梨子「はぁ・・・」
『そのスタンプ見飽きた』と送信した。すると今度はゴメンと言ってるテヘペロの犬のスタンプが受信された。
梨子「・・・」
『そんなもの用意する時間があったら早く書いて』を送信して、怒ってるオバケのスタンプも送信した。その後も犬のスタンプが受信されるばかり。
梨子「はぁ・・・」
すると別のメールが受信された。
梨子「ん?」
それは、ピアノコンクールの出場登録期限が迫ってると言うメールだった。梨子は真剣な顔をした。
後日の浦の星女学院の屋上。今日の天気は炎天下。
千歌「熱ーいーー!!」
花丸「ずらぁ・・・」
善子「天の業火に闇の翼が・・・」
そして善子は黒のローブを着てる。
ルビィ「その服止めた方が良いんじゃ・・・」
千幸「黒のローブって、余計暑くなるだけだろ。」
漣「にしても暑いな。こりゃ炎天下だな。」
曜「どうしたんですか?全員集めて。」
漣「何か企画したのか?」
鞠莉・ダイヤ「フッフッフ。」
ダイヤ「さて!いよいよ今日から夏休み!」
鞠莉「Summer vacationと言えば?」
ダイヤ「はい!あなた!」
急に千歌を指名した。
千歌「え!?・・・やっぱり、海だよね?」
漣「海。夏の定番だな。」
曜「夏休みは、パパが帰って来るんだ。」
千幸「おぉ。親父さん帰って来るのか。」
花丸「まるは、お婆ちゃん家に。」
漣「お婆ちゃん喜ぶと思うぞ?」
千幸「漣は?」
漣「勿論帰省だ。千幸は?」
千幸「真夏のツーリング。」
善子「夏コミ!!」
漣「夏コミ・・・今年もこの季節が来たか。」
千幸「帰省序でに行ってみるか?」
ダイヤ「ブッブー!!ですわ!」
漣・千幸「うお!?」
ダイヤ「あなた達、それでもスクールアイドルなのですか?片腹痛い・・・片腹痛いですわ!」
全員「ゴクリ・・・」
漣「いや、俺達ホンマのアイドルだけど・・・」
千幸「そして顧問だけど・・・」
すぐに部室に戻った。
千歌「だったら、何だと言うんです?」
ダイヤ「良いですか皆さん?夏と言えば・・・はい!ルビィ。」
ルビィ「多分、ラブライブ!」
ダイヤ「流石我が妹。可愛いでちゅねぇ〜。よく出来まちたね〜。」
ルビィ「がんばルビィ!」
褒めてルビィを撫でるダイヤ。
善子「何この姉妹コント。」
ダイヤ「コント言うな!!」
漣(あの賢かったダイヤさんは何処へ行ったんだ・・・?)
千幸(完全に絵里と化してる・・・)
ダイヤ「何か言いました?」
漣・千幸「何も?」
ダイヤ「兎に角!夏と言えば、ラブライブ!その大会が開かれる季節なのです!ラブライブ予選を目指して、Aqoursはこの特訓を行います!」
ホワイトボードに貼ってる特訓のメニューを指差す。
漣「えっとダイヤ、そのメニューは?」
ダイヤ「これは、独自のルートで手に入れたμ’sの合宿のスケジュールですわ!」
漣「明らかに海未が作った奴と同じじゃねえか・・・何処で手に入れた?」
ダイヤ「機密事項ですわ。」
花丸「遠泳10キロ・・・」
善子「ランニング15キロ・・・」
千歌「こんなの無理だよ・・・」
果南「ま、何とかなりそうね。」
千歌・善子・花丸「っ!?」
千幸「だがダイヤ、このメニューはちょいと
ダイヤ「熱いハートがあれば何でも出来ますわ!」
ルビィ「ふんばルビィ!」
千幸「ルビィちゃん、上手い事言ったつもり?」
曜「何でこんなにやる気なの・・・?」
鞠莉「ずっと我慢してただけに、今までの想いがシャイニーしたのかも。」
漣「やりたかったんなら最初から加入すれば良かったんじゃ・・・」
ダイヤ「何をごちゃごちゃと!っさ、外に出始めますわよ!」
その頃十千万の外に居るしいたけは、炎天下を受けてダメージを負ってる。
浦の星女学院・スクールアイドル部室。
漣(炎天下の中で、彼女達を熱中症にさせる気かあんたは?)
