」

 

ルビィ「善子ちゃんはどう思う?」

 

善子「そりゃ統合した方が良いに決まってるわ!私みたいな流行に敏感な生徒も集まってるだろうし!」

 

千幸「何だここ?反対派は居ないのか?」

 

花丸「良かったずらね!中学の頃の友達に会えるずら!」

 

善子「っ!?統廃合絶対反対!!」

 

漣「あ、掌返し。」

 

千歌「兎に角・・・廃校の危機が学校に迫ってると分かった以上、Aqoursは学校を救う為、行動します!」

 

曜「ヨーソロー!スクールアイドルだもんね!」

 

漣「勿論顧問の俺達も協力するぞ。理事長に頼まれたもんだからな。」

 

千幸「千歌、行動って具体的に何をするんだ?」

 

千歌「・・・・え?」

 

全員「え?」

 

 

 

 

 

 

屋上。

 

千歌「結局、μ’sがやったのは、スクールアイドルとしてランキングに登録して・・・」

 

漣「頑張って登録したんだぞ彼奴らは。」

 

 

 

 

石段。

 

千歌「ラブライブに出て有名になって・・・」

 

千幸「頑張って出場出来たんだぞ。」

 

 

 

 

砂浜。

 

千歌「生徒を集める・・・」

 

曜「それだけなの?」

 

漣「確かμ`sは、オープンスクールで踊ったって言ってたな。」

 

千歌「オープンスクール?」

 

漣「ああ。絵里が加入した直後にな。」

 

千歌「そうだったんだ〜・・・後は・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃、浦の星女学院の生徒会長室。

 

ダイヤ「はぁ・・・そもそも受験人数が減っているんですのね・・・」

 

パソコンで入学者数と志願者数を見ていた。するとノックが聞こえた。

 

ダイヤ「はい。」

 

入って来たのは、妹のルビィだった。

 

ルビィ「お姉ちゃん。」

 

ダイヤ「どうしたんですの?」

 

ルビィ「実は今日もちょっと遅くなるかもって・・・」

 

ダイヤ「今日も?」

 

ルビィ「うん、千歌ちゃんが入学希望者を増やすためにPV作るんだって言ってて・・・」

 

ダイヤ「・・・分かりましたわ。お父様とお母様に言っておきますわ。」

 

ルビィ「良いの?本当に?」

 

ダイヤ「ただし、日が暮れる前には戻って来なさい。」

 

ルビィ「うん!じゃあ、行って来る!」

 

生徒会長室から出た瞬間。

 

ダイヤ「どう?スクールアイドルは。」

 

ルビィ「っ!・・・大変だけど、楽しいよ。」

 

ダイヤ「そう・・・」

 

ルビィ「他の生徒会の人は?」

 

ダイヤ「皆他の部と兼部で忙しいのですわ。」

 

ルビィ「そう・・・お姉ちゃん!」

 

ダイヤ「早く行きなさい!遅くなりますわよ。」

 

ルビィ「うん・・・」

 

 

 

 

 

 

そしてPVを作る事に。曜がビデオカメラを回し、千幸が監督。

 

梨子「内浦の良い所?」

 

千歌「そう!東京と違って、外の人はこの街の事知らないでしょ?だからまずこの街の良い所を伝えなきゃって!」

 

善子「それでPVを?」

 

漣「そうだ。μ`sもPV制作やってたぞ。これをネットに投稿して、内浦の効果をアップするのが狙いだ。」

 

花丸「知識の海ずら〜。」

 

千歌「と言う訳で、1つ宜しく!」

 

千幸「お2人さん!こっち向いて〜!」

 

花丸「い、いや!まるには無理ず・・・」

 

ルビィ「・・・ひぃ!」

 

曜「ん?」

 

千幸「ルビィ、何処行った?」

 

善子「見える!彼処よ!」

 

木の上を指差す。

 

ルビィ「違います!!」

 

漣「あ、看板の裏に隠れてたか。」

 

曜「サッ!」

 

ルビィ「ぴぃ!」

 

千歌「おお!何だかレベルアップしてる!」

 

梨子「そんな事言ってる場合!?」

 

千幸「何処がレベルアップだよ!!」

 

 

 

 

気を取り直して。

 

千幸「よーい、アクション!」

 

千歌「どうですかぁ~?この裕大な富士山!」

 

 

 

 

千幸「よーい、アクション!」

 

千歌「それと、この綺麗な海!」

 

 

 

 

千幸「よーい、アクション!」

 

千歌「更に・・・ミカンもどっさり!」

 

 

 

 

千幸「よーい、アクション!」

 

千歌「そして街にはー!・・・街には・・・特に何も無いです!!」

 

千幸「何も無いなら意味ねえだろ!」

 

千歌「う〜ん・・・じゃあ・・・」

 

 

 

 

今度は曜の出番。

 

曜「バスでちょっと行くと、そこは大都会!」

 

漣(ちょっとって、40分がちょっとか?)

