IS 〜廃スペック青年の受難〜   作:こうさん

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※この話も前話に続き大変キャラ崩壊が激しくなっております。
不快感を示す方がいる事確実ですので"こんなの簪ちゃんじゃない!"と云う方は閲覧を止めた方が宜しいかと……。
キャラ崩壊容認出来る方は前話同様マリアナ海溝よりも深い深呼吸をしてからお読み下さい。



第三話 『道に迷わず問題発生』

 

 

 

龍也side

 

描写こそ無かったが教室を出る時に山田くんと七人の魔女先生(西内さんマジ天使)に部屋の鍵を貰っている。

初日から入寮する事は覚えていたので荷物は一週間分持って来てある。勿論娯楽込みでだ。

えーっと、カードキーによれば………1048号室。やはり朴念神とは同室にならないらしい。歳考えて無いコスプレ兎の仕業だろうか。

 

そんな事を考えていても意味が無いので取り敢えず部屋に向かう事にする。

幸いな事に"1001〜1010号室→"という看板があったので今度はギリギリ迷わずに部屋に着く事が出来た(それでも30分ほど掛かったが……)。

 

"1048号室"

 

此処が今日から俺の部屋になるんだな。

……よし!

 

そして俺は勢い良くドアを開けた!!!!

 

 

 

 

 

 

 

ら、同時にガチャリとシャワー室と思われるドアが開かれ、中から水色の髪!?を湿らせたままのタオル一枚の美少女が出て来て…固まった。俺も固まった。内心冷や汗ダラダラである。"今日だけで何個フラグが建つのか"とおもった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何分経ったのだろうか。数秒かもしれない。もしかしたら数分経ったかも………(流石にカゼひくよな)本気でどうしようか………

兎に角、其れ位時が長く感じられた。少女も俺もフリーズしたまま一ミリも動いて……動けていない。き、気不味い。流石に通算30年ちょいも生きてるし今更年下の女の子に欲情して襲い掛かるなんて事はしないが気不味い。

此処は目の前の少女をいかに傷付けずに話を切り出すか年上の腕の見せ所?だ!

 

 

「あn『アハハハハハ…』!?」

 

 

話し声!?ま、不味い!こんなところ見られたら……

 

"速報!2人目の男性IS操縦者が少女強姦未遂で逮捕!!!"

 

なんて記事にされかねない!!

 

 

「く、詳しい話は後にして今は取り敢えず…シャワー室!シャワー室入って!!」

 

そう言いながら扉を閉め俺は部屋に入る。少女の方もシャワー室へ入り終えていた。

…………………この後どーしよ。

 

 

 

 

 

 

女子たちの声が遠ざかるのを聞いた俺はシャワー室のドアをノックして"ドア越し"に声を掛ける。

 

 

「あー。俺外に出てるから準備できたら声掛けてくれる?」

 

「………………ぅ、ぅん」

 

 

かなり小さい声だが返事が聞こえた。あ…………素で話してた……………まあ、1人くらいいいか…な?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、

中から「…………入って……大丈夫」と消え入りそうな声が聞こえてきたのでノックと共に「…入るよ」と一声掛けてから入室する。

シャワー室側の手前のベッドに少女が座っている。シャワー上がりの為かまだ肌が赤い。

 

 

「あー。その、さっきはゴメン。ルームメイトが居るとは思ってたけどドア開けるのと同時に出てくるとは思ってなかった…」

 

「………………わ、私も…悪、い……………た、たたタオル一枚で……で、出たのとか……/////////」

 

 

え、何この可愛い生き物………何処の希少種?

だけどそんな場合じゃないって!

 

 

「いや、俺が……」

 

「………………ううん、私が………」

 

「いや、だから俺が……」

 

「………………ううん、やっぱり私が………」

 

 

 

(以降同じ様な遣り取りが暫く続く)

 

 

 

 

 

 

「「ハァハァハァハァ………………………」」

 

 

俺たち2人はどっちが悪いかと云う論戦を1時間ノンストップで事細かに繰り広げた。

結局、どっちが悪いかという決着は付かず話し合いの結果引き分けに終わり今は2人してそれぞれのベットに仰向けに倒れ込んでる始末だ。

前髪が汗で額にくっついて鬱陶しいので掻き上げる。

少女に顔を背けられる。鬱だ死のう。

 

 

「……………………あの」

 

「は、はい。なんでせうか?」

 

「………………この部屋…。なんです、か?」

 

「………はい。この通り………」

 

 

1048号室と記されたカードキーを見せる。何度見返しても1048号室としか見えない。そして訪れる沈黙の時。き、気不味い………

 

 

「あ、あのさ。取り敢えず自己紹介しない?じゃあ、俺から。1ー1所属、七神龍也。2人目の男性IS操縦者になっちまった不幸な17歳だ」

 

「………………1-4…更識、簪……です……………クラス代表と日本の代表候補生やってます」

 

 

うん、沙羅四季環差さんね。ん?沙羅四季?もしかして……さっきの………たっちゃんの妹さん?

