獣耳っ娘、霊夢の妙な日常   作:kokkin

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紅魔館変1

「ふぁ……」

 

 朝食の後、霊夢は、食後のお茶を味わっていた。

 紫は朝食を霊夢と食べた後、スキマで帰って行き、神社には霊夢1人だけ。

 そんな時

 

「あら?」

 

「ん……?あら、咲夜じゃない」

 

 神社まで現れたのは紅魔館のメイド長、咲夜だった

 

「…ええと」

 

 なぜかかなり戸惑っているようだった……珍しい

 

「何か用かしら?」

 

「ああ、その喋り方、本当に霊夢なのね

 で、霊夢どうしたの、その耳と尻尾?それにそんなにちっちゃくなっちゃって」

 

「知らないわよ……朝起きたらこうなってたの」

 

「ちょっと……耳か尻尾を触ってもいいかしら?」

 

「……なんで?」

 

「触りたいからよ」

 

 即答だった

 

「……ちょっとは本音隠しなさいよ

 まぁ、いいけど耳はだめ」

 

「何で?」

 

「………ちょっと、ね」

 

 さすがに『感度が高いのよ』とも言えるわけなく……広まったら確実にいじられる回数増えるし……

 そんなことを考えていると咲夜が、いきなり耳を、触ってきた。

 

「えい」

 

「ひゃっ!?」

 な、なにすんのよ!」

 

「うわ~、凄くふさふさしてるのね」

 

「聞いてないし……」

 

「でも、いちおう後でブラッシングしても?」

 

「いいわけないでしょうが!」

 

「まぁ、それはさておき…」

 

「置かれても困るんだけど……」

 

「霊夢、お嬢様が呼んでるわ、ちょっと来てくれないかしら?」

 

「…できるなら、直るまで誰とも会いたくないんだけど」

 

「できるだけ早く会いたい、だそうよ」

 

 霊夢の言い分も聞かず話を進めている

 

「……咲夜、私の拒否権は無いのかしら?」

 

「無いわね

仮に拒否できたとしても、お嬢様のことだから後のことが……」

 

「……あ~」

 

 確かにレミリアなら「退屈だから」って異変起こしそうね……

 

「それに、私も霊夢といたいんだけど、だめかしら?」

 

「はぁ……わかったわよ、行けばいいんでしょ行けば……」

 

「ありがと、霊夢

じゃ、行きましょうか」

 

「はぁ…」

 

 2人は空へ浮かんで紅魔館へ向かっていった

 と思ったのだが

 

「どうしたの、霊夢?」

 

 咲夜は、もう地面から浮かんでいるが、霊夢がまだ浮かんでいなかった

 

「……飛べない……」

 

「え?」

 

「だから、飛べなくなっちゃってるのよ、なぜか」 

 

「本当?」

 

「こんなことで嘘ついたってしょうがないでしょうが」

 

「まぁ、そうね」

 

「仕方ない、歩いて……」

 

 と、言おうとしたが

 

「霊夢、ちゃんと掴んでてね」

 

「え?ひゃっ!?」

 

いきなり咲夜に持ち上げられた

世間で言う……お姫様抱っこ、されたのだ

 

「ちょっ、お、降ろしなさいよ!!」

 

「だ~め、じゃぁ行くわよ~」

 

霊夢の発言も即だに拒否され、宙を浮いた

 

「……咲夜」

 

「ん、何?」

 

「この状況は我慢してあげる、その代わり……」

 

「なに?」

 

 霊夢が咲夜の腕をギュッと掴み

 

「ぜ、絶対落とさないでよ?」

 

 涙目で訴えてきた

 

「もちろんよ、霊夢にそんなことはしないわ」

 

「なら、いいけど……」

 

 そういいながらも腕をもっと強く掴む霊夢

 咲夜はそんな霊夢をいとおしく思いながら、空を飛び紅魔館へ向かった

 

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