 

 

 

 

曜「お店もたーくさんあるよ!」

 

漣(シャッター街じゃねえか。)

 

 

 

 

千歌「そして・・・ちょっと・・・!」

 

自転車で坂を登る。漣と千幸はバイクで一っ飛びした。

 

 

 

 

梨子「自転車で坂を超えると、伊豆長岡の商店街が・・・はぁはぁ・・・」

 

花丸「全然・・・ちょっとじゃない・・・」

 

ルビィ「はぁ・・・はぁ・・・沼津に行くのだってバスで500円以上掛かるし・・・」

 

漣「バスで500円って、高くね?」

 

千幸「こんなんで人気が集まると思ってんのか?」

 

千歌「う〜ん・・・じゃぁ・・・」

 

 

 

 

今度は善子の出番。

 

千幸「よーい、アクション!」

 

善子「リトルデーモンのあなた!堕天使ヨハネです。今日は、このヨハネが落ちてきた地上を紹介してあげましょう。まずこれが・・・土!」

 

花丸「やっぱり善子ちゃんはこうでないと〜。」

 

漣「立入禁止の土を紹介してどうすんだよ。」

 

曜「根本的に考え直した方が良いかも。」

 

千歌「そう?面白くない?」

 

漣「何処が!?」

 

梨子「面白くてどうするの!!」

 

ルビィ「あ、あはは・・・」

 

 

 

 

 

 

その後近くの喫茶店に入った。

 

店のお姉さん「はいお待ちどうさま。こんなに大人数で珍しいわね。ごゆっくり。」

 

漣「どうも。」

 

善子「どうして喫茶店なの?」

 

ルビィ「もしかして、この前騒いで家族の人に怒られたり・・・?」

 

千歌「ううん、違うよ?梨子ちゃんがしいたけ居るならうち来ないって。」

 

梨子「い、行かないとは言ってないわ!」

 

漣「しいたけが苦手なだけだもんな。梨子は。」

 

梨子「そうですよ!ちゃんと繋いでおいてって言ってるだけ!」

 

千歌「いやでも。」

 

曜「ここら辺じゃ、家の中だと放し飼いの人が多いかも。」

 

梨子「そんな・・・」

 

 

 

 

ワン!

 

 

 

 

梨子「またまた・・・」

 

ワンワン!

 

梨子「っ!?」

 

後ろに振り向くと・・・

 

 

 

 

 

 

黒い豆柴が居た。

 

 

 

 

 

 

漣「あ、豆柴だ。」

 

ルビィ「わあぁぁ!」

 

梨子「ヒィッ!?」

 

千歌「こんなに小さいのに!?」

 

梨子「大きさは関係無いの・・・その牙・・・!そんなので噛まれたら・・・死・・・」

 

千幸「梨子って、犬に噛まれた過去あり?」

 

梨子「っ!?」

 

千歌「噛まないよ〜。ね〜わたちゃん。」

 

漣「わたちゃん?」

 

千歌「わたあめのわたちゃんだよ。」

 

漣「名前あるんだ。」

 

梨子「あ、危ないわよ!そんな顔近付けたら・・・」

 

千歌「そうだ!わたちゃんで少し慣れると良いよ?」

 

わたあめを梨子の顔に近付けた。するとわたあめが、梨子の花を舐めた。その瞬間、梨子が猛ダッシュでトイレに篭ってしまった。

 

曜「梨子ちゃん!?」

 

梨子「話は聞いてるから早く進めて!!」

 

千歌「しょうがないな〜。」

 

漣「千歌、ちょっとわたあめ抱いて良いか?」

 

千歌「うん。」

 

わたあめを抱いてみる。

 

漣「結構可愛いじゃねえか此奴。千幸、お前も抱いてみるか?」

 

千幸「お、マジで?」

 

わたあめを抱いてみる。

 

千幸「軽いな〜お前。それに愛くるしい。」

 

千歌「編集出来た?」

 

善子「簡単に編集したけど、お世辞にも、魅力的とは言えないわね。」

 

ルビィ「やっぱりここだけじゃ難しいんですかね・・・」

 

千歌「うーん、じゃあ沼津の賑やかな映像を混ぜて・・・」

 

