獣耳っ娘、霊夢の妙な日常 作:kokkin
「到着、っと」
咲夜にお姫様抱っこでつれられて数十分、無事に紅魔館にたどり着く。
空で誰にも会わなかったから面倒なことはせずにすんだ・・・戦闘なんかしてたら霊夢を落としていたかもしれない、それは咲夜としても避けたかった。
とりあえず地面に着地し、霊夢を降ろす。
「それじゃぁ私は準備があるから先に中に入ってるから」
「分かったわ」
咲夜は門の前で寝ていた美鈴の頭にナイフを突き刺してから紅魔館へ入って行く
美鈴は悲鳴を上げていた・・・
「あんたも大変ね、美鈴」
【ポンっ】と、美鈴の肩をたたく
すると美鈴もこっちに気づいたようで
「うぅ…ありがとうございます…あれ?」
「なによ?」
「霊…夢…さんですか?」
「…えぇ、そうよ」
「霊夢さん、その格好は?
ええと・・・コスプレ?ってやつですか?」
「・・・耳と尻尾はそれで片付くんだろうけど、この背丈はどう説明するつもりかしら・・・」
「・・・え~っと、じゃぁこれは夢ですか?」
「現実逃避すんじゃないわよ」
「はい・・・
え~と、霊夢さん?」
「何よ?」
「・・・どうしたんですか、その耳とか、尻尾とか、それに小さくなっちゃってますし」
「さぁ?」
「さぁ、って」
「朝起きたらこうなってた、原因だと思った紫も否定してたし」
「そうなんですか・・・」
「ま、何とかなるでしょ
さって、レミリアのとこに行かなきゃだけど・・・」
美鈴は触りたそうにうずうずしてた。
霊夢はため息を吐く
そして・・・
「…触ってみる?」
「いいんですか?」
「…そんなに触りたそうな目で見られたら断れないわよ
あ、でも耳はだめね」
「何でです?」
「・・・とりあえずだめね、触ったら・・・覚悟してもらうことになるわ」
「は、はい、わかりました・・・
それでは尻尾だけ・・・失礼します」
美鈴は身を縮めて霊夢の尻尾に触る
「うわぁ、すごくふさふさしてますね」
「・・・そ」
「その狐の尻尾を枕にしてお昼寝でいたら気持ちいいんでしょうね
・・・しちゃ、だめですか?」
「してもいいけど、今は駄目だからね?」
「わかってますって」
「ならいいけど
じゃ、そろそろ館に入るわ」
「あ、はい」
霊夢が館の中に入ろうとすると急に立ち止まった
「霊夢さん?どうかしましたか?」
「あ~、なんていうか…」
「?」
「あんたとの会話、結構楽しかったわ、また話しましょうね」
それだけ言うと霊夢は紅魔館の中に入って行った
「…霊夢さん…」
その言葉がうれしくて、また霊夢と話せるのが楽しみになった美鈴だった。