獣耳っ娘、霊夢の妙な日常 作:kokkin
「あ~、霊夢の尻尾気持ちいいわ~」
「……あっそ」
食事を取り終えた後、紫は、霊夢の尻尾の上に寝っ転がっる、そして、尻尾に顔を埋め、尻尾をいろいろ弄っていた。
霊夢はくすぐったさから、思わず笑い出しそうになるが、何とか我慢する、紫の思う壷だから。
「しっかし、何でこんな素敵なものが生えてきちゃったのかしらね?」
「……さぁね
ま、なるようになるでしょ」
「……そう」
『お~い、霊夢~!』
「……紫、保護者がきたわよ」
「は~い……って、逆じゃないの!?」
「紫様、どこですか!」
「藍~、ここよ~」
「あ、ちょっと、霊夢!」
「あぁ、そこに居たんですね……なっ!?」
紫がそこに居ることを確認した、藍が、鳥居を潜った、その時だった。
急に藍の体が光り始めたのは。
「ら、藍!?」
さすがにそこで危険を感じたのか、紫が起き上がり、藍の下へ駆け寄った。
霊夢も後から続き、藍が居たところを見た。
だが、近づくころには光が収まっていて……そこには服が散乱し、真ん中に、小さな子供が、居た。
「な、なんだ、これは?」
子供には、狐の耳と、9尾の尻尾が生えていて、これが藍だと認識するのに時間はかからなかった。
だが、問題は……藍は、服をまとっていないことだ。藍の肌が外気に当てられ、寒そうにしていた。
霊夢は、神社からバスタオルを持って、藍に与えた。
だが、その9尾の尻尾のせいでお尻は隠せていなく、顔が真っ赤になっていた。
霊夢が藍の後ろに回り、お尻をその身で隠そうとする、それで藍も歩き始める。
そして霊夢と藍は、神社に戻ろうとする。だが、紫は鳥居を見つめ、動こうとはしなかった。
「紫?」
「ゆかりさま?」
そして紫は、意を決したかのように、鳥居を潜る。
その横顔は、まるで、面白い玩具を発見した子供のような顔をしていた。
「あ、バカ!」
紫が光に包まれる。
光が晴れた先に見えたのは……
「じゃーん!」
「……はぁ」
「……はぁ」
2人で盛大なため息を吐いた。
そこにいたのは、小さくなった、紫の姿だ。
猫の耳と尻尾を生やし、やはり服が散乱していた。
つまり、裸の状態で、恥ずかしげもなくそこにたっていた。
「……藍」
「……なんだ、霊夢」
「あんたもいろいろ大変ね」
「……あぁ」
霊夢は、そんな藍の肩に手を置いた。
藍はため息交じりで「ありがとう」と、疲れたような声で返してくる。
ちなみに紫はと言うと……。
「わ~、本当に小さくなってるわ~」
どこから取り出したのか、手鏡を見、喜びの声を上げていた。