獣耳っ娘、霊夢の妙な日常 作:kokkin
屋敷を探し回ったこと1時間、やっとのことでレミリアがいるであろう扉を見つけることが出来た。
扉を空け中にはいる、そこにはこの館の主であるレミリアの姿があった
「レミリア、来てあげたわよ」
「こんにちはれい…え?」
信じられないものを見るような目でこっちを見てきた
まぁ、こっちはこんな状態だから仕方ないんだけど
「…さすがに同じ反応ばかりで飽きてきたわ」
「それ…どうしたのかしら?」
霊夢の耳と尻尾を指差す
「朝起きたら生えてた…って、今日で何度この説明すればいいのよ…」
「そう…ちょっと触っていい?」
「…別にいいけど
・・・尻尾なら
「耳はだめなの?」
「・・・えぇ」
「・・・どうしても?」
「ええ、どうしても」
「う~・・・」
「うっ・・・」
レミリアが涙目になっていたので若干たじろいでしまう
卑怯だ・・・こんな顔をされたら、断れるはずが、ない・・・
霊夢はあきらめてレミリアに耳を障らせることにした
「わ、わかったわよ、触らせればいいんでしょ触らせれば!」
「ふふ、ありがと霊夢」
レミリアはは霊夢に近づき、耳を撫でる。今は霊夢もレミリアも同じような背丈なので霊夢がしゃがまなくても届いた
「本当にふさふさしてるのね?」
「んっ…レミリア、ちょっとくすぐったい」
「その割には嬉しそうね」
「え…?あ」
尻尾がパタパタ動いていた、霊夢はあわてて尻尾を抑える。が、レミリアはその様子を見て微笑んでいた
「ふふ、可愛いわ」
「…ありがと」
「ふふ、気持ちいい?」
「・・・えぇ」
正直、感度が強いけど、だんだんとこの感覚にも慣れてきていた
・・・正直、慣れたくなかったが・・・多分、小悪魔にあんなふうに触られ続けたから・・・感謝した方がいいのやら殴っていいのやら
「なんか今日の霊夢は素直ね?」
「・・・仕方ないじゃない、言葉じゃ嫌がってもこの尻尾がある限りはね」
まだ左右に揺れる尻尾を指差す
「ええ、いつもそんなに素直ならいいのに」
「ええ、いつもは素直に迷惑がってるわ」
「…ま、まぁいいわ」
「とか言って泣きそうになってるわよ?」
実際、レミリアは涙目だった。霊夢はそんなレミリアの頭を撫でる、ふさふさで、さわり心地が良かった
「う~…」
「さて、本題だけど、今日は結局何の用なのよ」
「ちょっと霊夢とお茶したかったのよ」
「そう、じゃぁさっそく行きましょうか」
「ええ」
レミリアは霊夢と手をつなぎ、お茶会の準備がしてあるであろう中庭へ向かった
・・・レミリアはまだ涙目だったが
「ん~、いい天気ね~」
「そうね」
あれから数分、外に出たころにはレミリアの瞳から涙は無くなっていた
そして外にあるテーブルに着き、お茶を飲む
「お茶もお菓子も美味しいし」
「霊夢が喜んでくれてよかったわ」
「あ、霊夢だ」
「フラン?」
「霊夢~あそぼ~」
フラン霊夢に駆け寄ってくる、だが近くによっただけでいつものように抱きついては来なかった
足を止め、キョトンとした目で
「あれ?この耳と尻尾はどうしたの?それにこんなにちっちゃかったっけ?」
「…何度同じ言葉言わなきゃいけないのよ…」
「人気者ね、霊夢」
レミリアは笑っているがフランはやはり困惑していた
フランに霊夢が獣耳付いた理由と背の縮んだ理由を説明した
「へ~、でもこの耳、温かそうでいいなぁ」
「触る?」
「いいの?」
「えぇ」
「わ~い」
「まったく、元気ねぇ」
フランは霊夢の狐耳に触れる、耳がピクピクと動いた。
「わ~、やわらか~い」
「ぼさぼさになるまでしないでね、もう遅いけど」
最初っからぼさぼさだから
「は~い」
「ふふ、フランも喜んでくれてるし、よかったわ」
レミリアがフランを見て微笑んでいた。
「そうね」
「お姉さまも一緒に触ろうよ、触ると気持ちいいよ?」
「えぇ、霊夢、いいかしら?」
「別にいいわよ」
「それじゃぁ」
レミリアも霊夢の耳を触り始める。
再び耳が動いてしまう、それを見てレミリアは微笑んだ
「ふふホントにさわり心地いいわね」
「でしょ」
レミリアとフランが笑っていて嬉しく感じる霊夢だった
例のごとく、尻尾も揺れていた