Fallout:Stray Ranger   作:文月蛇

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この話は前作「fallout とある一人の転生者」のあらすじをダイジェストにまとめたものになります。

「前の話読むの面倒」って方はこれ見とけば何とかなります。

だけど、本編も読んで欲しいなーとは思います。

読まなくても分かるように書いています。が、ここを飛ばしても構いません。


六話 The Capital Wasteland

 

 

 

 

少し時間を戻してみよう。それはモハビ・ウェイストランドが戦乱に巻き込まれる前。NCRとシーザーレギオンがフーヴァーダムを目指した頃。そして、双方の軍勢がダムにて戦闘を開始するまでの間、大陸の反対側にある北米東海岸(イーストコースト)ではBrotherfoot of steelとスーパーミュータント、そしてエンクレイヴの三つ巴戦が繰り広げられていた。

 

 

 

 

 

 

2240年代、西部から戦前の遺物を探し求めてこの地にやってきた、悪く言えば左遷させられたエルダー・リオンズ率いる部隊は旧ワシントンD.C.「キャピタル・ウェイストランド」の中心に位置する旧国防総省(ペンタゴン)を占領。要塞化してテクノロジーの収拾につとめた。しかしD.C.都市部にはスーパーミュータントが闊歩し、人々を貪る地獄と化していた。人的資源と軍需物資の補給が無理であることに加え、キャピタルの惨状を憂うリオンズはウェイストランド人の志願兵を求めると共に現地住民の保護を行った。

 

 

 

 

 

 

「テクノロジーの収集と保全」を目的とするBOSは本来目指すべき人類の復興を忘れ、人類を再び核の炎に晒さないため、危険なテクノロジーを集めて管理することを信念としていた。そのため、リオンズが打ち出した現地住民の保護と現地志願兵の募集は保守的な隊員が離反する切っ掛けとなった。

 

 

 

 

 

 

BOSはその他にも、現地の科学者が行っていた研究を保護した。放射能汚染された水を除染し、清潔で安全な水を永遠に作り出す装置の研究を進めており、ジェファーソン記念館に巨大な浄化施設を造り上げた。「浄化プロジェクト」と呼ばれる一大プロジェクトは、一度頓挫したものの数十年の時を経て完成に至ろうとしていた。

 

 

 

 

 

しかし、その研究が実る直前、それを奪うようにして旧世界の亡霊が現れた。

 

 

 

 

 

大戦争直前、極右政治家や軍人、資本家などの秘密組織「エンクレイヴ」は大戦争が起こることを予期していた。そのため、核戦争終結後にアメリカを復興させるため、首脳陣や科学者などを安全なシェルターに退避させ、生き延びた国民と国土を再建しようとしていた。しかし、あまりにも大きな被害と核の冬によって、エンクレイヴは活動することはできなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

西海岸のオイルリグを拠点にしていた彼らは、核兵器と戦前の生物兵器によってミュータントと化した生物を目にした。巨大化した昆虫や双頭となった牛。放射能に汚染された人間が発狂し、腐肉を食らう食人鬼・・・・。こうした変化はマリポーサ基地で研究されていた強制進化ウィルス(FEV)が大気に拡散したことによって引き起こされていた。

 

 

 

 

 

エンクレイヴ首脳陣は変異した生物を浄化するため、改良したFEVを偏西風に乗せて全ての生物を死に至らしめようとする悪魔の計画を実施しようとしていた。しかし、“選ばれし者”より、オイルリグは壊滅。首脳陣は全滅し、エンクレイヴは西海岸において滅んだかに見えた。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、東海岸において残存するエンクレイヴを結集した「ジョン・ヘンリー・エデン」大統領はアメリカ合衆国の首都であったワシントンD.C.を占領し、アメリカを復興させるため、ジェファーソン記念館の浄化プロジェクトに目を付けた。清潔で綺麗な水はキャピタル・ウェイストランドにおいて貴重であり、この浄化プロジェクトを主導する者がキャピタルを支配すると言っても過言ではない。ジェファーソン記念館がエンクレイヴに占領されてから、BOSとの間で緊張状態が続くことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが「ゲーム」(原作)であれば、悪の組織エンクレイヴを打ち倒す正義の味方BOSとしてそれなりの物語となるだろう。だが、それだけでは終わらなかった。