 

 

「あのさ、沙羅四季s「更識って呼ばないで下さい……………簪でいい」環差さん」

 

「…………何ですか(字が違う気がする)」

 

「環差さんって、お姉さn「お姉ちゃんの事は言わないで!!!」

 

 

あっ。思い出した。そう云えば沙羅四季姉妹って姉妹仲悪かったやん。こりゃ失礼しました。

 

 

「じゃあ部屋のルール決めよっか。ほら、暫く同じ部屋で暮らす訳だしさ」

 

「………………うん。大きな声だして………ゴメンね?」

 

「はて?何のことでせうかね。さっ、夜も遅いことですしさっさと決めてしまいますか」

 

「…………………うん。ーーーーーー(ボソッ)ありがとう」

 

 

 

そこからシャワーの時間は如何だとか朝の着替えはとか思いつく限り決めてお互いにしっかりと"着替えを持って行き"、シャワーを浴びて寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簪side

 

私は寮の自室に居る。

さっき、倉持技研から連絡があって、1人目の男性IS操縦者……………織斑一夏の専用機を作るので打鉄弐式の制作が送れるそうだ。

涙が出てきた……………

悔しい。世界でたった2人と云う理由で私の今までの努力よりも優先される事が……………悔しい。

寝る時間を、食事の時間も好きな事への時間だって削って頑張ったのに…………お姉ちゃんに追い付かないと駄目なのに…………!!!

何で……何で何で何でナンデナンデナンデ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付くと、外は真っ暗になっていた。いつの間にか泣きながら寝ていたらしい。

枕が酷い事になっている。洗濯機に入れに行くついでに鏡で顔を見たら………涙の跡やらその他諸々でこちらも酷い事になっていた。

 

 

「(シャワー浴びよ………………)」

 

 

寝起きの怠さもあるので今は兎に角、シャワーを浴びてスッキリしたい。

私は制服を脱ぎ、バスタオルを持ってシャワー室に入った。

 

 

 

 

 

 

 

シャワーノズルから熱めのお湯が流れてくる。それと共に少しずつ頭の中がクリアになっていく。

大分気持ちは落ち着いた。冷静になったことである程度の折り合いも付けられた。

けど、

やっぱり織斑一夏への憎しみだけは捨てきれない。

逆恨みだって分かってる。彼はまだこの事を知らないだろう。

 

………………また考えが良く無い方向に向かっていた。

今日はとことん駄目らしい。シャワーからのお湯を止め、バスタオルで身体を拭く。

拭き終えた所で気付く。

 

 

「(……………パジャマ、忘れた)」

 

 

本当にさっきの私は何をやっていたのだろう。洗面所で制服を脱げば、羽織ると云う選択肢が残ったというのに…………

 

仕方が無いのでタオルを身体に巻いて外に出た。

 

 

 

 

 

 

事を瞬時に、出た瞬間に後悔した。

だって………………

 

 

 

 

 

 

 

 

私がシャワー室を出る同時にガチャリと部屋の扉が開いて、廊下から"男の人"が入ってきたから……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何分経ったのかな。数秒かもしれない。もしかしたら数分経ったかも………少し肌寒くなってきた。

だけどそれに反比例して熱くなっていく顔。

2人目の彼も、私もフリーズしたまま少しも動けていない。

ど、如何しよう。頭の中ではミニチュアサイズの私が何人も集まって会議している。議題は勿論"この状況の打破"。多分、今ならマルチロックオンシステムを使わなくても山嵐を完璧に操れる。

だけど、現状を打破出来るほどではないらしい。脳内会議は継続中でいい案が何一つとして挙げられない。

 

 

「あn『アハハハハハ…』!?」

 

 

話し声!?ま、不味いよね!?こんなところ見られたら……

 

"速報!2人目の男性IS操縦者が少女強姦未遂で逮捕!!!"

 

なんて記事に出されちゃう!!

