ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!   作:naogran

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聖良「見てて。私達、Saint Snowのステージを。」

Saint Snowがステージに立った。

アキバレポーター「では!トップバッターは、このグループ!Saint Snow!!」




『SELF CONTROL!!』

聖良「最高だと言われたいよ 真剣だよ♪」

Saint Snow「We gotta go!♪」



聖良「夢は夢でも 簡単に届かない 特別なもの 目指そうじゃないか そのためだから泣いたりしない♪」

Saint Snow「敵は誰? 敵は弱い自分の影さ♪」

聖良「わかるでしょう?弱い心じゃダメなんだと♪」

理亞「影さ…ダメなんだ!♪」

聖良「感じよう♪」
理亞「しっかり♪」

Saint Snow「いま立ってる場所 SELF CONTROL!!♪」


聖良「最高!♪」

理亞「One more chance time!♪」

聖良「言われたいみんなにね♪」

理亞「最高だと言われたいよ♪」

Saint Snow「Dance now! Dance now!♪」

聖良「最高!♪」

理亞「One more chance time!♪」

聖良「言わせるって決めたんだよ♪」

理亞「真剣だよ遊びじゃない♪」

Saint Snow「Dance now! Dance now!♪」

聖良「遠くの光へもっとBaby!♪」

理亞「一緒に跳びたいもっとBaby!♪」

聖良「ふるえる指先知ってても♪」

Saint Snow「見ないで 大切なのは SELF CONTROL!!♪」

最後にポーズを取る。




観客達から大きな歓声が上がった。

アキバレポーター「続いて、人気急上昇中!のフレッシュなスクールアイドル!Aqoursの皆さんです!!」



ステージ裏。

漣「相変わらず凄えなあの2人は。」

千幸「だな。」

その中で千歌は2人のステージを見て固まってしまってる。

曜「千歌ちゃん。」

千歌「あ、うん。」

Aqoursがステージに立つ。


shiny.5「くやしくないの?」

あのライブの後のEXTRAの楽屋。

 

絵里「相変わらず凄いわね2人共。」

 

ことり「昔も今も変わらなかったね。」

 

漣「ありがとな。久々のステージに立てて楽しかったぜ。」

 

千幸「皆はもう帰るのか?」

 

希「ううん、この後皆で遊びに行くんや。」

 

漣「そうか。ファンには見付からないようにな。」

 

にこ「大丈夫よ。私の取って置きのアイテムがあるから安心よ。」

 

漣「サングラスとマスクとコートか?」

 

にこ「うっ!」

 

漣「そこん所は変わらねえよなお前。」

 

にこ「う、五月蝿いわね!」

 

千幸「花陽はどうだったか?スクールアイドル達と俺達のステージは。」

 

花陽「凄く良かったです!久し振りに興奮しちゃいました!」

 

千幸「あはは。そうか。」

 

真姫「また内浦に戻るんでしょ?」

 

漣「ああ。まだやる事が山程あるしな。」

 

凛「凛は寂しいにゃ〜・・・」

 

漣「凛、また何処かで会えるさ。そうだ!浦の星女学院は来月夏休みに入るから、夏中に俺達を誘ってくれよ。」

 

海未「はい。勿論誘いますよ。」

 

千幸「出来れば、穂乃果も誘ってくれよ。彼奴と久々に会いたい。」

 

ことり「今度聞いてみるね。」

 

すると宮内が楽屋に入って来た。

 

宮内「お2人さん、ライブお疲れさん。」

 

漣「よう宮内。不審者は居たか?」

 

宮内「いや、居なかった。」

 

千幸「そうか。」

 

漣「さて、俺達はそろそろ行くか。」

 

千幸「そうだな。」

 

漣「じゃあな皆。また夏頃にな。」

 

絵里「ええ。また会うのが楽しみだわ。」

 

千幸「そうだにこ。社長達に宜しく言っておいてくれよ?」

 

にこ「勿論よ。早く行きなさい。」

 

漣「ああ。」

 

 

 

 

 

 

その後皆がスカイツリーに来て、展望台から街を見渡す。

 

梨子「この街、1300万人も人が住んでいるのよ。」

 

曜「そうなんだ。」

 

漣「まぁ東京だからな。」

 

