ある人はいう
『子供たちが生き残った』
ある人はいう
【闇の帝王から生き延びた】
ある人はいう
『子供達をホグワーツへ』と
ここはある家の一角、階段の下に敷き詰められてモゾモゾと動いている物体、外の気温は暖かいがここの場所の気温は寒い、温度としては20度はきっているだろう
「おいハリー!ダドリー!起きろ!朝だぞ!」
家の一部から大きな声が聞こえる、その声は少し高い声だが鬱陶しくは感じない声質でむしろ心地いい
「ふぁ・・・うるさいよ『ストリット兄さん』・・・」
『いいから起きるんだ!飯が冷めるぞ!今日の朝飯はダドリー達がベーコンハムエッグとフレンチトーストだ!』
『フレンチトースト?!今いくよ『ストリット』!!!』
朝から騒音が響き渡る、階段をドタドタを降りる音だが著しくうるさい、早く降りればいいものをわざわざジャンプしながら一段ずつ降りているようだ
「ハリー起きろ!朝ごはんだぞ!!!」
『うーん・・・今起きるよ・・・』
ハリーと呼ばれる男の子がキッチン兼リビングへと行く、そこには大柄に太ったおじさんとまるで皮だけのようなガリガリのおばさんがいた
「ハリー遅いぞ!冷めたらどうするッ!!!」
「ごめんなさい、バーノンおじさん」
「まぁまぁ落ち着いてくださいよバーノンおじさん、これでも飲んで落ち着いてください」
ストリットと呼ばれた男の子が大柄に太ったおじさん、バーノンおじさんに暖かいホットココアを渡す
「おぉ、気がきくなストリット、『弟の』ハリーとは大違いだ!」
「それ以上俺の弟を悪くいうのをやめてもらえませんかね?俺の大切なたった1人の兄弟なんです」
「まぁ、それは悪かったわねストリット、ごめんなさいねハリー」
「うん、大丈夫だよペチュニアおばさん・・・」
朝ごはんを食べ終えハリーはそそくさと階段の裏へ、ストリットはみんなの食べたものを洗い、拭いて片付けている、ダドリーはクリスマスプレゼントが去年より1つ少ないと文句を言って駄々をこねている
「さてさて、昼は何にしようかな・・・」
「ねぇ、兄さん」
「んー?どうしたハリー、なんか悩みか?」
ハリーが自分の兄、ストリットに怖い視線を向けている、その視線はまるで蛇のようで今にも嚙み殺しそうだ
「なんで兄さんはあいつらが憎く無いの・・・?僕には理解出来ないよ・・・ッ!」
声を1つ1つ苦しそうにあげてストリットに問いただす、それに対してストリットは首をかしげるしか無い
「んー・・・そんなこと言われてもなぁ・・・慣れた?」笑
「ふざけないでよッ!僕は兄さんが夜にあいつらにされてること知ってるんだyーーー」
ハリーがここまで口を開こうとしたところで今度はストリットが怖い視線をハリーに向ける、睨まれたハリーは口を閉じるしか無い
「ハリー、俺はいいんだ、俺はお前が幸せになりさえすればな、それが俺の幸せだ、それに俺は鍛えているしな!そんじょそこらの虐待なんかじゃ俺の体は壊せないぞ!ハッハッハッハー!」
「兄さん・・・」
ハリーが言っていることは正しい、ストリットは夜にバーノンとペチュニアに虐待されている、体をムチで叩かれ、顔面を殴られたりしている、それはハリーに見せるようなことではなくあまりにも酷い、顔がアザだらけになり体はムチの跡だらけになる程酷い
「さて、俺は鍛えに行くかな、ハリー、いい子にしてろよ?」
「・・・うん」
ハリーは渋々頷くしか無い、自分には兄を助ける勇気も力もないのだから