 

 

 

賑やかな沼津をバックにして。

 

千歌『これが私達の街です!』

 

わたあめ『ワン!』

 

 

 

 

梨子「そんなの詐欺でしょ!」

 

漣「止めんか!」

 

千歌「何で分かったの!?」

 

曜「段々行動パターンが分かってきてるのかも。」

 

千歌「そっか・・・」

 

千幸「おい曜、善子。終バス来たぞ。」

 

曜「え!?」

 

善子「嘘ーー!」

 

 

 

 

ここで曜と善子が抜けた。

 

善子「フフフ。ではまた・・・」

 

曜「ヨーシコー!」

 

善子「っ!?」

 

急いで終バスに乗った。

 

千歌「結局何も決まらなかったな・・・」

 

ルビィ「ああああ!もうこんな時間!失礼しまーす!!ほら花丸ちゃん、口に餡子付いてるよ!!」

 

2人はすぐに帰って行った。

 

千幸「会計は俺達が払っておくからな〜。」

 

千歌「意外と難しいんだなぁ・・・良い所を伝えるのって。」

 

漣「まぁまた考え直して、また作れば良いだけさ。」

 

千歌「そうだね。」

 

梨子「住めば都。住んでみないと分からないよ。沢山あると思うし。」

 

千歌「うん。でも、学校が無くなったら、こう言う毎日も無くなっちゃうんだよね・・・」

 

梨子「そうね。」

 

漣「今までの楽しい思い出も無くなるだろうな。」

 

千歌「スクールアイドル、頑張らなきゃ。」

 

わたあめを離した。トイレから梨子が出て来た。

 

梨子「今更?」

 

千歌「だよね。」

 

 

 

漣と千幸が千歌と梨子をバイクに乗せて帰る。

 

千歌(でも、今、気が付いた。無くなっちゃダメだって!私、この学校好きなんだ。)

 

梨子(・・・うん!)

 

 

 

 

 

 

その日の夜の鞠の部屋。鞠莉が誰かを待っていた。すると誰かが入って来た。

 

鞠莉「来るなら来ると先に言ってよ。勝手に入ってくると、家の者が激おこプンプン丸だよ?」

 

入って来たのは、果南だった。

 

果南「・・・廃校になるの?」

 

鞠莉「ならないわ。でも、それには力が必要なの。だからもう1度、果南の力が欲しい。」

 

テーブルの上には、復学届があった。

 

果南「・・・本気?」

 

鞠莉「私は果南のストーカーだから。」

 

果南「・・・・」

 

 

 

 

 

 

EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」

 

 

 

 

 

 

数日後。AqoursのPVを鞠莉に拝見させる。鞠莉が真剣に拝見する。

 

 

ルビィ『以上!がんばるびー!こと、黒澤ルビィがお伝えしました!』

 

 

千歌「どうでしょうか?」

 

鞠莉「・・・・・・はっ!」

 

漣「寝てたんかい!」

 

千歌「もう!本気なのに・・・ちゃんと見て下さい!!」

 

鞠莉「本気?」

 

千歌「はい!」

 

すると鞠莉がパソコンを閉じた。

 

鞠莉「それでこのテイタラークでーすか?」

 

千歌「テイタラーク?」

 

漣「為体。要するに俺達は褒められてないんだ。」

 

曜「それは・・・流石に酷いんじゃ・・・」

 

梨子「そうです!!これだけ作るのがどれだけ大変だったと・・・」

 

鞠莉「努力の量と結果は比例しません!!」

 

千幸「っ!?」

 

鞠莉「大切なのは、このタウンやスクールの魅力を、ちゃんと理解しているかでーす!」

 

ルビィ「それってつまり・・・」

 

花丸「私達が理解していないと言う事ですか?」

 

善子「じゃあ理事長は魅力が分かってるって事?」

 

千幸「俺達にそう言ってるのは、自分の方が理解してるって証拠なのか?」

 

鞠莉「少なくとも、あなた達よりは。」

 

漣(あなた達より?何か引っ掛かる・・・)

 

鞠莉「聞きたいですか?」

 

千歌「・・・」

 

 

 

 

その後の下駄箱。

 

千幸「理事長も結構辛口だな。まぁあれが当たり前か。」

 

梨子「どうして聞かなかったの?」

 

千歌「何か、聞いちゃダメな気がしたから。」

 

善子「何意地張ってるのよ?」

 

千歌「意地じゃないよ。」

 

善子「ん?」

 

千歌「それって大切な事だもん。自分で気付けなきゃ、PV作る資格無いよ・・・」

 