梨子「って言っても、全然想像出来ないけどね。」

 

漣「俺も同じ考えだ。」

 

曜「やっぱり違うのかな?そう言う所で暮らしてると。」

 

そして花丸は双眼鏡で東京の街を見る。

 

花丸「何処まで行ってもビルずら。」

 

千幸「大都会だからな。」

 

ルビィ「あれが富士山かな?」

 

花丸「ずら。」

 

千幸「スカイツリーから眺める富士山も良いな〜。」

 

善子「フッフッフ。最終プロジェクト、ルシファー解放。魔力二千万、リトルデーモンを召喚!」

 

舞い落ちる黒い羽をキャッチする。

 

善子「格好良い〜!」

 

ルビィ「善子ちゃんは元気だね。」

 

千幸「何時もの善子だな。」

 

善子「善子じゃなくて、ヨハネ!!」

 

花丸「ライブ終わったのにヨハネのままずら。」

 

千歌「お待たせ〜!」

 

そこに千歌がアイスクリームを持って戻って来た。

 

千歌「お!何これ凄い!キラキラしてる〜!」

 

曜「千歌ちゃん・・・」

 

千歌「それにこれも凄く美味しいよ?食べる?」

 

全員にアイスクリームを配る。

 

千歌「はい!ルビィちゃん達も!」

 

ルビィ「あ、ありがとう・・・」

 

千歌「全力で頑張ったんだよ?私ね、今日のライブ、今まで歌って来た中で、出来は1番良かったって思った。声も出てたし、ミスも1番少なかったし。」

 

梨子「でも・・・」

 

千歌「それに、周りは皆ラブライブに出場してる人達でしょ?優勝出来なくて当たり前だよ。」

 

漣「だが千歌、ラブライブの決勝に出ようと思ったら、他の皆より上のレベルのパフォーマンスを披露しなくちゃならないって事だと俺は思う。」

 

千歌「それは、そうだけど・・・」

 

曜「私ね、Saint Snowを見た時に思ったの。これがトップレベルのスクールアイドルなんだって。このくらい出来なきゃダメだんだって。なのに、入賞すらしてなかった。あの人達のレベルでも、無理なんだって・・・」

 

千幸「曜。」

 

ルビィ「それはルビィもちょっと思った・・・」

 

花丸「まるも・・・」

 

善子「な、何言ってるのよ!あれは偶々でしょ?天界が放った魔力によって・・・」

 

ルビィ「何が偶々なの?」

 

花丸「何が魔力ずら?」

 

漣「悪魔の悪戯とでも言いたいのか?」

 

千幸「ルシファーは何処に居るんだ?」

 

善子「え!?いやそれは・・・」

 

花丸「慰めるの下手ずら〜。」

 

善子「な、何よ!人が気遣ってあげたのに!」

 

千歌「そうだよ。今はそんな事考えてもしょうがないよ!それよりさ、折角の東京だし楽しもうよ!」

 

千幸「そうだな。」

 

漣「そうだ皆、俺達のステージはどうだった?」

 

千歌「凄く格好良かったよ!あれが本物のアイドルの実力なんだね!」

 

 

 

 

 

 

時間は遡る。

 

スクールアイドル達のステージが終了したと同時に。

 

アキバレポーター「続いては超ビッグなSPゲスト!大人気アイドルユニット!EXTRAのお2人です!」

 

EXTRAがステージに立つと、歓声が急激に上がった。

 

 

 

『Supernova』

 

 

 

EXTRA「溢れ出す 感情が この体 突き破り 時を溶かし始まったNext stage♪」

 

漣「いつも足りなくて 言い訳的な諦め ずっと積み上げていた 隠すように♪」

 

千幸「どこか遠巻きに 眺めていたような景色 急に手のひらの上 粉々に砕け散る♪」

 

漣「この気持ちの行き場教えて♪」

 

EXTRA「制御不能 熱い炎 途惑いを 焼き払い 昨日までの感覚 忘れさせる No one ever knows 僕の音 どこまでも進化する まだ知らない自分が 目覚めてく Supernova♪」

 

漣「見えない暗闇の中♪」

 

千幸「かすかな光 創り出すように♪」

 

 

 

 