曜「そう言えば千歌ちゃん、海の家の手伝いがあるって言ってなかった?」
千歌「あ、そうだそうだよ!自治会で出してる海の家手伝うように言われてるのです!」
千幸「海の家かぁ。」
果南「あ、私もだ。」
ダイヤ「そんなぁ!!特訓はどうするんですの!?」
千歌「残念ながら・・・そのスケジュールでは・・・」
曜「勿論サボりたい訳ではなく・・・」
千幸「そう言う事だ。今日の特訓は中止だ。」
するとダイヤが不敵な笑みを見せた。
ルビィ「ピッ!?」
千歌・曜「うぅっ!」
鞠莉「じゃあ、昼は皆で海の家手伝って、涼しいMorning&Eveningに練習って事にすれば良いんじゃない?」
漣「俺も同じ事考えてた。皆はどうだ?」
花丸「それ賛成ずら!」
ダイヤ「それでは練習時間が・・・」
千歌「じゃあ夏休みだし、うちで合宿しない?」
8人「合宿?」
千歌「ほら、うち旅館でしょ?頼んで1部屋借りれば、皆泊まれるし。漣さんと千幸さんもうちに住んでるし。」
曜「そっか!千歌ちゃん家なら目の前が海だもんね。」
果南「移動が無い分、早朝と夕方、時間取って練習出来るもんね。」
漣「ナイスアイディアだな千歌。」
花丸「でも、急に皆で泊まりに行って大丈夫ずらか?」
千歌「何とかなるよ!」
漣「よし決まり!」
その後部室から出た。
ダイヤ「それでは、明日の朝4時!海の家集合と言う事で。」
全員「お、おー・・・」
漣「俺達が起きる1時間前・・・」
千幸「千歌達にとってハード過ぎるだろ・・・」
全員が帰る時。
千歌「ん?」
梨子は考え事をしていた。
千歌「梨子ちゃんどうかした?」
梨子「え?ううん、何でも無い。」
その日の夜の梨子の部屋。部屋にあるピアノの上に楽譜があった。曲名は『海に還るもの』。梨子は楽譜を見て不安な顔をした。
その頃漣と千幸の部屋。漣のスマホにメールが受信された。
漣「お!千幸、にこからメールが来たぞ。」
千幸「来たか。」
漣「来月の8月に旅館で皆で宴会しようって。」
千幸「来月かぁ。ラブライブが終わった後だな。それで、穂乃果は来るのか?」
漣「何処も書いてない。」
千幸「彼奴来るのか?」
漣「まだ分からないが、まぁ来月を楽しみにしていようぜ?」
千幸「だな。」
そして翌朝の浜辺。
千歌「ヤッホーーー!!」
曜「眩しいーーーー!!」
日差しが最高の天気の下、千歌と曜が海に向かって走る。
千歌「よーし!」
Tシャツを脱いで水着姿になって海に飛び込んだ。顔を出した瞬間、鞠莉が投げたビーチボールが千歌の顔に直撃した。
鞠莉「shiny!」
そして果南はサーフボードでサーフィンしていた。
ルビィ「プカプカ〜。」
浮き輪に乗ってるルビィを見た曜が潜って、下からルビィの腹をくすぐる。くすぐられたルビィがバランスを崩して落ちた。
千歌「あ!梨子ちゃ〜ん!」
砂浜に居る梨子に向かって手を振った。
漣「彼奴ら楽しそうだな。」
千幸「夏合宿で遊んでる穂乃果達を思い出すな〜。」
ダイヤ「結局遊んでばかりですわね。」
花丸「朝4時に来たら、まる以外誰も居なかったずら・・・」
漣(ガチで4時に来たのかよ・・・)
千幸(健気だなぁ・・・)
善子「当たり前よ。無理に決まってるじゃない。」
漣「まあ俺達も朝5時に起きちまったけどな。」
千幸「ダイヤ、朝4時って鬼畜過ぎだろ。ってかお前もさっき来たばかりだろ?」