梨子「そうかもね。」

 

千歌「え?」

 

曜「ヨーソロー!じゃあ今日は千歌ちゃん家で作戦会議だ!」

 

梨子「っ!?」

 

曜「喫茶店だって、タダじゃないんだから。梨子ちゃんもがんばルビィして!」

 

梨子「はぁ・・・」

 

漣「しいたけに襲われた時は任せろって。」

 

梨子「あ、ありがとうございます。」

 

千歌「あははははは。」

 

漣「お、元気が出たか?」

 

千歌「うん!よーし!・・・あ、忘れ物した。」

 

千幸「っておい!」

 

漣「あ、俺も忘れ物。」

 

千幸「お前もかい!」

 

漣「ちょっと待っててくれ!」

 

2人が部室へ走った。

 

梨子「もぉ・・・」

 

 

 

 

部室がある体育館に着くと。

 

千歌「ん?」

 

漣「どした?」

 

体育館の舞台に誰かが居た。

 

 

 

 

漣「生徒会長?」

 

 

 

 

生徒会長のダイヤだった。彼女は綺麗な踊りをしていた。それを見た千歌が拍手した。

 

千歌「凄いです!私、感動しました!」

 

ダイヤ「な、何ですの?」

 

漣「隠さなくても良いぞ。」

 

千歌「ダイヤさんがスクールアイドルが嫌いなのは分かってます。でも、私達も学校続いてほしいって・・・無くなってほしくないって思ってるんです。・・・一緒にやりませんか?スクールアイドル!」

 

漣「千歌?」

 

ルビィ「お姉ちゃん・・・」

 

漣「全員来たか。」

 

するとダイヤが舞台から降りた。

 

ダイヤ「残念ですけど・・・ただ、あなた達のその気持ちは嬉しく思いますわ。お互い頑張りましょう。」

 

彼女は笑顔でそう言って去って行った。

 

曜「ルビィちゃん、生徒会長って前は、スクールアイドルが・・・」

 

ルビィ「はい。ルビィよりも大好きでした・・・」

 

漣(やはりな。あの表情、嫌そうでもなかったな。)

 

千幸「スクールアイドルが、ルビィより人一倍好きだったんだな。」

 

千歌がダイヤに言おうとしたが、ルビィに止められた。

 

ルビィ「今は言わないで!!」

 

千歌「ルビィちゃん・・・」

 

ルビィ「ごめんなさい・・・」

 

漣「そうだな。今はそっとしておこうぜ?」

 

千歌「漣さん・・・?」

 

 

 

 

実はダイヤは、果南と鞠莉と共にスクールアイドルをやっていたのだった。しかし思わぬアクシデントが起こったのだった。その話は別の時に話そう。

 

 

 

 

その頃ダイヤは、悲しい顔をしていた。

 

鞠莉「ダイヤ。逃げていても、何も変わりはしないよ。」

 

そこに鞠莉が待ち伏せていた。

 

鞠莉「進むしかない。そう思わない?」

 

ダイヤ「逃げてる訳じゃありませんわ。あの時だって・・・」

 

鞠莉「ダイヤ・・・」

 

 

 

 

 

 

そして十千万。梨子が恐る恐る部屋を覗く。

 

曜「しいたけ居ないよ!ね?千歌ちゃん。」

 

ベッドの布団の中に千歌が入ってた。

 

千幸「彼奴どうした?疲れて寝てるのか?」

 

漣(何か違和感ある。)

 

善子「それよりもPVだよ。どうすんの?」

 

花丸「確かに何も思い付いてないずら・・・」

 

梨子「それはそうだけど・・・」

 

???「あら、いらっしゃい。」

 

1人の女性がお茶を持って来た。千歌と美渡の姉の志満である。

 

千幸「あ、志満さん。」

 

志満「皆で相談?」

 

梨子「はい。」

 

漣「そうですね。」

 

志満「良いけど、明日皆早いんだから、今日はあんまり遅くなっちゃダメだよ?」

 

全員「は〜い。」

 

梨子「明日朝早いの?」

 

曜「さぁ、何かあったかな?」

 

???「海開きだよー!」

 

 

 

梨子「あれ!?千歌ちゃん!?」

 

 

 

千幸「お前、ベッドで寝てたはずじゃ・・・」

 

千歌「ベッド?何の事?」

 

漣「まさか・・・」

 

布団を捲ると。

 

 

 

 

漣「しいたけ!?」

 

 

 

 

ベッドの布団に入ってたのは千歌ではなく、しいたけだった。

 

しいたけ「ワン!」

 