そして歓声が急激に上がった。

 

 

 

 

 

 

そして現在。

 

千歌「ラブライブの決勝に出るには、2人と同じレベルじゃないと無理かな?」

 

漣「おいおい何言ってんだよ。お前達のステージも凄く良かったぞ。これからも毎日鍛えて、また何時か出場すれば良いんだよ。」

 

千歌「そうだね。」

 

千幸「さて、東京観光と行きますか!」

 

すると千歌のスマホの着信音が鳴った。

 

千歌「はい、高海です。・・・え、はい。まだ近くに居ますけど。」

 

通話相手は、アキバレポーターだった。

 

 

 

 

急いでその場所へ向かった。

 

アキバレポーター「ごめんなさいね、呼び戻しちゃって。これ、渡し忘れてたって思って。」

 

1枚の封筒を渡した。

 

漣「どうも。」

 

ルビィ「何だろう?」

 

善子「もしかして・・・ギャラ?」

 

花丸「卑しいずら。」

 

漣「これは?」

 

アキバレポーター「今回、お客さんの投票で入賞グループ決めたでしょ?その集計結果。」

 

漣「集計結果か。」

 

千歌「わざわざすみません。」

 

アキバレポーター「正直、どうしようかなぁってちょっと迷ったんだけど・・・出場してもらったグループにはちゃんと渡す事にしてるから。じゃあ!」

 

その場から走り去った。

 

漣「皆、結果見るか?」

 

千歌「うん。」

 

封筒から集計結果を出した。

 

千歌「あ、上位に入賞したグループだけじゃなく、出場グループ全部の得票数が書いてある。」

 

花丸「Aqoursは何処ずら?」

 

千幸「落ち着け花丸。まずは上位から見ようぜ。」

 

千歌「あ、Saint Snowだ。」

 

梨子「9位か・・・」

 

漣「もうちょい行ったら上位に入れたかもな。」

 

花丸「Aqoursは?」

 

漣「2枚目が下位のグループだ。」

 

2枚目の下位グループを見る。全員が固まってしまった。最下位にAqoursが記入されてあったからだった。

 

千歌「30位・・・」

 

曜「30組中、30位・・・?」

 

善子「ビリって事!?」

 

花丸「わざわざ言わなくて良いずら!」

 

梨子「得票数はどのくらい?」

 

漣「・・・」

 

得票数を見た漣が何も言わなかった。

 

千歌「どうだったの?」

 

漣「皆、得票数を見て落ち込むかも知れないぞ。」

 

曜「え?」

 

千歌「構わないよ。見せて。」

 

漣「ああ。これが結果だ。」

 

得票数を見ると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0票だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「0・・・?」

 

ルビィ「そんな・・・」

 

梨子「私達に票入れた人、1人も居なかったって事・・・?」

 

0票を見た千歌がフラフラした。

 

曜「千歌ちゃん。」

 

漣「千歌。」

 

落ち込んでる千歌に。

 

???「お疲れ様でした!」

 

 

 

 

Saint Snowの2人が来た。

 

 

 

 

千歌「Saint Snowさん・・・」

 

漣「聖良、理亞。お疲れさん。」

 

聖良「素敵な歌で、とても良いパフォーマンスだったと思います。」

 

千幸「そうか。ありがとう。」

 

聖良「ただ、もしμ`sのようにラブライブを目指してるのだとしたら、諦めた方が良いかも知れません。」

 

彼女の口から諦めの言葉が出た。

 

漣「忠告ありがとな。」

 

聖良「漣さん、千幸さん。お2人のパフォーマンスも素晴らしかったです。やはり、あなた達2人には敵わないですね。」

 

千幸「いや、これからも磨き上げれば俺達に勝てるかも知れないぞ。」

 

聖良「そうですね。では。」

 

歩き去る聖良だが、理亞は彼女達を睨んでる。

 

千歌「?」

 

千幸「理亞。」

 

理亞「バカにしないで。ラブライブは・・・遊びじゃない!」

 

千歌「・・・!」

 

理亞「それに私はまだ、あなた達EXTRAを認めてない!」

 

漣「・・・理亞、俺達はあのモットーを改めない。憎んでるなら憎んでも良い。」

 

理亞は涙を流しながら去って行った。

 