ダイヤ「っ・・・ま、まぁ練習は後からきちんとするとして、それより手伝いは午後からって言ってましたわね?確か・・・」
後ろにはボロボロになってる海の家があった。
ダイヤ「はて・・・そのお店は何処ですの?」
わざとらしくキョロキョロする。
漣「現実を見ろ。」
千幸「現実を見やがれ。」
花丸「現実を見るずら。」
ダイヤ「っ!」
ルビィ「ボロボロ・・・」
曜「それに比べて・・・隣は・・・人がいっぱい・・・」
隣にも海の家があり、かなりゴージャスで人が大勢居た。
花丸「都会ずら〜☆」
漣「圧倒的だなぁ。」
ダイヤ「ダメですわ・・・」
鞠莉「都会の軍門に下るのデス!私達はラブライブ決勝を目指しているんでしょう?あんなチャラチャラした店に負ける訳にはいかないわ!」
ダイヤ「鞠莉さん・・・あなたの言う通りですわ!」
漣・千幸「ノリノリだなぁ・・・」
鞠莉「テヘペロ☆」
果南「え?」
その後千歌と梨子が海の家の看板を着せられた。ダイヤは屋根の上に立ってる。
千歌・梨子「これ・・・何?」
ダイヤ「それでこの海の家にお客を呼ぶのですわ!聞けば、去年も売り上げで隣に負けたそうではありませんか!」
漣(どうやって屋根に登ったんだあの子?)
千幸(知らん。)
ダイヤ「今年は私達が救世主となるのです!」
千歌・梨子「救世主!?」
漣「究極の救世主にでもなるのか?」
千幸「キュウレンジャー?」
善子「どうしてあんなに熱くなってるの?」
ルビィ「ちょっと昔色々あって・・・」
ダイヤ「果南さん!とおっ!」
屋根から飛び降りて着地した。
ダイヤ「さぁ、果南さんはこのチラシを!商売もスクールアイドルも、大切なのは宣伝!」
果南「はぁ・・・」
ダイヤ「あなたのそのグラマラスな水着姿で、お客を引き寄せるのですわ!他の砂利共では女の魅力に欠けますので!」
果南「何か、顔が怖いんだけど・・・」
千幸「引き寄せられるのは男だけじゃ・・・」
漣「と言っても、男は俺達2人だけじゃねえか・・・」
千歌「砂利ってなーに?」
梨子「知らないほうが良いと思う・・・」
千幸「漣、俺はこっちの行動を見るから残りを頼む。」
漣「OK任せた。」
残った曜と善子と鞠莉を海の家に連れて入った。漣も入った。
ダイヤ「鞠莉さん!曜さん!善子さん!」
善子「ヨハネ!」
ダイヤ「あなた達には料理を担当してもらいますわ。都会の方々に負けない料理で、お客のハートを鷲掴みにするのですわ!」
曜「面白そうだね!」
善子「堕天使の腕の見せ所。」
鞠莉「じゃあ、Let's Cooking!!」
曜・善子「おーーーー!!」
調理開始。
漣「曜は何を作るんだ?」
曜「漣さん見ててよ?とりゃ!」
人参を包丁で高速で切る。そして鉄板の上に切った野菜とそばの麺を焼く。ソースを投入して、ヘラを使って焼く。
漣「スゲェ、見事なCooking・・・」
そして焼きそば出来上がった。
曜「ほい!美味しいヨキソバ!ヨーソロー!」
漣「スゲェな曜!料理出来るんだな。」
曜「実は得意なんだ〜!」
善子「クッフッフッフ・・・」
鞠莉「ヒッヒッヒッヒ・・・」
漣・曜「ん?」
2人の様子を見に行く。まずは善子。真っ黒なたこ焼きを作ってる。中から赤い何かが溢れ出た。
善子「クックック・・・堕天使の涙・・・降臨!」
漣「何だあの漆黒のたこ焼きは・・・?」
