獣耳っ娘、霊夢の妙な日常 作:kokkin
「ふぁ……」
朝食の後、霊夢は、食後のお茶を味わっていた。
紫は朝食を霊夢と食べた後、スキマで帰って行き、神社には霊夢1人だけ。
そんな時
「あら?」
「ん……?あら、咲夜じゃない」
神社まで現れたのは紅魔館のメイド長、咲夜だった
「…ええと」
なぜかかなり戸惑っているようだった……珍しい
「何か用かしら?」
「ああ、その喋り方、本当に霊夢なのね
で、霊夢どうしたの、その耳と尻尾?それにそんなにちっちゃくなっちゃって」
「知らないわよ……朝起きたらこうなってたの」
「ちょっと……耳か尻尾を触ってもいいかしら?」
「……なんで?」
「触りたいからよ」
即答だった
「……ちょっとは本音隠しなさいよ
まぁ、いいけど耳はだめ」
「何で?」
「………ちょっと、ね」
さすがに『感度が高いのよ』とも言えるわけなく……広まったら確実にいじられる回数増えるし……
そんなことを考えていると咲夜が、いきなり耳を、触ってきた。
「えい」
「ひゃっ!?」
な、なにすんのよ!」
「うわ~、凄くふさふさしてるのね」
「聞いてないし……」
「でも、いちおう後でブラッシングしても?」
「いいわけないでしょうが!」
「まぁ、それはさておき…」
「置かれても困るんだけど……」
「霊夢、お嬢様が呼んでるわ、ちょっと来てくれないかしら?」
「…できるなら、直るまで誰とも会いたくないんだけど」
「できるだけ早く会いたい、だそうよ」
霊夢の言い分も聞かず話を進めている
「……咲夜、私の拒否権は無いのかしら?」
「無いわね
仮に拒否できたとしても、お嬢様のことだから後のことが……」
「……あ~」
確かにレミリアなら「退屈だから」って異変起こしそうね……
「それに、私も霊夢といたいんだけど、だめかしら?」
「はぁ……わかったわよ、行けばいいんでしょ行けば……」
「ありがと、霊夢
じゃ、行きましょうか」
「はぁ…」
2人は空へ浮かんで紅魔館へ向かっていった
と思ったのだが
「どうしたの、霊夢?」
咲夜は、もう地面から浮かんでいるが、霊夢がまだ浮かんでいなかった
「……飛べない……」
「え?」
「だから、飛べなくなっちゃってるのよ、なぜか」
「本当?」
「こんなことで嘘ついたってしょうがないでしょうが」
「まぁ、そうね」
「仕方ない、歩いて……」
と、言おうとしたが
「霊夢、ちゃんと掴んでてね」
「え?ひゃっ!?」
いきなり咲夜に持ち上げられた
世間で言う……お姫様抱っこ、されたのだ
「ちょっ、お、降ろしなさいよ!!」
「だ~め、じゃぁ行くわよ~」
霊夢の発言も即だに拒否され、宙を浮いた
「……咲夜」
「ん、何?」
「この状況は我慢してあげる、その代わり……」
「なに?」
霊夢が咲夜の腕をギュッと掴み
「ぜ、絶対落とさないでよ?」
涙目で訴えてきた
「もちろんよ、霊夢にそんなことはしないわ」
「なら、いいけど……」
そういいながらも腕をもっと強く掴む霊夢
咲夜はそんな霊夢をいとおしく思いながら、空を飛び紅魔館へ向かった