 

 

 

 

 

その日の夕方。一行は電車に乗って沼津へ帰る。

 

ルビィ「泣いてたね、あの子・・・きっと悔しかったのね。入賞出来なくて・・・」

 

花丸「ずら・・・」

 

善子「だからって、ラブライブを馬鹿にしないで・・・なんて・・・」

 

曜「でも、そう見えたのかも・・・」

 

千歌「私は良かったと思うけどな。」

 

漣「千歌?」

 

千歌「精一杯頑張ったんだもん。努力して頑張って東京に呼ばれたんだよ?それだけで凄い事だと思う!でしょ?」

 

花丸「それは・・・」

 

千歌「だから、胸張って良いと思う!今の私達の精一杯が出来たんだから!」

 

漣「千歌、お前は強いな。」

 

曜「千歌ちゃん。」

 

千歌「ん?」

 

曜「千歌ちゃんは・・・悔しくないの?」

 

全員「っ!?」

 

曜「悔しくないの?」

 

千歌「それは・・・ちょっとは・・・でも満足だよ!皆であそこに立てて、私は嬉しかった。」

 

曜「そっか・・・」

 

漣「・・・理亞の奴、まだ俺達を認めてないのか。」

 

千幸「昔と変わらねえな。」

 

ルビィ「漣さんと千幸さんはあの2人を知ってるんですよね?」

 

千幸「そうだが。」

 

梨子「教えてくれますか?あの2人の間に何があったのかを。」

 

漣「・・・分かった。皆に話そう。あれは去年の事だった。」

 

 

 

 

 

 

それは去年。EXTRAがスクールアイドルとのライブバトルでSaint Snowと対面した事から始まった。

 

漣『今回の対戦相手は君達か。俺は朝霧漣だ。』

 

千幸『そして俺は城戸千幸。宜しくな。』

 

聖良『宜しくお願いします。人気アイドルと戦えるなんて光栄です。』

 

漣『俺達はライバル同士だが、楽しんで戦おうぜ。』

 

聖良『はい。』

 

しかし理亞は、2人を睨んでる。

 

漣『ん?』

 

千幸『どうしたんだ?』

 

聖良『ごめんなさい。理亞は緊張してるだけなんです。』

 

漣『そうか。』

 

 

 

 

EXTRAは「YOUR SONG」、Saint Snowは「SELF CONTROL!!」を披露した。勝負の結果は、EXTRAが57点、Saint Snowが56点になり、EXTRAが勝利した。

 

 

 

 

その後。

 

聖良『素晴らしかったです。お2人のステージ。私達の負けですね。』

 

漣『いや、2人のパフォーマンスも良かったぞ。』

 

千幸『あのダンス、俺気に入ったぞ。』

 

聖良『ありがとうございます。やはり大人気アイドルは凄いですね。では、また何処かでお会いしましょう。』

 

漣『ああ。』

 

理亞『私は・・・認めないから!』

 

漣『っ?理亞、どうしたんだ?』

 

理亞『勝ち負けじゃなくて、楽しんで戦う?・・・巫山戯ないで!』

 

千幸『おいどうしたんだ?』

 

聖良『理亞は、負けず嫌いなんです。』

 

千幸『そうだったのか。』

 

理亞『私は、あなた達に勝つまで認めないから!!』

 

 

 

 

 

 

そして現在。

 

漣「俺達は勝ち負けより楽しむ事がモットーなんだ。」

 

千歌「楽しむ事が?」

 

漣「俺の親父が昔言ってたんだ。勝負は勝ち負けより楽しめば良いって。」

 

千幸「あの言葉を言ったせいか、理亞は今でも俺達を憎んでる。」

 

 

 

 

 

 

そして沼津に帰って来た。

 

ルビィ「戻って来た〜!」

 

花丸「やっとずらって言えるずら〜。」

 

善子「ずっと言ってたじゃない!」

 

花丸「ずら〜・・・」

 

 

 

 

「おーーい!」

 

 

 

 

そこにクラスメイト達が迎えに来てた。

 

千歌「皆!」

 

よしみ・いつき・むつ「おかえりー!」

 

漣「お。迎えが来たか。」

 

いつき「どうだった?東京は。」

 