次は鞠莉。でっかい鍋で何かを混ぜてる。
鞠莉「Anbiribabo・・・シャイ煮、Complete!」
漣「もうダメだ、不安しか無い・・・曜、ちょいとやらせてくれ。」
今度は漣も調理する。
漣「久々の料理。腕が鳴るぜ!」
曜「何作るの?」
漣「俺オリジナルのお好み焼きだ。」
ダイヤ「さぁ、これで客がドッバドバと!」
千幸「・・・来る訳無いか。」
隣の海の家に横取りされ中。
ダイヤ「何で来ないんですのー!?」
千幸「こんなんで来ると思ったら間違いだぞ。」
???「こんにちはー。」
遂にお客が来た。
ダイヤ「っ!はーい!」
むつ「ここが千歌達が手伝ってる海の家?」
お客の正体は、千歌のクラスメイトだった。
千幸「千歌達のクラスメイトか。」
いつき「私ヨキソバー。」
曜「ヨーソロー!」
むつ「私はお好み焼きー!」
漣「あいよ!」
千歌「皆に連絡したらすぐ来てくれたよ。」
果南「最初からこうすれば良かったんだね!本当ダイヤはおバカさん。」
千幸「おバカなのか。」
鞠莉「ほんと、オ・バ・サ・ン。」
ダイヤ「一文字抜けてますわ!」
千幸(
その日の夕方。漣と千幸と果南がランニングしている。
漣「ふぅ・・・こんなに走ったのは久し振りだ・・・」
千幸「確かに・・・けどすぐ疲れちまった・・・」
果南「まぁ、流石にお店の後だとちょっとキツいね。ん?」
後ろを見ると、他の皆がバテてた。
ダイヤ「うぅ・・・こんな特訓をμ’sはやっていたのですか・・・」
ルビィ「凄過ぎる・・・」
ダイヤがぶっ倒れた。
漣「いや、やった事無えぞ。」
千幸「あのメニューをこなせるのはトライアスロン選手ぐらいだろ。」
次は体幹を鍛える為の腹筋を始めた。
果南「次は体幹をきちんと鍛えるのよ。」
漣「頑張れ皆頑張れ。」
千幸「集中だ集中。」
善子「今こそ・・・我に・・・」
千歌「うわぁっ!」
善子「うわっ!」
花丸「ずら!」
ルビィ「ピギィ!」
すると千歌がバランスを崩して、善子に当たって、花丸に当たって、ルビィに当たってドミノのように倒れた。
千幸「人間ドミノ完成か。」
漣「例えるな。」
梨子「・・・うふふ。」
千歌「ん?くすっ。」
その後、水で身体中に付いてる砂を流す。
ルビィ「・・・ひゃっこい・・・」
千歌「我慢して?まだ砂落ちてないよ?」
ダイヤ「全く、お湯は無いんですの?」
漣「仕方無えよ。」
ルビィ「それにしてもμ’sって凄い特訓してたんだね!」
水が入ってるドラム缶の中から善子が顔を出した。シュノーケルを着けてる。
善子「リトルデーモンね。」
花丸「違うずら。」
漣「やってねえよあのメニュー。」
千幸「やった事すら1度も無い。」
美渡「アンタ達!他のお客さんも居るから、絶対五月蝿くしたらダメだからね!」
千歌「分かってる〜!」
美渡「言ったからねー!」
そう言って美渡は十千万に戻って行った。するとその時、鞠莉の腹が鳴った。
鞠莉「I`m hungry。ご飯まだ?」
千歌「それが・・・」
海の家に戻った。
全員「えーーーー!?」
千歌「美渡姉が、余った食材は自分達で処分しなさいって・・・」
梨子「そんなに余ったの?」
千歌「ヨキソバとお好み焼きはほぼ売れたんだけど、シャイ煮と堕天使の涙が全く売れてなくて・・・」
千幸「ご愁傷様・・・」
善子「申し訳無い!」
鞠莉「デース!」
ルビィ「それって、どんな味がするんですか?」