梨子「・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

そして翌日の深夜3時30分。梨子が目覚しで起きた。

 

 

 

ジャージに着替えて砂浜へ向かう。

 

千歌「おーい!梨子ちゃーん!」

 

曜「おはヨーソロー!」

 

梨子「おはよう。」

 

千歌「梨子ちゃんの分もあるよ。」

 

曜「こっちの端から、海の方に向かって拾っていってね。」

 

梨子「・・・曜ちゃん。」

 

曜「ん?何?」

 

梨子「毎年海開きってこんな感じなの?」

 

生徒や町民達がゴミ拾いをしていた。

 

曜「うん。どうして?」

 

梨子「この街って・・・こんなに沢山人が居たんだ・・・」

 

曜「うん!町中の人が来てるよ!勿論、学校の皆も!」

 

梨子「そうなんだ・・・」

 

 

 

 

漣「こんなにゴミを捨てやがって、マナーのなってねぇな。」

 

千幸「全くだ。掃除してる人の気持ちになってみろって。」

 

漣「にしても、こんなに沢山居たとはな。」

 

千幸「流石宮内の生まれ故郷だ。」

 

 

 

梨子「・・・これなんじゃないかな?この街や、学校の良い所って。」

 

千歌「・・・そうだ!」

 

すると千歌が走り出した。そして階段を登って、台の上に立った。

 

果南・ダイヤ・鞠莉「ん?」

 

 

 

漣「千歌?」

 

千幸「どうした彼奴?」

 

 

千歌「あのー!皆さん!私達、浦の星女学院でスクールアイドルをやっているApoursです!!学校を残す為に・・・生徒を沢山集める為に・・・皆さんに協力をしてほしい事があります!皆の気持ちを形にする為に!」

 

 

 

『夢で夜空を照らしたい』

 

ルビィ『気持ちだけ ほかになにもない…♪」

 

花丸『ちがうんだよ こっち来て こころの眼で見たら♪』

 

善子『誰の胸にも 願いがある♪』

 

ルビィ・花丸・善子『大切なこの場所で 感じてみよう♪』

 

 

 

千歌『波が映した 星の輝き 遠いあこがれの色♪』

 

曜『いつか叶うことを 信じれば♪』

 

梨子『明日への道が多分♪』

 

千歌・梨子・曜『分かるんだ♪』

 

 

 

ルビィ『それは階段♪』

 

ルビィ・花丸『それとも扉♪』

 

ルビィ・花丸・善子『夢のかたちは♪』

 

千歌・ルビィ『いろいろあるんだろう♪』

 

千歌・曜・ルビィ『そして繋がれ♪』

 

梨子・花丸・善子『みんな繋がれ♪』

 

千歌『夜空を照らしにいこう♪』

 

 

 

Aqours『消えない 消えない 消えないのは 今まで自分を 育てた景色 消さない 消さない 消さないように ここから始まろう 次は飛びだそう♪』

 

 

 

千歌 曜 ルビィ『それは階段なのか♪』

 

梨子・花丸・善子『それとも扉か♪』

 

Aqours『確かめたい夢に出会えて♪』

 

千歌『よかったねって 呟いたよ♪』

 

 

 

 

 

 

ランタンが輝いて空高く舞った。

 

漣「ランタン綺麗だな〜。」

 

千幸「丁度夜明けが差し掛かってるな。」

 

 

 

 

千歌(私、心の中でずっと叫んでた。助けてって。ここには何も無いって。でも、違ったんだ!この場所から始めよう!出来るんだ!)

 

「END」




         キャスト

       朝霧漣:荒井敦史

      城戸千幸:池岡亮介

      高海千歌:伊波杏樹
      桜内梨子:逢田梨香子
      松浦果南:諏訪ななか
     黒澤ダイヤ:小宮有紗
       渡辺曜:斉藤朱夏
      津島善子:小林愛香
     国木田花丸:高槻かなこ
      小原鞠莉:鈴木愛奈
     黒澤ルビィ:降幡愛

      高海志満:阿澄佳奈
      しいたけ:麦穂あんな
      わたあめ:麦穂あんな

      女子生徒:朝日奈丸佳
           木野日菜

    店のお姉さん:山村響

      女子生徒:春野杏
           永沢よしこ
           依田菜津
           珠宮夕貴
           藤田彩
           河井晴菜
           小峰華子
           木村千咲
           春村奈々
           櫻井絵美里サヴァンナ
           鈴木亜里沙
           杉浦しおり
           赤尾ひかる
           雨宮夕夏
           続木友子

次回「TOKYO」
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