 

 

 

 

 

 

エンクレイヴは西海岸から逃れてきたグループと東海岸で活動をしていたグループの派閥争いが続いていた。西海岸派と呼ばれる彼らは武力によってウェイストランドを鎮めていく選民思想に則った政策を推し進めようとしていた一派。対するのは、ウェイストランド人をアメリカ国民と見なし、穏健な方法で統治を進めていく東海岸派に分かれていた。双方は仮想敵であるBOSの存在が在りながら、互いに牽制を続け、とある事件を切っ掛けに争いに幕を下ろすことになった。

 

 

 

 

 

ジョン・ヘンリー・エデン大統領の暗殺。

 

 

 

 

 

キャピタルの占領と治安組織設立のパーティーに突如、狙撃された大統領は人間ではない血を吹き出しながら倒れた。これをきっかけに東海岸派は武装蜂起。西海岸派による暗殺に依るものと見なし、西海岸派の軍人らを逮捕した。様々な抵抗があったものの、東海岸派の指導者アウグストゥス・オータム大佐によって順調に浄化された。しかし、暗殺事件の首謀者が暗殺された本人によるものだとは、ことが終わるまで誰も気づかなかった。

 

 

 

 

 

ジョン・ヘンリー・エデン大統領の正体。それは、ZAXスーパーコンピューター。0十1の集まりであり、無機質な人工知能だった。連邦から鹵獲した第三世代人造人間の技術を利用して大統領の依り代を作り出し、エンクレイヴの象徴になっていた。

 

 

 

 

アウグストゥス・オータムの傘下の部隊はジェファーソン記念館を強襲。エデン大統領は前大統領の野望である改良型FEVを使って地球上の生物を皆殺しにする計画を実行に移した。しかし、“Vault 101の住人”によって阻止された。

 

 

 

 

人類滅亡の危機は免れた。Vault101の“あの二人”によって・・・・。

 

 

 

 

 

キャピタル・ウェイストランドは変わった。

 

 

 

 

ワシントンD.C.都市部を中心とするキャピタルは新アメリカ合衆国と名を変え、エンクレイヴの東海岸派は共和党と名を変えた。メガトンやリベットシティーなどの集落はメガトン市・リベット市と名を変え、周囲には畑と養殖場が耕され、食糧自給率が劇的に上がった。多くは圧政ではなく、善政を敷き半自治的な統治を行った。

 

 

 

 

そして、仮想敵であったBOSはエルダー・リオンズの号令の元、「鋼鉄党」と名を変え

政治団体として活動を始めた。大量破壊兵器や高度なテクノロジーの戦争利用を反対する政党として活動を始め、武闘派BOS隊員はエンクレイヴの援助の元、テクノロジーの保護のため各地を転々と調査し始めた。

 

 

 

 

新アメリカ合衆国はエンクレイヴの名前を残しつつも、嘗てのアメリカを復活させるため勢力を伸ばしていく。そして、近づきつつあるNCRとシーザーの影。新アメリカ合衆国はその進んだ科学技術と軍事力を背景に介入し始める。

 

 

 

 

 

エンクレイヴがどのようにして三つ巴の戦いに介入していくのか、それは四者共々どうなるか誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ・・・ヴィクター。こんな格言知ってる?【勝利は最も根気のある者にもたらされる。】って」

 

 

「【データ検索中・・・・】・・・あ~確かナポレオンだったか?つーか、それガル〇ンのダージリンかよ」

 

「そう(笑)、我慢強くないと勝てないってことね。ヴィクターも早いと嫌われるわよ」

 

 

 

 




これはダイジェスト版になります。


誤字脱字ご指摘など、お声聞かせていただけたらモチベーション上がります。ご感想お待ちしております。

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