果南「ちょっと興味あるね。」
梨子「そうですね。」
花丸「まるも食べてみたいずら!」
漣「俺もちょっと食ってみようかな?」
千幸「俺も俺も。」
善子・鞠莉「良いですわ!!」
鞠莉「シャイ煮〜Please!」
千幸「何だこのカオスな鍋は・・・」
善子「堕天使の涙に、溺れなさい。」
シャイ煮と堕天使の涙が完成。
善子・鞠莉「さぁ、召し上がれ!」
9人「い、いただきます・・・」
まずはシャイ煮を試食する。
漣「シャイ煮・・・どんな味だ・・・?」
勇気を出して食べる千歌。すると。
千歌「ん!?シャイ煮美味しい!」
漣「え!?・・・何これめっちゃ美味い!」
千幸「・・・美味え!何だこれ!?」
梨子「でも・・・中に何が入ってるの・・・!?」
鮑が丸ごと入ってた。
花丸「おかわりずら!」
鞠莉「フッフッフ。シャイ煮は、私が世界から集めたスペーシャルな食材で作った、究極の料理デース!」
具材は世界から集めた高級食材ばかりだった。
漣「マンボウに伊勢海老に鮑に松茸に松坂牛に熊の手にズワイガニにサザエに金目鯛。」
千幸「高級食材のオンパレードだなこりゃ。」
ダイヤ「で、一杯幾らするんですのこれ?」
鞠莉「さぁ?10万円くらいかな?」
10万を聞いた全員が一斉に吹いた。
花丸「じゅ、10万円・・・!?」
千歌「高過ぎるよ!!」
漣「賄えるか!!」
鞠莉「え?そうかな?」
果南「これだから金持ちは・・・」
千幸「金銭感覚が違うなぁやっぱ・・・何杯も食ってたら俺達のギャラが徐々に減るぞ・・・」
ルビィ「あはは・・・次は、堕天使の涙を・・・」
次は堕天使の涙を試食する。
ルビィ「あ〜ん。」
口に入れた瞬間、ルビィが固まった。
ダイヤ「ん?ルビィ?」
するとルビィの顔が真っ赤になり、次の瞬間。
ルビィ「ピギャァァァァァ!辛い辛い辛い辛い!!!」
強烈な辛さに耐えなくなり、外で走り回る。
善子「フッ。」
ダイヤ「ちょっと!一体何を入れたんですの!?」
善子「タコの代わりにタバスコで味付けした、これぞ堕天使の涙!」
堕天使の涙を美味しそうに食べる。
ダイヤ「平気ですの?」
善子「ん?どして?」
漣「善子お前、味覚壊れてんのか・・・?」
千幸「そんな事よりルビィだ!水だ水!」
水を持ってルビィの元へ走った。
漣「堕天使の涙、バラエティ番組で使えそうだなこれ。」
梨子「そう言えば歌詞は?」
千歌「うーん、中々ねぇ・・・」
漣「ん?どうした?」
千歌「歌詞が思い付かなくて・・・」
漣「そっか。」
曜「作曲は?」
梨子「色々考えているけど、やっぱり歌詞のイメージもあるから・・・」
千歌「良い歌にしないとね。」
梨子「うん。」
その後梨子が外に出た。
千幸「ルビィ大丈夫か?」
ルビィ「はいぃ・・・」
梨子はスマホを取り出して、ピアノコンクールのメッセージを消去した。
海の家。
曜「千歌ちゃーん!ソース切れちゃったー!」
千歌「分かったー!うちから取って来るねー!」
漣「俺も行って来る。千幸、ここ頼む。」
千幸「OK。」
2人がソースを取りに十千万に向かった。すると正面入り口で。
志満「ピアノコンクール?」
梨子の母「えぇ。案内が来たらしいんだけど・・・あの子、出るとも出ないとも言ってなくて。」
志満「いえ、千歌からは何も聞いてないですけど。」
漣(ピアノコンクール?)