千歌「う、うん。凄かったよ。何かステージもキラキラしてて。」

 

むつ「ちゃんと歌えた?」

 

いつき「緊張して間違えたりしなかった?」

 

曜「うん。それは何とか。ね?」

 

梨子「そうね。ダンスもミスも無かったし。」

 

千歌「そうそう!今までで1番のパフォーマンスだったねって、皆で話してた所だったんだー!」

 

よしみ「な〜んだ。心配して損した〜。」

 

むつ「じゃあじゃあ、もしかして本気でラブライブ決勝狙えちゃうかもって事?」

 

千歌「え・・・?」

 

漣・千幸「・・・」

 

よしみ「そうだよね!東京のイベント呼ばれるくらいだもんね!」

 

千歌「あ〜そうだね〜。だと良いけど・・・」

 

得票数が0だって事が言えない。

 

???「おかえりなさい。」

 

そこに聞き覚えのある声が聞こえた。

 

ルビィ「お姉ちゃん・・・?」

 

生徒会長の黒澤ダイヤだ。彼女は笑顔でルビィを見る。するとルビィが涙を流し、ダイヤに飛び込んだ。ダイヤがルビィを優しく抱擁して撫でる。

 

ダイヤ「良く頑張ったわね。」

 

ルビィは泣いた。

 

漣「ルビィ、辛かったんだろうな・・・」

 

千幸「ああ。悔しい気持ち、俺達も良く分かる。」

 

 

 

 

 

 

同じ頃、鞠莉は家のベランダで夜空を眺めていた。海沿いの港に1つの光が出現した。

 

 

 

 

港に行くと、果南が居た。

 

鞠莉「何時以来かな?こうやって呼び出されるの。」

 

果南「ダイヤから聞いた。千歌達の事。」

 

鞠莉「そう。」

 

果南「どうするつもり?」

 

 

 

 

 

 

EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」

 

 

 

 

 

 

その頃漣達は、沼津の公園に居た。

 

ダイヤ「得票、0ですか・・・」

 

梨子「はい・・・」

 

漣「精一杯披露したのに、誰も票を入れてくれなかった。」

 

ダイヤ「やっぱりそう言う事になってしまったのですね。今のスクールアイドルの中では。」

 

ルビィは泣き疲れて、ダイヤの膝の上で寝てる。

 

ダイヤ「先に言っておきますけど、あなた達は決してダメだった訳ではないのです。」

 

千幸「?」

 

ダイヤ「スクールアイドルとして十分練習を積み、見てくれる人を楽しませるに足りるだけのパフォーマンスもしている。でも、それだけではダメなのです。もうそれだけでは・・・」

 

曜「どう言う事です?」

 

ダイヤ「7236・・・何の数字か分かります?」

 

善子「ヨハネのリトル・・・」

 

花丸「違うずら。」

 

善子「ツッコミ早!」

 

ダイヤ「お2人は分かりますよね?」

 

漣「ああ。」

 

千幸「去年最終的にエントリーしたスクールアイドルの数だ。それも第1回大会の脅威の10倍以上だ。」

 

千歌「そんなに・・・」

 

ダイヤ「スクールアイドルは確かに、以前から人気がありました。しかしラブライブの大会の開催によって、それは爆発的なものになった。A-RISEとμ’sによって、その人気は揺るぎないものになり・・・アキバドームで決勝が行われるまでになった。そして、レベルの向上を生んだのですわ。そしてあなた達EXTRAがμ`s最後のラブライブにゲスト出場したお陰で、ラブライブのSPゲストとして出場されるようになりました。」

 

梨子「じゃあ・・・」

 

ダイヤ「そう。あなた達が誰にも支持されなかったのも、私達が歌えなかったのも、仕方無い事なのです。」

 

千幸「歌えなかった?それってどう言う意味なんだ?」

 

ダイヤ「2年前・・・既に浦の星には統合になるかも、と言う噂がありましてね。」

 

 

 

 

 

 

時は2年前。ダイヤと果南と鞠莉が裏の星女学院1年生の頃から始まった。

 

鞠莉『School・・・idol・・・?』

 

ダイヤ『そうですわ!学校を廃校の危機から救うには、それしかありませんの!』

 

