獣耳っ娘、霊夢の妙な日常   作:kokkin

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八雲変2

「で、何で藍の方に行かないのよ、あんたは」

「え~?だって藍の尻尾の感触はもう嫌になるくらい知ってるし」

「あっそ」

 現在も、紫は霊夢の尻尾を枕に、横になっていた。

 藍も来ているのだから藍の尻尾の方がいいだろう。そう思ったのだが、紫は「霊夢の方がいい!」と駄々をこね、今の状況になっていると言うわけだ。

「……世話かけてすまないな、霊夢」

「……もういいわよ、慣れたから」

「……そうか」

 藍はと言うと紫を見ながらため息を吐いていた。

 ちなみに2人の服はなかったので、干しておいたバスタオルをはおらせている。

 さすがに何も身に纏わないままでいさせるわけにもいかないから。

「ふぁぁ……なんか眠くなってきちゃったわ。霊夢、このまま寝ていい?」

「嫌」

「ありがと、それじゃお休み~」

「……誰も了承してないんだけど

ってもう寝てるし」

 紫の口から寝息が聞こえ、眠った事を理解する。

「……すまん」

「……もういいわよ

ってか、藍」

「何だ?」

「あんた謝りすぎ

別に怒ってないから、もう少しあやまんの減らしなさい」

「……むぅ、そうか

すまな……」

「はいストップ」

「……」

 再び謝罪の言葉を口にしようとしたのを止める。

 すると藍は言葉を中断し、不思議そうに霊夢を見る。

「では……どういえばいいのだ?」

「別に、こういうときは「ありがとう」とかでいいのよ」

「う…む」

「さて、そんじゃ、お茶わか……せないわね、これじゃ」

 霊夢の尻尾の上で眠っている紫を見る。

 起きる様子はなく、心地のよさそうな顔で眠っており、どうにも起こす気にもならなかった。

 でも、このまま眠られていては何も出来ず、どうしようかと思い、隣を見ると、そこには藍の姿はなかった。

 周りを見てみると、藍を見つける事は出来た。

 どうやら台所で、お湯を沸かしてくれているようだ。

 それは、多分お茶を沸かす為だろう。

■■■

「霊夢、茶がわいたぞ」

 数分待っていると、湯呑を2つ、お盆に乗せたまま藍が歩いてくる。

 そして、霊夢の隣へ来ると、湯呑を手渡してくる。

 それを受け取ると、「ありがとう」と感謝を述べ、湯呑に口を付けた。

「ふぅ、やっぱり落ち着くわね」

「あぁ、そうだな……

 こういうのもいいものだな」

「あら、今頃気づいた?」

「あぁ……ありがとな、霊夢」

「……えぇ」

 藍がはなったその言葉に、霊夢は少し照れたような声で答えた。

「どうした霊夢?顔が赤いぞ?」

「な、何でもないわよ!」

「?」

 藍は不思議そうな顔をしていたが、そのあとすぐにお茶を口にした。

 

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