千歌「・・・」
EXTRA・Aqours「ラブライブ!EXTRAサンシャイン!!」
その日の夜の千歌の部屋。全員が寝静まってる中、千歌はピアノコンクールの事を調べていた。
千歌「やっぱり・・・この日って、ラブライブ予備予選と同じ日・・・」
ぐっすり寝てる梨子を見詰める。
千歌「梨子ちゃーん。梨子ちゃーん。梨子ちゃーん。」
寝てる梨子の両頬を触る。
梨子「千歌ちゃん・・・面白がってませんか〜・・・?」
千歌「えへへ・・・」
その頃漣と千幸の部屋。2人はまだ起きてた。
千幸「ピアノコンクール?」
漣「ああ。梨子のお袋さんが志満さんにその事を話してたんだ。調べてみたら、ピアノコンクール開催日はラブライブ予備予選と同日。」
千幸「まさか梨子、ピアノコンクールに出るのか?」
漣「それはまだ分からん。彼女次第だ。ん?」
外を見ると、千歌と梨子が浜辺に居た。
漣「千歌?」
千幸「梨子?」
一方浜辺では、千歌と梨子が居た。
梨子「バレてたか・・・心配しなくて大丈夫。ちゃんとラブライブに出るから。」
千歌「え?」
梨子「確かに、初めて知らせが来た時はちょっと戸惑ったよ?チャンスがあったらもう一度って気持ちもあったし・・・でも、合宿が始まって、皆と一緒に過ごして、ここに越して来てから、この学校や、皆や、スクールアイドルが自分の中でどんどん大きくなってきて・・・皆とのAqoursの活動が楽しくて。千歌ちゃんとの出会いも。自分に聞いたの。どっちが・・・大切なのか。すぐ答えは出た。今の私の居場所はここなんだって。」
千歌「・・・そっか。」
梨子「今の私の目標は、今までで一番の曲を作って、予選を突破する事!それだけ。」
千歌「分かった。梨子ちゃんがそう言うなら・・・」
梨子「だから早く歌詞下さい。」
千歌「えーー!?今言うそれ!?」
???「当たり前だろ。」
そこに漣と千幸も居た。
千歌「あれ?漣さん千幸さん?」
漣「梨子のその言葉、良い台詞だ。」
千幸「ラブライブを目指して努力するその意気込み、梨子はAqoursの鑑だ。」
梨子「いえ、私はただ、自分の問いに答えただけですから。」
漣「だから千歌、歌詞を早くくれ。」
千歌「もぉ!漣さんまで!」
梨子「当たり前でしょ?さぁ、風邪引くといけないから戻ろう?」
千歌「・・・うん。」
そして翌朝の道路。
千歌・梨子「イエーイ!」
看板を着てヒッチハイクするが、車は素通り。
果南・鞠莉「あっははははは!」
千歌・梨子「もおーー!」
海の家。お客が次々と来てる。
曜「はい!ヨキソバ!」
漣「お好み焼きお待ちど!」
花丸とルビィが運びに行くが、バランスを崩して倒れた。
その頃千歌と果南は。
千歌「何処行くの?」
果南「梨子ちゃんとダンスの相談。来る?」
千歌「良いの!?」
果南に付いて行って梨子の部屋にお邪魔した。
梨子の部屋。
梨子「大切な・・・もの?」
果南「それが歌詞のテーマ?」
千歌「うん、まだ出だしだけしか書けてないんだけど・・・」
歌詞が書かれてるノートを梨子が拝見する。
梨子(大切な・・・もの・・・)
机を見ると、ピアノコンクール曜の楽譜があった。
果南「梨子ちゃん。」
梨子「え?」
果南「梨子ちゃんも読んでみてどう?」
梨子「あ、はい。」
千歌(あの曲・・・)