果南『鞠莉スタイル良いし、一緒にやったら絶対注目浴びるって!』

 

ダイヤと果南が鞠莉にスクールアイドルやろうと誘ったが。

 

鞠莉『ソーリー、そう言うの興味ないの。』

 

ここから去ろうとしたが、果南が後ろから鞠莉をハグした。

 

果南『ハグ!』

 

鞠莉『何するの!?』

 

果南『うんって言うまでハグする!』

 

鞠莉『離してよー!』

 

果南『ダーメ!』

 

鞠莉『もう止めて!』

 

果南『止めない!』

 

 

 

 

 

 

そして現在。果南と鞠莉が居る港。

 

鞠莉「その何が悪かったの?街の人も学校の人も、スクールアイドルだと応援してくれたじゃない。」

 

果南「ライブも上手く行ったしね。でも・・・」

 

 

 

 

 

 

再び2年前。

 

果南『東京?』

 

ダイヤ『そうですの!私達が呼ばれたんですのよ!』

 

鞠莉『ダイヤ、随分鼻行きがberry hard。』

 

ダイヤ『っ!チャンスですわ!このイベントで有名になればラブライブが一気に近付きますわ!』

 

 

 

 

 

 

再び現在。沼津の公園。

 

千幸「そんな過去があったとは・・・」

 

ダイヤ「でも、歌えなかったのですわ。」

 

漣「何故なんだ?」

 

ダイヤ「他のグループのパフォーマンスの凄さと、巨大な会場の空気に圧倒され・・・何も歌えなかった。あなた達は歌えただけ立派ですわ。」

 

曜「じゃあ、反対してたのは。」

 

ダイヤ「何時かこうなるかと思ってたから。」

 

 

 

 

 

 

まだEXTRAが内浦に来てないファーストライブの時。

 

ダイヤ『これは今までのスクールアイドルの努力と、街の人達の善意があっての成功ですわ。勘違いしないように。』

 

あの時反対してた理由は、千歌達を自分達と同じ目に遭わさせない為だった。

 

 

 

 

 

 

そして港。

 

果南「外の人に見てもらうとか、ラブライブに優勝して学校を救うとか、そんなのは絶対に無理なんだよ!」

 

鞠莉「だから諦めろって言うの?」

 

果南「私はそうすべきだと思う!・・・っ!?」

 

すると鞠莉が両手を広げてハグしようとした。

 

鞠莉「果南・・・」

 

果南は鞠莉に向かって歩み寄る。

 

 

 

 

 

 

しかし果南はハグせずに歩き去って行った。

 

果南「誰かが、傷付く前に・・・」

 

鞠莉「私は・・・諦めない!必ず取り戻すの!あの時を!果南とダイヤとうしなったあの時を!私にとって、宝物だったあの時を・・・」

 

彼女は泣き崩れた。

 

 

 

 

 

 

その頃十千万では、千歌がしいたけを撫でてる。

 

美渡「早くお風呂入っちゃいなよ〜!」

 

千歌「うん・・・」

 

美渡「漣君と千幸君も休んでね。」

 

漣「ありがとうございます。美渡さん。」

 

千幸「すみませんね。」

 

美渡「梨子ちゃんも早く休んでね。」

 

梨子「はい。ありがとうございます。千歌ちゃん、大丈夫?」

 

千歌「・・・うん。少し考えてみるね。私がちゃんとしないと、皆困っちゃうもんね。」

 

漣「自分で責任を背負うなよ?俺達はお前達の顧問なんだからな。」

 

千幸「困った時は顧問に頼れよ?」

 

千歌「うん。ありがとう。」

 

 

 

 

国木田家。花丸が夜空を眺めてる。

 

花丸「ずら・・・」

 

 

 

 

津島家。

 

善子「今日はおしまい!」

 

ニコニコ生放送を終えて、夜空を眺める。

 

善子「はぁ・・・」

 

 

 

 

黒澤家。ルビィの部屋。

 

ルビィ「ここで、こう・・・ピギィ!」

 

ダンスの練習をするが、バランスを崩してベッドに倒れた。

 

 

 

 

その頃ダイヤは、果南と通話してた。

 

ダイヤ「ええ。話しましたわ。きちんと。」

 