 

 

「く、詳しい話は後にして今は取り敢えず…シャワー室!シャワー室入って!!」

 

彼がそう言いながら扉を閉め部屋に入ってきた。

私もその言葉に従ってシャワー室へ入り終えていた。

…………………この後如何なるのかな。

 

 

 

 

 

 

暫くして、シャワー室のドアがノックされて"ドア越し"に声を掛けられた。

 

 

「あー。俺外に出てるから準備できたら声掛けてくれる?」

 

「………………ぅ、ぅん」

 

 

緊張のせいか、かなり小さい声しか出なかった。返事が聞こえたかな。

軽くシャワー浴び直そう………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後、

パジャマを着てしっかりと準備を終えた私は外に向けて「…………入って……大丈夫」と出来る限り大きな声で言った。

するとノックと共に「…入るよ」と一声あってから彼が入ってきた。

シャワー上がりの為だけじゃない理由でも顔が暑い。

 

 

「あー。その、さっきはゴメン。ルームメイトが居るとは思ってたけどドア開けるのと同時に出てくるとは思ってなかった…」

 

「………………わ、私も…悪、い……………た、たたタオル一枚で……で、出たのとか……/////////」

 

 

謝る為とは分かってるけど、さっきの事は出さないで欲しい。

思い出すだけで恥ずかしくて……………//////

 

 

「いや、俺が……」

 

「………………ううん、私が………」

 

「いや、だから俺が……」

 

「………………ううん、やっぱり私が………」

 

 

 

そんな遣り取りをかなり長い時間

した。私がこんなに話したのはいつ以来だろう。

 

 

 

 

 

「「ハァハァハァハァ………………………」」

 

 

気付けばシャワーを浴びたのに汗まみれになっていた。

時計をみると10時過ぎだった。私たち2人はどっちが悪いかと云う論戦を1時間ノンストップで事細かに繰り広げたらしい。

結局、どっちが悪いかという決着は付かなかった。話し合いは結果的に引き分けに終わり今は2人してそれぞれのベットに仰向けに倒れ込んでる始末。

チラリと彼の方を見る。

すると、ちょうど彼が汗で額にくっついた前髪を鬱掻き上げた。

そしたら……………

 

 

 

 

 

アイドルなんて比べ物にならないくらいの、俗に云うイケメン顏が出てきた。

 

少し直視してしまって、顔が赤くなるのが分かった。

 

 

「……………………あの」

 

「は、はい。なんでせうか?」

 

「………………この部屋…。なんです、か?」

 

「………はい。この通り………」

 

 

何とか声を絞り出して話す。

1048号室と記されたカードキーを見せる彼。何度見返しても1048号室としか見えない。本当にこの部屋らしい////

 

 

「あ、あのさ。取り敢えず自己紹介しない?じゃあ、俺から。1ー1所属、七神龍也。2人目の男性IS操縦者になっちまった不幸な17歳だ」

 

「………………1-4…更識、簪……です……………クラス代表と日本の代表候補生やってます」

 

 

報道で名前とかは知っているので特に思うとこはない。けど、今出てる顔は刺激が強過ぎる。心臓によろしくない…………

 

 

「あのさ、沙羅四季s「更識って呼ばないで下さい……………簪でいい」環差さん」

 

 

更識じゃお姉ちゃんと区別が付かない。男の人に簪って名前で呼ばれるのは少し、少し恥ずかしいけど苗字よりはマシ。

 

 

「…………何ですか」

 

 

更識と呼ばれ掛けた名残で声が不機嫌になったままだった。

何やってるんだろう私。彼は何も知らないのに……………

 

 

「環差さんって、お姉さn「お姉ちゃんの事は言わないで!!!」

 

 

お姉ちゃんの事が出てきて思わず叫んでしまった。彼は少し驚いているようだ。

何でこの人はお姉ちゃんの…………ああ、生徒会長式辞があった。そこから姉妹だって想像もするだろう。

 

 

「じゃあ部屋のルール決めよっか。ほら、暫く同じ部屋で暮らす訳だしさ」

 

「………………うん。大きな声だして………ゴメンね?」

 

「はて?何のことでせうかね。さっ、夜も遅いことですしさっさと決めてしまいますか」

 

「…………………うん。ーーーーーー(ボソッ)ありがとう」

 

 

彼は私が叫んだ事を聞いてなかった事にしてくれるみたい。

その事に感謝しながら話に戻る。

そこからシャワーの時間は如何だとか朝の着替えはとか思いつく限り決めて今度はしっかりと"着替えを持って行き"、シャワーを浴びて寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、云うのは嘘。男の人の同じ部屋でドキドキして寝れなかった。

そ、それに、少し、本当に少しだけど彼の匂いが部屋に漂っていて…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、

殆ど寝れないまま朝を迎え鳥の鳴き声を聴いた。

隈…出来てないよね?

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