その日の夜の海の家。
善子・鞠莉「はぁ・・・」
千歌「今日も売れなかったんだね・・・」
漣・曜「出来た!」
千歌「ん?」
曜「カレーにしてみました!」
漣「かなり美味そうだぞ!」
堕天使の女神とシャイ煮の具材が盛ったカレーが出来上がった。
曜「船乗りカレーwith!」
漣「シャイ煮と愉快な堕天使の涙達。」
ルビィ「ルビィ死んじゃうかも・・・」
漣「よし千幸!お前から食ってみろ!」
千幸「え!?俺!?・・・ここは賭けてみるか。」
船乗りカレーwithシャイ煮と愉快な堕天使の涙達をスプーンで掬う。
千幸「・・・行くぞ!」
勇気を出して口に入れると。
千幸「っ!?・・・美味え!これ美味えぞ!てんこ盛りで超美味えぞ!」
鞠莉「Really!?」
早速鞠莉も食べてみる。
鞠莉「ん〜!Delicious!!」
曜「パパから教わった船乗りカレーは、何にでも合うんだ!」
漣「俺は手伝っただけ。」
ダイヤ「フッフッフ・・・これなら明日は完売ですわ。」
ルビィ「お姉ちゃん・・・?」
漣「おい金の亡者。」
花丸「おかわりずら!」
善子「早!」
千幸「むっちゃ辛い堕天使の涙とのハーモニーが絶妙だぞこれ。」
漣「確かに。食ってみると超絶美味い。」
曜「ん?」
千歌「・・・」
曜「わっ!千歌ちゃんどうしたの?」
千歌「・・・ううん、何でもないよ。ありがとう。」
彼女は梨子を見ていた。曜も梨子を見る。
その後千歌の部屋で授業を始めた。
漣「じゃあここから俺と千幸とダイヤが先生として、ラブライブの歴史と伝説のスクールアイドル達について授業を始める。」
果南「今から・・・?」
千幸「まあ良いから良いから。こう言うのやりたかったんだ俺。」
ダイヤ「大体あなた方はスクールアイドルでありながら、ラブライブの何たるかを知らな過ぎですわ。では漣さん、続きを。」
漣「よし。じゃあまずは伝説のスクールアイドル『A-RISE』からだ。ん?」
千幸「ん?」
ダイヤ「ん?」
7人「ん?」
全員が鞠莉を見て違和感を抱いた。
ダイヤ「鞠莉さん?聞こえてますか?」
漣「鞠莉?どうした?」
千幸「さっきから瞬き1回もしてないぞお前?」
漣「瞬き?まさか。」
鞠莉の目を触ると、目のシールが剥がれた。
ダイヤ「あっ!キャャャャ!!!」
そして気絶した。
ルビィ「お、お姉ちゃん!?」
漣「気絶しちゃったか。」
千幸「あれで気絶するか普通?」
千歌「っ!?・・・」
突然千歌が寒気を感じた。恐る恐る後ろを見ると・・・
美渡が襖の隙間から覗いてた。
千歌「今日は、もう遅いから早く寝よ?」
曜「遅いって、まだ9時だよ?」
千歌「今日の所は早く静かにしないと、旅館に神様に尻子玉抜かれるよ!」
曜「よ、ヨーソロー。」
美渡は襖を閉めた。
千歌「ふぅ・・・・・」
千幸(美渡さんが行ったか。ってか尻子玉って・・・俺達が聞いちゃあかんだろ・・・ってかもう聞いちゃったし・・・)
漣「よし。今日の授業はここまでだ。」
夜。全員が寝静まってる。
ダイヤ「目が・・・目がぁぁ・・・」
そんな中千歌が起きて、梨子を起こす。
千歌「梨子ちゃん。」
梨子「・・・なぁに・・・?」
千歌「1つお願いがあるの。」
そして漣と千幸の部屋。2人はまだ起きてた。すると千歌が襖を開けた。