果南「そう。」

 

ダイヤ「良かったんですわよね?これで・・・」

 

 

 

 

渡辺家。曜が部屋で幼い頃の写真を見てた。

 

 

 

 

数時間前。千歌が車に乗ろうとした時。

 

曜「千歌ちゃん。止める?スクールアイドル。」

 

しかし千歌は何も言わずに車に乗る。

 

 

 

 

桜内家。梨子が部屋から千歌の部屋を見てる。すると漣が、千歌の部屋を見てる梨子を発見して窓を開けた。

 

漣「梨子、どうしたんだ?」

 

梨子「漣さん、千歌ちゃんは?」

 

漣「帰ったきり、部屋から出て来てない。」

 

梨子「そう、なんですか・・・」

 

すると梨子の母が、梨子の部屋のドアを開けた。

 

梨子の母「体、冷えるわよ?」

 

梨子「うん・・・」

 

漣「じゃあな梨子。」

 

梨子「はい・・・」

 

漣は梨子の母に一礼した。

 

 

 

 

その頃千歌は部屋のベッドで寝てた。するとベッドから落ちて目を開けた。部屋に飾ってるμ`sのポスターを見て左手を伸ばした。しかしSaint Snowと得票数の0が頭に浮かんでしまった。

 

 

 

 

 

 

翌日の朝5時。梨子が起きた。千歌の部屋を見るが、出て来る気配は無かった。海の方を見ると、千歌が浜辺に向かって行く姿が見えた。

 

梨子「千歌、ちゃん?」

 

 

 

 

その頃漣と千幸は、千歌を探してた。

 

漣「居たか?」

 

千幸「いや、何処も・・・」

 

漣「もしかしたら、外とか?」

 

千幸「あり得るかもな。行ってみるか。」

 

 

 

 

その頃千歌は海を眺めていた。そして海に向かって走り出した。

 

 

 

 

その後梨子が浜辺に来た。

 

梨子「千歌ちゃーん!千歌ちゃーーん!!」

 

漣「梨子!?どうした!?」

 

梨子「漣さん!千幸さん!千歌ちゃん見ませんでした!?」

 

千幸「いや、見てないけど。どうかしたのか?」

 

梨子「さっき起きたら海に向かってたんです・・・」

 

漣「海に向かってた・・・まさか・・・入水!?」

 

梨子「え!?」

 

千幸「おいおい冗談じゃねえぞ!千歌ーーーーーーー!!!」

 

漣「千歌ーーーーー!!!」

 

梨子「千歌ちゃーーーーーん!!千歌ちゃーーーーーーん!!」

 

 

 

 

 

 

千歌「あれ?梨子ちゃん?漣さん?千幸さん?」

 

 

 

 

 

 

海の中から千歌が出て来た。

 

漣「千歌!」

 

梨子「はぁ・・・一体何してるの!?」

 

千幸「入水したかと思ったじゃねえか!海に飛び込んで何してたんだ!?」

 

千歌「え?あぁ・・・何か、見えないかなって・・・」

 

梨子「え!?」

 

漣「何言ってんだ!?」

 

千歌「ほら。梨子ちゃん海の音を探して潜ってたでしょ?だから私何か見えないかな〜って。」

 

梨子「それで?」

 

漣「何か見えたのか?」

 

千歌「うん?」

 

梨子「それで、見えたの?」

 

千歌「ううん、何も。」

 

梨子「何も?」

 

千歌「うん。何も見えなかった。」

 

千幸「見えなかったのか。」

 

千歌「でもね、だから思った。続けなきゃって。私、まだ何も見えてないんだって。先にあるのは何なのか。このまま続けても、0なのか・・・それとも1になるのか、10になるのか。ここで止めたら、全部分からないままだって・・・」

 

梨子「千歌ちゃん・・・」

 

千歌「だから私は続けるよ。スクールアイドル。だってまだゼロだもん。・・・ゼロだもん・・・ゼロなんだよ・・・」

 

漣「千歌・・・お前・・・」

 

千歌「あれだけ皆で練習して・・・衣装も作って、PVも作って、頑張って頑張って・・・皆に良い歌聞いて欲しいって・・・スクールアイドルとして輝きたいって・・・」

 

すると彼女は自分の頭を殴った。

 

千歌「なのにゼロだったんだよ!!」

 

漣「お前・・・本当は悔しいのか?」

 

千歌「悔しいじゃん!!差が凄いあるとか、昔とは違うとか・・・そんなのどうでもいい!悔しい!!!悔しいんだよ・・・!!」

 

彼女は涙を流して泣いた。すると梨子が海に入って、千歌の後ろからハグした。そして雨が降り始めた。

 

梨子「良かった・・・やっと素直になれたね・・・」

 

千歌「だって私が泣いたら、皆落ち込むでしょ・・・?今まで頑張って来たのに・・・せっかくスクールアイドルやってくれたのに・・・悲くなっちゃうでしょ・・・だから・・・だから・・・!!」

 

漣「悔しかったんだな・・・」

 

千幸「今まで我慢してたんだな・・・」

 

梨子「バカね。みんな千歌ちゃんのためにスクールアイドルやってるんじゃないの。自分で決めたのよ。皆も。」

 

千歌「・・・あ。」

 

 

 

 

 

 

そこに曜と善子と花丸とルビィが来てくれた。

 

 

 

 

 

 

梨子「曜ちゃんも、ルビィちゃんも、花丸ちゃんも、勿論善子ちゃんも。それに漣さんと千幸さんが私達を見守ってくれてる。」

 

千歌「でも・・・」

 

梨子「だから良いの。千歌ちゃんは感じた事を素直にぶつけて、声に出して・・・」

 

曜「千歌ちゃん!」

 

そこに曜達も海に入って千歌を慰める。

 

梨子「皆で一緒に歩こう。一緒に・・・」

 

そして漣と千幸も海に入って千歌を慰める。

 

漣「千歌、お前は1人じゃない。お前には仲間達が付いてる。勿論俺達も仲間だ。」

 

千幸「悔しい時や悲しい時は、仲間達に打ち明けるんだ。そうすれば気持ちが晴れるぞ。」

 

千歌「う、うぅ・・・うわああああああああああん!!!!」

 

彼女は思い切り号泣した。

 

梨子「今から0を100にするのは無理だと思う。でも、もしかしたら1にする事がは出来るかも!私も知りたいの。それが出来るか。」

 

千歌「・・・うん!」

 

漣「おい見ろ!空が!」

 

空が晴れ、太陽が顔を出した。

 

全員「わぁー!」

 

千歌「・・・うん!」

 

 

 

 

 

 

後日の部室。集計結果をホワイトボードに貼った。

 

漣「ゼロから始めるスクールアイドルか。」

 

千幸「なら、ゼロから新しく作り始めるか。」

 

Aqoursはゼロからスタートした。

 

「END」




         キャスト

       朝霧漣:荒井敦史

      城戸千幸:池岡亮介

      高海千歌:伊波杏樹
      桜内梨子:逢田梨香子
      松浦果南:諏訪ななか
     黒澤ダイヤ:小宮有紗
       渡辺曜:斉藤朱夏
      津島善子:小林愛香
     国木田花丸:高槻かなこ
      小原鞠莉:鈴木愛奈
     黒澤ルビィ:降幡愛

      高海美渡:伊藤かな恵
       よしみ:松田利冴
       いつき:金元寿子
        むつ:芹澤優

      鹿角聖良:田野アサミ
      鹿角理亞:佐藤日向

      梨子の母:水樹奈々

  アキバレポーター:高森奈津美
       女の子:木野日菜
        ママ:朝日奈丸佳

      宮内昂汰:斉藤壮馬

      矢澤にこ:徳井青空

      絢瀬絵里:南條愛乃
      南ことり:内田彩
      園田海未:三森すずこ
       星空凛:飯田里穂
     西木野真姫:Pile
       東條希:楠田亜衣奈
      小泉花陽:久保ユリカ

      女子生徒:春野杏
           永沢よしこ
           依田菜津
           珠宮夕貴
           藤田彩
           河井晴菜
           小峰華子
           木村千咲
           春村奈々
           櫻井絵美里サヴァンナ
           鈴木亜里沙
           杉浦しおり
           赤尾ひかる
           雨宮夕夏
           続木友子

次回「未熟DREAMER」
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