漣「どうした千歌?それに梨子も。」
千幸「俺達に相談か?」
千歌「うん。ちょっとお願いがあって。」
その後バイクで2人を乗せて何処かへ向かう。漣のボンネビルT120に千歌、千幸のトライグライドウルトラに梨子を乗せてる。
梨子「こんな夜中に何処へ行くの?」
千歌「良いから良いから〜!もっと飛ばして〜!」
漣「これ以上飛ばしたらスピード違反だぞ?」
千歌「あぁ、そっか〜。」
千幸「一体何処へ行きたいんだお前?」
千歌「良いから良いから〜!」
到着した場所は、浦の星女学院の音楽室。
千歌「考えてみたら、聴いてみた事なかったなって・・・ここだったら思いっきり弾いても大丈夫だから!梨子ちゃんが自分で考えて、悩んで、一生懸命気持ち込めた作った曲でしょ?聴いてみたくて!」
漣「これの為に音楽室に?」
梨子「でも・・・」
千歌「お願い!少しだけだから!」
千幸「おい千歌、あんまり責めるなよ?」
梨子「・・・そんなに良い曲じゃないよ?」
座って深呼吸してピアノを弾く。
その後外に出て海を眺める。
千歌「良い曲だったね。」
梨子「千歌ちゃん・・・」
漣「俺惹かれちまった。」
千歌「すっごく良い曲だった!梨子ちゃんの想いがいっぱい詰まった。・・・梨子ちゃん。」
梨子「ん?」
千歌「ピアノコンクール、出て欲しい。」
梨子「っ!?」
漣「え?」
千幸「千歌?」
千歌「こんな事言うの変だよね?滅茶苦茶だよね?スクールアイドルに誘ったのは私なのに・・・梨子ちゃん、Aqoursのが大切って言ってくれたのに・・・でも、でもね!」
梨子「私と一緒じゃ、嫌?」
千歌「違うよ!一緒が良いに決まってるよ!思い出したの・・・最初に梨子ちゃん誘った時の事。あの時私、思ってた。スクールアイドルを一緒に続けて、梨子ちゃんの中の何かが変わって、またピアノに前向きに取り組めたら、素晴らしいなって、素敵だなって・・・そう思ってた。」
梨子「でも・・・」
すると千歌が梨子に手を差し伸べた。
千歌「この街や学校や、皆が大切なのは分かるよ。私も同じだもん。でもね、梨子ちゃんにとってピアノは、同じくらい大切なものだったんじゃないの?その気持に、答えを出してあげて・・・私、待ってるから!ここで待ってるから!ここで皆と一緒に待ってるって約束するから!だから・・・」
すると梨子が千歌に抱き付いた。
梨子「ほんと、変な人・・・」
彼女は嬉し泣きをしてる。そして2人で両手を繋いだ。
梨子「大好きだよ・・・」
千幸「梨子、行っちゃうのか。」
漣「応援しようぜ。梨子のピアノコンクールを。」
「END」
キャスト
朝霧漣:荒井敦史
城戸千幸:池岡亮介
高海千歌:伊波杏樹
桜内梨子:逢田梨香子
松浦果南:諏訪ななか
黒澤ダイヤ:小宮有紗
渡辺曜:斉藤朱夏
津島善子:小林愛香
国木田花丸:高槻かなこ
小原鞠莉:鈴木愛奈
黒澤ルビィ:降幡愛
高海志満:阿澄佳奈
高海美渡:伊藤かな恵
よしみ:松田利冴
いつき:金元寿子
むつ:芹澤優
しいたけ:麦穂あんな
梨子の母:水樹奈々
女子生徒:小野寺瑠奈
鎌倉有那
二ノ宮愛子
原口祥子
鈴原言美
河井晴菜
小峰華子
結名美月
春村奈々
櫻井絵美里サヴァンナ
鈴木亜里沙
杉浦しおり
ルゥティン
雨宮夕夏
続木友子
次回「友情ヨーソロー」